四谷で働く社長のブログ -22ページ目
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ホームレスと図書館論争

だいぶ論争になっているようですが。

それにしてもびっくりなのは、都内の図書館がホームレスであふれていて、館内ににおいが立ち込めるほどだという事実です。うち(千葉県白井市)の図書館ではそんなことないけど、都内であちこちから「出て行け」呼ばわりされたあげくの避難所が図書館ですか・・・。う~ん。

どこであっても、公共の場所においてはある程度の守るべきマナーがあるのは当然かと思います。電車やバスの中、公衆浴場、駅とか病院の待合室などなど。なぜマナーが必要かというと、人が集積することによってたがいに不快感またはその前段階のものが生じるからで、これを最小限に抑え、皆が譲り合うことで均等に負担しあおうというのが公共マナーの発想の原点だと思います。
だから、マナーを守ろうとしない人がいればクレームするのは当然ではないかと思いますね。

ただ、いわゆる「ホームレス」だってやむをえない事情でこのような境遇に落ちているわけでしょうから、これに対する支援策は別途たてるべきですよ。当然です。
でも、図書館に押し寄せてきて酒を飲んだり、寝転がったり、注意すると殴るなんてのは明らかな公共マナー違反でしょう。

昨日、帰宅途中、四谷の路上で2人の「ホームレス」っぽい人を見かけました。1人は黙々と空き缶つぶしをやっていました。もう1人は立ち小便をやっていました。この人、小さいころはどんな子供だったんだろう、うちの子みたいに小学校はいったんだよね?どんな青年時代を送ったんだろう?結婚はしてたのかな?子供はいるのかな?・・・と想像すると、なんともやるせない思いになりました。

福田首相辞任に学ぶ

福田首相が突如辞任表明をされ、大騒ぎになっています。
企業のトップと国家のトップは違うのかどうかわかりませんが、組織の上に立つ者として力量不足だった面はあるのかもしれません。

ただし、それ以上に問題視されるべきは、なぜ自分たちで福田さんを首相に担ぎあげておきながら、自分たちでトップの指示を守らなかったりするのかという点ですね。こちらをもっと報道するべきなんですけどね。全く理解に苦しみます。

しかし、この体質、昨今の話ではなくて、ずっと以前の戦争していたころから変わっていないという説があります。

『失敗の本質-日本軍の組織論的研究』戸部良一、寺本義也、野中郁次郎他

昔の軍隊では指揮官の命令は絶対服従と思いきや、それは下層部の話で、上のほうでは派閥争い、責任のなすりあい、今もちっとも変わらない(もっとひどかった)日本の組織の様子がよくわかります。
ちなみに、野中郁次郎という人は、かの「ナレッジマネジメント」という概念を最初に提唱した人だったと思います。

ウェブ2.0はなぜ、もうからないのか

NIKKEI NETの記事です。「株式会社ウェブ2.0」が9月で解散・清算することと関連して述べています。
筆者の勝間さんという方、公認会計士だとのことです。
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT2n000001092008&landing=Next

ウェブ2.0系のビジネスが儲からない理由として以下の3点を挙げていらっしゃいます。

(1)他のメディアに比べたときのコンテンツの質の低さ
(2)ビジネスモデルの成熟度の低さ
(3)参入障壁の低さ

しかし、私は逆の発想です。むしろ、ウェブ2.0で儲けようとしてはいけないということです。
儲けることを最初に発想するから失敗するのではないでしょうか?
そうではなくて、誰に向って何をどういう形で付加価値として提供するかという、マーケティング
の基本を徹底すればよいだけのことです。

株式会社ウェブ2.0という会社は結局何をする会社なのかわからなかったのが致命傷という
ことなのではないでしょうか?
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