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日々是勉強

昔むかし、偉~いお坊さんが「身の回りのあらゆるものに、
学ぶべきことがある。まさに、人生日々是勉強である」
と言ったとか言わないとか(言ってない)。
 1か月の育休を機にブログを始めることにしました。
日々、感じたことなどを書きつづっていきたいと思います。

SO HAPPY IT HURTS

NEVER GONNA RAIN

YOU LIFT ME UP

I'VE BEEN LOOKING FOR YOU

ALWAYS HAVE,ALWAYS WILL

ON THE ROAD

KICK ASS

I AIN'T WORTH SHIT WITHOUT YOU

LET'S DO THIS

JUST LIKE ME,JUST LIKE YOU

JUST ABOUT GONE

THESE ARE THE MOMENTS THAT MAKE UP MY LIFE

 

 今年発表されたBRYAN ADAMSのこのニューアルバムは、あろうことか国内盤の発売がなかった。衝撃的である。あのBRYAN ADAMSのアルバムがだよ!?

 

 CDが売れない時代だということなのだろう。

悲しい限りである。配信やらサブスクやらで音楽を聴く人が多くなって、アルバムを購入するって人が少ないのだろう。

オレは、今でも店で、CD(もしくはレコード)を手に取って、購入してから家に帰るまでのワクワクするような気持ちを大事にしたい。国内版であれば解説もついていることが多いから、それを読むのも楽しみの一つだ。

 

 で、国内レコード会社が発売を見送ったこのアルバムだが、内容はここ最近のアルバム同様、聴いていてとにかくご機嫌になれる良いアルバムである。

 

 この人も変わらない。

いや、歳とともに、そりゃ変わってはいる。昔より、シンプルになっている。でもそこが良い。

 今でも"I DO IT FOR YOU"のような甘いバラードを聴きたいという向きには、新しいアルバムは薦められない。このアルバムに、純粋にバラードといえる曲は3曲目"YOU LIFT ME UP"だと思うが、これとて昔のような甘い感じはない。

 

評価:80点

 

 とにかく、飾りがなくてシンプル。

ご機嫌な曲を、彼があの声で歌っていてくれればそれで良いのだ。

 

アルバムのトップを飾る曲。何のひねりもなく、今まで通りの、ご機嫌な良い曲。

 

 

アルバムから唯一のバラード。アルバム収録バージョンより更にシンプルなバージョン。

 

こちらもご機嫌な1曲。

A面

1.Eye Of The Tiger

2.Feels Like Love

3.Hesitation Dance

4.The One That Really Matters

5.I'm Not That Man Anymore

B面

1.Children Of The Night

2.Ever Since The World Began

8.American Heartbeat

4.Silver Girl

 

 ブログを再開してから、最近のアルバム(今年でたもの)のレビューを書いていますが、今回は古いアルバムを。先日、久しぶりに西堀の中古レコード屋に行ったときに見つけて購入した、このアルバム。

 

 1曲目、Eye Of The TigerはロッキーⅢの主題歌だから、何度も何度も繰り返し聴いた。特にトレーニング時に聴くと、気合が入った。

 でも、SUVIVORの曲っていうと、この曲と、ロッキーⅣの主題歌であるBURNING HEARTしか今まで聴いたことがなかった。彼らのアルバムは、初めて。

 

 なじみになじんだEye Of The Tigerは、シンプルでありながらハードな曲。でも、続く2.Feels Like Love は、がらりと雰囲気が変わって軽快なハードポップ。そう、このバンドは、JOURNEYらと同じく、日本では「産業ロック」と言われるジャンルなのだ。複雑なプログレッシブロックや、ハードロックを好むスジから、軽めでキャッチーで耳なじみの良い曲を量産するバンド達を『売れ線狙いだ』と、揶揄する意味をこめての産業ロックと呼んだのだろうが、売れ線狙いだろうがなんだろうが、これだけキャッチーな曲を作ることが出来るというのは才能だと思う。

