持ってる漢
昨夏の100回大会で、文字通り注目を一身に集めた男が初登板初先発初勝利。
さすが持ってる漢だね、吉田輝星。2軍で0勝3敗防御率4.15(WHIPに至っては1.77・・・)ってとても1軍で先発させられる数字じゃないんだが、それでも先発させちゃう栗山さんもすごい(もっとも球団的には営業効果絶大なんでそこを狙ったと思うけど)。で、危ない場面もあったものの結局抑えた形になった上に、リリーフも頑張って勝ちがつくというのは本当に持ってる。
これまでも優秀な投手なんだけど、で実際そこそこ抑えるんだけどなぜか勝てない、そのうちに打たれだして本当に勝てない、そして消えていく、という選手が何人もいたので(印象的なのはソフトバンクの大場・・・・)、勝ちがつく、というのはとても大事。もちろんいいボールを投げていて、いい空振りも取れていた。マウンドでの雰囲気がいい意味で(プロとして)ふてぶてしいのも○。大舞台になるほど良くなるのはこの人の特徴だね。印象としては甲子園並に凄かった。やっぱり1回戦で大阪桐蔭とやってほしかったな。
ということでおめでとうございます。
「トーマス・マ ンの世界」と「リヒャルト・ワーグナーの苦悩と偉大さ」
ものすごい風邪をひいて、声を失った。
でも6回シリーズの「トーマス・マンの世界」という哲学講座に申し込んでいたのでイソイソと出かける。まぁ自分がしゃべるわけじゃないし。講師の先生はとてもしっかりした、それでいて謙虚で、お話も上手な、いい先生だった。1回めはイントロなので、文学的背景と自伝的背景からスタート。その中でマンがドイツを去るきっかけとなった「リヒャルト・ワーグナーの苦悩と偉大さ」が名講義だ、というお話があったので、たしか以前読んだはずだけど全く覚えていないので、風邪で臥せっている間に再読。
・・・だけど相変わらず難しい。訳も悪いような気もするが、すっきり全体が頭に入ってこない。断片的メッセージは伝わるけど・・・。これを聴いていたミュンヘン大学の学生?教官?は理解できたんだろうか?そしてマンをこれをきっかけに批判したシュトラウスとかプフィッツナーとかクナッパーツブッシュとかは、ちゃんと読んだんだろうか?
次回以降も講義が楽しみ。
グルマン in Paris
研究会でパリに呼ばれて行ってきた。
会場はフランスの学士院みたいなところで、セミナー室の眼の前は廃墟と化したノートルダム大聖堂。さらにサント・シャペルの尖塔が見え、その向こうにはモンマルトルの丘とサクレ・クール寺院が一望のもとに見渡せる好環境。みっちり2日間議論&勉強して、旧知のK.B氏とも旧交を温め、充実した滞在。
夜はもちろん美味しいものを食べに。滞在が会場近くのいつものサンジェルマンデプレだったので、Bistrot d'Henriを初めてトライ。羊肉を7時間、シナモンやナツメやポロネギなどと煮込んで臭みが全くないほろほろの状態にしたものが絶品だった。2日も通っちゃった。親父は2日目は覚えていて大歓迎してくれた。さらに隣の席のクラーク大でセネガルの文化人類学研究をしている研究者とも仲良くなっちゃった。
最終日は3回目の訪問のLes Papilles。スタッフが一新した(坊主頭の元タイユヴァン・パティシエのBertrand氏がいなくて、若くて長身で美人の女性2人と番頭さん)ので経営変わったのか、と思ったら番頭さん曰く、他に2店舗ほど出したんだとか・・・。流行ってるもんなぁ。その日も米国人・中国人を含めて1ラウンド目は19時過ぎにすでに満員で、2ラウンド目も21時から順次入店してた。お味のほうは方向性ブレず、キノコの繊細なスープと正統派ブフ・ブルギニヨン、チーズとイチゴのパンナコッタ、おすすめの南仏の赤ワイン(グルナッシュやシラーの混醸)で2人で135ユーロは超お得。そりゃ流行るよなぁ。今回もごちそうさまでした!
