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ご入会ありがとうございます。
ピアノの習い事は長期戦です。
その間、上昇する時期もあれば
低空飛行の時期もありましょう。
それでもピアノを通じて
また、当教室を通じて
様々なことを学んでもらえたらと思います。
それについて以下に
メッセージをお送り致します。
長文ですみません…
・ゴールはどこか?
ピアノを習うにあたり、何をもってゴールとするかは
その時々で違うものかと思います。
なので設定のしようがありませんが、
ここでは私、「先生側の思うゴール」をお伝えします。
私が思うゴールは2点。
・弾きたいと思った曲が弾ける
・やりきって自分の意思でやめる
です。
演奏技術的にもメンタル面での成長的にも
それに必要な期間としては
「5年」かと考えます。
まずは5年を目指してみてください。
・ピアノを習う意味
こちらも千差万別ですので
私の考えをお伝えします。
私が思うピアノを習う意味は
「成長すること」と「楽しむこと」です。
また、
「教育とは社会に対して
どういうスタンスで臨むのかを学ぶこと」
だと思っております。
当教室に通い演奏技術を高める…そのものは
一つの手段でしかなく、
それを通じて
学びと成長の機会を得、
自分らしさを探す。
ことが当教室に通いピアノを習う意味だと
私は考えております。
・どうしたら練習するようになるのか
どうしたら練習する子になるのか?
というのは永遠のテーマでして
答えなんてそう出ないのですが
一つだけ真理がありまして、それは
「おうちの方の関心があれば無敵」
ということです。
「練習しなさい」「弾きなさい」と
声を掛けるのではなくて
「聴かせて」と言ってあげて下さい。
その際、間違えて弾いていても
ダメ出しをする必要は一切ありません。
それは私がいたします。
ただただ聴いてあげて下さい。
「自分の演奏をおうちの方が
ただただ聴いてくれる」
これ以上に子どものモチベーションを
上げる術は存在しないと思います。
・練習時にこれは必須
メトロノームは超大事です。
上達するためには必須です。
安定したリズムというのは
演奏の質にかなり大きく関わります。
最初のうちは本人も問題なく
使ってくれても数年たつと
「メトロノームに合わせたくない!」
というお子さんもいます。
しかし、メトロノームを嫌がる子ほど必要です。
「嫌だ」「やりたくない」ということは
それに取り組めば成長するということ。
そして、リズム感ばっかりは
教室だけでやっても身につきません。
・これは絶対にしないでもらいたい
逆に絶対にしないでもらいたい
練習方法があります。それは、
見本やYouTubeを聴かせて音を丸暗記させる。
これをすると譜面を読む力がつかず
必ず4年目辺りで壁にぶつかります。
そしてそのまま挫折する子はとても多いです。
因みにこの方法をしてしまうと
最初の3年間の進度はとても速いものになります。
しかしお手軽に手に入れたもので突き進む生徒は
いざ最初の壁にぶち当たると気軽に
「できないからやりたくない」と言い出すものです。
・やる気の源
私は、
「やる気の源は好奇心」
だと思っています。
長年子どもたちの成長に携わっていて
つくづく感じるのは
子どもと言うのは常にもっと伸びたいと思っている。
一見そうは見えなくとも心の中ではそう思っている。
ということです。
どうしたやるル気になるか?
どうしたら上手くなるか?
というノウハウよりも、
「もっと伸びたい」という芽を摘み取らないことが大切です。
本人の伸びたいという気持ちをいじくらなければ
勝手に学び勝手に上達していくものです。
好奇心のある子は何かと
横道にそれたがるものですが
ある程度はスルーして
戻ってくるのを待ってあげるような
レッスンを展開したいと思っています。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
冒頭でも述べました通り
ピアノの習い事は長期戦です。
いろいろなことが起こると思います。
生徒本人にとって当教室が
どのような位置付けになるかは
現段階では知る由もありませんが、
「自分とはどういう人間なのか?」
というのをピアノを楽しく弾きながら
学んでもらえたら嬉しいです。
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おうちの方へシリーズ
・どれくらい習えばいいの?
・最大の壁
・どうしたら練習するようになるのか
・どうしたら練習するようになるのか2
・振替について
・ピアノから学べる家、そうじゃない家
・自滅する子、上手くなる子(自滅編)
・自滅する子、上手くなる子(上手くなる子編)
・練習について
・【短文です】保護者の方は何をすれば良くて何をしてはいけないのか
・各ピアノの特徴と活かしかた
・発表会について
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