 もっと前の世代、イーグルスやドゥービーブラザーズなども、メロディーはキャッチーで、タイトな音作りで聴いた印象は爽やか。そういったアメリカンロックが好きな人からすれば、このバンドも好みなのではないだろうか。

 

 Eye Of The TigerとBurning Heart。なんといってもこの2曲が有名なのだと思うが、彼らを代表するような曲ではないようで、ハード一辺倒ではないところが魅力だ。

 

評価:80点

 

 シンプルながら力強い。良いなぁ~

 

 

1.MURDER THA SUMMER OF LOVE

2.YOUNG DRUNKS & OLD ALCOHOLICS

3.DERELICT PALACE

4.ALL FIGHTER

5.EVERYBODY'S NOBODY

6.ANTISOCIALITE

7.CAN'T STOP FALLING APART

8.PAGAN PRAYER

9.NO GUILT

10.I LIVE TOO FAST TO DIE YOUNG

11.DEARLY DEPARTED

 

 この人は変わらない。

そりゃ、今年で還暦ってんだから、顔見れば老けたなぁとは感じる。でも、声も、歌っている姿も、昔とちっとも変わらないじゃないか。凄い!!

 

 とはいえ、やっているのが相変わらずのご機嫌なロックンロールだからそう感じるのであるが、やはり昔と違いはあると思う。

この人の場合、「この人が歌えばどんな曲も自分のものにしてしまう」という強みがあるから余計に「変わらないなぁ」と感じてしまうのだが、曲作りにそれほど関与せず、言ってみれば「ヴォーカル」「パフォーマー」に徹しているところがあるので、何をうたっても『マイケル・モンロー』というところはあっても、アルバムを通して聴けば以前にはなかったような新しい感じの曲があったりして、それがまた良い。このアルバムの殆どの曲が、バンドのギタリスト”リッチ・ジョーンズ”によるものだが、彼の書く曲がマイケルを光らせているように思う。

 

 2度目のハノイロックス解散の後、今は"MICHAEL MONROE"と彼の名前で活動しているが、これはソロではなくて、バンド。ギタリストが2度ほど入れ替わったものの、今のメンバー編成になってから既に9年近く経っているそうだ。

 

 高校生の時、部活を引退して、なんとなく生き甲斐がなくなってしまって、これからどうしようかなぁ~なんて考えていた時(受験勉強に集中すべきなんだが)に、レンタル屋で彼のソロアルバムを借りて聴いて一発で気に入って、そこからハードロックやらヘヴィーメタルやらを聴くようになった。マイケルはメタルではないが、そういう音楽にハマるきっかけとなったのが、オレにとっては彼なのである。それが30年も前の話なのに、まだ現役バリバリでいるマイケル。凄い、格好良い!!

 

評価:88点 ハードなロックンロールがお好みなら、文句なしなのでは。

 

 

還暦迎えたオジサンとは思えん。格好良い!!

 

 

楽しそうだな~

 

01.SHADWMINDS

02.DAYS OF THE LOST

03.THE NEEDLESS END

04.CONDITIONAL

05.IN BOROKEN TRUST

06.GATEWAYS

07.A TRUTH WORTH LYING FOR

08.FEEL WHAT I BELIEVE

09.LAST OF OUR KIND

10.THE MOST ALONE

BONUS TRACK FOR JAPAN

11.THE PATH OF FIERCE RESISTANCE

  「元IN FLAMESのメンバー※5人が集結して、新しいバンドを結成」というニュースを目にして、メロディック・デスメタル(略してメロデス)を好きな人間であれば誰もが興奮し、期待に胸を高鳴らせたに違いない。

※ヴォーカルのミカエル・スタンネは正式なメンバーではなかったが、セッションヴォーカリストとして1stアルバムに関与している。

 

 雑誌でも「会心作」と高評価なので、なおさら期待が高まった。

 

 1曲目。ミドルテンポで、落ち着いた感じ。いきなりガツンとは来ないで、こちらをじらすつもりか。

 2曲目。来た~!!これぞイエテボリスタイルのメロデス。でも、典型的なメロデスにとどまらず、ちょっとダンサブルな雰囲気もあって、ヴォーカルが違えばGHOSTにも通ずるようなキャッチーさがある。

 その後も、ミドルテンポの曲とスピーディーな曲が交互に攻め立てる、そんな感じ。

 ただ、良いなぁとは思うものの、やっぱり昔の、慟哭を誘うほどに煽情的なフレーズはないかな~。

 

 そんな風に思っていると、最後の曲が実に良くて、これぞまさにIN FLAMES!!って感じ。これを待っていたんだよ!!

