日々是勉強

日々是勉強

昔むかし、偉~いお坊さんが「身の回りのあらゆるものに、
学ぶべきことがある。まさに、人生日々是勉強である」
と言ったとか言わないとか(言ってない)。
 1か月の育休を機にブログを始めることにしました。
日々、感じたことなどを書きつづっていきたいと思います。

 1週間前、50回目の誕生日を迎えました。

 

 年齢を重ねると、誕生日とは子供の頃のよう歳をとることを喜ぶ日ではなく、この歳を元気で迎えられたことに幸せを感じる日であり、健康な体に育ててくれた親に感謝する日であると思う。

 

 

 

 それが50歳ともなると、ちょっと今までとは違う、感慨深いものがあった。49歳になった昨年とは全く違うし、恐らくは来年51歳になっても今年のような感覚はないだろうと思う。

 

 そんな誕生日を数日過ぎた週末に、実家の両親からプレゼントが届いた。

 

 北海道は十勝のワイン。

 普段からよく赤ワインを飲むオレだが、もっぱら飲むのは輸入ワインで、国産ワインは年に数本しか飲まない(だって高いんだもん)。そんなわけで、オレには貴重なワインである。

 

 山幸という、北海道で開発されたブドウで作られたワインだそうだ。なんでも、山ブドウをかけあわせているのだとか。

 

 赤ワインにあうツマミを用意して、早速いただいた。

 

 表示にフルボディと記載されていたように思うが、予想したようにタンニンは控えめで、重さは感じない。総じて国産ワインはあまり重さは感じられないように思う(そう語るほど飲んでいないのだが)。

 しかし、香りと、味わいが非常に独特。クセが強いと言うと飲みにくい様に感じられてしまうかもしれないが、飲みにくいことはなく、陳腐な表現になってしまうがとにかく非常に野性味あふれる味わい。山ブドウに由来する味わいだろうか?今までにない味わいだった。

 これは、あわせる料理ももっとクセがある、例えばオレが大好きなラムチョップやジンギスカンがあうに違いない。ジビエなんかが最適なのかもしれないが、そんなものなかなか手に入らないので。

 幸い、もう1本ある。次は絶対に、羊肉とあわせていただくとしよう。

1.The Begining Of All Things

2.State Of Slow Decay

3.Meet Your Maker

4.Bleeding Out

5.Foregone Pt.1

6.Foregone Pt.2

7.Pure Light Of Mind

8.The Great Deceiver

9.In The Dark

10.A Dialogue In B Flat Minor

11.Cynosure

12.End The Transmission

 

  今年2月に発売された、北欧型メロディック・デス・メタルのパイオニア IN FLAME 通算14枚目のアルバム。

 アルバム発売に先行公開された曲から、各方面で「原点回帰か!?」と言われていたアルバム(そういう点で、METALLICAのニューアルバムと共通する部分があるな)。確か前作も同じように「原点回帰」と言われていたように思うが・・・ でも、今作は、昨年、元IN FLAMESのメンバーが集まって結成されたバンド THE HALO EFFECTのアルバムが出て、それが原点回帰というか昔のIN FLAMESスタイルを現代にアップデートしたような内容で非常に良かったものだから、「さて、本家IN FLAMESはどんなアルバムを出してくるのか?」と、否が応でも期待が高まるというもの。

 

 先行配信の曲は聴かずにアルバムを購入して聴いてみると・・・

 

 静かな、哀愁を感じさせるインストゥルメンタル曲に続く2曲目”State Of Slow Decay"にびっくり!!これ、IN FLAMESの原点って言うより、もう一つの北欧メロディック・デス・メタルのパイオニア AT THE GATE のあの名曲"Blinded By Fear"に出だしそっくりじゃない!?途中で、やはり今のIN FLAMESならではだなぁ~って雰囲気になるが、冒頭の勢いある部分は今までの彼らにはなかったものを感じる。IN FLAMESの数ある曲の中でも随一の激しさ・叙情性をたたえているのではないだろうか。

