DFLスーペルカップ2020(バイエルンvsドルトムント) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


DFLスーペルカップは、前年のブンデスリーガ
優勝チームとDFBカップ優勝チームが対戦する
試合ですが、前年はどちらも優勝チームが
バイエルンであった為、対戦相手はブンデスリーガ
2位のドルトムント(BVB)となります。
そんな、リーガの順位とは関係のない試合では
ありますがバイエルンがドルトムントを
3-2でくだしましたアップ
※試合は現地時間で9/30(水)に開催されました。
 通常は、国内リーグ開幕前に開催されますが、
 今年はコロナ禍ていうこともあり、シーズン
 開幕後の開催となりました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■タンギ・クアシ
■レロイ・サネ
■レオン・ゴレツカ


さて試合の方ですが、
バイエルンにとってはこのゲームと、
あとUEFAスーペルカップ(セヴィージャ戦)を
戦わねばならなかったこともあり、この時期は
試合日程が他チームに比べ密になってしまう為、
2節のホッフェンハイム戦ではレバンドフスキや
ゴレツカがベンチスタートとなり、更には
この試合でサネが負傷してしまいました。
その為、この試合もベストメンバーが組めず、
最終ラインは良しとして、中盤はキミヒと
ハビ・マルティネスとトリッソの3センター、
前線はミュラーとコマンとレバンドフスキの
ほぼほぼ3トップとなります。
ただ、バイエルンの前線はウィンガー1人とはいへ
ミュラーが初期配置では右サイドとなり
レバンドフスキが中央になりますが、お互いが
ポジションを流動的に移して相手のマークをずらし、
中盤にもキミヒやトリッソ等ゴールへの意識が
高くバイタルエリアを埋めることができる
選手がいる為、立ち上がりは融通の利いたプレーが
できているように見えます。


そんな前半18分、ドルトムントのCKに対して
パヴァールが自陣ゴール前でハーランドに競り勝って
頭でボールをそらすと、こぼれ球を拾った
左サイドのデイヴィスからコマンへパスが渡り、
ここからバイエルンのカウンターが発動します。
コマンからセンターサークル付近でフリーのミュラーへ
一旦渡ると、ミュラーから右サイドを駆け上がっていた
レバンドフスキへ前方スペースへのパスが送られます。
そして、レバンドフスキからゴール前へ折り返しの
グラウンダークロスが送られると、
これに合わせて上がってきたトリッソが
ダイレクトシュートを放ちます。
シュートは一旦ヒッツに止められ、ボールはクロスバーに
当たりますが、詰めに入ったトリッソが左足で押し込み、
バイエルンが1-0と先制します。


更には前半32分、リュカからのビルドアップに始まり
デイヴィス、ハビ・マルティネスを経由してコマンへと
つながれたボールがコマンのドリブルによって
PA手前まで運ばれますが、アカンジとディレイニーに
前を阻まれたコマンが一旦右サイドへ回し、
ここで一旦タメを作って左サイドを上がってきた
デイヴィスへとボールを返します。
そして、デイヴィスからゴール前へクロスが上げられると
これに合わせたのはファーポスト側大外で待っていた
ミュラーでした。マーカーのパスラックはミュラーの
内側にいた為、寄せが甘くなってしまい、
ほぼほぼフリーでジャンピングヘッドを叩き込んだ
ミュラーのゴールでバイエルンが2-0と引き離します。


ここまではバイエルンが優位に進められていましたが
前半39分、バイエルンの最終ラインからのビルドアップ
に対してパスラックがパヴァールにプレスをかけ
パスを乱すと連動して圧力をかけに上がってきた
アカンジがボールを前に押し出します。
これをフリーのロイス、ハーランドへとつなぎ、
ズーレとリュカをひきつけたハーランドがフリーの
ブラントへ渡すと最後はブラントが右足で豪快に叩き込み
ドルトムントが2-1と1点差に詰め寄り、前半は終了します。


後半開始直後、同点に追いつきたいドルトムントは
バイエルンのミュラーやパヴァールの連動性のある
プレスに手を焼きますが、左サイドでパスラックが
ロングパスを前のスペースへ送ると、
ハビ・マルティネスのチェックをいなしたハーランドが
一旦後ろへ返し、これを受けたダフードが右のムニエが
走り込むスペースへサイドチェンジのパスを送ると
フリーでノイアーと1vs1になったムニエが放った
シュートはクロスバーの上を更に越えていきます。


