コロナ空気感染


CDCが空気感染することを発表しました


手術室を主戦場として働くものにとってとても怖いことです。
何故かというと、全身麻酔をする患者さんは気管内挿管をします。その際、エアロゾルが発生するため、現場で働く手術室看護師はそれらのエアロゾルを吸い込む可能性があることから感染のリスクが非常に高まります。

空気感染の可能性があるということは、挿管・抜管時に発生したエアロゾルが空気中に漂ってしまうのですが、換気システムが正常に作動していれば数分で換気されるはずなのでひと安心・・・

となれば良いのですが、そうとも限りません

少し前にAORN(米国手術看護協会)が
「挿管・抜管時、温風式患者加温装置の使用はやめるべき」
との声明を出しました

言い換えれば、コロナウイルスが温風式患者加温装置の使用により、手術室内を舞い、医療従事者が吸い込むリスクがあると言うことです

しかし、患者さんを低体温のリスクにさらすわけにはいきません!
かと言って、医療従事者がコロナウイルスのリスクにさらされるわけにはいけません

じゃあどうすれば・・・

患者さんを加温するのは、何も温風式患者加温装置だけではありません。
温風を使用しない加温装置もあります
それを使用すれば、コロナ感染リスクを少しでも減らすことはできます

自分の身は自分で守らないといけないため、どのように手術看護を提供すれば今一度考えなければいけませんね!

ちなみに、手術室以外でも温風式患者加温装置を使用しているため、今一度検討が必要かもしれないですね!



突然ですが・・・

看護の世界は教育に関してまだまだ遅れていると思う

特に手術室の器械出し看護はテクニシャンであるため
「身体で覚える」
「やって覚える」
という教育の風潮がある

しかし、そんな教育は古く、一から基礎を教えなければ一流の器械出し看護師にはなれないと思う

それなのに最近は手術件数の増加と看護師の不足でそんな当たり前の教育すら行えず、器械出し看護の質はどんどん低下しているのが現状である

そこで今一度考えて欲しいのが

「人が人を育てる」

ということである


人が人を育てるから質の高い看護が継承され、安心安全に手術医療を受けることができる
しかしそれを怠れば人は育たず、手術看護は衰退していってしまう

だから、今手術看護に携わっている人、そして手術室以外でも看護に携わっている人にお願いしたい

今一度自分の教育方法について考え、質の向上を目指した教育をしているのか?

看護師になることを夢見て入職してきた新人さんは、立派な看護師になるという目標を持っています

そんな新人は、
指導者の教育の仕方次第では1流の看護師になることができます


1流の指導者が教育すれば1流になる
3流の指導者が教育すれば3流にしかなれない


あなたは3流の看護師を育てたいですか?

何年ぶりかなー

 
(笑)
 
長く生きていると、大きな決断をする場面に何度かは遭遇する
 
結婚や転職や様々ではあるが、決断する時にいつも思うのは、
 
「ほんとにその決断は正しかったのかな?」
 
しかし、決断に間違いはないのではないかと最近強く思うようになってきた
 
 
なぜかと言うと、決断後の人生をどう送るかは自分次第だから、
 
ポジティブに生きれば成功
 
ネガティブに生きれば失敗
 
 
今回の自分の決断はこれからの歩みによって変わってくると思うので、常にポジティブで生きていこう〜
 
 
看護師人生に悩んでいる皆さん
 
 
今の職場が絶対ではありません
 
優秀な上司、スタッフがいなければ自分自身は絶対に成長しません
 
一度しかない看護師人生
 
後悔のないよう歩んでくださいね

 

 

 

 

またまた、久々の投稿になってしまいました

 
今日は出張の帰りで、新幹線の中も暇なので気管内挿管についてのテーマで書いてみたいと思います
 
気管内挿管といえば、毎日のように介助する機会があるもっともポピュラーな介助技術ですよね
 
しかし、もっともポピュラーなだけに介助技術に慣れるのも早く、知識習得に関しては厳かにしてしまいがちではないですか?
 
