午後3時過ぎに、縄文鼓や土器、そして土偶の野焼き火入れ式に参加&撮影するために淡路に到着。
式は夕方6時からなので、それまで、Oさんの準備風景をビデオ撮影させて頂きました
13本のドキュメント映画の内の1本でして、ある意味、今日はOさんの映画にとっては一番の見せ場かも。。。しれません
当初は土器などの作品を自然乾燥させ、野焼きする予定でしたが、Oさんの判断により、一度、電気炉で素焼きしてから、野焼きすることになりました。
つまり、小学生やいろんな方々の作品ですので、内容もバラバラで、できる限り割れないようにと、配慮をした結果だそうです。。。確かに野焼きは温度調節が難しいので、器が割れやすいと聞いています。
(写真)第2弾の野焼きに向けて、電気炉で素焼きする準備をしているOさん。
18時から、いよいよ野焼き火入れ式がスタート すでに周辺は真っ暗
まずは、地面を温めることと、下地となる火床を作るために、十分枯木を燃やします。
(写真)最初は火の周辺に土器等を少し離してゆっくりと暖め乾燥させます。
火入れ式から焼くこと3時間ぐらい。。。火床も落ち着いてきたようなので、Oさんの合図で、土器等を火の中に入れ、縄文時代にあったかどうか分りませんが、小さな土偶と一緒に、籾殻(もみがら)も入れ、火床全体を完全に覆うように、手分けして籾殻をかけました。
(写真)火の中に土器等を入れ、その後、籾殻で覆いました。 中央の縄文鼓は僕ののちゃんのです
午後10時頃、Oさんが通常、寝る時間。 火入れ式に来ていた人達もチラホラと帰り。。。火の当番を夜型の僕ののちゃんが引き受けることになりました
野焼きの場所は、Oさん所有の小高い丘の元々、池だった跡地。
全く人通りが無い寂しい場所ですが、火があるだけで、暖かいくて、明るいので、Oさんが起床から戻られる午前3時過ぎまで、1人でも耐えれました
(写真)満天の星の下で、火の粉が上がるのを見ていると良い気分になります。
今回初めての火番ですが、枯木を足したり、内輪で仰いで風を送ったり、火の番って結構することが沢山あるんだ~って体験することができました。
そして何より、時間の経過が非常に遅く感じたことが、嬉しかったです。。。だって、ここ数年、時間がどんどん早く過ぎていると感じられていたので
初めての体験でしたが、約9時間ほど火をズーッと見守っていました。。。最後の5時間ほどは、万遍に土器等が焼けるように、1人で炎と対話しながら火の調節をさせて頂きました
本当に素晴らしい体験ができました