流れ込みの小川、秋の朝




バラギ湖 撮り歩きの続き です。


車を停めた駐車場が7時方面(南南西)辺りで、
そこから反時計回りに歩き始めた。

ようやく太陽も上がってきて、
すっかり朝になった。
気温も上がってきて、蒸気霧も消えてきた。
その代わりに、紅葉の秋色がはっきりと見える様になった。



歩いている最中、振り返ってみると、

朝日で出来た影が長く伸びていた。






快晴の青空を写した湖面に、湖岸の秋が彩りを添える。








朝日が当たり始めるのが一番遅い辺りに

まだ霧が残っていた。








枝の先に付いた赤く小さな実と

濃く高い秋の空。









釣り用の桟橋の上から。

日の出前にはあんなに寒かったのに、

太陽の光って凄いな、と思う。








霧も晴れて、くっきりはっきり。







秋の空はとにかく高い。








駐車場から見ていた対岸辺りまで来た。

桟橋には釣り人?が一人。






北東部にだけ木道が。

この辺りだけぬかるみがちなのだろう。


霜で滑りそうな秋の朝。







北東部は林の中で、湖が見えないので、

カメラを構える機会も少なく、歩きが進む。







東南側にはキャンプ場。

そろそろ皆んな起きてきた様だ。







キャンプ場を過ぎた辺りで、

また湖岸に出られた。



朝の静寂、水鏡。




昨年末の初冬に来てみて、秋が良さそうだと思った。

そして今回来てみたのだが、やはり来て良かった。


この辺りは関東の中でも北寄りで、

標高もそれなりに有るので気温が低い。

高原の畑は冬には一面銀世界になって

人の侵入を拒む勢いになる。


この後、その畑の方に行ってみるのだが、

耕作はもう終わっていて、冬の訪れを待つ様だった。



次回、バラギ湖編 最終回 & 吾妻峡編。



バラギ湖 一周撮り歩き の続き。




すっかり朝日に照らされた高原の紅葉。









反時計回りに歩いている途中、振り返ってみる。









快晴の青を写した湖面に岸辺の彩りを添えて。









朝日もずいぶん高くなってきた。









霧も晴れ、くっきりはっきり秋色。









風も無く、リフレクションもくっきりと。









釣り用桟橋の上から。

自分が動いた揺れで波だった。









白樺の白い幹が並ぶ中、一本朱色のアクセント。









今年は紅葉の葉が傷んでいるのが多い。









薪?様に切り分けられているのかな。









湖の西側。歩き始めに見えた対岸辺り。

足元が白っぽく輝いている。









足元の白。









木道はここだけ。真っ白け。










南側から。

あの斜面の上は畑が広がっている。









朝の影が長く長く。









楓の葉の色づき具合は個々によって違う。









カメラを向ける方角で色味も変わって見える。









今年、やっと本格的な紅葉に出会えた気がする。












高原の湖の秋の朝



今回から、群馬県紅葉めぐり編 スタートです。


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11月になって一発目。

ようやく紅葉の撮影に入った。


まず行ったのは群馬県。

4カ所を1日かけて回った。


県西の水場が中心。

1.バラギ湖

2.吾妻峡

3.妙義湖

4.碓氷湖



まずは嬬恋村のバラギ湖。

四阿山(あずまやさん)の東側、

嬬恋スキー場の下辺りに広がる高原の畑の中にある小さな湖。


南西には茨木山が有り、茨木高原として

スポーツフィールドやキャンプ場もあり、

湖はフィッシングエリアとして

総合アウトドアエリアとなっている。



到着はいつもの深夜。

満天の星空。



山腹の光は、たぶんスキー場直下のペンション辺りの灯りだろう。



夜明けも迫る午前5時前。

まだ星の姿が残っていたので、急いでセッティングして撮影。

気温はほぼ0℃。

予想していたので、冬用のフリースを持って行ったので我慢できる寒さ。


何枚か撮っていると、夜明けが近づいて来て、

星はひとつ、またひとつと姿を消して行く。




そして辺りは白んでいき、湖には蒸気霧(気嵐)が。



四阿山?

