【ホームレス支援ボラ】 | 沖田音楽院教室ブログ

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子どもたちが教えてくれるもの

昨夜はホームレス支援のボランティアに
参加させてもらいました。

フリースクールでのボランティアを
始めてもう1年が経ち、
それはそれで続けていこうと思っていますが、
別の対象者も支援できたらと考えるように
なってきました。

僕はやっぱり
「ドロップアウトした人に何かできれば」
という思いが根底にあるので
ホームレスの方々を支援している
ボランティア団体を探しました。

そこで見つけたのが
「スープの会」
HP→https://soup1994.com/

 



ホームレスの方々を訪問し
スープ(や飲み物)を渡しながら
コミュニケーションをとる。
といったことを主にしている団体のようです。

そして昨夜が初参加でした。
新宿を迷いながら集合場所にたどり着き、
時間になったら自己紹介。

順番に近況報告とかしていって
いよいよ僕の番。
実はそれまでずっと迷っていたことが
ありました。

それは、ピアノの先生であることを
言うか言わないか。
「自営業です」とか言っておけば
おそらくそれ以上は聞いてこないであろう雰囲気でした。


もちろん隠すつもりはさらさら無いのですが、
言ったら言ったで、
「え~!ピアノ弾けるんですか!すごい~」
とかいう反応(表面上の反応だとしても)が
返ってくることは想像に難しくありません。

でもそれは僕の望むことではないし、
できれば一人の青年(中年?)として
フラットに接してほしい。

てなことを直前まで迷っていましたが、
僕の前の人(この方も初参加)が
職業をいったので、
流れで僕も「ピアノを教えたり弾いたりしてます」
といいました。


結果的にはこれが良かった。
というのも、実際にホームレスの方と話すときに
「ピアノの先生」というのは珍しいので
話のタネになってくれました。


「オレも昔ぁピアノ習ってたんだぜ」とか
「なんか日本人なのにカタカナの名前の人いたよな?」
→「う~ん…フジコヘミングですか?」→「お~それそれ」とか。

「ピアノ教えるのは楽しいか?」→「はい。天職だと思ってます」
→「そうか。頑張れよ」とか逆に(?)励ましてもらったりしました。


今回は先輩方の後ろにくっついて、
先輩方が話を振ってくれたら
会話に参加するっていう立ち位置でしたが、
非常に貴重な経験をさせてもらいました。


普段新宿を歩いていると
ホームレスの人ってたくさん見かけるけれども
その人たちに声を掛けるってそうとう勇気の要ること。
今回はその役目はすべて先輩方がやってくれましたが
いつか逆に僕が「その先輩」になれるまでは
続けていこうと思います。


もしその他にもホームレス支援団体
(訪問や炊き出しなど)
情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら
いろいろと教えて頂けたら嬉しいです。