これが、日本版ボーナストラックだっていうんだから、日本のファンとしては「ラッキー」って感じだが、これを他の国のファンに聴かせないなんて勿体ない・・・ 

 

 IN FLAMESの創始者でありながら、バンドを脱退し、今、このバンドのメンバーとなっている”イェスパー・ストロンブラード”の作るメロディー、ギターフレーズって凄く独特で、好きだなぁ。このアルバム中も、何度も「そう、これこれ。これを待っていたんだよ!!」というフレーズが出てくる。溜まらん。

 

THE HALO EFFECT "DAYS OF THE LOST"

評価:88点  今は力を抜いてリラックスして作っているように感じるが、今後本気を出してアルバム作ったら凄いの作ってくれるのではないか。期待を込めて、今はこの点数。

 

 

 

 

 

1曲目からガツンとかますのではなく・・・

 

イントロから「これだよ、聴きたかったのは!!」って胸が高鳴る!!

ミドルテンポの曲で、アルバムに緩急をつける。一部ノーマルなヴォーカルで歌うのがアクセントになっている。彼のバンド「DARK TRANQULITY」ではこういうヴォーカルも使っているのかな?聴いていないもので・・・

これも、凄く「IN FLAMESらしいな~」と感じさせる曲。

IN FLAMESと色々比較してしまうが、ひとつ、このヴォーカルのたたずまい、歌い方は良いなぁ。IN FLAMESのヴォーカルも好きだが、歌い方(動きというか、フリ)がハードコア的で。こっちのメタル前としたたたずまいが格好良い!!

 

 

 浪人生の頃、よく聴いていたラジオのメタル番組で『ジャーマンメタルが熱い」のを知り、まずは中古屋でHELLOWEENを購入し、

 「世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのか」と感動。以来、ジャーマンメタルに代表される、スピード感があってメロディーも印象的な音楽の虜になった。

 そして、彼ら(BLIND GUARDIAN)に出会って、「これこそオレが求めていた音楽だ!!」と思った。それ以来、長い間オレにとって彼らが「メタルの中で一番好きなバンド」だった。

 

 4枚目"Somewhere Far Beyond"、5枚目"Imagination From The Other Side"は傑作だと今でも思う。

 でも、その次の"Nightfall In Middle-earth"は、大作主義になったとでも言えばよいか、凝りに凝ったアルバムではあるのだが冗長で、しかも魅力的な曲と間をつなぐような曲とに落差があって、幾度も繰り返し聴くってほどのめり込めなかった(収録されているMirror Mirrorは間違いなく名曲だが)。

 その後、2000年代に入ってからの2枚"A Night Of The Opera"(QUEENの傑作アルバムと同タイトル)、"A Twist In The Myth"はなかなか良かったのだが(特に後者は彼らのアルバムの中で少し異色だと思う)、その後の2枚がオーケストレーションだのなんだの、大がかりなのは良いのだが、そもそものメロディーが魅力的に感じられず、「もう彼らのアルバムは聴かなくて良いかな・・・」と思っていた。

 

 ところが、雑誌でニューアルバムが出ることを知り、「原点に立ち返る」「アグレッシブなパワーメタルを追求」なんていうコメントがあったので、「本当かよ~」と、タワーレコードの試聴コーナーで聴いてみたら、まぁ買ってじっくり聴いてみようかと思える音だったので購入。

 