蒸気霧(気嵐)は水温と気温の差で出る。

よく冷えた朝、日が上がってきて気温が上がり始めると

温まりにくい水温との差で出やすくなる。









四阿山の方には早くも朝日が差し始めた。

この時間帯辺りが一番霧が濃かった。




湖を一周する道が有り、所々に釣りのタイプ別エリアの案内看板が有った。

こんな寒い秋の朝から釣りをしている人はいない。


高原の秋の寒い朝、ただ一人。

カメラを持って静寂を楽しんだ。






個人的に今年は本当に霧率が高い。




東の方。木の向こうに朝日の気配。





西側の山はもうとっくに朝になっていた。





日の出!

湖面の霧が眩しい。





この日の幕開けに相応しい堂々とした太陽だ。






こバラギ湖は昔から知っていたのだが、

撮影対象としてみた事が無かった。


人工湖?らしく、釣り用の湖の印象が強く

ボートや桟橋も有り、自然風景的に向かないと思っていた。



最近になって、人工物も景色に合うなら良し、

と思うようになってきたので、

昨年末に行ってみたら存外印象が良かったので

今回、撮影対象にした。




群馬県嬬恋村のバラギ湖。
四阿山(あずまやさん)の東、
嬬恋スキー場の下辺りに広がる高原の畑の中にある湖。

その秋景を撮りに出掛けてみた。



スキー場直下のペンション辺りの光があるだけで、

満天の星空が広がっていた。









日の出前になると蒸気霧が立ち昇り始めた。









湖の向こうの紅葉も霞む。









霧は濃くなったり、薄くなったり。









湖を一周する道を撮り歩く。

向こうの山に朝日が差し始めた。









よく晴れた朝は、気温も低く、空気も澄んで空も青い。









夜露が冷えて笹の葉に凍りついている。









冷えた笹と、湖の霧。そして山に当たる朝日。









湖面は鏡化して山の秋を映している。









霧と朝日に照らされる紅葉。









東の方の水面は登って来た朝日を映しだす。









時間が経ち、日の力が強くなってくると、

紅葉の色彩も輝き始める。









朝になって気温が上がり始めると、

蒸気霧も晴れ始めた。









ついに朝日が見えた。









よく晴れて日の光が強いと、紅葉も輝く。









朝日に。











西沢渓谷の後、帰りのルートをどうするか。
西沢渓谷から直ぐの雁坂トンネルを通れば早いのだが、
まだ午後早めだったので、丹波山から奥多摩湖経由の
いつもの道で帰ることにしました。

