OTSURUのような、不整脈のあるものの治療法で
「植込みデバイス治療」というものがあります。
まさに、OTSURUはこの治療法を行っています
そもそも、デバイスとは
「コンピューターを構成するあらゆる装置・部品の総称」
を言いますが
それを医療器具に利用したものが、
「ペースメーカー」「ICD」「S-ICD」です。
「CRT」とか「CRT-D」といった仲間もあります。
全部、植込み型です。
ICDは総称を「植込み型除細動器」といいます。
その中で「S-ICD」は、
不整脈が起きた時自動的に電気ショックを与え、
突然死を防ぐものです。
機能としてはそれのみで、単純です。
よって、機械も小さく、
手術やその後の生活にも負担は小さいです。
突然心臓が止まってしまう、ブルガダ症候群や、
心筋梗塞、弁膜症などの方は
これが最適と思われます。
OTSURUはブルガダ症候群です。それに合わせて、
洞不全症候群で徐脈です。
S-ICDの機能だけでは足らず、
ペースメーカーの持つ脈拍を正常に調律する機能が必要です。
そこで、除細動器とペースメーカーの両方の機能を備えた種類の
ICDが入っています。
ペースメーカー部分は「DDDR」といい、
DDDは心房と心室のそれぞれにリードが入りほとんどの
徐脈に対応できます。
そのあとのRは運動などで心拍数急に増加した場合、自動的に反応する
「ペースメーカーの機能を持つICD」だから
「ペースメーカー機能付き植込み型除細動器」が
正確な名称かなあ
しかし
「ペースメーカー」はおろか
「ICDはいってます」って言っても
医療従事者にでも、キョトンとされるのに
「デバイス患者です」って言ったら、
「はあ???」
「デバ」でしたら歯科行ってくださいとか言われそう
まだまだ、市民権は得ておりませんね。
しかし、時代は流れる
私の通っている病院は今まで
「ペースメーカー外来」
「ICD外来」と、診察の時
名前を変えていたのに
今度
「デバイス外来」に変更になった。
先先を行くよ!
OTSURUは、ちゃんと勉強して、ついていくよ!