不祥事
本紙でも推薦・高評価だった「プロテスタンティズム」。
著者の深井氏が、あろうことか別の本とはいえ史料捏造で解雇される、という展開に。なんだか信じられない展開。告発があった時点では、学会の内部抗争かなにかなのか、と思ったわけだが、事態の深刻さは私の想像をはるかに超えていた・・・。というか深井さん、あまりにデタラメな姿勢に呆れた・・・。「プロテスタンティズム」の筆致はなかなか好感もてたんだけどなぁ・・・。
今の所、「プロテスタンティズム」のほうは調査前ということもあって捏造や剽窃の有無は明らかになっておらず、吉野作造賞もそのまま、ということみたいだけど順次調査が進むんだろうし、これだけ深刻な捏造をやってしまった著者の本なんて仮になにも問題なくても誰も読まなくなるんだろう・・・。
捏造とかは主にバイオ系が主戦場で(そもそも個体差が大きすぎて再現性が低い学問なので)、文系では記憶にあるのは東北考古学研究所とかの在野の人が自分でよその発掘物をこっそり埋めて古代史の年代を大幅に改鼠した、ということくらいか。他はまぁ他人の論文とか著書の一部をパクっちゃう とか(デタラメ駄文書きのH田氏の専売特許だけど)そんな感じで、そもそも存在していない人を創作しちゃう、というのかなかなか悪い意味でスケールでかい・・・。東京神学大学は大揺れなのでは・・?
もう1冊
「陰謀の日本中世史」(呉座勇一)
最近更に舌鋒鋭い呉座さん。でんでんソーリの無能無学なオトモダチでデタラメな駄文書きのH田氏も血祭りに挙げられていたが、そんな感じで古今の「陰謀」説が跋扈する中世の歴史を陰謀論ごとぶった切る快著。きちんとした学問、ちゃんとした研究、というものがどういうものか、に根ざした、自然科学研究にも通じる正しい姿勢を見せてくれる。喝采。
連休は読書
世間は連休なんだって。
体調もすぐれないので、休養・読書・ちょっとだけテニス。
「壁の向こうの住人たち」(A.R.ホックシールド)
いわゆるトランピスト達(=南部の中産階級以下の白人たち=赤い人達)を対象に、青い人の象徴のようなUCバークレーの女性教授がフィールドワークで調査した本。自分は理解できないトランピストを少しは理解できるか、と思って読んでみた。まぁ彼らの思考回路を理解は出来たが、その論理は理解できなかった。どこかで論理的に飛躍しないと彼らの考えには到達できない。White trash is indeed trash. これが結論。
「翻訳地獄にようこそ」(宮脇孝雄)
海外ミステリーの翻訳家の著者が、翻訳の難しさと勘所、あとはこれまでの翻訳の致命的(?)ミスを嫌味ったらしく(褒めてます)指摘してどこにミスがあったのかを解説する本。海外ミステリー好きな人なら必読かな。自分はミステリーはあまり読まないけど、英語とその翻訳(を通じた日本語表現の多彩さ)に興味があるので、十分楽しめた。
「音楽と出会う」(岡田暁生)
岡田先生の書き下ろし音楽エッセイ。昨今の社会風潮へのアンチ感溢れた岡田先生への心の叫びのようなエッセイで、僕からすれば言わずもがなのことも多いけど、こういうことをしっかり発信しないとダメな時代なんだな、ということを再認識(AIがモーツァルトを超える曲なんて書けるわけない、とか)。なんだか新聞に感じる感覚と同じような感覚を抱きながら読んだ。
「ファインマン経路積分の発見」
これはファインマンの博士論文。どこかにきっと原文も落ちているだろうけど、和訳で読んでみた。1942年の博士論文なので、そりゃ古めかしい内容だけど、講義中にちょっと感じた得心いかない点を確認するのにちょうどよかった。
音楽のほうは・・・
こちらもいくつか。
「カルメン」メトロポリタン歌劇場
