OLD 2 DA NEW SCHOOL -8ページ目

DURAN DURAN/Decade (1989)

MTVブームの火付け役とも言えるUKロック・バンドDURAN DURANの80年代の代表曲をまとめたベスト盤。メンバーは、NICK RHODES(キーボード)、JOHN TAYLOR(ベース)、SIMON LE BON(ヴォーカル)、ANDY TAYLOR(ギター)、ROGER TAYLOR(ドラムス)の5名。全員がイケメンでかなり人気ありましたね。また、テイラーが3名いるけど血縁関係は無いっていうのも話題になってたね。もう、なんか人気がありすぎのアイドル的扱いだったんで、フツメンの自分なんかは意図的に聴くのを避けていたけど、MTVやFMでガンガン流れるから、嫌でも覚えてしまうというか… 今では普通に好きで、80'sのコンピ作りには欠かせない存在だよね、やっぱり。

1. Planet Earth

1981年のデビュー・アルバム『Duran Duran』収録。デビュー曲で全英14位。リアルタイムではないけどMTVで観てましたね。アップテンポの少し暗めのメロディにどこか惹かれますね。
2. Girls On Film
1981年のデビュー・アルバム『Duran Duran』収録。3枚目のシングルで全英5位。相撲も出てくるMVが問題になったそうな。勢いのあるロック・ナンバーでサビの「Girls On Film♪」も覚えやすくていいね。
3. Hungry Like The Wolf
1982年の2ndアルバム『Rio』収録。初めて全米ヒットの3位に輝く。ノリの良いロック・ナンバーでANDYのギターやサビの「Do do do do do do do do do do do do do, do do」もキャッチーで良いね。
4. Rio
1982年の2ndアルバム『Rio』収録。全米14位・全英9位。疾走感溢れるドラムにキラキラ・シンセ、切り込むようなギターが耳を惹くポップ・ロック。
5. Save A Prayer
1982年の2ndアルバム『Rio』収録。全英2位を記録。エスニックな雰囲気のシンセが魅力的な寂しげな曲で、刹那的な恋の歌詞も雰囲気にマッチしてますね。今までのヒット曲とは毛色が異なる静かな感じだけど、そこに惹かれるね。
6. Is There Something I Should Know
「プリーズ・テル・ミー・ナウ」でお馴染みの曲ですね。シングル・オンリーだったが、今ではデビュー・アルバムに収録されてるとのこと。全米4位に輝いた比較的軽めのポップ・ロック。
7. Union Of The Snake
1983年の3rdアルバム『Seven and the Ragged Tiger』収録。全米・全英3位と大ヒット。DAVID BOWIE/Let's Danceに影響を受けたというファンク・テイストを取り入れたこれぞニューウェーブなロック。
8. The Reflex
1983年の3rdアルバム『Seven and the Ragged Tiger』収録。全米1位・全英1位の両方の頂点に輝く。ポコポコするパーカッションや派手なエフェクトを駆使したノリノリなロック・ナンバー。サビの「リフレックス!」も覚えやすく、カッコいいね~
9. Wild Boys
1984年のライブ・アルバム『Arena』収録。全米・全英2位と大ヒット。K1ファイター・総合格闘家ミルコ・クロコップの入場曲としても使用されたようにイントロの「Wild Boys!」の叫びから熱くなる、闘志溢れるファイティング・チューン。
10. A View To A Kill
1985年の映画『007 美しき獲物たち』のサントラ『A View to a Kill』収録。日本では日テレの「しゃべくり007」の挿入歌として有名かな。スパイ映画の曲らしく、シンセのオーケストラヒットも多用したスリリングなナンバー。
11. Notorious
1986年の4thアルバム『Notorious』収録。全米2位・全英7位を記録。ANDY TAYLOR(ギター)とROGER TAYLOR(ドラムス)が不在の3名体制でのリリースですが、プロデュースにはCHICのNILE RODGERSが担当していて、NILEらしいファンキーなカッティング・ギターやホーンセクションが特徴なファンク・ナンバーに仕上がっていますね。サンプリングされた「No, No, Notorious!」もインパクトあるよね。
12. Skin Trade
1986年の4thアルバム『Notorious』収録。あまりヒットしていないせいか、初めて聴きましたね。緩やかなグルーヴのポップ・ファンクって感じかな。どこかPRINCEっぽい歌い方がちょっと気になるね…
13. I Don't Want Your Love
1988年の5thアルバム『Big Thing』収録。このアルバムも3人体制みたいですね。全米4位と大ヒットですが、この頃になるとヒップホップやR&Bにのめり込んでいたので、初めて聴きましたね。この時代特有の打ち込みドラムにシンセサイザーのファンク・テイストのロックって感じで悪くはないですね。
14. All She Wants Is
1988年の5thアルバム『Big Thing』収録。全英9位。これもアップテンポの打ち込みハンマービートに軽快なカッティング・ギターも耳を惹くポップ・ファンク。
(2025/01/11)

