ビンディングの選択で「無理」してません?? | 滑り屋本舗 ☆ 雪がある限りはSKIに行こか~♪

滑り屋本舗 ☆ 雪がある限りはSKIに行こか~♪

Oyagee'S World別館

Skiは「おバカ」、機械モンは「おタク」、文書表現能力は「ナッシング」のワタクシが
日々の出来事をユル~く綴ってます。
参考になるようなネタは皆無なので、『アホやね~♪』とか『ぷぷぷぷっ!』 と笑い
飛ばしながら読んでちょーだいませ。

相も変わらず「過激なタイトル」いいますか、攻撃的なタイトルですが・・・、面白い記事をYahooの知恵袋で見つけてしもたんで、、、、、。目




此処に貼り付けたり、ハイパーリンクを切ると「アレ」ですからやりませんがにひひ、概要はこんなカンジ。


Q:体重46kgの女性ですが、ジュニア競技用GS板の購入を検討しておりますが、どんなモンでしょ?
A:板の方はともかく、ビンディングが…、大人の体重で捻ったりすると簡単に外れちゃいますよ。それに、使っているバネが弱いので誤開放する可能性もあります。最大開放値が14くらいのビンディングだと誤開放しないのでオススメです



ワタクシ、これを読んで「はぁ??」という言葉しか出ませんでしたネェ、、、、。シラー


回答された方は恐らく、ビンディングの安全基準を定めている「DIN及びISOの統一規格」や「SBBシステム」についてご存じないんだろうなぁと思いましたです。風邪ひき






では、ここで、何がワタクシに「はぁ??」と言わせた間違いなのか、それは以下の3つビックリマークビックリマーク

①大人の体重で捻ったりすると簡単に外れちゃいます
②バネが弱いので誤開放する
③最大開放値が14くらいのビンディングだと誤開放しない



難しい話はともかく、BA-90
ビンディングに求められる性能って、『 設定した開放値(トルク)を超えるまではスキーブーツを確実に保持し、超えた場合は素早く開放する 』 でありまして、この要件はワールドカップの選手らが使うビンディングも、子どもさんらが使うビンディングも一緒。かお2

ただ、「競技中にスキー板が外れては絶対に困る」選手らのビンディングに対して、我々一般スキーヤーが使うようなビンディングは「スキーが外れることが前提」という設計コンセプトの違いがあり、それは、トゥピースにある「摩擦受け(※)」を見れば差が判ります。

※キャタピラ状の「アンチフリクション・スライダー」とか金属製の「アンチフリクション・プレート」などネ
※この部分とスキーブーツの底部分に生じる摩擦抵抗を受けて、トゥピースの開放システムが作動する仕組み



それからもう1つ、
適正開放値って身長や体重、スキーレベルと年齢などから「それ専用のチャートを用いてはじき出す」訳でして(コレも結構「ややこしい」話)、その開放値をもってすれば、ビンディングの性能を損ねるような事態には陥りません。
つうか!、そんなん 『 あってはならない事 』 なんです。パンチ!

※ちなみに、体重の1/10あたりが適正開放値の目安となるようです
※ワタクシの場合は体重53kgなので「6」が推奨値ですが、自己責任で「8」まで上げています





よって、この女性における適正開放値は、
その体重から「5」が目安になるかと思われますし、また、購入を検討しているのがジュニア競技用のGS板という話から推測するに、搭載されているビンディングは、(大雑把のトレンドで恐縮ですが)「有効範囲3-11DIN」あたりのモデルを採用しているものと思われます。(小学生中高年~小柄な中学生向けのGS板あたりかな?)

よって、全く問題無く使えますよネほし4はい!。はーいはーいはーい




ワタクシが間違いだとした①~③の何れとも、ビンディングに使われている「スプリングのバネ線径の太さ(強さ)」から推測した回答かと思いますが、例えば、開放値の適合範囲が同じでスプリングのバネ線径が太いものと細いものが2つ存在するとした場合、その違い(機能差)は何だと思われますはてなマークはてなマーク


それは、
『 バネがメイチの状態で頑張るか?、余裕をカマして仕事をするか?? 』 の差です。


それなので、①~③に挙がっているような事態DIN/ISO適合品であれば発生しません。(つうか、コレもあってはならない事)

※ちなみに、ジュニア規格品とアダルト規格品はコバのサイズ(幅と高さ)によって定められています




別件で、もう1つ問題です。ニコニコ
適正開放値が「10」のスキーヤーが用いるビンディングとして、開放値の適合範囲が「3-11」「4-12」「4-14」「6-16」「8-20」という5つのビンディングがあったとします。(何れのビンディングも使えますね)