Bedbug bombが炸裂する寸前に・・・。ドン・ホセ役のアラーニャは流石に衰えたが、逆にホセのダメ男っぷりにマッチしていて、「味のある」演技と歌唱。カルメン役はフランス人のクレモンティーヌ・マルゲーヌ。始めて聴く人、聞く名前だが、これがカルメンにバッチリはまった妖艶・艶満(デブの手間でちょうどいい体躯)な方で、秀逸。演出もメトロポリタンらしく安心安全の原典主義で、逆にこれはお金かかるだろうなぁ、という演出。最近好みのオケピット横の席からで堪能。ただ指揮はただ棒を上下左右に動かしているだけで無能。オケもということで通常公演モードだった。土曜なのでメトは2公演の日(バカです)。開始が20時で終演は24時。さすがに宵っ張りのNYerたちも拍手もそこそこで撤退していた。
「パルジファル」バイエルン国立歌劇場
「後宮からの逃走」同上
イースターの時期、となればパルジファル(大晦日に「こうもり」、6月にマイスタージンガー、みたいなもん)。これが2回目。前回は2005年、コンヴィチュニー演出で僕は好意的に見られて、W. Meierのクンドリーが空前絶後だった。あのときは指揮がアダム・フィッシャーだったので争奪戦はなく7列目くらいの平土間が取れたが、今回はペトレンコ指揮なのでそうはいかず5階最前列。でも舞台演出は昏くて儚くて動きが少ないのでオケを堪能するにはこれで十分。出だしの旋律から全身が総毛立つ柔らかくて耽美的で官能的な、ザ・ペトレンコサウンド。来てよかった・・・。ペトレンコも2回目で前回のマイスタージンガーも素晴らしい出来だった。惜しかったのは2幕最後の一番いいところ(「次にどこで会うかはお前が知っていよう」の直前)でObが1小節早く出てそれにつられてパルジファルも1小節早く出ちゃったところか。パルジファル役のB. Flitzは後半バテてしまったが、グルネマンツのPapeとクンドリーのStenmeが出色の出来で、総合的に見れば最高のパルジファル。後宮からの逃走のほうは、ただひたすらに楽しいモーツァルトの世界。演出も現代的だけど僕は好きなテイストで純粋に音楽を楽しめた。それにしてもこのオペラは最後の太守のセリフが現代でも尚色褪せない名台詞で、あの一瞬のため2時間がある、と思える。
レオニダス・カヴァコス指揮 バイエルン放送交響楽団
ベートーヴェンVn協奏曲弾き振り&ベートーヴェン7番。カヴァコスはもう30年くらい前にとある先輩から教えてもらって、そのシベリウスVnコンのあまりの上手さに卒倒したが、あの退屈なベートーヴェンの協奏曲をここまで魅力的に弾けることにいたく感動。魅力的なのに、カデンツァは限界ギリギリに技巧的で12度とかあった。あんなの弾ける人、そんなにいないはず。どうやら自作のカデンツァという噂。
最近読んだ本
1月の米国出張以来、超多忙で出張ばっかり。
おまけに季節性の学内業務も今年はとても大変な年で、ずっと更新できず。気づけば3ヶ月も放置とは・・・。ということでいくつか備忘録的に。
「すべての見えない光」(アンソニー・ドーア)
ピュリツァー賞受賞作、ということで、アメリカ人作家が書いたドイツ(とフランス)の小説だけど読んでみた(他にも翻訳大賞とかいろいろ受賞してる)。舞台は第二次大戦中のドイツとフランス。ドイツは国家政治教育学校(シュルプフォルタ)、フランスはパリとサンマロが主な舞台。「見えない光」は盲目の少女と、その少女を救うドイツ少年兵の愛するラジオ(無線)の寓意で、小説の進め方も各章の構成も伏線をすべてきっちり拾っていく構成力も、全て傑出していて、むしろ出来すぎなくらい。鼻白む寸前でなんとかうまく踏みとどまっている。ということでとても良くできた作品で、そりゃ各賞総なめもわかる。贅沢言えば、最後の章は余分だった。その直前のヴェルナーの親友だった少年が意識を取り戻すところでやめたほうが余韻があってよかった、と思う。人生を変える大傑作ではないけれど、小説、という範疇で言えば相当に優れたうまい作品。
「異端の時代」(森本あんり)
