WILD CHERRY/Baby Don't You Know (1976)
毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」
「Play That Funky Music」の大ヒットで知られる白人ファンク・バンドWILD CHERRYが1977年にリリースした2ndアルバム『Electrified Funk』からのシングル。
A. Baby Don't You Know
「Play That Funky Music」直系のカッコいいファンク・ナンバー!しかし…、2ndアルバムでも「Play That Funky Music」の呪縛から逃れられてないのが失速した理由かもしれませんね…
B. Get It Up
1976年のデビュー・アルバムからで疾走感溢れるインスト・ファンク。
(2024/12/07)
Next Friday (1999)
1999年にリリースされたアイス・キューブ主演のコメディ映画『Next Friday』のサントラ。1995年の映画『Friday』の続編ですね。(どっちも観てませんが…)ラインナップが凄いですね。HIPHOP、R&Bの一流どころが勢揃いした感じ。ONE EYEプロデュースで、タイトなビートに電子音がイカした1. ICE CUBE f/MACK 10 & MS. TOI/You Can Do It、DR. DRE制作で、DREらしいビートにアラビアンチックなウワモノが耳を惹くトラックにICE CUBE、MC REN、EAZY-Eに代わりSNOOP DOGGが集結(YELLAはどうした⁉)した2. N.W.A./Chin Check、BARRY WHITE f/LOVE UNLIMITED AND LOVE UNLIMITED ORCHESTRA/Somebody's Gonna Off the Manネタのもの哀し気な3. VITA f/JA RULE/We Murderers Baby、TAMI LYNN/Light My Fire使いのズシりと重い5. PHAROAHE MONCH/Livin It Up、ボンサグらしい優しげな極上メロウ・トラック上で甲高い声でシンギング・フロウや早口フロウをかまし、MAD COBRA/Flexのサビも口ずさむ6. BIZZY BONE/Fried Day、染み渡るアコースティック・ギターの音色に涙するスロウ7. AALIYAH(R.I.P.)/I Don't Wanna、アップテンポでファンキーな8. WYCLEF JEAN/Low Income、ペシャっとしたビートに70年代っぽいウワモノの9. WU-TANG CLAN/Shaolin Worldwide、MANNIE FRESHらしいバウンシーなファンキー・トラックが楽しい10. BIG TYMERS f/LIL' WAYNE & MACK 10/Good Friday、ファンク・ビートに哀愁溢れるR&Bメロディ(おそらくTHE GAP BAND/I Don't Believe You Want to Get Up and Dance (Oops!))が秀逸なトラックにCHERRELLE AND ALEXANDER O'NEAL/Saturday Loveのフレーズも入れたメロウ・グルーヴ11. KRAYZIE BONE f/LYRIC/Friday、FRED "FREDWRECK" NASSARが手掛けたラテン・テイストの哀愁ナンバー12. FROST、KURUPT、SOOPAFLY & DON CISCO/Mamacita、奥方ANGELA WINBUSHも制作に加わった、これぞISLEYと唸らされる甘美なスロウ・トラックにRON ISLEYのスウィートな歌声に涙する13. ISLEY BROTHERS f/RON ISLEY/Make Your Body Sing、OHIO PLAYERS/Glad to Know You're Mine使いの疾走感があってノリノリな15. LIL' ZANE/Money Stretchがお気に入り。(2024/11/29)
THE CLARKE/DUKE PROJECT II (1983)
ジャズ/フュージョン・プレイヤーのSTANLEY CLARKEとGEORGE DUKEのコンビによるプロジェクトが1983年にリリースした第2弾アルバム。1981年の第1弾が大ヒットしましたね。STANLEY CLARKEはベース、ギター、ボーカル、GEORGE DUKEは、キーボード、ボーカルを担当しており、他にはドラムにBILLY COBHAM、JOHN ROBINSON、NARADA MICHAEL WALDEN、パーカッションにPAULINHO DA COSTA、ギターにMICHAEL SEMBELLO、ボーカルには、HOWARD HEWETT、JEFFREY OSBORNEなど、豪華な面子が参加。1作目と同様、フュージョンというよりはR&B、ファンク、AOR、ポップ・ロックな内容で、特にドライブ感溢れるポップ・ロック的な2. Heroes、小気味よいポップ・ロック4. Every Reason to Smile、重たいドラムとベースが効いたファンキーなフュージョン・ナンバー5. Great Danes、KLEEER顔負けのスペーシーなシンセサイザーが最高なダンス・クラシック6. The Good Times、NXWORRIES/Daydreamingでサンプリングされたテディペンの名曲「Love T.K.O.」にも似た雰囲気を醸し出すまろやかで哀愁感たっぷりのメロウ・クラシック7. You're Gonna Love It、グルーヴィーなAORナンバー8. Trip You in Loveがお気に入り。(2024/11/23)
COMPANY FLOW/Funcrusher (1995)
