キメの細かい泡のような
やっぱり東京タワー!
……遠方からのお客さんのリクエストがない限り、行ったことないですが。
昨日の本番の舞台であった、神谷町の聖アンデレ教会から。
これがその教会の外うち。
突然こういう風景が見えてくるから、東京って面白いです。この辺りにはそんなに来ることがないのですが、来る度に意外な風景に出会う気がします。
開演前の教会の様子を、ちょっと見てみましょう。
とても明るいのです。
ここは、イギリス国教会の教会なのだそうです。
16世紀のイングランド王ヘンリー8世の話だと思うと、とにかく遠い時空の話みたいですが、きちんと現代につながっていることを理解する瞬間です。
こちらはリハーサル風景。
椅子がここのように一脚ずつ動かせるところだと、意外に広いステージになるんですね!
宗教音楽研究会という合唱団の本番でした。
リハーサルのことを書いたとき、一緒に演奏した仲間を書いていませんでした。やっぱり一度に書くと長くなりすぎるんですよね。
なので、今回は楽器の面々を。
Vn1 吉田篤 宮崎蓉子 宮越建政
Vn2 川上裕司 平野悦子 竹内弦
Va 安部哲 青野亜紀乃 吉田篤貴
Vc 窪田亮 小林奈那子
Cb 石川智崇
Cem 山縣万里
みんな凄腕で、しかも気持ちのよい面子でした。
いつも同じようなことを書いている気がしますが、今回の面々は、さらっとした気持ちよさがある。演奏が、ふわーっと溶け込むような包み込むような、勝手な例え方ですが、キメの細かい泡のような、感じだったのと、関係があるのかもしれません。
初めてお会いした方も多かったのですが、みんな尊敬できる。そして面白い。自分もそういう人間でありたい。これは、メンバーを選んだ方の人徳なのでしょう。自分もそうなりたい。
バンドネオン!
これだけの数のバンドネオンを、ここ以外で見ることはないでしょう。
そして、その熱気がひしひしと伝わる!それが、
東京バンドネオン倶楽部!!
毎年すごいなあと思いますが、どう見ても明らかに物凄く難しいことまで、聴かせるものになっています。そして、ここでしかできない曲、演奏がまた物凄い!
ご一緒すればするほど素晴らしい、我らが小松亮太さんのブログ 、弦楽器を率いる本当にスーパーなヴァイオリニスト、近藤久美子さんのブログ も、ぜひご覧ください。
25日には、かつしかシンフォニーヒルズで公演があります。夜公演だけが、まだ少し残っているようです。
6時半開演 かつしかシンフォニーヒルズ
チケットぴあ
pia.jp/t
Pコードは107-544
これは、面白いですよ!
タンゴの歴史を今年と来年とをかけて描きます。それは分かっていたのですが、小松亮太さんのMCを聞いて初めて整理され、実感するその内容は、……演奏していて震えが来る、それ自体がドラマチックな素敵なものでした。
そして、その歴史の流れの中に自分がいる感覚。絶対に、他では味わえない。
僕自身、参加できることの喜びを、ひしひしと感じています!
古楽な風景
古楽の世界も本ッ当に面白い。独特の気持ちよさがあります。もちろん、時期や曲によって面白さは違いがありますが、今回演奏しているものは、わくわくするような感じではなく、すーっと別世界に引き込まれるな不思議な魅力があります。
本番が楽しみです。
宗教音楽研究会土曜会 第22回演奏会
9月18日(土) 午後4時開演
聖アンデレ教会礼拝堂 (東京メトロ「神谷町」駅 徒歩8分)
ステッファーニ「Stabat Mater」
ヘンデル「Dixit Domimus」
指揮:吉田秀文
独唱:ソプラノ新田恵 藤井あや アルト田村由貴絵 テノール水越啓 豊原奏 バス小笠原美敬
合唱:宗教音楽研究会土曜会
合奏:SMSアンサンブル