その途中の柳沢峠で運が良ければ、
富士山も撮れるかもしれない。

そんな皮算用でルートを選択。




谷間を九十九折りに上がって行く柳沢峠への道。

途中、大菩薩嶺の登山口に行く道があるので

大菩薩ラインという名前がついている。


また、国道20号/甲州街道の裏ルートとして

裏甲州街道と呼ばれる事もある。







富士山はほぼ真南。

夕陽は右手に傾いて行く。





道は道幅が広くしっかりと作られた道。

その道の脇を撮り歩いてみた。



ススキが少しだけ有ったので、

陰になっていた右手の斜面の暗部を使ってみた。









一方、染まった茂みも有ったので

富士山を脇役にしてみる。









望遠レンズで富士山をアップで。








富士山以外でも撮れそうなテーマを考えてみる。


翳り始めた斜面をあえて暗めに。







この辺りの斜面は落葉松が多い。

東向きの斜面の後ろの空はまだ青い。





西沢渓谷からただ帰るなら、

雁坂トンネルを通った方が断然近いし、

早く帰れる。


でも、西沢渓谷で撮影を終えたのが

お昼過ぎだったので、中途半端だった。

近いと言っても3時間以上かかる。

柳沢峠経由でも4時間ちょっと。


その差を急ぐ用件があった訳でも無いし、

雁坂トンネルは有料道路。

柳沢峠を通る距離差でかかるガソリン代を

考えてもこっちの方が安い。


そして何よりも、富士山の夕景が撮れるかもしれなかったので

寄ってみた。


雲の形は運次第。



それなりに撮れたので、結果オーライでした。




西沢渓谷の帰り道。
丹波山経由で帰る途中の柳沢峠。

午後の日差しの中、富士山が綺麗に見えた。




木々の葉はまだ染まり切ってはいないが、

そろそろ秋色になってきた。








望遠レンズで見ると、手前の山に霞が掛かって

いい遠近感が出た。








今度は広角レンズで。

右手にある傾きかけた太陽と、

染まり始めた雲。








周囲の山肌には落葉松。









ススキが有ったので、秋っぽく。








画角を変えてみて。











手前の山の重なる尾根に斜光が当たっている。









柳沢峠に上がって行く九十九折りの車道の脇を

歩きながら撮ってみる。









場所によって、手前に入る木々が変化を与えてくれる。









落葉松の木は、すっかり葉を落とした物もあった。









落葉松林の斜面。









アップで。









斜光を主題に。









ススキに飛行機雲。





この撮影スポットは富士山を真南に見る事ができる。

それ故に、朝日や夕日の撮影には向かない。


それに、車道がチラ見えしたり、

稜線に鉄塔と電線が見えたり。


レタッチ前提で撮ったりしています。

今回も少々レタッチで消したりした物もあります。



番外編です。


今日は穏やかな一日だったので、
埼玉県川越市南古谷のホームセンターへ。

カメラの三脚穴にストラップ取り付け用のネジを買おうかと。
カメラの通常のストラップ金具だと
撮り歩きの時に背面のボタン類を意図せず押してしまって
設定が変わっている事が度々あって、その対策に。

