音楽日記 & バンコク日記 -188ページ目

音楽日記 & バンコク日記

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『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

just no other way
 Coco Lee 李玟(ココ・リー)が99年に出した「just no other way」。このアルバムは中華圏はもちろん、アメリカ、ヨーロッパでも発売された。
 
 Cocoは75年香港生まれ。9才の時にLAへ移住し、香港のおばあさんを訪ねた際に出た歌のコンテストで2位になり、96年に「李玟」でデビューした。98年にはSONYへ移籍し、「Di-Da-Di 暗示」が大ヒットした。
 
 このアルバムは、99年アメリカで大ブームだったRicky Martin、Enrique Igresiasが代表的なLatinブームの後に「21世紀はアジアの時代」という着眼点とともにリリースされた。アルバムは11曲+ボーナストラック収録で、映画「プリティー・ブライド」のサントラに収録された「Before I fall in love」も収録され、少しでもCocoの知名度を上げるための戦略も行われている。このアルバムからは「Do you want my love」「Wherever you go」がcutされた。アメリカでpopsが衰退した時期にリリースした事とアジア人だと言う事を考慮したら世界相手に2枚はお見事だ。また、「I will be your Friend」、「Don’t you want my love」、Kelly Priceが参加した「Can’t Get Over」とチャンスのある市場全てに販促を広げられる良い曲が厳選されている。
 
 Cocoはこのアルバムの活動の一環でアメリカでサイン会を行い、またRicky MartinのVida Roca Tourのオープニングアクトを行った。その後、北京語盤の最高傑作「Promise」をリリースし、「Crouching Tiger Hidden Dragon(臥虎藏龍、邦題:グリーン・デスティニー)」のサントラに「月光愛人」を、また英語版の主題歌「Love before time」でアカデミー賞受賞式でパフォーマンスを行う等、アメリカでアジア人歌手として着実に活動の枠を広げている。05年にリリースされた英語盤「Exposed」はアジアのみの発売で内容が過激すぎて売上不振に終わったが、先日台湾で行われたSONYのコンサートでは久々に観客を魅了。アジアから世界に出ている歌手の一人である。
ご存知の方もいると思いますが、夜学が始まりました。正直、思っていたより楽です。身体的にはキツクなっているのが事実ですが、仕事を忘れられて授業に熱中できるので、気持ちが楽です。以前のバイト掛け持ちの生活が好きだったからか、“2つ”という数字は僕に向いている気がします。二兎追うものは…にならないようにしなければ。

 さて、学校が始まって、正直、日本の大学の授業形態に驚いています。一番思うのは「教授、講師って可哀想だなぁ」と思います。授業中は彼らが話す時間なんですね。生徒から新しい考えを得られず、人の前で講義して自分の意見に自信をつけていく姿って、僕には強がりにしか見えないです。社会で長く働いてる先生は広い視野をもってるけど、根暗の先生の授業はねぇ。必修だから取ってるだけなのに、みんな自主的に取ってると勘違いしてる先生もいるし。

 生徒も生徒で授業中にイビキかいてたり、禁煙箇所はタバコ臭かったりと、マナー最悪です。教師から「マフラー、帽子は取ること」、「携帯なったら退室」って言わせるからね。そんなのマナーだよって僕は思うんだけど。マナーの違いに驚いてます。全体的にメリハリが無いね。

 最後にお知らせです。

授業の関係で今後は木曜の書込みを休もうと思います。よろしくお願いします。
Fly to the Sky / Transition Transition
 06年1月にリリースされたFly to the Skyの「Transition」。05年半ばにリリースされるとアナウンスされていたが、Faniの声帯トラブルの為、結局06年のリリースとなった。

 05年5月にリリースされたベストアルバム「Eternity」後、SMから移籍してどんな音楽性になるのか期待していた。しかし、今まで通りR&B。アイドルの事務所にいた時からどんな市場がHip Hopに流れてもR&Bを徹底するから、正直尊敬する。
 
