FUNKADELIC/Hardcore Jollies (1976)
FUNKADELICが1976年にリリースした9thアルバム。ギタリストのMICHAEL HAMPTONがギター弾きまくりなブラック・ロック色濃いアルバムで、小気味良いファンク・トラック上でロック的なギター弾きまくりな1. Comin' Round The Mountain、ウネウネと重心低く、泥臭いファンク2. Smokey、ファンカらしいフリーキーなファンク3. If You Got Funk, You Got Style、ハードロック感たっぷりのロックN'ファンク4. Hardcore Jollies、若干リラックスモードの5. Soul Mate、ロック色濃いファンク。チューン6. Cosmic Slop、スロウ・テンポでドロドロ、ブルージーにファンクする7. You Scared The Lovin' Outta Me、ロックなギター炸裂のインスト・ナンバー8. Adolescent Funkがお気に入り。(2023/05/13)
BROTHERS UV DA BLAKMARKET/Not U Again (1992)
毎月12日は12'シングルの日
ニュージャージーのCOOL MONEY CEEとDJ MENALのコンビBROTHERS UV DA BLAKMARKETが1992年にリリースしたアルバム『Ruff Life』からのシングル。QUEEN LATIFAH率いるFLAVOR UNITのメンバーで、アルバム1枚で消えたグループながら、ニュースクールなラップ、サウンドを聴かせてくれますね。
A1. Not U Again (Original Vocal)
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、THE TURTLES/You Showed Me、ROCK MASTER SCOTT AND THE DYNAMIC THREE/Request Lineをネタにしたコミカルなムードの佳曲。
A2. Not U Again (Blakmarket Remix)
ビートにMELVIN BLISS/Synthetic Substitutionを加えて、ぶっとくしファンキー度をダンチでアップさせたドープなリミックス!
B3. I Mean It (Raw Vocal Mix)
これもビートにMELVIN BLISS/Synthetic Substitutionを使い、妖しげな雰囲気のウワモノにガヤの「オーイ!」で盛り上げるドープな逸品!これも最高だね!
(2023/05/12)
BAZUKA/Bazuka Limited (1975)
毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」
FREDA PAYNE、GLADYS KNIGHT AND THE PIPS、HONEY CONE、MILLIE JACKSON等のプロデュース等に関わった
TONY CAMILLOをリーダーとするディスコ/ファンク・グループBAZUKAが1975年にリリースした唯一のアルバム『Bazuka』からのシングル。
A面の「Bazuka Limited(邦題:バズーカ特急)」は、列車の音も取り入れた小気味良いファンキー・チューン、B面の「Love Explosion」は、軽快なホーンセクションも効いたノリの良いファンキー・ナンバー。こっちの方が好みですね。(2023/05/07)
KID 'N PLAY/2 Hype (1988)
軽快でコミカルなラップで一世を風靡したCHRISTOPHER "KID" REID & CHRISTOPHER "PLAY" MARTINのラップ・デュオKID 'N' PLAYが1988年にSELECT RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、HURBY LUV BUGとTHE INVINCIBLES。ラップ/ヒップホップにのめり込んでいった1987年(高校生の頃)、彼らの「Last Night」を聴いてすぐにトリコになったんだよな~ ネタ選びや軽快なラップも最高だったな。今調べると1985年にFRESH FORCEとしてシングル「Oh Sally」をリリースしていることが判明!知らなかったな… でも曲は、ほとんどUTFO/Roxanne Roxanneだ笑
1. Rollin' with Kid 'N Play
このアルバムからの4thシングル。CHUCK BROWN AND THE SOUL SEARCHERS/We Need Some Money、SLUG-GO/Crazyを使ったご機嫌なワシントンGO-GOサウンドにRIPPLE/I Don't Know What It Is, but It Sure Is Funkyの「オ~ラオ~ラエ~」の掛け声もバッチリなパーティー・チューン!
2. Brother Man Get Hip
WILSON PICKETT/Mustang Sally、THE SOUL SEARCHERS/Funk to the Folksネタのファンキーな小品。
3. Gittin' Funky
このアルバムからの3rdシングル。BOBBY BYRD/I Know You Got Soul、THE BLACKBYRDS/Reggins、THE BLACKBYRDS/The Runaway、BAR-KAYS/Holy Ghostを使った自然に腰が動くパーティ・ラップ・クラシック!後述する「Last Night」と同様にネタの組み合わせが最高だね!