欲しいのは1/4インチネジで頭が輪っかになってる奴。
それにカラビナでストラップを付けようと画策。

3/8インチとかJISのM4とかは有ったのに
1/4インチは有りませんでした。

仕方なく、別のDIY予定用の資材の価格調査だけして撤退。


折角車を出したので、ちょっと寄り道でもしよう。

そう思って帰り道の脇にある伊佐沼へ。



ここは周辺の田んぼへ水を供給する為に使われていますが、

関東第二位の自然沼だったそうです。

かつては今の倍ほどの大きさがあったとか。

周囲の田んぼの造成の為に干拓されて今の大きさになったそうです。


溜池といっても結構な大きさが有ります。

一周すると3km以上あります。


でも今回は、ぼーっとしに来ただけなので

歩きません。カメラも持って来て無いので、iPhoneです。

北側の駐車場に停めて、木製(の柄)のデッキ(橋)へ。



北側はこの時期は貯水量が少ないので干潟になります。

春から夏にかけては、田んぼに水を供給する為に

貯水量を増やすので水没して、古代蓮を育成しているそうです。





水鳥が何かを啄んでいます。

暖かい日差しと涼しい風が丁度いいバランス。

ぼーっとするには最高です。












こんな穏やかな日は、何も考えずにぼーっとするのが一番。

どうも私はいつも何かを考えていないと気が済まない性分で

今日はそのストレスを溶かしに来ました。





車もよく通るし、同じような目的の人もちらほら。

静寂ではありませんが、静穏な午後でした。







予定では明日は登山に行くつもりです。





西沢渓谷 その2







渓谷沿いの道の終わり、コースの折り返し地点。
7ツ釜五段の滝の脇を登る。
今回のコース最大の傾斜角です。




これを登った後は、川の西側の斜面の中腹に谷筋に沿って

作られた道を通ってトレッキングコースの入り口、バス停まで。

そこからは来た道で駐車場まで帰ります。





写真にするとやけに崖っぷちの細い道に見えますが、

横に2人並んで歩けるくらいの道幅があります。


ただし、渓流からはかなり離れている(高い)ので、

水音などはほとんど聞こえません。


ここまで轟々と響く水の音を聞きながらでしたから、

新鮮な静寂です。





道は緩やかな下り坂ですが、尾根沿いに蛇行するので、

谷が奥まった所からは、こんな感じで下へ向かう斜面が見えます。








この道の高さでもまだ緑の葉が多く、

色づき始めと言った印象は変わりません。









谷筋の奥からだと、日陰の部分が多いです。

もっとも、こっちの道は北向き気味なので尚更です。










この日は日影ばかり歩いている気がします。








時々、色付きのいい葉があるとカメラを構えたくなります。









色づきが早かった葉は、もう枯れ始めている物もあります。









谷底を見下ろすと、木の幹に影が。

影で秋を表現してみます。









バス停まで戻って来ました。

行きの暗闇では気づきませんでしたが、

見事な絵の案内板がありました。









そして車に戻った後、すぐ近くの道の駅まで出て、

トイレとか用事を済まします。

この辺りならスマホの電波も来ているので、

帰宅時間を報告したりしました。





そして、道の駅の裏手から西沢渓谷方面を。






ついでにすぐ横の山肌の紅葉も。




今年の初夏に初めて来て良かったので、

秋はもっと凄いんだろうと思って来ましたが、

ネットの情報に踊らされたのと、

日の向きを考慮に入れていませんでした。


来年はその辺りを改善して再チャレンジしたいと思います。








西沢渓谷 その2

7ツ釜五段の滝にて、渓谷沿いのトレッキングコースは終了。
斜面の中腹の道を歩いて戻ります。





トレッキングコースの中では一番高い所にある7ツ釜五段の滝。








色づきが良い葉を厳選して撮ってみた。










7ツ釜五段の滝の脇を一気に登る。

今回の最大の傾斜角だ。









戻り道は渓流の位置より高いが、

ここでもまだ色づき始めといった感じ。









見下ろせば谷筋に小さな流れ込みも。









日が当たる斜面と当たらない斜面。









鶏冠山方面。

この位の標高の山肌は丁度見頃。












精一杯紅葉で埋め尽くしてみる。









白樺の幹が入ると、一気に燻し銀になる。









谷筋の奥から。









展望台から。









枝先の秋を。









緑から赤へ。









横に伸びた太い幹の上にも秋。







ちょっとストックが溜まり過ぎて
タイムラグが大きくなって来たので、
しばらくの間、巻きで公開して行きます。


7ツ釜五段の滝



今回は山梨県山梨市の西沢渓谷へ行って来ました。

ブログの更新状況でタイムラグがあります。
行ったのは10月30日。
なので、タイトルは撮影日なので、10月扱いです。


到着はいつもの日の出前の、まだ真っ暗な時刻。
車を停める駐車場からトレッキングコース入り口まで
結構離れているので早めのスタートです。


最初は真っ暗なので撮影は出来ません。
歩き始めてから1時間ほど経って、やっとファーストショットです。





駐車場からトレッキングコースまでは50分ほど。

そこから少し歩いた辺りでやっと川の流れの側に。


ここで6時ですが、この日の日の出は6時直前。

空は白んでいますが、山の中なので日差しは届きません。


歩くには十分な明るさになりましたが、

写真的には影の中なので、

あまりいい光線状態ではありません。





吊り橋を渡ります。

昔は怖く無かったんですが、

年取ってから高所恐怖症気味になって来ました。


吊り橋は怖いです。







吊り橋のほぼ中央から両側をそれぞれ撮ってみました。

こちらは北西方面。






そして東南方面。

渓谷を上から撮れる位置って貴重なので、

怖いですが揺れない様にゆっくり渡って。









トレッキングコース。

落ち葉が多いですが、周囲の木はまだ緑の葉が多いです。









時には川の流れの側を。

時には崖の高い位置を。


見下ろす滝も森の中。










渓谷の向きで日の入り方は変わるが、

谷の底なのでほぼ影のエリア。










空は青い。

だが、日は届かない。









思っていたより紅葉が進んでいない。

しかも日の向きを考慮していなかった。


とは言え、直近で再チャレンジは無理そう。


なので、この状況で精一杯撮ってみる。





























あの青空と光が有ればなあ。




今回は登山では無く、トレッキング。

山歩きなので登山装備にトレッキングポール持ち。


ただ、登り下りが少ないので脚には余裕がある。


折り返しの7ツ釜五段の滝を越えれば、

位置が高い崖の途中のほぼ平坦な下り道。



次回はほぼその道なので、渓流はありません。