 続く3曲目も激しい曲だが、4曲目は少しテンポを落とした曲。メロディック・デス・メタルスタイルにこだわらず、そこから発展した彼らの、非常に”らしい”曲だ。

 5曲目 "Foregone Pt.1" がこれまた「くぅ~、たまらん」といったメロディック・デス・メタルスタイルの曲で、次の曲が同じ”Foregone"のPt.2でありながら全く雰囲気が異なるスローテンポの曲になるが、これがまたいかにも IN FLAMES な曲で、このワルツというか3拍子のメランコリーなスタイルは彼らの十八番と言って良いだろう。

 

 といった感じで、アルバムを通して聴くと緩急のバランスが非常に素晴らしい。原点回帰と言われたアルバムで、確かにこれは一時期彼らが離れていた北欧型メロディック・デス・メタルスタイルと言って良いアルバムではあるが、昔の彼らのスタイルの焼き直しではないと思う。古くささは一切ない、アップデートされた今のIN FLAMESの姿がここにある。一番昔の彼らっぽいと言える曲は、8曲目の"The Great Deceiver"だろうか。

 

今聴いても、やはりAT THE GATEのあの曲に似ていると感じるが、格好良いことは間違いない。

 

 

こういった曲は、「あぁ、いかにもIN FLAMESだなぁ」と感じる。

 

 

アルバム収録曲の中で、この曲が一番典型的なIN FLAMESスタイルのメロディック・デス・メタルだと思う。

 

評価:92点 とにかく良い。メロディック・デス・メタルが好きな人なら絶対に聴くべきアルバム。THE HALO EFFECTのアルバムと聴き比べてみるのもまた楽しい。どちらも良いメロディック・デス・メタルアルバムなので。

 

 

1.72 SEASONS

2.SYADOWS FOLLOW

3.SCREAMING SUICIDE

4.SLEEPWALK MY LIFE AWAY

5.YOU MUST BURN!

6.LUX ÆTERNA

7.CROWN OF BARBED WIRE

8.CHASING LIGHT

9.IF DARKNESS HAD A SON

10.TOO FAR GONE?

11.ROOM OF MIRRORS

12.INAMORATA

 

 4月14日に発売された、METALLICAのニューアルバム。発売前日には、全国の限られた映画館(新潟では1館のみ)でリスニングイベントが開催され、それにも参加してきた。

 アルバムに先駆けて昨年のウチに公開された1stシングルの6.LUX ÆTERNAが非常にスピード感があってコンパクトな曲だったから、「今回のアルバムはコンパクトになるのか?」と期待が高まったが、次に公開された曲がそうではなかったから、やはりアルバムはいつもどおりなんだろうな~と思われた。それでもやっぱり期待大。

 で、リスニングイベントで初めて聴いた印象は、「長い」。12曲中、殆どの曲が6分近くあって、もっとコンパクトにしてくれたらなぁと思ってしまう。リスニングイベントで、曲によってはどうでもよいような映像と一緒に聴かされて、ところどころ退屈してしまった。

 72 SEASONSというのは、人生を決定づける0~18歳(1年を4つの季節として)のことを意味するらしい。1stシングルと、先に公開されたアルバムジャケットからポジティブな感じのアルバムになるのかと思っていたが、歌詞は暗い内容のものが多いようだ。

 

 でも、イベント翌日、アルバムを購入して聴いてみると、確かに長いが魅力的な曲が多い。聴きどころはいっぱいある。

1stシングル。とにかく格好良い。あまりメタルを好まない息子:澪もこの曲は「格好良い!!」とお気に入り。

 

THIN LIZZYを思い起こさせるフレーズがあって、そこが好き。

 

評価:78点

リスニングイベント直後の印象。聴き込めばもっと評価は高くなると思う。

もっとコンパクトに、と感じる人はいないのだろうか?その方が断然格好良いと思うんだけど。DREAM THEATERの曲などのように、長いことに意味があるというか、必要性があって長くなる曲もあると思うが、METALLICAの曲には長い必要性を感じられないものも多いと思う。勿論、曲間のギターソロが素晴らしくて、「これは長い必要があるな、長くて良かった」と感じる曲もあるけど(Room of Mirrorsなんてまさにそう)。

もう、METALLICAが孤高の存在になって、「俺達がやりたいようにやるんだ」という風になっているだろうから、プロデューサーも評論家も「もっとコンパクトにした方が良いんじゃない?」なんて言えないのかもしれないな。

 

1.The Sick,The Dying... And The Dead!