 確かに、2010年代に出たアルバムに比べて、激しくはなっているしメロディーに起伏があってキャッチーな曲もある。それでも、先に傑作と書いた2枚の頃のような心をがっちり鷲掴みするような曲はないように思う。この中に「名曲」はあるだろうか?アルバム全体の構成力がどうのこうのとか、そんな問題ではないように思う。過去多くの傑作アルバムは、当然アルバム全体の構成も良く、そしてそこに収録されている曲を単体で聴いても魅力的だ。

 

 悪くはない。でも、STRATOVARIUSのアルバムが「彼らの中でベスト」と思わせてくれる内容だったのに対して、このアルバムは「昔の彼らは良かったなぁ」と感じてしまう内容なので、この点数。

 

点数:77点

 

 

アルバム収録曲

 

こちらもアルバム収録曲

 

これは昔の曲(ライブ映像ですが) これも名曲だよな~。またこんな曲作ってくれたら良いのに。

 

 

 

このバンド、The RASMUSの魅力は、何と言っても切なく、哀愁漂うメロディーにあると思っている。昔、とある雑誌に、彼らの哀愁は「この世の全ての言語をもってしても表現しきれない」といったようなことが書いてあり、それが大げさではないと思っている。当然、このニューアルバムにもそういったものを期待して購入した。

 

 ところが、どうだ。1曲目"Live and Never Die"のポップなこと!! 思わずずっこけてしまった。

 

 悪い曲じゃないけど、彼らに求めているのはこういうのじゃない。買わなくても良かったかなぁ・・・

 

 というのが、最初の印象。

 

 アルバムを通して何度か聴いていると、決してアルバム全体がポップなわけではなく、哀愁漂うメロディーもある。

 でも、昔の、本当に狂おしいほどの切なさは感じない。

 

 これは、プロデュースにデズモンド・チャイルド(BON JOVIのLivin' on a prayer の共同作曲者で、他にAEROSMITHやリッキー・マーティンのアルバムにも携わっている大物)が絡んでいるからとかそういうのはあまり関係ない。以前、彼がプロデュースしたアルバムは、ポップになってしまうことを心配したが、そんな心配をよそに、しっかり哀愁が漂っていたから。

 

 どういう曲を作りたいか。その考えが変わってきたんでしょうね。

 

最初の印象は、70点。

何度か聴いて 78点。

 

 いや、決して悪くないんですよ。でも、昔ほどの良さを感じない。そういうことです。

 

 

 

↑問題の(?)1曲目。

 

↑この曲で、ユーロビジョンという非常に大きな大会に出て、準優勝だったのかな?良い成績だったそうです。

 

 

長男が1歳になる頃、1か月の育休を取ることにして、それをきっかけに始めたこのブログ。

その長男が、今はもう小学校6年生。早いもので、来年は中学生である。

 

 日々忙しくて、気がつけば、もう長いことブログにはノータッチ。

でも、たまには更新しようかなと。

 

 そう思うきっかけになったのは、最近購入したアルバムが良かったから。

 

 STRATOVARIUSUの『SURVIVE』

このバンドに出会ったのはオレが浪人生の頃だから、もう大ベテランである。

ラジオで、名曲"Hands of Time"を聴いて、一発で気に入ったものだ。

その曲が収録されているアルバム『TWILIGHT』は勿論購入。

その後もしばらくアルバムを出せばゲットしていたが、最近のアルバムは買ってなかった。

 

 だけど、ニューアルバムの雑誌での評価が良かったので、CD屋で試聴してみたら確かに良さそう。

購入して、家で聴いてみたら・・・ 

 

 これ、凄く良いな。

 

 で、誰かにこの良さを伝えたくて、ブログを更新しようかと。誰もチェックしていないだろうけど。

 

 メロディックパワーメタルとかメロディックスピードメタルと言われるジャンルに分類される音楽だと思うが、その手の音楽に望まれる最高のものが詰まっているように思う。

1曲目の"Survive"が、彼らの中では一番なのではというくらい激しい曲だが、これがまず素晴らしい。

少しCYHRAというバンドに似た感じも受けたが、そういう「新しい」部分とSTRATOVARIUSらしさが融合していて、つかみは最高。キャッチーなサビがたまらない。

その後も、とにかく捨て曲なしに最後まで一気に聴ける。

帯に「これをメロディック・パワーメタルの傑作」と言わずして何と言う とあるが、まさにその通り!!