BIGG JUS、EL-P、MR. LENからなるNYブルックリンのトリオCOMPANY FLOWが1995年に自主制作したアルバム。これは2ndプレスのカラーヴァイナル盤。プロデュースは、EL-PとMR. LEN。当時人気だったアングラ・ヒップホップ・シーンに衝撃を与えたグループで、初めて聴いた時には、そのアバンギャルドさに度肝抜かれましたね。どんよりとした重たい空気感が充満したA1. Bad Touch Example、SMOKEY ROBINSON/Theme From Big Timeの怪しげなフレーズのイントロからMIGHTY TOM CATS/Love Potion-Cheeba-Cheebaのスモーキーなビート、ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA/Telephone Lineのファックスの通信音のような音を合わせたトラックにフリーキーなラップで切り込むドープなクラシックA2. 8 Steps、BMSをフィーチャーしたBRETHREN/Outside Loveの重たいビートにROXANNE SHANTE AND BIZ MARKIE/Biz Beatのイルなビートを合わせた狂気を感じるアングラ・シットB1. Vital Nerve、LITTLE FEAT/Fool YourselfのビートにSILVER CONVENTION/Magic Mountainを合わせたファンキーなC1. Corners 94、不気味な雰囲気のトラックにKRS-ONEの声ネタをコスりまくるC2. The Definitive、オールドスクールなビートに郷愁感漂うピアノが印象的なトラックにフックでBOB JAMES/Farandole (L'Arlesienne Suite #2)を使った佳曲D1. Krazy Kings、FREDDIE HUBBARD/Red ClayのビートにBEASTIE BOYS/Slow and Lowの声ネタを合わせたファンキーなインタールードD2. Lencorcismがお気に入り。(2024/11/16)
THA CHAMBA/Hood Thang (1995)
毎月12日は12'シングルの日
シカゴのCHAINSAW、TOXIC、RIOT ONEからなるハーコー・トリオTHA CHAMBAが1995年にCORONER RECORDS, INC.からリリースしたアルバム『Makin' Illa Noize』からの1stシングル。アングラ・シーンでも人気のあったグループで、アルバムもかなり人気ありますね。
A2. Hood Thang (The Lit.)
暗く淀んだトラックにジャズ・ネタのミスマッチが逆にフレッシュなクラシック!
B1. Hood Thang (Remix)
リミックスで、オリジナルよりダークさがマシマシで、ULTRA MAGNETIC MC'Sを意識したであろうネタ処理(MELBIN BLISSか?)がイルなクラシック!オリジナルより断然こっち!
(2024/11/12)
CED-GEE/Long Gev (1998)
毎月12日は12'シングルの日
銀河系一ファンキーなグループULTRA MAGNETIC MC'Sのメンバーで数々のクラシックの制作に関わったCED-GEEが1998年に3-2-1 RECORDSからリリースした唯一のシングル。カミスンLPからの先行シングルって書かれていたけど、リリースはなかったみたい。
B1. Long Gev (LP Version)
シンプルなビートのファンキー・トラックにCED-GEEの吐き捨てるようなドープなラップとWOOZIE WOOZなるMCをフィーチャーした佳曲。
B3. The Impossible
ほぼ弾けるビートだけでグイグイ攻めるトラックにレジェンドDOUG E. FRESHとTREACHEROUS THREEのSPECIAL Kをフィーチャー。
両曲とも良いのに、なんでアルバムがリリースされなかったのかな?残念でなりません。
(2024/11/12)
MC LYTE/Act Like You Know (1991)
フィーメールMCの大御所MC LYTEが1991年にリリースした3rdアルバム。スクラッチは、K-ROCKとDJ MASTER TEEが担当。BELL BIV DEVOE、NEW KIDS ON THE BLOCK、MC SEARCH、COOLIOなどをプロデュースしたR&B色濃いサウンドを得意としたWOLF & EPICをメインプロデューサーにした、かなり”売り”にでたアルバムで、そのニュージャックスイングっぽいサウンドにはかなりショックを受けた思い出がありますね。WOLF & EPIC以外の曲はなかなか聴かせてくれ、クルーのTHE KING OF CHILLプロデュースで、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peas、BRICK/Dazz by Brick、JAMES BROWN/Funky Drummer使いの泥臭いファンキー・チューン3. Search 4 The Lyte、DEE JAY DOC(DJ DOC)制作でTOTO/Georgy Porgyまんま使いにMICHAEL JACKSON/I Wanna Be Where You AreとTHE SUPREMES/My World Is Empty Without Youの声ネタ、中盤でJIMMY SPICER/The Bubble Bunchのイントロを合わせたメロウ・トラックにシリアスなリリックが話題となったクラシック6. Poor Georgie、PAL JOEY 2が手掛けた軽めのドラムにハウスっぽいメロディのキーボード、VAUGHAN MASON AND CREW/Bounce, Rock, Skate, Rollのお馴染み「ゲッ、ダ~ン」、JUICE/Catch a Groove、MUSICAL YOUTH/Pass the Dutchie、ALL THE PEOPLE/Cramp Your Styleをアクセントで入れ込んだ7. Take