2.Life In Hell

3.Night Stalkers

4.Dogs Of Chernobyl

5.Sacrifice

6.Junkie

7.Psychopathy

8.Killing Time

9.Soldier On!

10.Celebutante

11.Mission To Mars

12.We'll Be Back

13.Police Truck (Bonus Track)

 

 MEGADETHが、ANGRAのギタリスト:キコ・ルーレイロを迎え入れた時は驚いたが、そのキコ加入後2枚目のアルバム。

 前作、"DYSTOPIA"も非常に良いアルバムで、オレはMEGADETHの大ファンというわけではない(METALLICAの方が好きだし、スラッシュメタルということで言えばSLAYERやKREATOR、SODOMの方が好み)が、随分楽しませてもらった。MEGADETHにキコは合うのか・・・?と危惧したが、彼の良さが埋没することなく、MEGADETNに新しいアクセントとして機能しているように感じられた。

 で、今作。

 素晴らしい。一聴したときにも「良いな」と感じたが、聴き込むと新たな良さが感じられる。

 1曲目から彼ららしさ全開。この曲のように、ヴォーカルが声を張り上げずにサビを歌うのもMEGADETHらしいと感じる。デイブ・ムステインのヴォーカル、声にクセがあって以前は好きじゃなかったが、クセはそのままに、なんだか随分聴かせるようになったと思う。この、The Sick~は、彼以外のヴォーカルが歌ったらあまりは良いと感じられないのではないだろうか?

 2曲目で更にアクセルを踏み込む感じ。

 で、3曲目。イントロから非常に攻撃的なのだが、キコが彼らしいフレーズを聴かせるだけでなく、作曲にもキコが関与しているもんだからどことなくANGRAっぽい雰囲気を感じさせるところがあって、そこが素晴らしく良い。

 

 

 4曲目も。イントロからANGRAっぽい。でもそれがMEGADETHのアルバムに見事に溶け込んでいて、全く違和感がない。そのバランス感覚は見事だ。

 

 

 この後も、とにかく、ところどころ「あぁ、キコっぽい」というフレーズがあちこちであって、でも、しつこいようだが全くMEGADETHらしさを失っていない曲が続く。デイブ・ムステイン流石。キコを迎え入れるにあたり、こんなに上手くいくと思っていたんだろうか?思っていたんだろうなぁ・・・ 素晴らしい。ワンマンな感じのデイブだが、思いのほか懐が深いんだなぁ。

 

 MEGADETHのコアなファンからは批判されるかもしれないが、オレにとってはこのアルバムがMEGADETH最高傑作だと思う。前作も非常に良くて、繰り返し聴いたものだが・・・

 

 STRATOVARIUSもそうだったが、長い歴史があるバンドが、今この時代にこういうアルバムを世に送り出せることが、本当に素晴らしいと思う。

 

評価:95点 

 

 

 

 

アルバム冒頭からの3曲。

これより激しい曲、速い曲、ヘヴィーな曲。そういった曲はいくらでもあると思うが、安定感がありながらもスリリングな雰囲気が感じられる、そういった曲を聴かせてくれるバンドはそうはいない。

 

1枚目 SIDE A
1.イントロダクション
2.しおさいの詩
3.六月の雨
4.俺達の旅
5.時
    SIDE B
1.少しは私に愛を下さい
2.飛べない蝙蝠(こうもり)
3.思い込み
4.スダンドスティル
5.揺れるまなざし
2枚目 SIDE A
1.白い一日
2.ほんの二つで死んでゆく
3.遠きにありて
4.めまい
5.屋根のない車
    SIDE B
1.身辺抄
2.ゆきどまりの海
3.シクラメンのかほり
4.木戸をあけて
5.さらば青春
 
