RWC2019 vol.4 (ニュージーランドvs南アフリカ)
2日目にしてこんな好カードが・・・。
とは言うものの、実は個人的にはおたがいまだ調整段階なので、本当の勝負にはならないかな、と思っていた。この時期にトップに持ってきて決勝まで持つはずがない。マスコミはいつものように煽りすぎ。
試合のほうはらしくないミスや連携不足もありながらも、パワーのボクス・テクニックのオールブラックス、と個性が出て見応えのある試合に。とはいえ、やはり南アフリカはこのクラスが相手だと攻め手に欠けるか・・・。オールブラックスはいつどこでもどんなときでもトライが取れそうな香りがするところが凄い。一時17-3となってこのまま大差で終わるかと思ったが、ボクスも善戦した。13-17まで持ってきたところでPG2本とってオールブラックスがまぁ順当勝ちか。
お互いまだまだよくなりそう。とくにチームの特性上オールブラックスは1ヶ月後は怖いくらいの完成度になりそうだ。
MoMはバレット兄だったけど、個人的にはロックにも関わらずあれだけ俊足だったバレット弟にあげたい。
あと民放の放送は酷すぎ。大西の拙い話が普通に聞こえるくらいフランスvsアルゼンチン戦のアナウンサーはクズだった。ニュージーランド戦のほうがややましだったが、2人ともラグビー中継できる技量も知識もない。民放の放送枠は取り上げてNHKに回すべき。あの局は大政翼賛放送と下層階級のスポーツ中継だけやってればよい。
RWC2019 vol.3 (フランスvsアルゼンチン)
フランスの敗戦を予想して観戦。
しかし立ち上がりからフランスは若いBK陣が好調でデュポン・ヌタマックのHBの動きもよくあっという間に17-3に。アルゼンチンはよく攻め込むし密集戦も有利なのにも関わらず難しいBKの攻撃パターンを使いすぎてノックオン連発、という辛い展開。あーこりゃだめかな、と思ったら後半はラインアウト→モールの鉄板コースに路線変更して一気にアルゼンチンペース。こういう地味な試合運びで、時々SOとBKにフレアがあればいいんだよ、これは勝ったな、と思っていたら、途中から出てきたカミーユ・ロペスにDG決められてて23-21とフランス再逆転。まぁでも時間もあるし、と思っていたんだが残り3分ほどでペナルティもらったところで何を思ったかPG狙っちゃう・・・。長距離なので一回も蹴ってないボフェリが蹴るが惜しくも左にはずれてthe end。ん〜、なんでラインアウトモールにしなかったかなぁ・・・。
これでアルゼンチンはかなり苦しくなった。10/5のイングランド戦(生観戦)は決死の覚悟でいかないと・・・。
MoMは誰だったんですかね?個人的 にはWTBで出たダミアン・プノーかな、と。
RWC2019 vol.2 (オーストラリアvsフィジー)
判官びいきでフィジーを応援しちゃうよ(コンサバなオーストラリアは嫌いな国)。
立ち上げりからフィジーは炎のタックルと流石のボールさばきで有利に試合を進めた。オーストラリアはちょっと硬かったかも。フィジーはいつもの過度な自由奔放・勝手にやります作戦は封印して、規律も守りながら要所要所で自由気ままさをいい意味で発揮して終始前半は自分のペース。ウィング2人(ラボラボラとトゥイソバ)は俊足でパワーがあってボール扱いがうまくて惚れ惚れしちゃうなぁ。
後半もこぼれ球を拾って21-12にするなど、これはひょっとするかも・・・、と思ったらHBをホワイトからゲニアに替えて大正解。一気に攻撃が流れ出してモールで押し込むわBKは走りまくるは、でオーストラリアペースに。終わってみれば39-21とスコアだけなら順当勝ちか。フィジーはスタミナと規律といういつもの問題が最後に露呈しちゃったけど、でも釜石での日本戦とはとても同じチームと思えないような完成度。本番は違いますなぁ。
M.O.M:公式はラ トゥ(2トライ、でもモールの最後尾にいただけだけど)、だけど個人的にはゲニア。
RWC2019 vol.1 (日本vsロシア)
札幌での学会からとんぼ返りして食事を済ませて、いざ!
