THE TIME/Ice Cream Castles (1984)
MORRIS DAY、JIMMY JAM、TERRY LEWISが所属していたミネアポリスのファンク・バンドTHE TIMEが1984年にリリースした3rdアルバム.このアルバムからJAM & LEWISが脱退して新体制になったみたいですね。大ヒットして、ラジオでも頻繁に流れていた「Jungle Love」収録。ミネアポリス・ファンクをクールにキめる1. Ice Cream Castles、1.より明るく楽しい雰囲気のミネアポリス・ファンク2. My Drawers、しっとりとしたスロウなトラック上で寸劇を繰り広げる3. Chili Sauce、「オイオイオ♪」のジャングルっぽい(?)コーラスもバッチリはまったダンサブルな4. Jungle Love、ドリーミーなスロウだが、アダルトな歌詞がニヤリとさせる5. If the Kid Can't Make You Come、唯一のライブ・テイクでノリノリなパーティ・ファンクを披露する6. The Birdがお気に入り。(2024/10/26)
PINK FLOYD/Meddle (1971)
UKのプログレッシブ・ロック・バンドPINK FLOYDが1971年にリリースした6thスタジオ・アルバム。純粋なファンには怒られるけど、名悪役プロレスラー”アブドーラ・ザ・ブッチャー”の入場曲1. One of These Days(邦題:吹けよ風、呼べよ嵐)ですねよ、やっぱり!風の音に引き続いて、エコーかかりまくりな不気味なベースが鳴り響き、フォーク攻撃で追い詰めるかのような殺気立ったギターで追い打ちし、途中のおどろおどろしい叫び声「「One of these days, I'm going to cut you into little pieces(いつの日か、お前を細切れにしてやる)」でとどめを刺すインストルメンタル・ロックの傑作だね!他には、フォーキーでどこか懐かしい感じにさせる3. Fearless、23分にも及ぶ大作で、内省的な序盤から一気にファンクなドラムが飛び出し、唸るギターと相まってジャズ・ロック的な様相を見せた後、宇宙を彷徨うような神秘的な世界が広がり、最後は再び内省的で寂しげな感じで幕を閉じる6. Echoesがお気に入り。(2024/10/19)
C.E.B./Get The Point (1992)
毎月12日は12'シングルの日
フィリーのパイオニアSTEADY B、同じくフィリーのベテランCOOL C、そしてSTEADY BやCOOL CのDJを務めていたDJ ULTIMATE EAZEのトリオC.E.B.(Countin' Endless Bank)が1992年にRUFFHOUSE RECORDSからリリースしたシングル。1993年にリリースしたアルバム『Countin' Endless Bank』からの先行シングル。プロデュースは、STEADY B。
A1. Get The Point
MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionの定番ビーツにHONEY CONE/Stick Upを合わせた高揚感溢れるファンキーなクラシック!
B1. Monkey On My Back
OHIO PLAYERS/Funky Worm、ALL THE PEOPLE/Cramp Your Styleネタのハーコーな一発!
せっかくの復活アルバムをリリースしたのに、あんな事件(銀行強盗のあげく警官を射殺)を起こすなんて… 古くから応援していたファンにとっては残念でなりません…
(2024/10/12)
CAVEMAN/Victory (1991)
毎月12日は12'シングルの日
M.C.M.、THE PRINCIPLE、DIAMOND JからなるUKのヒップホップ・グループCAVEMANが1991年にPROFILE RECORDSからリリースした1stアルバム『Positive Reaction』からのシングル。UKヒップホップ界の中でも、かなりまともなグループで、トラックもNYに負けじと高水準。このシングルもアルバム未収録2曲あって見逃せません!
A1. Victory
GRAHAM CENTRAL STATION/The JamのドラムにBADDER THAN EVIL/Just Plain Lutherを合わせたアップテンポでファンキーな一発!グルーヴ感あっていいね!
A2. Swift Sucker
DAVID BATISTE AND THE GLADIATORS/Funky Soulを使ったジャジー・ヒップホップ。これもナイス。
B1. Cool (Cos I Don't Get Upset)
DEXTER WANSEL/Theme From the Planetsの定番ビーツ使いの最高にグルーヴィーなジャジー・ヒップホップ!これ大好きだな~ 最高!
B2. Cool (Remix)
B1.のリミックスで、オリジナルよりガラッと下世話なファンキーに変化。粘着性のドラムもカッコいいね~!
(2024/10/12)
BAZUKA/Dynamite (Part 1) (1975)
毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」
FREDA PAYNE、GLADYS KNIGHT AND THE PIPS、HONEY CONE、MILLIE JACKSON等のプロデュース等に関わったTONY CAMILLOをリーダーとするディスコ/ファンク・グループBAZUKAが1975年にリリースした唯一のアルバム『Bazuka』からのシングル。
A. Dynamite (Part 1)
GANG STARR/Aiiight Chill、DEF RHYTHM PRODUCTIONS/Bring in the Dope Beat、LEN/Cryptik Souls Crewでもサンプリングされた小気味良いドラムにファンキーなホーンセクション、カッティング・ギター、ウネウネしたシンセ、ボーカルの「ダ~イナ マ~イ!」もバッチリはまったファンキー・ディスコ!
