術後の痛みとの闘い
手術翌日、ベッドから起き上がるのに60秒くらいはかかっていただろうか。
とにかく身体が痛くて、横を向こうとするにも首をあげようとするにもビリビリと身体中に痛みが走る。
ベッドのリクライニング機能を使って背もたれをあげれば楽に起き上がれるのでは!?と思ってやってみるも、結局身体が曲がるので激痛。
そんな状態が2日間は続きました。でも3日目からは改善が見られ、60秒かかっていたのが30秒に減少!4日目には10秒くらいで起き上がれるようになっていました。
歩く時も一歩踏み出すたびに痛かったのですが、日を追うごとに楽になっていきました。
傷口が開いたり膿が出るようなこともなく術後1週間後に無事退院。その後も徐々に痛みは引いていきました。鏡で自分の身体を見るとS-ICDがボコッと浮き出ているし異物が体内にあるという感覚はあるけれど、そのうち慣れて自分の身体の一部と感じられるようになるだろうと気楽に捉えることにします。
運転許可
ICDを植え込むと基本的には車の運転がNGとなる。
運転できるかどうかは、過去に意識消失があったかどうかやICDが作動したかどうか等の条件を基に、「運転を控えるべきとは言えない」という診断を医師が下せるかどうかがポイントになるそうだ。
といっても、医師が運転許可を与えるのではなく、その診断を書面にしてもらい公安委員会に提出。公安委員会が運転可否を判断するのだそう。
一次予防的な植え込みだった私は、植え込み後7日間の意識消失や作動がなければ運転可能の診断が下せるということで、無事なにも起きなかった為 退院後すぐに診断書の作成を依頼。
診断書の所定の様式は免許センターまたは居住している自治体にある警察署から取り寄せることが可能。今回は警察署に直接もらいに行ったところ、ICD手帳と運転免許証を提示することで様式をいただくことができました。
私が通っているC病院は大きな大学病院なので、先生に書いてもらい受け取るまでに1週間以上要しましたが、様式は非常にシンプルなものでほんの数分で書きあがってしまうであろう内容。
受け取ってすぐ免許センター宛てに郵送しました。
その後「運転を許可する!」というような書面が届くものと思っていたのですが、私の住んでいる地域ではそのようなものは送付していないらしい。診断書が免許センターに届いた時点でOKだそうだ。地域や自治体によるのかもしれませんが……何も届かないならばそれ先に言ってくれ!!
届くと思い込んでいたのも悪いけれど、運転をせずに2週間毎日家のポストをチェックしていた日々のはなんだったのだろうか。もうガソリン代を節約できたと前向きにとらえるしかありませんね!
…というわけで無事運転できるようになりましたが、いつなにが起こるかわかりません。
安全運転第一かつ体力的に無理をせずありがたく運転免許を活用していきたいと思います。