It Off、AUDIO TWOプロデュースのBAR-KAYS/Cozy、FUNKADELIC/The Song Is Familiar、FUNK, INC./Kool Is Back、JAMES BROWN/Don't Tell a Lie About Me and I Won't Tell the Truth on Youネタの小気味良いファンキー・トラックにDANA EAVES嬢のコーラスが入る9. All That、THE 45 KING制作でTHE WHATNAUTS/Help Is on the Way使いのグルーヴィーなトラックに定番BESIDE/Change the Beat (Female Version)のスクラッチ、MICHAEL JACKSONやGUYの声ネタを合わせた10. Big Bad Sister、THE 45 KINGが手掛けたTALL, DARK & HANDSOMEでお馴染みTHE JACKSON 5/Darling DearやBOB JAMES/Steadyを使った軽めのファンキー・チューン12. Kamikaze、THE 45 KINGプロデュースのL.A. BOPPERS/You Did It GoodにSTEPHANIE MILLS /(You're Puttin') a Rush on Meのコーラス、JAMES BROWN/Get Up Offa That Thingをチョロっと合わせたTHE 45 KINGらしいファンキー・ナンバー14. Like A Virgin、AUDIO TWO制作でISAAC HAYES/I Want to Make Love to You So Badのドラマチックなイントロを使ったトラックにサビでBARRY MANILOW/Copacabanaを歌うカッコいいナンバー15. Lola From The Copa、DJ MASTER TEEが手掛けたTHE HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentに定番メロウTHE ISLEY BROTHERS/Groove With Youのメロウ・ヒップホップ16. 2 Young 4 What、THE 45 KINGプロデュースのPASSPORT/Looking Thru使いのクールでファンキーな17. Absolutely Positively..... Practical Jokes、WOLF & EPIC制作でMELVIN BLISS/Synthetic Substitutionネタのファンキーな18. Another Dope Intro (Interlude)、ボーナス収録でAUDIO TWOが手掛けたTHE HONEY DRIPPERS/Impeach the PresidentビートにTHE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclipを合わせた鬼ファンキーなトラック上で相棒のDJのK-ROCKがラップを披露する19. K-Rock's The Man (Bonus Track)がお気に入り。(2024/11/09)
LABELLE/Lady Marmalade (1974)
毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」
PATTI LABELLE、SARAH DASH、NONA HENDRYXの女性R&BトリオLABELLEが1974年に名プロデューサーALLEN TOUSSAINTを迎えてリリースした出世作『Nightbirds』からのシングル。
A. Lady Marmalade
全米1位にも輝いた躍動感のあるピアノが効いたファンク・ナンバーで、世界的にも人気がありますね。これ書いていて初めて知りましたがTHE ELEVENTH HOURというグループのカバーなんですね!いやー、知らないことだらけだ。
B. Space Children
ズンチャズンチャするピアノが効いた疾走感溢れるナンバー。
(2024/11/07)
R.I.P. QUINCY JONES
音楽界の巨人クインシー・ジョーンズ氏が亡くなりましたね…
数々の名曲をありがとうございました。
これからも貴方が手掛けた名曲を聴き続けます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
D.J. CHUCK CHILLOUT & KOOL CHIP (1989)
「Two, Three, Break」のクラシックで知られるTHE B-BOYSのメンバーであったD.J. CHUCK CHILLOUTとソロマイカーのKOOL CHIPのデュオが1989年にMERCURY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。お目付け役は、EDDISON ELECTRIとVAN GIBBS。プロデュースは、D.J. CHUCK CHILLOUT、KOOL CHIP、ROB "BOY WHITE" LEWIS。これも思い出深いアルバムで、定番ネタを使ったトラックが多くて、聴きまくりましたね!今聴くとKOOL CHIPはTHE FRESH PRINCE(WILL SMITH)に声質やラップ・スタイルが結構似てるね。レーベルもDJ JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE路線を期待してたのかな?
A1. Rhythm Is The Master
STRAFE/Set it Offの80'sビートにTALKING HEADS/Once in a Lifetimeの印象的なメロディ、そしてフックにGRACE JONES/Slave to the Rhythmを使ったファンキーなクラシック!中学の頃、MTVで観て好きだったTALKING HEADSが使われていてニヤッとした記憶があるな。