最近注目している森本先生の「異端」論。先日、A新聞でも異端について論じておられたので、即買い。新書とはいえ、異端の定義からきちんと論考して、丁寧に論理が進められている。正統の定義(さらにO正統とL正統の定義)を論じ、一方で正統はその臨界が定義できないことを解説して、領域が明確なものこそ異端である、ということをじっくりと証明している筆致は圧巻である。特に森本先生は異端を論難しているわけでもなく、凡庸な正統に堕するくらいない折り目正しい異端であれ!とアジっているのだから、ただエリートや特権階級を非難するだけのなんちゃって異端(という表現がある)とは一線を画した異端を求めた真に21世紀的なアジテーションだ、と感じる。
米国出張で
Bedbugに遭遇・・・・。
アメリカは26回目とかなんだが、遂に、という感じ。夜中になぜか目覚めて(睡眠薬を飲むので普通は熟睡なんだけど危険を察知したか)、水でも呑むか、とシーツをまくったら、カメムシみたいなのがいて、潰したらドバっと血が・・・。おぇ〜。
あ、これは例のやつか、と思い慌ててネットサーフ。まぁ痒いくらいはいいとして(良くもないけど)、万一持ち帰ると家に巣食って大変になるらしい(これは知らなかった)。殺虫剤に耐性のある新種が90%以上らしく、キンチョールとかかけてもケロっとしてるらしい。すぐにフロントに電話して担当者を呼んでもらうと(ここが面白いと思ったが)、客室担当でもマネージャーでも衛生担当でもなく、なんと保安担当が登場。あ〜、まずは補償金狙いのイチャモンかどうかを確認するわけね・・。さすがアメリカ。で、もちろん部屋は変えてもらうことに。調査は1日かかるそうで(外部の専門業者を呼ぶ)、あとは調査待ち、だけど誰がどう見てもあれはbedbugだよなぁ・・・、と暗澹たる気持ちに。
しょうがないので午前を使って洗えるものは洗って(面倒になって途中からは着替えたものはそのままダイレクトに)スチームアイロン攻撃✕2-3回。死ねー死ねー、と怨念を込めてプレッシング!アイロンできるようにしておいてよかった!でも洗えないジャケットやコートやマフラー、あと靴やズボンやバッグもある。しょうがないのでバタバタ払って、着て帰る。自宅についたら玄関でそのままクリーニング行きのものはビニール袋へ、その他は洗濯機へ。産卵されたかもしれないので、捨てられるものは全部ゴミ袋へ。玄関には新聞紙をひいておいて、処理が終わったら丸めてこれもゴミ袋へ。掃除機をかけて紙パックもゴミ袋へ。最後に雑巾かけてこれもまたゴミ袋へ。
調査するとドライクリーニングは死ぬ、heatingは50度1分で死ぬ(なのでコインランドリーで米国仕様なら30分で死ぬ。日本でも1時間あれば十分。ただし家庭用の乾燥機はパワーが足らないので2時間いる)、freezingは冷凍庫(ー15度以下)で最低4日以上で死ぬ、電子レンジ(!)なら30秒(さすがだ)で死ぬ、という感じ。流石にこの時点で生きているbugは既に死滅していると思っているが、産卵された場合を考えて、家での洗濯だけでは不安ということでコインランドリーで2時間たっぷり高温処理。これで衣類はコート(特殊加工しているのでドライクリーニングができない。オゾン処理らしいけどパワー不足が不安なので最後にまた乾燥機処理しかないかな)以外は無事昨日処理終了。あとは靴とバッグと、一番やばいスーツケース(の内側)。これはホテルのrisk management部門の人から国際電話がかかってきて補償の話になったので、捨てるかも&その時は補償してね、と言ってあるので、あとはどうするか・・。革製品はheatingもfreezingも痛めちゃうからだめなんだよな・・・。
ということでアメリカ(だけじゃなくて、日本でも最近増えてるらしいのでホテルに泊まるときは然るべく)では、チェックインして入室したらちゃんとルーティンでチェック事項をクリアしていかないともうダメだね・・。
大学選手権・総括
アメリカ出張から疲労困憊して(詳細は別記事で、備忘録的に)帰国してから、決勝戦を録画観戦。
準決勝の記事がなかったのは決して、帝京10連覇ならず、に落胆and/orショック、というわけでなく単に忙しかったから。もちろん、1つの歴史が終わった感慨のようなものはあったが、昨年1月の記事にもしたように今年の帝京はFWとHB団に不安があったこと、対抗戦での試合ぶりも同様に安定しなかったこと、などで10連覇はかなり苦しいと思っていたので、大きな驚きはなかった。