 今回は12曲収録で全て異なる作曲家を使っている。4曲目と9曲目Fly to the Skyにしてはテンポの早めの曲が収録されているだけでも近作の中では変化がある。特にLisaとJ.hoを招いた9曲目のThe Girl is Mineは韓国Hip Hopの流れを組みながらもR&Bに徹しているからプロ根性を感じる。Best Trackは8曲目。Cutされたかは不明だが、Fly to the Sky Fanはこの壮大なナンバーは好きだろう。

 Liveを意識してだろうか。Fly to the Skyは今まで良いR&Bアルバムを出していて、R&B系バラードばかりでHit曲は多い。TVでのコマーシャルならこの内容でもOKだが、今後2時間のコンサートを想定すると盛り上がる曲が今のところ少なくキツイというのが僕の予感だ。この評価されているラインをKeepしながらもっとLiveを想定した曲も増やして欲しいトコ。

 移籍先はSMから出た人の多いレーベルらしいが、彼らの評価がアイドルからアーティストへ変わるのなら大成功だろう。
RealTT Real TT

 Tata Youngの03年にリリースされた「Real TT」。Sony(Bec Tero)に移籍後第二弾アルバム。
 
 Tataは80年アメリカ人の父とタイ人の母の間に生まれる。タイの芸能界の最大手Grammyから95年にデビューし、Tata旋風を巻き起こす。その後、そのままでもGrammyのTopに君臨できるのに、自由な活動を求めてSonyへ移籍。タイのローカルでは決して大手とはいえないSonyへの移籍は、Tataの海外進出の強さが現れている。
 
 そのSonyへの移籍から英語盤が出る事なくタイ語のアルバムが2枚続いたためか、このアルバムでのTataは少し吹っ切れたというか、タイ語なのだが、英語盤を意識した音楽で作っている。1曲目の「Super Fan」や日本でのLiveでも歌った5曲目「Eik Nid Na」らへんでの盛り上がりは英語盤の「I Believe」並みに最高だし、かと思えば2曲目「I need the both of you」(この曲も日本でのLiveで歌った曲)ではタイらしく、聴く人を魅了したタイを意識した曲になっている。
 
 そしてこの翌04年に、「I believe」でアジアデビューをするのだが、「I believe」でTataを知った人にとって、最高に入りやすいタイ語の音楽がこのアルバムではないかと僕は思う。


Tata Young Official HP

RealTTの壁紙(サイトはタイ語)GETはコチラから
 
 
追記
4月はじめにタイのラジオで製作中のTataの英語アルバムの曲が公開されたという噂です。アルバムは70%出来ているとの事。年末には聞けますかね。それともアメリカ勢の落ち着く来年の春…
Ray J / One Wish 英国Enhanced盤
1. One Wish [Radio Edit]
2. One Wish [Remix Feat. Fabolous, Clean Version]
3. One Wish [Maurice Joshua Nu Soul Mix]
4. One Wish [Video/Biog/Gallery]
 
 世界的にヒットしたRay Jの出世作「One Wish」のSingle。米国でSingleとMaxiの2種と英国で2曲入盤とEnhanced盤2種出ている。がこのアルバムは英国のEnhanced盤。正直、ジャケットの顔が怖い。
 
 Ray JはBrandyの弟として95年にレコード契約したが、デビューは97年。01年と今回の05年と決して多くは無いが、確実に成長している。今回はSanctuaryの傘下に設立したKnockOut Entertainmentという自身のレーベルからのリリースとなった。
 
 Hot R&B/Hip-Hop Singles & Tracksで3位とTop3入り、The Billboard Hot 100では11位とTop10には入らなかったが、やっとで歌手として認知されるようになった。1曲目はオリジナルのRodney JerkinsがProduce。2曲目のRemixは元レーベルメートのFabolousを迎えDJ ClueがRemixをしている。3曲目のMaurice JoshuaはBGM気持ち早め程度のHouse Mix。この3曲目を聴いて思うのは、相変わらず良いR&B曲はRemixは映えるって事だ。

