国家試験の合格発表が終わりましたね

合格率88.5%だったみたいですが、ボチボチ難しかったのですかね
 
合格した方、残念だった方いろいろですがこれからの人生を一歩一歩着実に歩んでいってください
 
今回は全身麻酔の鎮痛について書きたいと思います
 
おそらく患者さんの不安第一位は痛みだと思います
その痛みをどのようにして取り除いているかと言うと、いろいろな種類の鎮痛薬を使用しています
 
しかし、勘違いしていけないのは鎮痛薬を使用しても全ての痛みを取り除くことはできないと言うことです
 
全身麻酔を受けた患者さんは手術中の記憶が鎮静によりないため痛くなかったですとよく言います。しかし、厳密に言うと痛くなかったのは鎮静によって眠っているため痛みを感じなかっただけです。実際は鎮痛薬によってある程度の痛みは軽減できていますが全ては取り除くことができていません
 
これから臨床に出て麻酔中の患者バイタルを見ていただければよくわかると思いますが、眠っていても組織を切ったりすると血圧が上がったりし痛み刺激に反応しています
 
しかし、今の鎮痛薬は非常に優秀なため以前に比べ多くの痛み刺激を取り除くことができるため、バイタルの変動も非常に少なくなってきています
 
では、どのような薬を使用し鎮痛効果を得ているかというと、
①麻薬
②非麻薬
③その他
です
 
手術中に使用される鎮痛薬はほとんどが麻薬です。麻薬は非常に鎮痛効果が高い反面、副作用も非常に大きです。しかし、全身麻酔で行う手術は侵襲が大きい手術なため麻薬を使用しないと痛み刺激を抑えることができません。
そのため、フェンタニル・レミフェンタニルという薬を使用します。
 
フェンタニルは作用時間が長いため30〜60分おきぐらいに静注します。一方、レミフェタニルは作用時間が短いためシリンジポンプを使用し持続静注します。
近年、調節性の良さからレミフェタニルが多く使われる傾向にあります
 
非麻薬の鎮痛薬は全身麻酔で使用されることは非常に少ないです。
非麻薬鎮痛薬の代表的なものはレペタンやソセゴンがありますが、麻薬より副作用が少ないぶん、鎮痛効果も弱いです
 
最後にその他の鎮痛薬ですが、代表的なものはロピオンがあります。この薬は皆さんもよくご存じのNSAIDsです
この薬も麻薬に比べ鎮痛効果が弱く、副作用が少ないため手術中より手術後に使用されることが多いです
 
このような鎮痛薬を使用し全身麻酔麻酔中の鎮痛コントロールを行なっています
 
患者さんにとって一番の不安である痛みに関しては、適切な情報提供をしてあげ不安の軽減を行なってあげることが大切です。そのため、正しい知識をつけ少しでも不安の軽減に努めてください
 
次回は筋弛緩薬について書きたいと思います