音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!- -73ページ目

魚金バール。うわさの。

 新橋に、「魚金」という居酒屋があります。

 これが東京?いや、これぞ東京?海産物の豪華さに目を疑います。


 その、ビストロやイタリアンバルがあるのは知っていて、「ビストロ魚金」には、何度かトライしましたが、入れたことがない。先日(いつも先日ですが、これはかなりの先日……)、「魚金バール」に入ることができました!


 カメラはないわ、携帯の電源は切れそうだわで、かろうじて撮った写真。
音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--魚金バル
 ある意味シュールかもしれませんが、僕は好きなデザインです。お料理などは、食べログ ででもご覧ください。


 何しろ安い!

 破格のコストパフォーマンスです。この値段、という非常に限られた条件で、こんなに美味しいものを出してくれるなんて。これ以上凄いものが食べたいという方は、どっちみち、本当にびしっとした店に行くしかないんじゃないだろうか。


 新橋に住みたい!と思ってしまいました。何しろ引越ししたばかりですし、単なる夢ですが……


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モーツァルト!そしてピアソラ。

 久しぶりに、先日映画を見てきました。

 カルロス・サウラ監督の「ドン・ジョヴァンニ」。素晴らしかった!

 ……ただ、もう大体公開され終わっているはずです。こういうところに書いておいてなんですが、僕が劇場で映画を見る場合、多くは下高井戸シネマというところで見ていて、大概の劇場で公開が終わっていることが多いのです。あしからす。


音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--ドンジョヴァンニ  モーツァルトダ・ポンテという人と組んで、いくつかの傑作オペラを作ったのは前から知っていて、またこの劇作家を高く評価していたのは知っていたのですが、……ダ・ポンテのことは知りませんでした!不覚……。カサノヴァと深い関わりがあり、確かに新しい時代を体現する人物だったのでしょう。そしてそんな人が、よりによって、あのモーツァルトの盟友になった!

 最後が物足りない人もいるのでしょうが、僕はこういう結末の映画、基本的に好きです。


 モーツァルトに関して、あの『アマデウス』の、素晴らしすぎるモーツァルト像を踏まえているのかもしれません。ただ、敢えて違う面が印象に残るよう設計されていると思います。それが、本当に絶妙で、素晴らしい!

 また、ある程度確信を持ったフィクションだな、という感じを受けます。深読みすると、創作ってこういうことだよな、と思うのです。人生を切り売りするようなところがあって、それには激しい痛みが伴うし、題材が過激だと、表面的な内容から誹謗中傷を受ける。作品はモチロン、その人生も攻撃される(それだけのことをしている可能性もありますが……)。それと闘い続けた創作が、新しい時代を作るんだな、とも思います。


 あっという間にこの世を去ったモーツァルトと異なり、ダ・ポンテは、最後はどうしたことか、アメリカで死んでいます。享年89歳。その後半生は映画で描かれませんが、間違いなく凄まじい人生だったことでしょう。


 音楽に泣けました。モーツァルトが年々素直に聴けるようになってきたのも、収穫でした。



 余談のようですが……

 ピアソラもそういうところがあるなあ、と思わずにはいられませんでした。


 というのも、10月11日に江古田のライブハウスBuddyで、

『その名は、ピアソラ。』

という公演をやるのですが、今ちょうどその台本を仕上げに掛かっているからです。



 ワタクシ、宮越がテレビ時代に得たすべてを使って、書き下ろしたラジオ台本風のお話と、頼もしいメンバーとのライブの演奏が絡み合って生まれる世界。4月に、同じ公演を行ったのですが、思いがけず好評を得た結果、再演となりました!


 全体を貫くストーリーも感じられるから集中力が続くし乗りやすい、あるいは、今までほとんど聴いたことのない人の場合、曲の世界に入り込みやすい、という効果があったそうです。えへ。きっと演奏してくれるメンバーが、同じ思いで演奏してくれたからです。


 タンゴの革命児、アストル・ピアソラの人生の節目を作った、その先輩たちの音楽、そして彼自身が作った曲を台本に乗せて、その人生を描きます。コンセプトは4月と変わらず、ただ台本の細部も演奏する曲も、大きく書き直していて、内容は相当パワーアップしている自信があります。


 人生は一度きり。その時間にできることはあまりにも限られていて、自分の力も限られている。それ自体は、ピアソラだって同じです。ピアソラの人生がぎっしり詰まった音楽と、その人生は、きっと力を与えてくれます。調べれば調べるほど、聴けば聴くほどにそう思います。

 ……僕にとっても、考えたらこれまでのすべてが詰まっています。テレビ番組を作って身につけた言葉、今表現している音楽。そのすべてを使って、僕はピアソラを、可能な限り表現します。



 映画『ドン・ジョヴァンニ』に勇気付けられました。テレビの分かりやすさは捨てない。でも、あくまでテレビやラジオでないからこそ書き込める部分まで、ギリギリまで踏み込みたいと、今、書いています!




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出かけるときは要注意

 昔から物忘れは激しいほうで、20歳のときに、もう自分は病気かもしれないと思いました。

 家を出て大学に行く途中、

「あれ?鍵掛けたっけ?」

と気になり、帰宅。なんと不思議なことに、ちゃんと鍵はかかっていたのでありました。

 それで気を取り直し、大学へ向かっているところ、疑念がむくむくと。

「……あれ?そういえば、確認はした。うんうん。その確認した後、……結局鍵掛けたんだっけ?」

と分からなくなり、もう一度家に帰りました。これがまた、摩訶不思議なことに、鍵は掛かっていたのです!

 そして、……2行前に戻る。を、やってしまったとき、イライラするとかではなく、心配になったわけです。

「ヤバイ、自分は」

 何の話をしようとしていたのか、ちょうど今忘れたところでした……

 最近、いつもカメラを持って出るのを忘れる、という言い訳をしたかったんでした(なんの言い訳にもならなかったけど)。




音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--シャンゼリゼ・外うち 3日、神楽坂の「オーシャンゼリゼ」というお店で演奏してきました。坂を上がった上のまあまあ大きい通りの地下に、こんな場所が。独特の雰囲気ですが、不思議と京都を思い出しました。


 タンゴ歌手、昌木悠子さんのライブで、ピアノの池田みさ子さんと3人で。

 このお店は、タンゴだけでなく、別の日には、フラメンコ、シャンソン、カンツォーネと、面白そうな出演者がいっぱいです。


 急遽出演することになったので、少し不安もありましたが、楽しかった!

 みさ子さんの安定した素晴らしいピアノに、昌木さん貫禄の歌!結局、安心して感じるままに弾きました。演奏することの喜びを感じられる時間。あー楽しい!次はどれやるんだろう、と思ってたら、終わっていた笑

 これからは、ちゃんとカメラを持って家を出よう!と、固く心に誓ったのでありました。



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