で、決勝。観戦していた感動を覚える試合は久しぶりで、歴史に残る名勝負・名決勝戦ではないかと思った。雪の早明戦とか、それ以来の名勝負だった。内容の濃さは史上随一と言ってもいいかも。両校とも研ぎ澄まされたディフェンス、特に必死の、そして正確なタックルで本当に見応えがあった。スクラムでは今回も天理が7kg近く重い明治FWを散々苦しめるものの、後半15分ごろのスクラムで明治が乾坤一擲のプッシュをかけて結果的に反則ももらいPGを決めたのが大きかった。でも全般には、あの小さくて軽いFWが大東文化・帝京・明治のFWをめくりあげる様は圧巻で、練習の仕方でいくらでもやりようはある、というお手本のようなFWには感嘆する。小松監督の手腕は素晴らしい。
試合展開としては、前半最後のプレーで焦ってグラウンディングしにいった判断が惜しかった。あそこで辛抱しながら攻めれば雰囲気的にはとれそうで、そうなると12-12で後半に持っていければもっと天理に勝機はあった。決勝に出なれない経験値の差か。最後の難しいサインプレーをしたあとに凡ミスでノーサイド、というのが惜しい。でも全般には明治のディフェンスが出色の出来で、早稲田戦で完全に覚醒した感あり。去年も対抗戦から選手権の序盤はもっさりした感じだったのに東海戦から急に覚醒したわけだが、今年も準々決勝の東海戦までは不安だらけだったのに突然準決勝の早稲田戦で覚醒したわけで、コーチ陣のピーキングが上手いんだろうなぁ。ともかく22年ぶりの優勝おめでとうございます。前回は齊藤祐也が主将のときなんだよね、確か。記憶では準決勝を秩父宮に見に行って、慶應がロスタイムまで勝っていて大番狂わせ!と思いきや最後に齊藤がガッツポーズしながらトライして明治が勝って決勝に上がったんじゃないか、と(決勝は見に行かなかったのかな)。
天理は破れたとはいえ、前回の準決勝のときとは違ってチームの総合力が上がった結果の準決勝という感じがする。大駒に頼らず、地味なバイプレーヤーのレベルが格段に上がって強くなった印象。何度も書いているように約15年前、宝ヶ池で0-80とかで同志社に粉砕された試合のときから真面目で一生懸命な試合ぶりに大いに好感を抱いて陰ながら応援してきた(そして指導者が凄い、とおもってきた)わけだが、そういうチームの芯が不変なまま、ここまで強くなったことに感慨ひとしお。優勝も近い、と見た。HB団がともに2年なのでSOの松永の大怪我が順調に回復すれば、だけどあと2年は優勝に絡むんじゃないか。
明治は昨年の記事にも書いたように期待どおりの優勝で、これは凄いこと。主力は(HBが完全に交代するけど)3年以下が結構多いので、いい主将を選んで引き続き真面目に練習すれば、来年も優勝は狙える、というか優勝候補の一番手、という評価ではないかな。
鬼を笑う来年の予想としては、上記の明治と天理は絡むだろう。対抗戦では早稲田が監督交代が吉と出て大幅に伸びたので、これは来年度、対抗戦優勝だけでなく覇権奪回も見えてくるか、と。帝京はFWの立て直し(前列3人をどう鍛えるか。今年は2列め以降は同じメンバーだったわけなので。)とHB団、特に北村の成長といいSHの育成が大事かな。BKは人材豊富で若いので、竹山の卒業は激痛ではあるものの、木村・奥村・尾崎など人材は豊富じゃないか。ただ優勝できるか、となるとFW次第。あと松田並のcreativityのあるSOがほしいなぁ。慶應は頑張ったがやはり来年度も敢闘賞で終わりそう。リーグ戦は東海が昨年の記事での予想通りになってしまい、低落するか踏みとどまるかの瀬戸際の年になりそう。大東文化が中心になるか、と。関西はもう完全に天理の一強で、そういう中でどうやってチームの理想を高く維持できるか、自分との戦いになりそうだ。
なんだか戦国時代の幕開けという感じで楽しい年度に来年もなりそうだ。