ただバイエルンがリードしているだけで試合の流れは
五分五分の状態であったこともあり、ドルトムントが
バイエルンのゴールを脅かす場面が度々あった訳ですが
後半10分、ドルトムントがバイエルン陣内右サイドで
得たスローインでのリスタートから、一旦はミュラーが
右足で押し返したボールをレバンドフスキが受けますが、
これにアカンジがプレスをかけるとボールはこぼれ、
これに反応したディレイニーが既にズーレとリュカの
間に位置取って飛び出していたハーランドへスルーパスを
送ると、ノイアーと1vs1になったハーランドが冷静に
ゴール左隅にシュートを放って2-2の同点に追いつきます。


追い越しムード満点のドルトムントは後半14分、
バイエルン陣内からのクリアボールをムニエが拾うと
前方へ浮き球パスを送り、これをロイスがバイエルンサイドを
背にしながらオーバーヘッドスルーパスを裏のスペース
めがけて出すと、これにも上手いこと2CBの間に位置していた
ハーランドが飛び出しに成功し再びノイアーと1vs1に
なったところでシュートを放ちます。
しかし、これはノイアーが右手1本でブロックしバイエルンが
ドルトムントの逆転を阻みます。


バイエルンにとって新シーズン開幕当初は、前述したように
この試合やUEFAスーペルカップも含め、リーグ戦に加えて
戦わなきゃあいけない試合がある為、選手の疲労や負傷を
考慮すると代わりのメンバーを立てて試合をする
必要がありますが、連携の不備もある為かバイエルンは
ボールを奪われると裏を取られやすい傾向にある気がします。
ドルトムントはクロップがいた時ほどの前からのプレスが
激しい訳ではありませんが、ハーランド等スピードのある
前線が揃っていることもあり危険なシーンを割と簡単に
作られちゃっている気がします。


後半も終盤になって、交代選手5人全員を投入し、
フレッシュになった感があるドルトムントは
バイエルンに自由なスペースを与えません。
その為、バイエルンはノイアーから前線へのパスに
頼らざるを得なくなる状況となり、やや手詰まり感が
ありましたが後半37分、ドルトムントが横パスで
ボールキープしようとする瞬間を狙っていたキミヒが
センターサークル内でディレイニーからインターセプト
するとそこからバイエルンがカウンターを発動。
キミヒから右に流れたレバンドフスキが持ち上がり、
再びゴール前のキミヒへパスが折り返されると
キミヒが右足でシュートを放ちますがこれはヒッツが
弾き返します。しかし、シュートの後前のめりに
倒れ込みながらキミヒが左足で粘り強く押し込んだ
ボールがゴールネットを揺らし、バイエルンが3-2と
勝ち越しに成功します。
キミヒの強い気持ちで奪い取ったゴールでしたね!


残りの時間はパス回しの精度でドルトムントを
上回るバイエルンが上手く試合を支配しながら、
珍しくミュラーがFKを蹴る場面も観られ、
試合は終了しました。
国内リーグとは異なりますが、連敗は避けたかった
であろうバイエルンにとっては価値ある勝利で
あったと思います。


サッカーゴール

▼バイエルン

前半18分:トリッソ
前半32分:ミュラー
後半37分:キミヒ

▼ドルトムント

前半39分:ブラント
後半10分:ハーランド


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:パヴァール(→リチャーズ)、ズーレ、リュカ・エルナンデス、アルフォンソ・デイヴィス
MF:キミヒ、ハビ・マルティネス(→ムシアラ)、トリッソ
FW:ミュラー、レバンドフスキ(→ズィークゼー)、コマン(→ニャブリ)

監督:ハンジ・フリック

○ドルトムント

GK:ヒッツ
DF:エムレ・ジャン、フンメルス(→ピスチェク)、アカンジ
MF:ムニエ(→シュルツ)、ダフード、ディレイニー、パスラック
ST:ロイス(→レイナ)、ブラント(→ベリンガム)
FW:ハーランド(→レイニエ)

監督:ルシアン・ファーヴル


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)