4. Soul Man
SAM & DAVE/Soul Manをヒップハウス風にリメイクかもしれないが、ヒップハウス嫌いなんでパス。
5. Damn That DJ (The Wizard M.E.)
お抱えDJのTHE WIZARD M.E.の擦りを堪能できるファンキー・チューン。使用ネタはROXANNE SHANTE AND BIZ MARKIE/The Def Fresh Crew、DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman - Let a Man Be a Man、UPP/Give It to You。
6. Last Night
このアルバムからの先行シングルで、ESTHER WILLIAMS/Last Night Changed It All (I Really Had a Ball)、DEXTER WANSEL/Theme From the Planets、RUFUS & CHAKA KHAN/Ain't Nobody、THE BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now、JAMES BROWN/Funky Presidentの豪華なネタを絶妙に組み合わせたパーティ・ラップ・クラシック!ほんとネタの合わせ方が抜群だね!今聴いても最高にカッコイイ!
7. 2 Hype
このアルバムからの5thシングル。STEVIE WONDER/Uptight (Everything's Alright)ネタで、SALT 'N PEPA/Push Itチックなイケイケなナンバー。イケイケ物はマイアミ系有名だけど、当時はNYでもあったんだよね。
8. Can You Dig That
DENNIS COFFEY AND THE DETROIT GUITAR BAND/Getting It On、PAUL SIMON/50 Ways to Leave Your Loverネタの少しハード・テイストのナンバー。悪くはないけど、もう少しドラムが強ければな。
9. Undercover
GRACE JONES/My Jamaican Guyを使った寂しげなトラックにTHE REAL ROXANNEをフィーチャー。渋いけど良い曲だね。
10. Do the Kid 'N Play Kick Step
THE J.B.'S/Pass the Peas、JAMES BROWN/Super Badネタで、シャウトを含めJB満載のファンキーな佳曲。
11. Do This My Way
このアルバムからの2ndシングル。LYN COLLINS/Think (About It)、MACEO & THE MACKS/Cross the Track (We Better Go Back)使いのご機嫌なパーティー・ラップ・クラシック!これも毎日のように聴いてたな~ 懐かしい!
(2023/05/06)
V.A./Rare Groove Vol. 1 (1988)
1988年にUKのSTREET SOUNDSからリリースされたレア・グルーヴのコンピレーション・アルバム。レア・グルーヴ・ブームの時に話題になった一枚で、かなり聴きまくったね~!
A1. MIGHTY TOM CATS/Love Potion - Cheeba Cheeba
1973年にNYはハーレムの伝説のレーベルPAUL WINLEY RECORDSからリリース。別名HARLEM UNDREGROUND BANDで、あのGEROGE BENSONも参加。BOOGIE DOWN PRODUCTION、TONE LOC、CYPRESS HILL、ERIC B. & RAKIM、COMPANY FLOW、AMY WINEHOUSE等々、錚々たるアーティストにドラムやボーカルをサンプリングされたオールド・スクール・クラシック!この曲、いとうせいこう氏が監修したDJ教本「ULTIMATE DJ HANDBOOK」にも掲載されていて気になっていたところにこのコンピをゲット。鬼ファンキーなドラムにブルージーなハーモニカのトラックに怪しい男性のべしゃりに女性コーラスが絡んだ最高にドープな快作!
A2. BILL MOSS/Sock It To 'Em Soul Brother
オハイオ州でレーベルを運営していたソウル・シンガーの1969年リリース作。SAM & DAVE/Soul Man等の当時のSTAXのヒット曲のリフを拝借したダンス・ナンバー。そんなに好みではないかな。
A3. EDDIE BO/Hook And Sling (Part One And Part Two)
ニューオーリンズのレジェンドR&B/ソウル・シンガーの1969年リリース作。イントロの掛け声「Are You Ready? Yeah!!」が数多の楽曲にサンプリングされていますね。ファンキーすぎるドラムにはっちゃけた掛け声も最高すぎるファンキー・クラシック!この曲でノれない奴っているのか!?