THE JIMMY CASTOR BUNCH/The Bertha Butt Boogie

毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」

サックスを中心としたマルチ奏者のJIMMY CASTOR率いるTHE JIMMY CASTOR BUNCHが1974年にATLANTIC RECORDSからリリースしたアルバム『Butt Of Course...』からのシングル。
A. The Bertha Butt Boogie - Part l

イントロの「ヴァンヴァンヴァヴァヴァン、ヴァッヴァッヴァーヴァヴァヴァン」の声ネタがPROFESSOR X/Years of the 9、ICE CUBE/Friday、THE D.O.C./Erotix Shit等々でサンプリングされたバカっぽさ(誉め言葉)溢れるファンキー・クラシック!
B. The Bertha Butt Boogie - Part ll

A面の続編。

(2025/01/07)

THE WHISPERS/Just Gets Better with Time (1987)

ベテラン・コーラス・グループTHE WHISPERSが1987年にリリースした16thアルバム。プロデュースは、L.A. REID & BABYFACE、LEON SYLVERS III、NICHOLAS CALDWELL、LARRY WHITE、GARY TAYLOR、GRADY WILKINS。全米7位に輝いた「Rock Steady」収録で有名ですね。ニュージャックスイングではない、80年代後期特有のアップテンポのダンス・ナンバー1. I Want You、クールな雰囲気のダンサブルなファンク2. Special F/X、前述のヒット曲で、アップテンポで若々しいトラック、コーラスも最高にイカしたダンス・クラシック3. Rock Steady、アップテンポのリズムに清涼感のあるキーボードのメロディが清々しい4. No Pain, No Gain、クワイエットストーム・シーンで人気のエモーショナルなスロウ5. In The Mood、しっとりとしたスロウ7. Love's Callingがお気に入り。(2025/01/04)

メインホームページのアドレス変更

サーバー変更に伴いメインホームページのアドレスが以下に変更になります。
 

http://ss170322.stars.ne.jp/index.htm

SCARFACE/Mr. Scarface Is Back (1991)

新年あけましておめでとうございます。

新年一発目はハードコアなクラシックをどうぞ!

 

 
 
 
 
 
 
 
 

元GETO BOYSで稀有のリリシストとしてリスペクトされるSCARFACE(旧名AKSHEN)が1991年にRAP-A-LOT RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・ソロ・アルバム。プロデュースは、DOUG KING、JAMES SMITH、SCARFACE、BIDO、CRAZY C、ROLAND、SAM。当時のRAP-A-LOTのラフ&タフなファンキー・トラックにSCARFACEのエグるようなラップが最高で、テープに録音して擦りきれるくらい聴き込みましたね。

A1. Mr. Scarface

童謡「カッコーの歌」の不気味な替え歌のイントロから、TONY ALVON & THE BELAIRS/Sexy Coffee Pot、LE PAMPLEMOUSSE/Gimmie What You Got、SYL JOHNSON/Different Strokes、BO DIDDLEY/Hit or Missを使ったファンキー・トラックになだれ込むドープなクラシック!SCARFACEの貫禄たっぷりなラップも最高!

A2. The Pimp

THE HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentの定番ビートにJAMES BROWN/Sportin' Lifeを合わせた渋い佳曲。SCARFACEの呟くようなラップも新鮮。
A3. Born Killer
THE NITE-LITERS/Theme From Buck & the Preacher、COMMODORES/The Assembly Line、JAMES BROWN/Funky Drummer使いのアップテンポのファンキー・チューン!
A4. Murder By Reason Of Insanity
MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionのド定番ビートにJAMES BROWN/Untitled Instrumentalをのせた渋いファンキー・ナンバー。
A5. Your Ass Got Took
WAR/Four Cornered Room、PLEASURE/Sing a Simple Song、BLOODSTONE/The Traffic Cop (Dance)ネタの鬼ファンキーな一発!STEADY B/Let The Hustlers Playと同じネタなのがニヤリとするね。
A6. Diary Of A Madman
SKULL SNAPS/It's a New Day、JAMES BROWN/The Payback使いの緊張感溢れるドープ・チューン!SCARFACEのラップがカッコ良すぎだろ…
B1. Body Snatchers
JAMES BROWN/Think 73'ネタの割とライトなファンキー・ナンバー。
B2. Money And The Power
BARRY WHITE/Love Serenade、ESG/UFO使いの緩めのトラックに余裕寂々なラップがいい感じ。
B3. P D Roll 'Em
SOUTHSIDE MOVEMENT/I' Been Watching You、THE EMOTIONS/Blind Alleyネタにサイレン音も合わせた佳曲。
B4. Good Girl Gone Bad
FUNKADELIC/Good Old MusicのビートにSMOKEY ROBINSON/Do Like I Doを乗せた土臭いナンバー。
B5. A Minute To Pray And A Second To Die
MARVIN GAYE/Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) & What's Going Onネタの郷愁感漂うトラックにSCARFACEの語りかけるようなラップもグッとくるね~ アルバムの中で一番好きかな。
B6. I'm Dead
THE METERS/Thinking、FAT LARRY'S BAND/Down on the Avenue、MANDRILL/Mango Meatという渋いネタ使いの佳曲。
(2025/01/01)

