BLIND GUARDIAN "The God Machine" | 日々是勉強

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昔むかし、偉~いお坊さんが「身の回りのあらゆるものに、
学ぶべきことがある。まさに、人生日々是勉強である」
と言ったとか言わないとか(言ってない)。
 1か月の育休を機にブログを始めることにしました。
日々、感じたことなどを書きつづっていきたいと思います。

 

 浪人生の頃、よく聴いていたラジオのメタル番組で『ジャーマンメタルが熱い」のを知り、まずは中古屋でHELLOWEENを購入し、

 「世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのか」と感動。以来、ジャーマンメタルに代表される、スピード感があってメロディーも印象的な音楽の虜になった。

 そして、彼ら(BLIND GUARDIAN)に出会って、「これこそオレが求めていた音楽だ!!」と思った。それ以来、長い間オレにとって彼らが「メタルの中で一番好きなバンド」だった。

 

 4枚目"Somewhere Far Beyond"、5枚目"Imagination From The Other Side"は傑作だと今でも思う。

 でも、その次の"Nightfall In Middle-earth"は、大作主義になったとでも言えばよいか、凝りに凝ったアルバムではあるのだが冗長で、しかも魅力的な曲と間をつなぐような曲とに落差があって、幾度も繰り返し聴くってほどのめり込めなかった(収録されているMirror Mirrorは間違いなく名曲だが)。

 その後、2000年代に入ってからの2枚"A Night Of The Opera"(QUEENの傑作アルバムと同タイトル)、"A Twist In The Myth"はなかなか良かったのだが(特に後者は彼らのアルバムの中で少し異色だと思う)、その後の2枚がオーケストレーションだのなんだの、大がかりなのは良いのだが、そもそものメロディーが魅力的に感じられず、「もう彼らのアルバムは聴かなくて良いかな・・・」と思っていた。

 

 ところが、雑誌でニューアルバムが出ることを知り、「原点に立ち返る」「アグレッシブなパワーメタルを追求」なんていうコメントがあったので、「本当かよ~」と、タワーレコードの試聴コーナーで聴いてみたら、まぁ買ってじっくり聴いてみようかと思える音だったので購入。

 

 確かに、2010年代に出たアルバムに比べて、激しくはなっているしメロディーに起伏があってキャッチーな曲もある。それでも、先に傑作と書いた2枚の頃のような心をがっちり鷲掴みするような曲はないように思う。この中に「名曲」はあるだろうか?アルバム全体の構成力がどうのこうのとか、そんな問題ではないように思う。過去多くの傑作アルバムは、当然アルバム全体の構成も良く、そしてそこに収録されている曲を単体で聴いても魅力的だ。

 

 悪くはない。でも、STRATOVARIUSのアルバムが「彼らの中でベスト」と思わせてくれる内容だったのに対して、このアルバムは「昔の彼らは良かったなぁ」と感じてしまう内容なので、この点数。

 

点数:77点

 

 

アルバム収録曲

 

こちらもアルバム収録曲

 

これは昔の曲(ライブ映像ですが) これも名曲だよな~。またこんな曲作ってくれたら良いのに。