音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!- -136ページ目
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のだめ軍団

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「のだめ軍団」なる言葉、ご存知ですか?

クラシックのコンサートに最近訪れる、これまで来なかった若者の集団のことらしい。
軍団が悪いとは限らないそうだが、クレームをつけられ、よくトラブルになることが多いらしく、主催者側に警戒されていると言う。
ヴァイオリンを職業にしているのに、コンサートにはほとんど行ってない僕は、実は軍団を見たことがないですけど…

だからかもしれないけど、「なぜ、そうなる?!」と思います。
一般的になるって、どうしてもこういうことだと思う。
だって、映画館に行っても、電車に乗っていても、道を歩いていてさえ、行儀悪い人をよく見かけません?
別に、若い人だけじゃないですよね?むしろ、大人のマナーの方がヤバイ気が…

どういうのが正しいマナーなのか??
昔は、新曲披露でよくブーイングの嵐が起こったらしい。また、楽章間など途中で拍手する事もあったらしいっていうことは、色んな本に書いてあります
(個人的には、そういう雰囲気の方が好きです。大騒ぎするクラシック・コンサートやってみたい!!

普通の人たちに、普通に来て欲しいじゃないですね。だからこそ!の注意をしたいものです。
(マニア?が「携帯のストラップがウルサイ!」と、女の子を会場から引きずり出してみたら、小さな鈴が一つ付いてただけってことがあったらしい汗)
そもそも、他人に注意するのは、非常に難しい。気分を害しているからこそ注意する訳で、また相手の方はそのことが気にならないからこそ、しちゃっている訳ですから。
気遣いについて注意するのだから、こちらも相手への気遣いは忘れたくないものです。

そこで!ちょっと考えてみた。
DVDには、再生直後、会社のロゴとかを見せる、スキップできないコーナーがあります。
『のだめ~』のDVDには、
「コンサート会場、少なくともこれだけは守ろう!」
を、書いたテロップが1枚でもあったらどうだろう!?クラッカー
そして、みんなが居心地がよくなるように、注意はした方がいいのだと思う。

音楽と〇〇息の、粋な関係

スタジオinfezioさん(http://www.infezio.com/ )の仕事で、映画のレコーディングをしてきました!↓グッド!


■今冬公開予定  映画『STAY』
監督:古田亘

   原作:西炯子
主演:長谷部優 通山愛 柳生みゆ
浜田麻希 中村瑠璃亜

 メルボルン国際映画祭に出品されます!

 BS-iでも放送されます!


 一発本番!ってのも、小心者には色々大変なもんですが、レコーディングはもっと大変かも。

 テレビの現場でも、中継やら芸能もの(収録しているけど、撮り直しがない)が好きだったなあ。「お疲れ様でした!」って気持ちよく言えて、仕事が終わるからです。ロケだったら、そこからが勝負で、終わりなき(睡眠もない)編集・コメント作り・ポスプロが待っていた…


 さて、レコーディング。何回弾いても、同じ音程・タイミングで弾くことの難しさもさることながら、今回ハマったこういうのが、ライブにはない難しさかも。


副調 「ちょっとストップ!」

自分 「なんかありました?」

副調 「スーッ!…って音しなかった?」 

自分 「スーッ?」

  (しばし、沈黙)

副調 「ん?わかった!鼻息だ!必ず****のところで息を吸う?それっぽい」

自分 「えー、鼻息荒いすかッ??!!クラッカー


 もちろん、録り直しになりました。爆弾

 音楽は呼吸しているので、弾くと呼吸させられてしまうもんです。

 それを、意識的に呼吸せず、かつ呼吸したつもりで、納得がいくよう弾く??

 …もう数テイク必要でした。同業のみなさんは一体どうされているんです??この鼻息問題は!!


 終わり際に、以前収録した仙台銘菓『萩の月』の映像・音楽をもらいました。このCM、東北地方限定なので、完パケは映像も音も知らなかったのです。

 音楽はホームページhttp://www.geocities.jp/music_entame/index.htm に公開しておきますので(映像は著作権上ムリでした)、どうぞお聞きください。

 どうです?このオーケストラ感。でも、ヴァイオリン1名、ヴィオラ1名しか弾いておりません笑。infezioお上手!!

 


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