米国盤 RayJ英国2曲入盤
陌生人 陌生人
 シンガポールの才女、Tanya蔡健雅が03年にリリースした「陌生人」。このアルバムを期に彼女はUniversalからWarnerへ移籍をしている。Yan-Zi孫燕姿の親友としても有名な彼女だが、90年代後半から作曲家として活躍をし、99年に「Bored」でアルバムデビュー。今まで曲提供をした人の名を連ねると、Fish梁靜茹、Leo古巨基、王菲、Nicholas謝霆鋒、A-Mei張惠妹、Yan-Zi孫燕姿、Sammy鄭秀文、Gigi梁詠琪、Ken朱孝天と実力の伴う人から、金が大きく動く人までいる。
 
 このアルバムはIntroを含む12曲収録され、陶喆の「沙灘」のカバーも収録されている。アルバムのBest Trackは「陌生人」。この曲の詩もスゴイらしいが、歌いかたというか嘆き方が気に入っている。後半に「你説」のようなRockテイストの曲もあれば、香港のPopsのようなRock感の「有問題」もある。このアルバムリリース前に彼女は大失恋をしているが、失恋後といって異様に明るくも無く、特に暗くもなくなのが良い。
 
 このアルバムは03年のSARSの中リリースされた。TanyaはSARS対策で台湾へ行くのが思い通りにならなかったが、その音楽性で台湾をはじめ、中華圏でちゃんと評価を得て移籍第一弾を成功させたアルバムだ。Tanyaは05年に「雙棲動物(このレビューはコチラ)」をリリースし、昨年のYan-Zi孫燕姿の香港公演にもゲスト出演した。まだ正式アナウンスは出ていないが、ワーナーはElva蕭亞軒と前後して蔡健雅の新アルバムをリリースする予定との事。
 Greatest Hits - the first ten years
 日本では女優、セデスのお姉さんまたはバラード歌手として有名なVanessa Williamsのベスト。彼女は5枚のアルバムと2枚のクリスマスアルバムしか出してないのに、日本でベストが2,3枚、香港で1枚、アメリカでも3、4枚と非常にベスト盤が多い。
 
 このベストは98年にリリースされた。数多いベスト盤の中で一番Vanessaの活躍を感じるベスト盤だ。「Happiness」、「Work To Do」、「Way That You Love」といったDance曲は無いものの、「The Right Staff」、「Running Back To You」、「The Comfort Zone」といったクラブHit曲は押さえているし、「Dreamin’」、「Love Is」といったバラードHitはもちろん。「Betcha Never」、「Oh How The Years Go By」といったアルバムに収録されたが、Single Cutされなかった名曲も収録されている。
 
 彼女の活躍した90年代前半、ジャンルの枠が薄れた時期であり彼女もR&Bチャート、Adult Contemporaryチャート、Dance /Club Playチャートと3つのチャートをまたにかけて活躍した。だからこそとてもべストを作りづらい人だと思う。リリースされたベストの多くがバラードベストで、彼女の功績の一部しか見ていないのに対し、このベストはVanessaの魅力が収録されている。
 
 Vanessaは63年生まれ。83年にミスアメリカに選ばれた経歴を持つ。最近は夜の通販で商品の賞賛コメントに出てる時もある。近年音楽活動を再開させている。この美貌といい、振る舞いといい。何事も見事にこなす点がサスガだ。
 先日、行ったタイレストラン「チェンマイ」さんです。
 
 調べたら、79年創業で、かなり歴史のあるタイ料理屋さんです。店の人も日本語OKな人と、日本語のダメな人がいました。タイでも優しいで有名な北(チェンマイ)の方なので、サービスはすごく配慮が利いています。行ったのは土曜の夜6時半。ディナーには早い時間なので空いていた。立地的にビジネス街なので平日は混んでいるのだろう。日比谷シャンテ、東京宝塚劇場、日生劇場、帝国ホテルが近いし、タイ料理な為、店内には女性がいた。平日も女性が多いのだろうか。
 