南アフリカ戦からの大きな変更は具と重野を外したこと。具はまだフィジカル面で不安があったのか、ヴァル。重野は元々いいと思ってないので、流先発・田中リザーブ、と僕には理想的なメンバー。マフィと福岡は戻れず、姫野とレメキ、というのも仕方ないところ、というかマフィはリザーブ向きで姫野のほうがいい、というのが個人的意見。
で、試合だが、ガッチガチの日本は立ち上がり10分はここ10年で最も悪い出来で目を覆うようなミスの連発・・・。テレビ前で家人と悲鳴を上げ続ける羽目に・・・。ロシアは強くないけどいやらしいチーム、という印象で、80年代の高校ラグビーか慶應か、というような教科書的なup and under/ten-menラグビー。バックスはキックチェイスとタックルしかほぼ仕事がない。実際オフェンスのスキルはない、ように思える。で、ディフェンスも大外のウィングやフルバックが中のボールキャリアが気になるらしく対面のカバーをよく外してくれて、WTBの松島が余る余る・・・(笑い)。一方、FWはパワーがあって、多分手も長いのでなかなか間が抜けないし、ラックはオフサイド・ノットロールアウェイすれすれで絡まれるので球出しが流であっても遅れがちで、なかなか日本のテンポにならない。さらに無理して持ちすぎてノックオンも多いし、エグいハイボールの連発で身長面(トゥポウとレメキはキャッチング)で不安のあるBK陣も大変だった。
立ち上がりに落球で0-7になって最悪のスタートだったものの、松島のマークが外れるおかげで5-7。さらにもう一本!と思ったらこれはノックオン。前半最後にやっと松島がもう1本取って12-7となって少し落ち着いた(こちらが)。前半の3チャンスは全部同じパターンで、FWが無理せずしつこく前進してBKを巻き込んで最後に大外に回すと松島のマークがズレていて、というもの。後半最初に田村(この日はダメ田村の日でタッチキックもボックスキックも全然ダメだった)がPG決めて15-7、さらにラブスカフニがボール奪取から一気に走りきって(足早かったのか、ロシアのBKが遅かったのか、FW疲れてたのか)20-7(またコンバージョン失敗。田村は本当にダメだった)、これでだいたい勝てるかな、という感じに。PGで20-10とされ、田村の代わりに出た松田(期待してる!)がPGあっさり決めて(本当にキックうまい)23-10。最後に田中(がんばれ!)のキックをロシアのFBが判断ミスしてカウンターから松島がハットトリック決めて30-10。
終わってみれば負ける感じはしなかったが、かといって日本が自分のラグビーができたか、というとミスが多すぎて内容的には全然ダメ。20点くらいか。でも本番では内容よりも勝利と勝ち点が重要。その意味では勝ち点5は100点。
M.O.M:公式には松島で異議ないけど、姫野がよかった。
RWC2019 vol.0
去年は甲子園第100回大特集をやったけど、今年もやっちゃうよ!
なにせ一生に一度(でも20年くらいでまた日本でやってくれそうだから長生きしてればもう一回あるかも)。実戦6試合、テレビも入れれば一体何試合みるのか、という感じ。11/2までは仕事にならないね!
ワールドカップ大予想
某・顔本にも書いたけど、大予想。
1st 2nd
Pool A: Ireland, Japan(だといいけどスコットランドかなぁ)
Pool B: NZ, SA(ここは鉄板)
Pool C: England, Argentina (フランスは無理)
Pool D: Wales, Australia(ウェールズ1位抜けを希望するけど)
決勝トーナメント。左が勝者。
準々決勝
England-Australia(ここは予想難しい)
NZ-Japan(Scots),
Wales-Argentina,
Ireland-SA(ここも難しいけど願望込)
準決勝
NZ-England
Wales-Ireland
決勝
NZ-Wales
ちなみに6試合観戦予定。
アイルランドースコットランド
スコットランドーサモア
グルジアーフィジー
イングランドーアルゼンチン
ウェールズーフィジー
イングランドーフランス
あとは準々決勝1つくらいみたいなぁ(南半球を1つも見ないのも・・)。
ラグビーワールドカップ到来
いよいよだね!