 

 STRATOVARIUSがこんな素晴らしいアルバムを今出すとは思わなかったなぁ。お見それしました。

 

 昔の、"Hands of Time"の頃とは勿論違う。でも、魅力たっぷりのアルバムでした。

 

評価:93点  

まぁまぁだなというものを75点として、そこから良ければプラス、あまり良くなければマイナスで点数をつける、ワインのパーカーポイントと同じ感覚で。

 

 

 

 

 新年、あけましておめでとうございます。

 

 2022年のスタート。

読み始めてから数か月経過した小説を、ようやく読み終えました。

 

カミュ 『ペスト』


 

 

 いやぁ~、面白くなかった。

 前半、病気が蔓延していく様は恐怖とともにドキドキしながら読み進めていたが、流行がはじまり病気の正体がペストであることが確実となり、地域が周りから遮断(今で言うところのロックダウンでしょうか)されてからの下りは読んでいて苦痛、でもないのだけど、何の面白みも感じられず、ただ、字を追うだけだった。読んでいてもすぐに眠くなってしまい、なかなか読み終えられずに今日に至った。

 

 ただ、上がなかなかペストだということを認めなかったりする姿勢は、それ以前よりも明らかに状況が悪化していたにも関わらずなかなか緊急事態宣言を出さなかった昨年の状況と似ているなぁ~なんて感じるところはあった。

 

 次、読む本は既にずっと前に(というか、ペストと一緒に)購入済み。

面白いと良いのだが・・・

 

 早いもので、あと数日でクリスマス。

というより、前回ブログ書いたのいつだ?って話だが。

 

 毎年我が家で、このシーズン限定でへヴィーローテーションとなるのがこのアルバム。

 

カーペンターズの『クリスマス ポートレイト』。

 

 カーペンターズのオリジナル曲は1曲のみ。

他はクリスマスキャロルやスタンダードナンバーなんだが、とにかくどの曲も素晴らしい。

アレンジが良いし、当たり前ながらカレンのヴォーカルは最高。

これを、薪ストーブ焚いてその前で暖まりながら聴いていると本当に幸せな気分。

クリスマスって最高だなぁって感じるひと時である。

 

 

ただ、LPでしか持っていないので、クルマの中で聴けないのはちょっと残念・・・

 

そう思っていたら、このアルバムの他にもう1枚、カーペンターズが出したクリスマスアルバムがあるとか。

(カレンの死後に発売されたもので、『オールドファッションドクリスマス』というもの)

 

で、この『クリスマス ポートレイト』とその『オールドファッションドクリスマス』がセットになったCDも発売されているとか。

 

 もう今年のクリスマスは終わってしまうから、来シーズンに向けて買いだな、

 

 

 昨日、家族で買い物に出かけた道中、クルマの後ろの席で澪とカンナが鬼滅の刃ごっこのようなことをして遊んでいた。

 

 だんだん白熱してきたところで、カンナが

「痛っ!!」

 

 と声を上げたので、優しい澪は

「ごめんカンちゃん。痛いの痛いの飛んでいけ~」

 

 と声をかけた。

 

 するとカンナが大爆笑!!

腹を抱えて笑いながら

「ギャハハ~。お兄ちゃん、アハハハハ。そんなことを言っても、痛いのは、飛んでいきません(爆笑) ブププププ」

 

 その後も

「ヒー、飛んでいけだって。飛んでいかないっちゅうの。お兄ちゃんホント面白い。何なの、飛んでいけって?」とかなんだとかで、爆笑はしばらく続いた。

 

 いや、カンナ。お前のほうがよっぽど面白いよ。

 

 で、結局。痛いのはどこかに飛んでいったようでした。

めでたしめでたし。