A4. COKE ESCOVEDO/Runaway
ラテン・ロックのSANTANAやAZTECAでの活躍で知られ、レア・グルーヴ黎明期で人気が再燃をしたパーカッション奏者の1976年の2ndアルバム収録。ちなみにCOKEの兄PETE ESCOVEDOも同じパーカッション奏者であり、PETEは、あのシーラEの父親。ハスキーな歌も最高な小気味良いファンク・クラシック!ラストの叫び「Runaway!」がT LA ROCK/Runawayでも使用されてますね。
B1. THE RIMSHOTS/Dance Girl
SYLVIA ROBINSONのALL PLATINUMのハウスバンドとして活躍したファンク/ディスコ・バンドによる1974年作。FATBACK BROTHER BILL CURTISのカバー。イントロのブレイクや「イエ~イエ~イエ~イエ~イエ~」もネタ使いされるアップテンポのファンキー・チューン。ドライブ感もあってカッコいいね。
B2. BROTHER TO BROTHER/Chance With You
これもまたSYLVIA ROBINSONのALL PLATINUMの系列レーベルに所属するバンドの1976年リリースの2ndアルバム『Let Your Mind Be Free』収録。バンドの中心人物は、POSITIVE FORCEのクラシックWe Got The FunkをプロデュースしたBILLY JONESという人物。リズミカルなディスコ系ファンクで、ちょっと変わった声のボーカルが印象深い。
B3. NATURE ZONE/Porcupine
謎のグループによる1976年のラテン・テイストで哀愁漂うインスト・ディスコ・ナンバー。イントロのピアノがハウス感だしていてナイス。調べてみるとBERNARD PURDIE(ドラム)、WILL LEE(ベース)、STEVE FELDMAN(キーボード)、CHARLIE BROWN(ギター)、TOM DAWES(ギター)、VALERIE SIMPSON(コーラス)といった凄腕がメンバーみたい。シングル一枚だけで消えていったのは惜しいですね。
B4. CHARLES WRIGHT AND THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BAND/Express Yourself (Part One)
1970年に全米ヒットした有名曲。NWA/Express Yourselfの元ネタで知られてますね。ポジティブな気持ちになれる明るめのファンク・ナンバー!
B5. CHARLES WRIGHT AND THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BANDExpress Yourself (Part Two)
B4の続編。
(2023/04/29)
HERBIE HANCOCK/Flood (1975)
ジャズ・ピアニストのHERBIE HANCOCKが1975年にリリースしたライブ・アルバム。同年に日本で行われたライブを収録。メンバーは、BENNIE MAUPIN(サックス)、DeWAYNE "BLACKBYRD" McKNIGHT(ギター)、PAUL JACKSON(ベース)、MIKE CLARK(ドラム)、BILL SUMMERS(パーカッション)。1974年の『Thrust』収録の疾走感溢れてファンキーな2. Actual Proof、これも『Thrust』収録のドライブ感が堪らないファンキー・ナンバー3. Spank-a-Lee、1973年の衝撃の名盤『Headhunters』収録のアフリカのジャングルの動物の鳴き声を意識したであろうイントロから続くローテンポのファンク・ビートやベースに酔いしれる4. Watermelon Man、これまた『Thrust』収録の人気曲で幻想的なエレピが心地良いミディアム・グルーヴ
5. Butterfly、『Headhunters』収録のウネウネしたシンセベースに耳が奪われるサンプリング・ネタとしても有名すぎるジャズ・ファンク6. Chameleon、1975年の『Man-Child』収録のタイトなドラム、ギターもイカした鬼ファンキーな7. Hang Up Your Hang Upsがお気に入り。(2023/04/22)
HERB ALPERT/Keep Your Eye on Me (1987)
THE TIJUANA BRASSのリーダー、そしてA&Mレコードの創始者としても有名なトランペッターHERB ALPERTが1987年にリリースしたアルバム。当時、大人気のプロデューサー・コンビ”ジャム&ルイス”(JIMMY JAM & TERRY LEWIS)が4曲プロデュースしているので話題になりましたね。個人的に大好きなのが、そのジャム&ルイス制作で、JANET JACKSONとLISA KEITHがボーカルを務めた極上のスロウ8. Making Love In The Rain。最近ではH.E.R./Damageでサンプリングされていましたが、ホント、梅雨の夜長にお酒飲みながら聴くと自然と涙がこぼれてくるくらいしっとりと切ないですね~ これ以外にもジャム&ルイスが手掛けたカチっとしたドラムにファンキーなトランペットがイカすインスト・ファンク1. Keep Your Eye On Me、ジャム&ルイスによるJANET JACKSONとLISA KEITHがボーカルをとるエレクトリック・ダンス・チューン3. Diamonds、これもエレクトリックでファンキーなフュージョン4. Traffic Jam、ジャム&ルイスプロデュースで、HERB自身が歌うしっとりと大人のスロウ6. Pillow、夕暮れモードのスロウ・フュージョン7. Our Songがお気に入り。(2023/04/15)
BROTHERS OF THE MIND/Rough & Tough (1995)
毎月12日は12'シングルの日
NYのDJ KRAZY KRAZとMC LYRICAL FREESTYLEのコンビBROTHERS OF THE MINDが1995年にMAX'N RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、ハウス界で活躍していたがBOOGIE DOWN PRODUCTIONSでヒップホップ界にその名を刻んだPAL JOEY。リミックスには、NYの策士DA BEATMINERZ!