ということで「ラグビーの世界史」(トニー・コリンズ、白水社)を読了。白水社、でわかるように極めて真面目なラグビーの歴史の総まとめ。ほとんど辞書。目からウロコのオンパレードで、ラグビー好きを自称する人なら絶対に読まないといけない。著者のコリンズさん、イギリス人でスポーツの歴史の研究者らしい(英国スポーツ史学会会長)。きっとウキウキしてこの本書いたんだろうなぁ、と。
ついでにもう一冊。「海外で研究者になる」(増田直紀、中公新書)。将来に備えて。やっぱりドイツかスイス。で、できれば今度は大学じゃなくて研究所、ということで方向決定。いいところなければ日本永住、だな(仕方ないけど)。
海外出張で読書
「死者は語らずとも」(フィリップ・カー)
ベルンハルト・グンターシリーズ第6作。第二次大戦前後のドイツ(主にベルリン、第4作だけミュンヘン近郊とウィーンが舞台)での刑事⇒ホテルの警備員⇒私立探偵であるベルンハルト・グンターを主人公にしたミステリー。今回は前作でアルゼンチンを放逐されたグンターがたどり着いたキューバでの話、をメインにするためにナチスドイツ時代の話。
こんなに皮肉屋でよく喋るドイツ人っているのかな、と思いながら、ベルリン人は性格悪いって言うしな、と思いながら毎作楽しく出張中に読んでいる。フィリップ・カーの死去に伴い、このあとの第7作と第8作でシリーズ終了、のはず。あと2つの日本語訳が楽しみだけど、カー氏の逝去に心からのお悔やみを(まだ若かったのに)。
読んだ本と読みきれなかった本
読んだ本は「ボクの音楽武者修行」(小澤征爾・音楽之友社)。
ブザンソンで優勝してボストンでクーセヴィツキー大賞もらってNYフィルの副指揮者になって、と飛ぶ鳥を落とす勢いで凱旋帰国した直後の筆による。もちろん向こう見ずで自信あふれる若者の成功譚なんだけど、不思議と嫌味な筆致がない。陰で必死に努力してるんだろうけど(少しはそういう記述もある)、むしろ異文化や生活を楽しみながら志を立てた音楽道に軽やかに邁進していく爽やかさが優る。そういう意味では今も変わらぬ小澤征爾のメンタリティが存分に溢れている。なんだか自分の留学当時のことを思い出して共感を覚えてしまった。なかなかの佳作かも。数時間で読めるし、気軽に読むのにちょうどいい。
読みきれなかったのは「ルイ・ボナパルトのブリュイエール18日」(カール・マルクス)と「ワルシャワ蜂起」。「ルイ・・」はナポレオン3世のクーデター顛末記で、マルクスが古今東西の名著・名台詞を引用しながらものすごく間接的に嫌味爆発でナポレオン3世をクソミソに罵っている。マルクスってものすごい博学で頭いいんだなぁ、という感想しかない。あまりにも間接的・婉曲的過ぎて、なにがいいたいのかよくわからなくなっているあたり、京都人の嫌味みたいだ。で、そんなわけなので文章のリズムが悪く、内容そのものは面白いし博学っぷりを知るのも楽しいんだけど、必要な背景の知識として要求されるものを多すぎるので、全7章のうち5章まででダウン。
「ワルシャワ蜂起」のほうは昨秋にワルシャワを訪問してのめり込んで読み出したんだけど、もともと研究論文というのがあるのと、梅本某氏の訳が酷すぎてものすごく読みにくいのと、で半分強でダウン。読むスピードに自信のある自分でも全く進まないんだから、それは外因的要素があるとしか思えない。やっぱり「ワルシャワ蜂起1944」のほうがよかったかも。でもあまり戦史ドキュメンタリーっぽいのもどうかなぁ、と思ったんだよね・・。
ギャリック・オールソン
全然知らなかったピアニスト。
1948年生まれなので71歳か・・・。1970年のショパン国際ピアノコンクールで内田光子を抑えて優勝しているアメリカ人。BSで2016年の東京でのコンサートをやっていたので初めて見てみたけど、こんなに素晴らしい演奏をする人を知らなかったなんてとても残念!と思える素晴らしいコンサート。
ベートーヴェンの31番の出だしも繊細で素晴らしいんだけど、白眉はショパンのノクターン48-1とバラード1番。今までに聴いたことがない遅いテンポなんだけど、ダレない・音キレイ・ニュアンスと解釈ばっちり、とのめりこめる演奏だった。人柄の良さも顔立ちや演奏に溢れていて、もしもう一回来日してくれるんだったら絶対行かなくちゃ!と思った次第。
Wikiの解説より「大柄な体格と強靭な指を生かして豪快なffを轟かせるが、決して荒々しくならず、独特の柔らかみと温かみのある音色の持ち主。 繊細で軽やかな弱音も特筆に値する」。そのとおり!いい解説だ!スクリャービンやラフマニノフも得意らしくてなんでも弾けるらしい。