SIMPLE PLAN"HARDER THAN IT LOOKS" | 日々是勉強

日々是勉強

昔むかし、偉~いお坊さんが「身の回りのあらゆるものに、
学ぶべきことがある。まさに、人生日々是勉強である」
と言ったとか言わないとか(言ってない)。
 1か月の育休を機にブログを始めることにしました。
日々、感じたことなどを書きつづっていきたいと思います。

1.WAKE ME UP

2.RUIN MY LIFE

3.THE ANTIDOTE

4.MILLION PICTURES OF YOU

5.ANXIETY

6.CONGRATULATIONS

7.ICONIC

8.BEST DAY OF MY LIFE

9.SLOW MOTION

10.TWO

 

 彼らがやっているような音楽は、『ポップパンク』とか言われるが、果たしてパンクと言えるのだろうか?パンクって、もっと主義主張が強い音楽なんじゃなかろうか。だから、このバンドにしてもGREEN DAYにしても、パンクって呼ぶのはなんだか違うように感じる。何をもってパンクって言うのかなぁ?

 

 そんなことは、聴く分にはどうでもよくて。

 

 SIMPLE PLAN。カナダ出身のバンド。オレは彼らのアルバムは1stから持っていて、どれも凄く好きなアルバムである。世の中にポップなロックバンドはいっぱいあって、中にはピンとこないものもあるが、彼らの音楽は凄くピンとくるんだよなぁ。

 今回のアルバムは、Bryan Adams同様、国内盤の発売がなかった(そういえばBryanもカナダ出身だ)。CDが売れない時代だから発売が見送られたのかなぁ?残念。

 国内盤が出なかったとはいえ、中身は相変わらず、いかにもSIMPLE PLANな曲が揃っていて、彼らの昔からのファンや『ポップパンク』ファンは聴いて損はないだろう。

 

 アルバムの冒頭は、ガツンとアップテンポな曲ではなくて、ピアノのイントロで始まる、落ち着いた感じの曲。ちょっとアルバムの出だしとしてつかみが弱いような気がする。これはこれで彼ららしい良い曲なのだが、アルバム1曲目じゃなかった方が良いのでは・・・

 続いては、オレがこのバンドに求める「こういう曲を待っていたんだよ!!」といった感じの曲。彼らの曲には、ポップな中にどこか甘酸っぱいというか切ないというか、そういうところが感じられて、だから他のポップなロックバンドよりも好きなんだろうと思う。この曲には同じカナダのSUM 41のヴォーカルがゲスト参加していて、良いアクセントになっている。

 3曲目以降、落ち着いた曲が続き、6曲目にしてようやく底抜けに明るい曲が出てくる。8曲目もアップテンポで気分が上がる。

 アルバムの最後は壮大な雰囲気(というと大げさ、あくまでSIMPLE PLANの曲の中では壮大ということ)の曲で、しっかりと締める。

 

 アルバム通して聴くと、前半~中ほどまで落ち着いた感じで、後半盛り上がる。非常に良い曲が揃っている。ただ、アルバム全体の印象として、今までのアルバムに比べて少し弱いかなぁ。

 

 今回のアルバムは、前作が出てから6年経っている。また次のアルバムまで相当待たされるんだろうか?あまりにアルバムが出ないので、解散しちゃったのかと思っていたくらいだ。もっと頻繁に出してもらいたいものだ。

 

 アルバムの冒頭を飾る曲。歌詞だけ読めば、誰でも感じうる日常のことを歌っているように思えるが、ビデオの冒頭にウクライナで起こっている酷いことについて書かれていて、「これは彼らの物語」とある。以前のビデオにもそういったものがあったが、彼らポップで明るい曲を得意としているが、時に人々に訴えかけるような一面があり、それこそ「パンク」なのかもしれない。

 

 続く2曲目。いかにもSIMPLE PLANだなぁ~。

 

評価:78 良い曲が並んでいるのだが、過去作に比べると弱いので。振り返ると、過去のアルバムはもっとヴァラエティーのある曲が収録されていたように思う。今回、少し落ち着いた曲が多くて、カラフルさがない。ただ、良い曲ばかりなので聴いて損は無し!!