YAGGFU FRONT/Action Packed Adventure (1994)

SPIN 4TH、D'RANGED & DAMAGE、JINGLE BELからなるノースカロライナのトリオYAGGFU FRONTが1994年にリリースしたアルバム。2002年に未発表曲を集めたアルバムがリリースされているけど、実質上、唯一のアルバムと言ってもよいでしょう。プロデュースは、YAGGFU FRONT自身とNEW VIBE MESSENGERS、MINNESOTA。ジャズネタを多用した当時のNYにも劣らないトラックに掛け合いの集団ラップはもっと評価されるべき。GROVER WASHINGTON, JR./Hydraのシンプルなループがファンキーな2. Where'd You Get Your Bo Bos?、EPMD/So Wat Cha Sayin'にポロロンと鳴るピアノのループが印象的な3. Trooper 101、LONNIE SMITH/Spinning WheelのドラムにNORMAN CONNORS/Twilight Zoneのホーンを隠し味にした4. Mr. Hook、JIMMY McGRIFF/It's You I Adoreネタで勢いのあるジャジー・ファンキー5. Busted Loop、勢い抜群のファンキー・ビートに優し気なフルートがマッチした6. Fruitless-Moot、ホラー・テイストの7. Black Liquid、ズシっとしたビートにDANNY ELFMAN/Clown DreamのミステリアスなウワモノとBABY HUEY/Hard Timesを合わせたドープな8. Slappin' Suckas Silly (LP Remix)、スピード感溢れるドラムにTHE 5TH DIMENSION/The Rainmakerを合わせた鬼ファンキーな9. Action Packed Adventure、LAWRENCE HILTON-JACOBS/Time Machineの近未来的な音にもっていかれる10. Left Field、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple SongのドラムにGábor Szabó AND THE CALIFORNIA DREAMERS/Saigon Brideを合わせた軽快ファンキーな11. Hold 'Em Back (What's The Meaning?)、GRADY TATE/Be Black Babyの鬼ファンキーなビートにTHE MODERN JAZZ QUARTET/England's Carol (Live)を薄っすらと合わせた渋めの12. Uptown Downtown、ROY AYERS UBIQUITY/Love Fantasyネタにドラムのスクラッチを組み入れたまったりジャズモードの13. Frontline、インタールードだが、後半のトラックがカッコ良すぎる14. Sweet Caroline、SKULL SNAPS/It's a New Dayビートにフリーキーなホーンをのせた15. My Dick Is So Large!がお気に入り。(2024/12/28)

TYRONE THOMAS & THE WHOLE DARN FAMILY (1976)

TYRONE THOMAS & THE WHOLE DARN FAMILY/Has Arrived

ヴァージニア州リッチモンドのシンガーTYRONE THOMAS率いるTYRONE THOMAS & THE WHOLE DARN FAMILYが1976年にSOUL INTERNATIONAL RECORDSからリリースした唯一のアルバム。調べて分かったことですが、このアルバム、2種類あって車ジャケがオリジナルで、これは2ndプレスみたいですね。おまけに目玉の「Seven Minutes Of Funk」もバージョン違いみたい。イナたいけどバラエティに富んだ好盤で、クラヴィネット(?)が効いたアップテンポのファンキー・チューンA1. You Know That You Lied、同レーベルのLARRY SAUNDERSのカバーで爽快グルーヴィーなフリーソウルA2. Fly Away Love Bird、郷愁感を感じるファンキー・ナンバーA3. Leave Me Alone、目玉のGRANDMASTER FLASH AND THE FURIOUS FIVE/Superappin'、EPMD/It's My Thing、JAY-Z/Ain't No Niggaの元ネタで特徴的なベースラインにホーンセクション、そして新たにダビーなパーカッションがトッピングされたファンク・クラシックA4. Seven Minutes Of Funk、ファンクの基本のようなノリの良いB1. Ain't Nothing But Something To Do、CHOCOLATE MILKやTHE NEW BIRTHを思い出してしまった汗臭いファンクB2. New Yorkin'、熱く歌い上げるミディアム・テンポのソウル・バラードB3. I'm Hurt、オルガンも効いたグルーヴィーなファンクB4. Stuck On Yourselfと全曲ナイス。(2024/12/21)

