来年度入職予定の方は社会人になる準備をしていることと思います。
しかし、同時にこの時期は別れの時期でもあります
先日、長年勤めた中堅看護師の送別会でした
毎年毎年、家庭の事情やステップアップなど様々な理由で退職される方が見えます
仲間が一人いなくなると寂しいですが、また、新たな仲間が増えるため、早く仲間になれるよう働きやすい環境を作るよう頑張ろうと思います
今回は全身麻酔4要素のうちの一つ
鎮静
について解説したいと思います
鎮静とは、簡単に言うと眠らすことです
ではどのように眠らすかと言うと、
①吸入麻酔
②静脈麻酔
の、2つの方法によって眠らせます
①吸入麻酔
吸入麻酔とは吸気中に麻酔薬を投与することにより、肺胞でのガス交換によって血液中に麻酔薬を投与します。血液中に溶け込んだ麻酔薬は血流により脳に運ばれ神経の働きを抑制することにより鎮静効果を得ます。
吸入麻酔に使用される薬は、
1)揮発性ガス麻酔薬
元々は液体で存在し、気化器と言われる器械を使用し気体に変化させ吸入させるもの
代表的な薬剤はデスフルランやセボフルランなどがあります
2)ガス性麻酔薬
元々気体で存在し、吸入させるもので、「笑気」と言われるものです
上記のような薬で吸入麻酔を行います。
一般的には揮発性ガス麻酔薬の使用がほとんどで、ガス性麻酔薬の使用は非常に少ないです
②静脈麻酔
静脈麻酔とは静脈ラインから直接、薬を投与し脳の神経細胞に作用することにより鎮静効果を得ます
一般的にはプロポフォールやチオペンタールなどが使用されます。それ以外にケタラールやベンゾジアゼピン系の薬が使用されます
鎮静させるため、吸入麻酔と静脈麻酔どちらを使用するかと言うと、一般的には静脈麻酔でまず鎮静させます。その後、手術中の麻酔の維持に吸入麻酔もしくは静脈麻酔のどちらかを使用し麻酔を維持します。
子供で術前に静脈ラインを確保できない場合は、吸入麻酔麻酔でまず麻酔をかけその後、吸入麻酔もしくは静脈麻酔で麻酔を維持します
麻酔の導入時は静脈麻酔によって鎮静させることが一般的ですが、手術中の鎮静維持に関しては麻酔科の考え方によってどちらを選択するかは考え方が別れるため施設によって変わります
このように全身麻酔の鎮静効果を得ます
麻酔薬についての詳細な解説は別に行いたいと思います
次回は鎮痛について解説したいと思います