今回は有害反射の予防について解説したいと思います

 
有害反射とは何?
 
ということからですが、これは麻酔を導入する時に起きる反射のことです
 
その反射とは唾液や気道内分泌物が出ることや副交感神経の反射のことを広い意味で指します
 
そのため、一昔前は手術室に来る前に
 
硫酸アトロピン
 
という薬を0.5mg静注して手術室に来ていました
しかし、近年は手術室内で麻酔導入時に常駐することがほとんどです
 
ではなぜ唾液や気道内分泌を抑制する必要があるかというと、気管内挿管をする際に唾液などが気管内挿管をする妨げになってしまうからです
 
そのため、硫酸アトロピンを使用します
 
また、術中の腹壁牽引や眼球圧迫などによる副交感神経反射の予防の意味もあるかもしれないですが、実際には硫酸アトロピン0.5mgぐらいでは予防できないので吸入麻酔薬などの作用を期待します
 
このような目的で有害反射の予防を行います
 
次回は全身麻酔に使用する薬について解説したいと思います