 このアルバム(レコード)は、先日コメントした南こうせつのアルバムを購入したよりもずっと前。昨年に購入したものになる。
 
 小椋佳は、昔、母がよく聴いていたので、好むと好まざるとオレも繰り返し聴いた。幼い頃聴いていたものは体に染みついているというか、自分というものを構成しているものの一部になっているようで、今はヘヴィーメタルやハードロックをこよなく愛するオレではあるが、それとは全く共通点がない、この小椋佳なんかを聴くと、なんだか落ち着くのである。しょっちゅう聴こうとは思わないが。
 
 このアルバムも、2枚組のライブアルバム。ただ、曲間に拍手があったりはするが、小椋佳と観客とのやりとりなどは収録されておらず、殆ど曲のみ。なので、ライブの雰囲気を感じられるという点では南こうせつのアルバムに軍配が上がる。
 
 ただ、行ったこともないので想像するしかないが、きっと小椋佳のライブというのは、まぁ彼が語ったりする場面はあっただろうけれども、観客とやりとりがあったり、会場中が大合唱になったりするようなことはなく、落ち着いた感じで、観客は静かに彼の歌に聴き入る。そんな感じだったのではないだろうか。
 このアルバムを聴いていても、とにかく、しっとりと、落ち着いた感じ。
 でも、やはりライブ盤。スタジオ盤とはアレンジも雰囲気も違って、ライブならではの良さを伝えてくれる。
 
 何度も何度も聴いた(聴かされた)曲達が、ちょっと新鮮に感じられる。
 イントロからの「しおさいの詩」。「少しは私に愛を下さい」。「揺れるまなざし」。「白い一日」。「屋根のない車」。彼の代表曲であろう「シクラメンのかほり」。。素晴らしい。
 でも、このアルバムで特に良いなぁと感じるのはアンコールの2曲「木戸を開けて」「さらば青春」。この2曲の前にだけ、彼の語りが聞ける。その語りも、彼の人柄がにじみ出ているように感じられて、微笑ましい。「さらば青春」では、観客の控えめ(?)な手拍子も聞こえて、昔のライブ、というより「コンサート」という方があっているのかな、その雰囲気が感じられる。小椋佳の歌唱も、他の曲よりノッている。
 
 小椋佳を繰り返し聴いていた母は、こういったコンサートに行ってみたいと思っていたんだろうか?今度、このアルバムを実家に持っていって聴かせてみようと思う。
 
 ものすごく歌が上手いというわけではないのだろうが、彼の歌がオレは好きだ。
 
 

1.朝が来るまで

2.昨日にさようなら

3.来年も来るよ

4.九州へ帰る友へ

5.たぬき囃子

6.さよならの街

7.妹

8.ひとりきり

9.思い出にしてしまえるさ

10.私の詩

11.ヘイ・ジプシー誘っとくれ

12.何処にも行かない

13.ねがい

14.今日は雨

15.うちのお父さん

16.いつもふたり

17.~朝が来るまで

18.幼い日に

19.グッゴ・ナイト・マイ・ベイビー

 

 1月に入って、新潟県内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生してしまい、その対応で大変だったため、先月は一度もブログを更新出来なかった。なので、今年に入って1回目の更新となる。

 

 市内の中古レコード屋『キングコング』で、年明けに30%オフのセールをやっていたので、久しぶりに古町・西堀に出かけてみた。このアルバムは、その時に購入してきたもの。

 

 1976年発表。2枚組で、19曲収録。かぐや姫を解散してソロになって、まだ初期。武道館でのライブを収録したアルバム。

 武道館でライブが行われたのは、the BEATLESが1966にやったのが最初だから、その10年後になる。the BEATLES以降、国内アーティストでもタイガースや西城秀樹がライブを行ったそうだが、国内のソロアーティストとしては、この時の南こうせつが初めてのライブだったんだそうだ。

 