GENESIS/Same (1983)

UKのプログレッシブ・ロック・バンドGENESISが1983年にリリースした12thアルバム。全英1位・全米9位と大ヒットしていますね。プロデュースは、GENESISとHUGH PADGHAM。全英1位になった偶然出会った娼婦を“ママ”と呼んで執着する10代の若者のことを歌詞にし、途中の「ハハ~ハッ!」が不気味な1. Mama、全米6位になったピアノが郷愁を感じる印象的なポップ・ロック2. That's All、後半にPHILの歌が出るがほぼインストのどこか懐かしい感じがするナンバー4. Second Home By The Sea、80'sらしいメロディのポップ・ナンバー6. Taking It All Too Hard、アップテンポでファンキーさも感じるデジタル・ロック7. Just A Job To Do、妖しげなイントロからミディアム・テンポのリズムに昔を懐かしむようなメロディが秀逸な9. It's Gonna Get Betterがお気に入り。(2024/12/14)

CHANNEL LIVE/Reprogram (1995)

毎月12日は12'シングルの日
ニュージャージーのハーコー・デュオCHANNEL LIVEが1995年にリリースしたデビュー・アルバム『Station Identification』からのシングル。お目付け役は、KRS-ONE!
A1. Reprogram
KRS-OneプロデュースのCHICAGO TRANSIT AUTHORITY/Poem 58ネタのヘビーな曲。NYハーコー好きは反応すると思うけど、ドラムがドカドカしてイマイチかな。
A2. Reprogram (Remix)
敏腕EASY MO BEEによるリミックスで、深くズブズブ沈み込むようなドープなトラックがいいね。オリジナルより断然こっちだね。
A3. What! (Cause And Effect)
KRS-ONE制作で、BIG DADDY KANEと同じTHE NOTATIONS/Superpeople、THE METERS/Handclapping Songを使った鬼ファンキーな一発!カッコ良すぎ!
B1. Mad Izm (Original Buckwild Remix)
彼等の人気曲のBUCKMILDによるリミックスで、MONTY ALEXANDER/Let's Stay Together使いのドープ・チューン。
B2. Mad Izm (Original Buckwild '95 Remix)
これもBUCKMILDによるリミックスで、BOB JAMES/Nautilus、THE CANNONBALL ADDERLEY QUINTET/Painted Desert、KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mindネタのヘビーかつドープな一発!これが一番カッコいいね!
(2024/12/12)

CHAMP MC/Keep It On The Real (1994)

毎月12日は12'シングルの日

ブロンクス出身でWU-TANG一派のフィーメールMC集団DEADLY VENOMSのメンバーCHAMP MCが1994年にリリースしたシングル。同年のアルバム『Ghetto Flava』からのカット。しかし、このアルバム、全然見かけないですね。イーストとウエストのサウンドが半々の珍しい内容みたいなので聴いてみたいところ。
A1. Keep It On The Real (Album Version)
ウエストコーストの重鎮E-A-SKIとCMTによる打ち込みビートにシンセのもろウエストコーストなレイドバックG-FUNKサウンドに勝ち気なラップがばっちりハマった快作!NY好きはPETE ROCKリミックスに騒ぐだろうけど、圧倒的にこっちを支持するね。
A2. Keep It On The Real (E-A-Ski/CMT Remix)
よりウエストコーストらしくファンク臭濃くし、泥臭いSYL JOHNSON/Different Strokesを違和感なく組み合わせたリミックス。これも最高だね~!
B1. Keep It On The Real (Pete Rock Remix)
PETE ROCKによるリミックスで、GEORGE BENSON/Face It Boy, It's Over使いのユルいジャジー・ヒップホップに仕上げる。MCの迫力を活かしてない気もする。
B3. Stressin' Me (Album Version)
NYのベテランTONY DOFATが手掛けたファットなビートに浮遊感溢れるキーボードの佳曲。
(2024/12/12)