そこで今一度復習して見るのもいいのではないかと思い少し解説してみたいと思います
 
気管内挿管は言葉の通り、気管内にチューブを入れることです。
 
なーんだ、簡単じゃん

て、思う人も多いかと思うんですが、そうです、簡単です
 
しかし、気をつけなければいけないのは、挿管困難になった時なんです
 
実は手術に関する合併症で死亡する原因No1は
 
気道管理に起因することなんです
ですので、常に緊張感を持ち介助にあたらないと、そのうち痛い目にあってしまうため、明日からは挿管困難にならないことを願って介助にあたってください
 
では、緊張感を持って介助にあたるために以下のことを実践してください
 
①介助前に挿管に必要な物品を確認
②喉頭鏡の豆電球が白く眩しいくらいにつくか
③患者に挿管困難になりそうな要因がないか
     顎が小さくないか
     首が短くないか
     出っ歯じゃないか
     おちょぼ口じゃないか などなど確認
④マランパチ分類を事前に確認
 
あまり多くことを考えなくていいのので、最低でもこれくらいは確認して介助にあたるようにしてください
 
そして、毎回これらのことを確認するとともに、もし、挿管困難になった時どのように対応するかも頭の中で考えておいて下さい
 
そうしないと、いざという時、絶対に対応することができません
 
参考までに日本麻酔科学会が示しているアルゴリズムのURLを貼り付けます
 
 
たったこれだけのことだけでも、常に考えながら介助にあたれば、気道管理に起因した死亡率を下げることにつながるかもしれないので、今一度復習してみて下さい
 
 

 

 

今回は有害反射の予防について解説したいと思います

 
有害反射とは何?
 
ということからですが、これは麻酔を導入する時に起きる反射のことです
 
その反射とは唾液や気道内分泌物が出ることや副交感神経の反射のことを広い意味で指します
 
そのため、一昔前は手術室に来る前に
 
硫酸アトロピン
 
という薬を0.5mg静注して手術室に来ていました
しかし、近年は手術室内で麻酔導入時に常駐することがほとんどです
 
ではなぜ唾液や気道内分泌を抑制する必要があるかというと、気管内挿管をする際に唾液などが気管内挿管をする妨げになってしまうからです
 
そのため、硫酸アトロピンを使用します
 
また、術中の腹壁牽引や眼球圧迫などによる副交感神経反射の予防の意味もあるかもしれないですが、実際には硫酸アトロピン0.5mgぐらいでは予防できないので吸入麻酔薬などの作用を期待します
 
このような目的で有害反射の予防を行います
 
次回は全身麻酔に使用する薬について解説したいと思います
 
 

 

 

前回投稿からずいぶん時間が経ってしまいまし

ガーン
 
新人看護師の皆さん、元気に頑張っていますか?
 
いい指導者にめぐり合い楽しく手術看護の道を歩んでいる人もいれば、
ちょっと残念な指導者にめぐり合い辛い毎日を過ごしている人もいると思います
 
入職して2か月くらいが経過すると理想と現実のギャップに悩ませられる日々が続くと思いますが、ここらで一度、気持ちをリセットしてみて下さい
 
今まで、緊張感しかなく日々の生活を送ってきているので一度くらい気を抜いて、羽目を外してもバチは当たらないですよ
 
 
当院の新人も、悩んでる子、楽しくやってる子様々です
皆さんと同じように一度リセットするように伝えました
 
毎日毎日夜遅くまで勉強して予習しているのに、いざ手術につくと、学んだことを発揮でず凹んでばかりです
しかし、それはしょうがないことで、いくら勉強しても上手になんて器械出しはできないんですよね
 
上手に器械出しするには3年かかります
 
ですから、今は上手に器械出しをしようとは思わず、言われた器械を間違いなく確実にゆっくりでもいいので渡す事だけを考えて器械出しをしてみてくだし
それができるようになれば、次のステップとして自分で考えて器械だしできるように取り組んでも遅くありません
 
指導者には
 
「なんでできないの❓」
 
と強く怒られることもあるかもしれません
 
しかし、そんなすぐにできるわけないので、焦らずゆっくり確実に器械だしができるようなって下さい
 
皆さんは未来の手術室看護師のエースのタマゴです
 
 
鳥のタマゴヒヨコもそんな簡単に、また、早く殻を破り外に出ることはありません
 
ゆっくりゆっくりあたため時間をかけてタマゴの殻を破ります
 
 
焦らなくてもいいので、今を楽しく頑張って下さい
 

 