 ライブアルバムってオレはそんなに色々持ってはいないのだが、考えてみると、当時は今のようにライブ映像を観る手段はあまりなかっただろう(ビデオもなかった時代だし、テレビに出る人ではなかったし)から、ライブに行けなかった人がライブの雰囲気を感じるには、ライブアルバムを聴いて思いを馳せるしかなかったんだろう。そう思うと、当時のファンにとっては凄くありがたいものだったんだろうなぁ。

 

 アルバムには、16ページの写真集までついていて、ライブの雰囲気を伝えている。他に、歌詞カードには譜面まで載せているし、Tシャツなどに熱転写で写すことが出来るステッカー(南こうせつの写真)まで付いていて、とにかく盛りだくさん。当時、人気が高かったことがうかがえる。

 

 南こうせつというと、フォークソングっていう認識だが、そもそもフォークソングって何なのだろう?

 

 アルバムを聴くと、非常に熱い!! 演奏は、時にロックバンドの様に熱く、ライブが盛り上がっている様子が伝わってくる。聴き慣れた「妹よ」なども、ライブならではのアレンジで良い。

 

 南こうせつのファンというわけではないが、このアルバムは、購入して良かった。CDでも発売されているので、お薦めである。

 付録の写真集、ステッカーと歌詞カード。豪華!!非常に綺麗な状態で保存されていたので、ラッキー!!

1.Abrakadabra

2.Influencer

3.Forever And Day

4.Weep When You Die

5.Give Me A Smile

6.Catch Me If You Can

7.One For All

8.Dreams In Red

9.Throw A Brick

10.Fighter

11.You Can't Kill My Rock'N'Roll(Live)

 

  今年の3月に発売になったアルバム。彼らのアルバムを購入するのは久しぶり。大好きで、彼らの出すアルバムは必ず購入していたが、前作・前々作は購入していなかった。

 

 久しぶりに聴いて、アルバム冒頭の曲が落ち着いた曲で、その後もしばらくはガツンとくる曲がなく、6曲目の"Catch Me If You Can"でようやく「これだよ、これ」となるので、悪くはないんだけど、昔に比べるとなぁ~という印象で、その後あまり聴き込むことなく離れていたのだけど、ブログで取り上げようと思ってしっかり聴き込んでみたら、いいなぁこれ。

 

 「これ」という必殺曲がないようにも思うが、どの曲も凄くキャッチー。"Forever And Day"や、"Weep When You Die"あたり、息子がメロディーを口ずさんでいたくらい(普段そんなことあまりしないのだが)。

 

 彼らは2ndでワールドワイドデビューを果たしたが、そのアルバムは凄く華やかな内容だった。続く3rdはかなり雰囲気が変わって、ハノイロックスの後継的位置づけに来るのかな~と思ったものだが、その後、4thあたりから、今の音楽性にシフトしてきたように思う。

 

 彼らの魅力をつたない語彙力で表現しよう。

やっているのはキャッチーなハードロックで、見た目からするともっとルーズな感じの音楽を想像させるのだが、演奏が凄くカチッとしていて、そこは非常にメタリック。そして、大好きなのが、音がゴージャスなところ。全盛期のモトリークルーや、メタリカの通称"Black Album"あたりが手本なんであろう、ボブ・ロック的な質感。

この、ロックンロールをここまでカチッとした音で聴かせるバンドってあるようで、ない。そこが彼らを際立たせている要素である。

 

評価:85点。 購入直後は78点くらいかなぁといった印象だったが、ここ数日の聴き込みで評価アップ。本当に良い。

ただ、動画観たらヴォーカルがゴツくなってしまっていて少し残念。昔はもっと華奢で、そこがまた格好良かったのだが。ま、歳相応か。オレも太ってしまったし、そういう意味では親近感わいたりして。

 

 

このアルバム収録の曲で一番好きな曲。

 

 

息子が鼻歌でこの曲を口ずさんでいた。キャッチーなんだよなぁ。

 

 

BON JOVIのWHAT ABOUT NOWというアルバムに、"The Fighter"という好きな曲があって、その曲もしっとりとした曲だった。この曲も、タイトルは"Fighter"という曲だが、同じくしっとりした感じで、でも激しい曲調で「オレはファイターなんだぜ」と言われるより、こういう曲調で歌われた方が説得力があるというか、オレは好きだ。