 タイ人の友人に聞いたら、タイでも辛い料理は南(プーケット料理etc)で、北の料理は辛くないとの事。頼んだ料理はPHAD KAI SAI KHING!(鳥のしょうがやき) とKAENG JUAD WOON SENってスープ生姜焼きの一口目の感想は「かなりおいしい」で、ソースを甘く感じたが、じきに辛さがじりじりと。しかし、辛くても食べたい。こんなに辛くても食べたいのは初めてだった。
 
詳細はコチラ
Nathan Michael Shawn Wanya

「End of the road」「I’ll make love to you」といった長期間 全米No.1だった曲で有名なBoyz II Menの2000年にUniversalからリリースされた「Nathan Michael Shawn Wanya
」。正直、この頃のBoyz II Menはドル箱スターだけにMotowun、Universalといったレコード会社の再編、方針に巻き込まれていた感がある。94年の大ヒットアルバム「II」に続く「Evolution」もそうだが、長くランクに入るバラードばかりCutしたがるレコード会社の方針がBoyz II Menには合わなかったのだと思う。彼らのライブを見た人なら理由は分かるだろう。Boyz II Menはライブでは踊ってハモるのである。そのライブはコーラスグループのライブとは思えない内容である。
 
 このアルバムは当時、Kandi、Desitiny Childで大ヒットしたShe’kspereを招いている。Desteny Childとは違い、どんなSoundにもコーラスを入れる点が大きな違い。結局はShe’kspereの音ではなくBoyz II Menの曲になってしまうのである。内容的にはShe’kspereでDanceにもアプローチをしている為、1stアルバムの「Cooleyhighharmony」のような内容だ。
 
 この後Boyz II MenはMichaelが脱退し、3人となり、しかも今はメジャー落ち。こんな逸材がメジャーに入れないなんて、本当に良いのかいアメリカのR&B界。
One Love
 04年にリリースされたNew Editionの「One Love」。96年のリユニオンアルバム「Home Again」から8年振りにリリースされた。

 New Edition は、Ralph Tresvant, Bobby Brown, Ricky Bell, Michael Bivins, Ronnie DeVoeの5人で83年に「Candy Girl」でデビューした。当時、彼らは15,6歳。その後、86年にBobby Brownが脱退し、88年にJohnny Gillが加入した。New Editionとしては88年のアルバム「Heart Break」後、96年と04年にリユニオンアルバムを出している。88年の後は個別の活動を中心に行っているが、このグループのスゴイところは、個別でも皆R&BチャートNo.1という成功を手にしてるところである。New Edition、Ralph Tresvant, Bobby Brown, Johnny Gill, Bell Biv DeVoeという個別の活動全て合わせてR&Bチャートで1位を18曲持ち、その曲だけを集めた「All The Number Ones」といったアルバムもリリースされている。

 96年のリユニオンと同時期に出たJohnny Gillの「Let’s Get The Mood Right」を始めこの8年間に、97年にJohnny GillはKeith Sweat, Gerald Levertと組んだLSGとして「Levert.Sweat.Gill」、98年にはBobby Brownが「Forever」、01年にBell Biv DeVoeが「BBD」、03年にはLSGで「LSG2」と、活動をしている。

 このアルバムはOpeningとInterludeの2曲を含む全17曲。P.DiddyのBadboy Recordsからリリースされた。その為、他のアルバムよりHip Hop色が強い(Dre Productuinも参加している)が、それぞれのメンバーが個別の活動で流行を取り入れたアプローチを行っているので違和感や新しさは無い。

 New Editionの美メロファンへの期待にももちろん応え、Jam&Lewis Produceは3曲。個人的にはJam&Lewisだけで作って欲しいのだが。 聞き込んで、とても気に入ったアルバムなのだが、結局JanetのようにJam&Lewisだけでさまざまなタイプの曲をやったらNew Editionはどのようになるのかと考えてしまうのである。