このバンド、The RASMUSの魅力は、何と言っても切なく、哀愁漂うメロディーにあると思っている。昔、とある雑誌に、彼らの哀愁は「この世の全ての言語をもってしても表現しきれない」といったようなことが書いてあり、それが大げさではないと思っている。当然、このニューアルバムにもそういったものを期待して購入した。
ところが、どうだ。1曲目"Live and Never Die"のポップなこと!! 思わずずっこけてしまった。
悪い曲じゃないけど、彼らに求めているのはこういうのじゃない。買わなくても良かったかなぁ・・・
というのが、最初の印象。
アルバムを通して何度か聴いていると、決してアルバム全体がポップなわけではなく、哀愁漂うメロディーもある。
でも、昔の、本当に狂おしいほどの切なさは感じない。
これは、プロデュースにデズモンド・チャイルド(BON JOVIのLivin' on a prayer の共同作曲者で、他にAEROSMITHやリッキー・マーティンのアルバムにも携わっている大物)が絡んでいるからとかそういうのはあまり関係ない。以前、彼がプロデュースしたアルバムは、ポップになってしまうことを心配したが、そんな心配をよそに、しっかり哀愁が漂っていたから。
どういう曲を作りたいか。その考えが変わってきたんでしょうね。
最初の印象は、70点。
何度か聴いて 78点。
いや、決して悪くないんですよ。でも、昔ほどの良さを感じない。そういうことです。
↑問題の(?)1曲目。
↑この曲で、ユーロビジョンという非常に大きな大会に出て、準優勝だったのかな?良い成績だったそうです。