A1. Rough & Tough (Nitetyme Version)
小気味良いリズムに浮遊感溢れるキーボードが心地良いNYアングラ・シット!これが一番かな?
A3. Rough & Tough (Daytyme Version)
ウワモノをジャズネタ?に差し替えてファンキー度をアップ。まずまずかな。
B1. Rough & Tough (Original Version)
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、RUFUS THOMAS/Do the Funky Penguin、JERU THE DAMAJA/Mental Staminaをサンプリングしたアングラ感たっぷりなトラックで、NYアングラ好きにウケそうだね。
(2023/04/12)
MASS 187/Krooked City (1997)
1995年のデビュー・アルバム『Real Trues Paying Dues』が今でも高い人気を誇るミズーリ州カンザスシティ出身のギャングスタ・ラップ・グループMASS 187が1997年にリリースした2ndアルバム。このアルバムは哀愁路線は少ないものの、ファンク・ナンバーが多く実に男っぽい内容になっています。お気に入りは、ヘビービートの哀愁ファンク・トラックにボコーダーを絡めた2. Krooked City、デンジャラスな空気満載の3. G-Shit、ゆったりとしたリズムに浮遊感漂うメロディの4. Live Thru Me、ウェッサイ・テイストのファンク6. Sho Yo Love、妖しげメロディのトラックに男臭いコーラスが絡む7. Thugs & Krooks、ダークかつヘビーな8. Look Thru My Locs、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deepネタの11. Swang Your Hips、ぶっといベースがイカしたファンク12. Rollin' 100's、哀愁溢れるメロディが耳を惹く正にギャングスタ・ファンク13. Gangsta Funk、郷愁感溢れるメロディが耳に残る14. No Hoes Barred、CLUB NOUVEAU/Why You Treat Me So Bad使いのトラックにFAT PATをフィーチャーした16. So Real So Tightです。充実作なのでGフリークは要チェック。(2023/04/08)
RHYTHM HERITAGE/Theme From S.W.A.T. (1976)
毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」
RHYTHM HERITAGEが1976年にリリースしたアルバム『Disco-Fied』からのシングルで、日本では、あの「川口浩探検隊シリーズ」のオープニングテーマとして有名ですね。
A面の「Theme From S.W.A.T.(邦題:反逆のテーマ)は、代表的なLL COOL J/BadをはじめRICK ROSS/I'm Bad、CAPONE-N-NOREAGA/Thug Paradise、K-SOLO/Real Solo Please Stand Up、UTFO/SWAT (Get Down)、KINGS OF PRESSURE/Slang Teacher、HOSTYLE/Diane (Rated XXX)、TWIN HYPE/Nothin' Could Save Ya、THE WILD BOYZ/I Thought U Knew!等々、数多のアーティストにサンプリングされたスリリングなインスト・ファンク・クラシック!このドキドキ、スリリング感がたまらないね~!B面の「I Wouldn't Treat A Dog (The Way You Treated Me)」は、ウネウネしたシンセの郷愁感のあるメロディが耳を惹く佳曲。(2023/04/07)