B. Dynamite (Part 2)
その続編。
(2024/10/07)
V.A./Stax Funk -Get Up And Get Down- (1989)
FUNK, INC./Superfunk (1973)
ジャズ・ファンク・バンドFUNK, INC.が1973年に名門PRESTIGE RECORDSからリリースした4thアルバム。メンバーは、EUGENE BARR(サックス)、CECIL HUNT(コンガ)、JIMMY MUNFORD(ドラム、ボーカル)、BOBBY WATLEY(オルガン、ボーカル)、STEVE WEAKLEY(ギター)の5名。プロデュースは、DAVID AXELROD、ベースにJOHNNY "GUITAR" WATSONも参加。ボーカル入りの曲が増えたのが印象的ですね。METERSのカバーで、場末のクラブで演奏してるかのようなアーシーで男臭い最高のファンクA1. Message from the Meters、小気味良いリズムにオルガン、ホーンがソウルフルなジャズ・ファンクA2. Goodbye, So Long、CHUCK MANGIONEのカバーで、スリリングなムードのジャズ・ファンクA3. The Hill Where the Lord Hides、フリーソウル的なハートウォーミングなトラック上で塩辛ボーカルで歌うB1. Honey, I Love You、アクション映画でヒーローが活躍する場面で流れそうな雰囲気のジャズ・ファンクB2. Just Don't Mean a Thing、BARRY WHITEの大ヒット曲のカバーで、イントロのブレイクビーツも最高過ぎるファンクB3. I'm Going to Love Youと全曲お気に入り。(2024/09/28)
RAS KASS/Rasassination (1998)
ウエスト・コーストのリリシストRAS KASSが1998年にPRIORITY RECORDからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、STU-B-DOO、KLEV、TWELVE、BIG JAZ、EASY MO BEE、FLIPなど。JOHNNY PATE/Shaft in Africa (Addis)ネタの高揚感のあるナンバー2. Rasassination、KRAFTWERK/Trans-Europe Express使いのゴシック調のハーコー・トラックにDR. DREとMACK 10をフィーチャーした3. Ghetto Fabulous、PRINCE/The Ballad of Dorothy Parkerの乾いたビートをメインにRUFUS & CHAKA KHAN/Do You Love What You FeelやEPMD/Janeを合わせ、フックで男性ボーカルが歌うダークな4. Lapdance、気だるいアコースティック・ギターが印象的な6. Conceited Bastard、張りつめた雰囲気のトラックに盟友SAAFIRが参加した9. H2O Proof、ALEXANDER O'NEAL/If You Were Here Tonightネタの極上の80'sメロウ・トラックにJAZZE PHAが味わい深い歌でフックを潤す10. It Is What It Is、JAH SKILLZとXZIBITをフィーチャーしたBILLY PRESTON AND SYREETA/Books and Basketball (Montage)使いの小気味良いファンキー・ナンバー12. Wild Pitch、ONE WAY/Mr. Grooveネタのストレートなウェッサイ・ファンク13. OohWee!、VAN McCOY/Party使いの近未来的な雰囲気のファンク・トラックにBAD AZZが参加した15. Grindin'、女性コーラス入りの寂しげメロウ・チューン17. Get At Me、OLIVER SAIN/Nighttime、DONNY HATHAWAY/We're Still FriendsネタのWUモードのアーシーなトラックにRZAをフィーチャーした18. The Endがお気に入り。(2024/09/21)
T LA ROCK/Lyrical King (1987)
ブロンクスのレジェンドMC ”T LA ROCK”が1987年にFRESH RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、T LA ROCK、DJ LOUIE LU、MANTRONIK。DJ担当はDJ LOUIE LU、随所に飛び出すヒューマン・ビート・ボックスは若かりし頃のGREG NICE!
CATCH 22/Just Asking (1992)
毎月12日は12'シングルの日
オハイオ州クリーブランドのグループCATCH 22が1992年にPROFILE RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースにG-RAP界では知られた存在のTHE COLLEGE BOYZのDJ RON SKIとHUMPHREY RILEYが関わってますね。
A1. Just Asking (Club Mix)
ファンク・ビートにFRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peasのベースラインを合わせ、JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、The Payback、Say It Loud I'm Black and I'm Proud、Get on the Good Foot、BILLY SQUIER/The Big Beatの声ネタをブッこんだナイス・ファンク!
A2. Just Asking (Conflict Vocal Version)
A1.とあまり変化はないかな?
B1. Just Asking (Tempo Vocal Mix)
テンポを落とした粘着性ファンクに仕上げたリミックス。今聴くならこれかな。
(2024/09/12)