陌生人シンガポールの才女、Tanya蔡健雅が03年にリリースした「陌生人」。このアルバムを期に彼女はUniversalからWarnerへ移籍をしている。Yan-Zi孫燕姿の親友としても有名な彼女だが、90年代後半から作曲家として活躍をし、99年に「Bored」でアルバムデビュー。今まで曲提供をした人の名を連ねると、Fish梁靜茹、Leo古巨基、王菲、Nicholas謝霆鋒、A-Mei張惠妹、Yan-Zi孫燕姿、Sammy鄭秀文、Gigi梁詠琪、Ken朱孝天と実力の伴う人から、金が大きく動く人までいる。
このアルバムはIntroを含む12曲収録され、陶喆の「沙灘」のカバーも収録されている。アルバムのBest Trackは「陌生人」。この曲の詩もスゴイらしいが、歌いかたというか嘆き方が気に入っている。後半に「你説」のようなRockテイストの曲もあれば、香港のPopsのようなRock感の「有問題」もある。このアルバムリリース前に彼女は大失恋をしているが、失恋後といって異様に明るくも無く、特に暗くもなくなのが良い。
このアルバムは03年のSARSの中リリースされた。TanyaはSARS対策で台湾へ行くのが思い通りにならなかったが、その音楽性で台湾をはじめ、中華圏でちゃんと評価を得て移籍第一弾を成功させたアルバムだ。Tanyaは05年に「雙棲動物(このレビューはコチラ)」をリリースし、昨年のYan-Zi孫燕姿の香港公演にもゲスト出演した。まだ正式アナウンスは出ていないが、ワーナーはElva蕭亞軒と前後して蔡健雅の新アルバムをリリースする予定との事。