これらのビンディングで、使われているスプリング以外で最も異なっているところはドコでしょう??。ん~





答え





・・・・・・・・・・





ビンディングの重さ( ゚ ρ ゚ )ふーん ← ソレだけかい! ちうツッコミは堪忍







あと、細かいところをマーカー製のビンディングを例にしていえば、「前後のピースに用いられている素材が異なる※」のと、前出の「スライダー」の有無が違っております。

※「コバ押さえ」部分の材質が根本的に違います
※マーカーを一例に挙げると 最大開放値が「16」以上のモデルは金属製ですね(概ね、マグネシウム合金)
最大開放値が「14」以下のモデルは樹脂製ですヨン(概ね、ABS)
※最大開放値「16」とか「20」いうのは 『 純競技用 』 ス、中には「30」いう超弩級のもあり







さて、此処までは「前振り」で。 ← 長げーな、をい!ブチッ!!


スキー板の場合、若干の誤差はあるとしてもモデルと長さが一緒なら重さも同じハズですから、「そこに載せるビンディングの重さ」によって滑りの質に幅を持たせる、いいますか、滑りの質を変えることが出来るのです。(実際には、此処にプレートが加わるケースが多いですよね)

つまり、重いビンディングならば「安定性の向上」に、また、軽いビンディングならば「操作性の向上」に繋がっている-ということです。かお

言葉を換えれば、「ロングターン中心のスキーには重めのビンディング」を、「ショートターン中心のスキーには軽めのビンディング」を載せると、一層効果的なんですね。なるほど

→なので、板からビンディングやプレートを下ろしてみると「メーカー側の設計コンセプト」が垣間見えますよ
→Volklのプラチナムシリーズの場合「板:超軽量」+「UVOとプレートとビンディングで味付け」ってカンジすかね
→ワタクシなんかはそうですが、コブ用の板にはセパレートタイプの軽いビンディングを使うようにしてます


そのため、
ビンディングの選択においては、いわゆるレーシング系のモデルを、そのデザインなどから「闇雲に選択」するのではなく、『 目的とする滑りに併せて選択 』 することも、ここはひとつ、頭の端っこに留めておいて下さると幸いに思います。

競技用などの上級ビンディングが素晴らしい性能を持っていることは間違いありませんが、以下のデメリットも持っているので、そこは慎重に選んで下さいね。

(注)ただし、最近のスキー板はビンディングと「1対1のセット」になってるんで「選択肢」のあるスキー板限定~。
ビンディングのグレードを1つ落とすだけで、飛躍的に軽くなるんですが…、このへんはメーカー側の販売意図が絡んでるんでショーか?(とはいえ、選択肢があるようならば積極的に採用してみて下さい!)


①基本的に「かな~り重たい」
②「スライダー」等が非搭載であるモデルの場合、転倒時における怪我へのリスクが飛躍的に高まる
③金属製のコバ押さえが使われていると、そこの塗装がいとも簡単に「ハゲ」る
④また、ブーツ側に「コバガード(※)」を装着する必要がありコスト高(余分な出費)となる

 ※コバカットも必要となります
 ※特に、ブーツ踵側のコバが痛むので「SBBシステム」では加工することを強く薦めています
  →ブーツ踵側のコバ、変形していたり欠けたりしていません??
  →これこそ「誤開放」に直結しますヨ
  →実際のトコロ、加工していない方は実に多いですネェ(気になっちゃうんで「ガン見」してまう)





こうした情報って、日本スキー産業振興会さんが開催する「スキーオピニオンリーダー養成講座」を受講すれば入手できますので、興味のある方は是非!。ごめんなさい

ワタクシ的には、その上にある「認定整備技術者セミナー」を受けたいんですケド(各メーカーのビンディングを バラせるんで イジれるんで楽しそう)、こちらはプロのショップさんやスクール等に向けられたヤツなんで受講できないんが何とも残念で仕方ありません。泣くくっそー!!




じゃ、今日はこんなトコで
またお会いしましょ☆しーはいるっっっ!!



皆さんからのご支援が励みになります!


「お恵み」のつもりで、バナーを 『 ポチッ! 』 と連打でプリーズお願いします。




自作機・BTOパソコンでブログを書こう!

ハード全般を広くカバー

より専門的なラインナップ