
D.J. CHUCK CHILLOUT & KOOL CHIP (1989)
D.J. CHUCK CHILLOUT & KOOL CHIP/Masters Of The Rhythm (1989)

「Two, Three, Break」のクラシックで知られるTHE B-BOYSのメンバーであったD.J. CHUCK CHILLOUTとソロマイカーのKOOL CHIPのデュオが1989年にMERCURY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。お目付け役は、EDDISON ELECTRIとVAN GIBBS。プロデュースは、D.J. CHUCK CHILLOUT、KOOL CHIP、ROB "BOY WHITE" LEWIS。これも思い出深いアルバムで、定番ネタを使ったトラックが多くて、聴きまくりましたね!今聴くとKOOL CHIPはTHE FRESH PRINCE(WILL SMITH)に声質やラップ・スタイルが結構似てるね。レーベルもDJ JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE路線を期待してたのかな?
A1. Rhythm Is The Master
STRAFE/Set it Offの80'sビートにTALKING HEADS/Once in a Lifetimeの印象的なメロディ、そしてフックにGRACE JONES/Slave to the Rhythmを使ったファンキーなクラシック!中学の頃、MTVで観て好きだったTALKING HEADSが使われていてニヤッとした記憶があるな。A2. No DJ Like Chuck
いきなりヒップハウスのあのクソみたいな電子音メロディで一瞬ギョっとするが、ビートは四つ打ちではなくヒップホップ寄りなので、意外と聴けるナンバー。
A3. Gimme Minze
DJ JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCEのヒット曲「Girls Ain't Nothing but Trouble」の雰囲気に似ている。どっちも嫌いなタイプだけど…
A4. Roll Call: Bronxwood Productions
KOOL & THE GANG/Music is The Messageもろ使いの鬼ファンキーなトラックに仲間とマイクを回すポッセカット!クレジットがないけど、クルーが誰なのか気になるな。
A5. The Mic I Grip
INCREDIBLE BONGO BAND/Apacheの定番ビートに、これまた定番PLEASURE/JoyousとBLOOD, SWEAT & TEARS/Spinning Wheel、KOOL & THE GANG/Funky Manを合わせた誰もが好きであろうファンキーなクラシック!
B1. I'm Large
TOMMY ROE/Sweet PeaのビートにJOHN BARRY AND MONTY NORMAN/Theme from James Bondのお馴染みのフレーズを合わせ、THE B-BOYS/Two, Three, Breakのあの「ブレイク!」のフレーズもぶち込んだドープなクラシック!
B2. That's Life
COMMODORES/The Assembly Lineの定番ビートにCAMEO/Rigor Mortisを乗せ、フックでBABE RUTH/Keep Your Distanceのギターも絡ませたファンキー・チューン。
B3. No Holding Back
R&BというかAORっぽい哀愁メロディのアルバム唯一のメロウ・ミディアム。Whosampledにもなかったけど、これサンプリングかな?特にフックのメロディは聴き覚えありありだけど。TOTOっぽい気もする。
B4. Time To Rhyme
ドカドカしたドラムにCYMANDE/BraとESG/UFOを合わせた佳曲。
B5. Son Of A Gun
BLOOD, SWEAT & TEARS/I Can't Quit Herやカントリーっぽい牧歌的なフレーズも合わせた軽めのナンバー。
B6. Chuck Is Chillin'
HERBIE HANCOCK/Palm Grease使いのトラックにFLAVOR FLAVの声ネタ等を合わせた短いDJナンバー。あと1曲くらいこういったの収録して欲しかったな。
(2024/11/02)