 

 

 

1.WAKE ME UP

2.RUIN MY LIFE

3.THE ANTIDOTE

4.MILLION PICTURES OF YOU

5.ANXIETY

6.CONGRATULATIONS

7.ICONIC

8.BEST DAY OF MY LIFE

9.SLOW MOTION

10.TWO

 

 彼らがやっているような音楽は、『ポップパンク』とか言われるが、果たしてパンクと言えるのだろうか?パンクって、もっと主義主張が強い音楽なんじゃなかろうか。だから、このバンドにしてもGREEN DAYにしても、パンクって呼ぶのはなんだか違うように感じる。何をもってパンクって言うのかなぁ?

 

 そんなことは、聴く分にはどうでもよくて。

 

 SIMPLE PLAN。カナダ出身のバンド。オレは彼らのアルバムは1stから持っていて、どれも凄く好きなアルバムである。世の中にポップなロックバンドはいっぱいあって、中にはピンとこないものもあるが、彼らの音楽は凄くピンとくるんだよなぁ。

 今回のアルバムは、Bryan Adams同様、国内盤の発売がなかった(そういえばBryanもカナダ出身だ)。CDが売れない時代だから発売が見送られたのかなぁ?残念。

 国内盤が出なかったとはいえ、中身は相変わらず、いかにもSIMPLE PLANな曲が揃っていて、彼らの昔からのファンや『ポップパンク』ファンは聴いて損はないだろう。

 

 アルバムの冒頭は、ガツンとアップテンポな曲ではなくて、ピアノのイントロで始まる、落ち着いた感じの曲。ちょっとアルバムの出だしとしてつかみが弱いような気がする。これはこれで彼ららしい良い曲なのだが、アルバム1曲目じゃなかった方が良いのでは・・・

 続いては、オレがこのバンドに求める「こういう曲を待っていたんだよ!!」といった感じの曲。彼らの曲には、ポップな中にどこか甘酸っぱいというか切ないというか、そういうところが感じられて、だから他のポップなロックバンドよりも好きなんだろうと思う。この曲には同じカナダのSUM 41のヴォーカルがゲスト参加していて、良いアクセントになっている。

 3曲目以降、落ち着いた曲が続き、6曲目にしてようやく底抜けに明るい曲が出てくる。8曲目もアップテンポで気分が上がる。

 アルバムの最後は壮大な雰囲気(というと大げさ、あくまでSIMPLE PLANの曲の中では壮大ということ)の曲で、しっかりと締める。

 

 アルバム通して聴くと、前半~中ほどまで落ち着いた感じで、後半盛り上がる。非常に良い曲が揃っている。ただ、アルバム全体の印象として、今までのアルバムに比べて少し弱いかなぁ。

 

 今回のアルバムは、前作が出てから6年経っている。また次のアルバムまで相当待たされるんだろうか?あまりにアルバムが出ないので、解散しちゃったのかと思っていたくらいだ。もっと頻繁に出してもらいたいものだ。

 

 アルバムの冒頭を飾る曲。歌詞だけ読めば、誰でも感じうる日常のことを歌っているように思えるが、ビデオの冒頭にウクライナで起こっている酷いことについて書かれていて、「これは彼らの物語」とある。以前のビデオにもそういったものがあったが、彼らポップで明るい曲を得意としているが、時に人々に訴えかけるような一面があり、それこそ「パンク」なのかもしれない。

 

 続く2曲目。いかにもSIMPLE PLANだなぁ~。

 

評価:78 良い曲が並んでいるのだが、過去作に比べると弱いので。振り返ると、過去のアルバムはもっとヴァラエティーのある曲が収録されていたように思う。今回、少し落ち着いた曲が多くて、カラフルさがない。ただ、良い曲ばかりなので聴いて損は無し!!