 

4月になりましたね

 
早いところでは1日に入職式があったところもあると思いますが、当院でも入職式があり
 
あ〜〜新年度が始まったんだな〜〜と実感しました
 
手術室配属の皆さんもとりあえずは病院・看護部のオリエンテーションがあるためすぐに配属ではないと思いますが、これから頑張ってください
 
さて、今回は筋弛緩について書きたいと思います
 
筋弛緩と聞いてもあまりピンとこないと思いますが、簡単にいうと平滑筋の働きを止め、筋肉をタランタランにすることです
 
筋弛緩を理解するためには、神経筋接合部の生理学を理解する必要があります
 
神経筋接合部ではアセチルコリンという物質が放出され受容体に作用することで筋肉が働きます
 
しかし、筋弛緩薬はこの働きを止めることで筋弛緩状態を得ます
 
では、なぜ、筋弛緩状態を得なければいけないかというと
第一に挿管する際、顎の筋肉が働いていると開口できず挿管しにくいから
第二に手術をする際、筋肉の働きがあると視野を確保できないためです
 
以上のようなことから筋弛緩状態にします
 
筋弛緩状態を得るには2種類の筋弛緩薬を使用します
 
現在、一般的に使用されているものは
 
非脱分極性筋弛緩薬
 
です
 
代表的なものはエスラックスやマスキュラックスと言われるもがあります
 
もう一つは
 
脱分極性筋弛緩薬
 
です
 
この薬は帝王切開などの手術に用いられますが、近年使用頻度は非常に少なくなってきました
 
これらの筋弛緩薬を使用し術中の筋弛緩状態を得ます。しかし、先ほども述べたように筋弛緩薬は平滑筋の働きを止めるため、呼吸も止まってしまいます。
ですので、筋弛緩薬を使用する際は必ずと言っていいほど気道確保(挿管)をします
 
ほとんどの全身麻酔には筋弛緩薬を使用するため、この薬の理解は非常に大切になります
 
薬の詳しい解説はまた今度します
 
次回は有害反射の予防について解説したいと思います
 

 

 

可愛がっていたハムスター🐹が

先日、亡くなってしまいました

とても人懐っこく、愛くるしいハムスターでした

娘が非常に可愛がっていたので、悲しく大泣きえーん
つい、もらい泣きしてしまいました

なんでもそうですが、可愛がっていたものがいなくなるにはホント辛いですよね

こんな悲しい思いをするのはもう嫌なので、当分ペットは飼いません

国家試験の合格発表が終わりましたね

合格率88.5%だったみたいですが、ボチボチ難しかったのですかね
 
合格した方、残念だった方いろいろですがこれからの人生を一歩一歩着実に歩んでいってください
 
今回は全身麻酔の鎮痛について書きたいと思います
 
おそらく患者さんの不安第一位は痛みだと思います
その痛みをどのようにして取り除いているかと言うと、いろいろな種類の鎮痛薬を使用しています
 
しかし、勘違いしていけないのは鎮痛薬を使用しても全ての痛みを取り除くことはできないと言うことです
 
全身麻酔を受けた患者さんは手術中の記憶が鎮静によりないため痛くなかったですとよく言います。しかし、厳密に言うと痛くなかったのは鎮静によって眠っているため痛みを感じなかっただけです。実際は鎮痛薬によってある程度の痛みは軽減できていますが全ては取り除くことができていません
 
これから臨床に出て麻酔中の患者バイタルを見ていただければよくわかると思いますが、眠っていても組織を切ったりすると血圧が上がったりし痛み刺激に反応しています
 
しかし、今の鎮痛薬は非常に優秀なため以前に比べ多くの痛み刺激を取り除くことができるため、バイタルの変動も非常に少なくなってきています
 
では、どのような薬を使用し鎮痛効果を得ているかというと、
①麻薬
②非麻薬
③その他
です
 
手術中に使用される鎮痛薬はほとんどが麻薬です。麻薬は非常に鎮痛効果が高い反面、副作用も非常に大きです。しかし、全身麻酔で行う手術は侵襲が大きい手術なため麻薬を使用しないと痛み刺激を抑えることができません。
そのため、フェンタニル・レミフェンタニルという薬を使用します。
 