 

 週に一度くらいはブログを更新しようと思っていたが、仕事で忙しくなってしまい・・・ 

 

 デンマークのバンド、ROYAL HUNTの新作。

”PART Ⅱ"とついていることからわかるように、前作"DYSTOPIA"の続編となる。

 

 "DYSTOPIA"は、アメリカの小説家レイ・ブラッドベリの作品『華氏451度』をテーマとしている。その小説は、前作"DYSTOPIA"が出た際に読んでみた。近未来を舞台にした小説で、書物の所持・読書が禁止され、書物が発見されるとファイヤーマンと呼ばれる監視組織に属する人間に燃やされてしまう世の中で、書物のみならず自己の思想を持つことすら禁じられてしまっていることの異常さ・危険に気づいた主人公が・・・といった内容。昔に映画化されたこともあるそうだが、今の技術で映画化すれば、ブレードランナーのような映画になるような気がする。ただ、読んでいてそれほど面白いという感じがなく、そのせいか、このブログにも読後の感想をアップしていなかった。

 

 で、このアルバムの感想だが、何度も通して聴いたところ、残念ながら「イマイチ」という感じ。曲は、彼ららしくはあるが、しかし彼らにしては少しメロディーが弱い。そして、多くのゲストヴォーカルが参加していることがオレにとってはマイナス。歌詞をみても、色んな登場人物が出てくるような内容ではないので何人もヴォーカルを起用する必要が全くないと思うのだが。聞えてくる声がころころ変わることで、とっちらかった印象になってしまっている。オレが好きなD.C.クーパーで通して聴かせて欲しかった。せっかく、素晴らしヴォーカルがいるのに、もったいないったらない。

 

 歌詞も、オレの理解する力が弱いのだろうが、小説の内容を想起させるのは1曲くらい。

 

 アルバムの幕開け、オープニングの短い曲に続いてのこの曲。期待をあおる出だしから、歌い出しが何でD.C.クーパーじゃないのよ!?

 

評価:78点  悪いとまでは言わないが、良くはない。彼らのアルバムを聴くならもっと良いアルバムが他にある。

1.Imperium

2.Kaisarion

3.Spillways

4.Call Me Little Sunshine

5.Hunter's Moon

6.Watcher In The Sky

7.Dominion

8.Twenties

9.Darkness At The Heart Of My Life

10.Griftwood

11.Bite Of Passage

12.Respite On The Spitalfields

 

 今、最も勢いのあるハードロック・メタルバンドといえば、このバンド"GHOST"が挙げられるのではないだろうか。そのバンドの最新作、5枚目のアルバムがこれである。

 

 彼らの音楽がハードロック・メタルといえるのか?という問いはあるだろう。確かに、ギターソロとかツインリードとか、そういうメタルファンを引きつける部分はあまりない。そもそもメロディーが非常にキャッチーで、ジャンルで言えば「ポップス」といっても良さそうな音楽ではある。が、音は重厚感があるので、その辺りがメタルファンからも好まれるのだろう。

 

 前作"PREQUELLE"とこのアルバムしか聴いていないので、それ以前の彼らの音楽はわからないのだが、オレが聴いたことある2枚はどの曲も凄く個性的というか、一聴して「これGHOSTだよね」とわかる、そんな曲が並ぶ。

 

 それでも、このアルバムの冒頭を飾る"Kaisarion"(1曲目はイントロなので、実質2曲目が最初の曲となる)は出だしがとにかくポップで、ずっこけるというか、「えっ、そう来る!?」と驚く。聴き進めれば、これまたいかにもGHOSTな曲なのだけど。

 

 

 この曲をはじめ、彼らの曲の多くは非常にダンサブルだ。

 

 その一方で、ポップでキャッチーでありながら、どこかメランコリックというか、ハッピーな感じではない曲も彼らの得意とするところ。↓この曲は少しギターソロがありますね。

 

 

 アルバムとおして良いなぁと思うのだが、ひっかかる点が一つ。

 3~5曲目あたり、ベースの低音がやけに強調されていて、バスドラの音が良く聞こえない。そんなに低音強調しなくて良いのにと思うのだが。

 

評価:85点 こればっかり聴いていたら飽きるかもしれないが、とにかく曲がキャッチーで楽しめる。