フェンタニルは作用時間が長いため30〜60分おきぐらいに静注します。一方、レミフェタニルは作用時間が短いためシリンジポンプを使用し持続静注します。
近年、調節性の良さからレミフェタニルが多く使われる傾向にあります
 
非麻薬の鎮痛薬は全身麻酔で使用されることは非常に少ないです。
非麻薬鎮痛薬の代表的なものはレペタンやソセゴンがありますが、麻薬より副作用が少ないぶん、鎮痛効果も弱いです
 
最後にその他の鎮痛薬ですが、代表的なものはロピオンがあります。この薬は皆さんもよくご存じのNSAIDsです
この薬も麻薬に比べ鎮痛効果が弱く、副作用が少ないため手術中より手術後に使用されることが多いです
 
このような鎮痛薬を使用し全身麻酔麻酔中の鎮痛コントロールを行なっています
 
患者さんにとって一番の不安である痛みに関しては、適切な情報提供をしてあげ不安の軽減を行なってあげることが大切です。そのため、正しい知識をつけ少しでも不安の軽減に努めてください
 
次回は筋弛緩薬について書きたいと思います
 

 

 

来年度入職予定の方は社会人になる準備をしていることと思います。

しかし、同時にこの時期は別れの時期でもあります
 
先日、長年勤めた中堅看護師の送別会でした
毎年毎年、家庭の事情やステップアップなど様々な理由で退職される方が見えます
 
仲間が一人いなくなると寂しいですが、また、新たな仲間が増えるため、早く仲間になれるよう働きやすい環境を作るよう頑張ろうと思います
 
今回は全身麻酔4要素のうちの一つ
 
鎮静
 
について解説したいと思います
 
鎮静とは、簡単に言うと眠らすことです
ではどのように眠らすかと言うと、
 
①吸入麻酔
②静脈麻酔
 
の、2つの方法によって眠らせます
 
①吸入麻酔
吸入麻酔とは吸気中に麻酔薬を投与することにより、肺胞でのガス交換によって血液中に麻酔薬を投与します。血液中に溶け込んだ麻酔薬は血流により脳に運ばれ神経の働きを抑制することにより鎮静効果を得ます。
 
吸入麻酔に使用される薬は、
1)揮発性ガス麻酔薬
 元々は液体で存在し、気化器と言われる器械を使用し気体に変化させ吸入させるもの
 代表的な薬剤はデスフルランやセボフルランなどがあります
 
2)ガス性麻酔薬
 元々気体で存在し、吸入させるもので、「笑気」と言われるものです
 
上記のような薬で吸入麻酔を行います。
一般的には揮発性ガス麻酔薬の使用がほとんどで、ガス性麻酔薬の使用は非常に少ないです
 
②静脈麻酔
 静脈麻酔とは静脈ラインから直接、薬を投与し脳の神経細胞に作用することにより鎮静効果を得ます
 
一般的にはプロポフォールやチオペンタールなどが使用されます。それ以外にケタラールやベンゾジアゼピン系の薬が使用されます
 
鎮静させるため、吸入麻酔と静脈麻酔どちらを使用するかと言うと、一般的には静脈麻酔でまず鎮静させます。その後、手術中の麻酔の維持に吸入麻酔もしくは静脈麻酔のどちらかを使用し麻酔を維持します。
 
子供で術前に静脈ラインを確保できない場合は、吸入麻酔麻酔でまず麻酔をかけその後、吸入麻酔もしくは静脈麻酔で麻酔を維持します
 
麻酔の導入時は静脈麻酔によって鎮静させることが一般的ですが、手術中の鎮静維持に関しては麻酔科の考え方によってどちらを選択するかは考え方が別れるため施設によって変わります
 
このように全身麻酔の鎮静効果を得ます
 
麻酔薬についての詳細な解説は別に行いたいと思います
 
 
次回は鎮痛について解説したいと思います