10月の終わり。

山梨県山梨市の西沢渓谷に

紅葉と渓谷を撮りに行って来ました。





早朝、まだ日差しが届かない中。









東の空が明るくなって来た。









登山道は落ち葉が重なり、

周りの木々は赤や黄色に色づき始めていた。









幾つもの滝がある。










時には渓流の流れの側を歩く。









谷なので まだ日差しが届かない所も多い。









日差しは届かずとも、青空も出て来た。









流れから離れた山道からは、足元の滝を見る事もある。









雨の日が続いた所為か、水量は多い。









谷の向きによって日が差す場所も。









渓谷の様子は千変万化。










青空が遠い。









苔むす倒木にも秋の気配。










7ツ釜五段の滝。








少し上がった所から。





7ツ釜五段の滝の脇を登り切ると、

西沢渓谷のトレッキングコースは折り返し地点。

渓流の流れからは離れた高い所を行く。


なの絵、ここで水の景色は撮り仕舞い。





赤城神社にお参りをして、少しだけ大沼と周辺を撮影した後、
覚満淵へ向かいました。




覚満淵に着くと、雲で真っ白でした。




晴れていれば霧の向こう側は鳥居峠が見えるはず。






左手を見ても霧の中。

本来なら駒ヶ岳の斜面の紅葉が見えるはず。





覚満淵は雲の通り道になっていて、

雲が出やすい場所。

それでも、いつもは快晴の予報の時を狙って来ていたので

ここまで真っ白な景色は初めてでした。


初めて来た方々には残念でしょうけど、

何度も来ていると、たまにはいいか、と思えます。




雲の通り道ですから、流れも早い。

刻々と見え方が変わっていきます。





左手と右手に木道があります。

左手は老朽化して通行止め。

今後は新しく出来た右手を通る事になります。





老朽化した旧木道。

いずれ撤去されるでしょう。

新しい木道は林の際なので、

汀から離れてしまいます。






覚満淵のシンボルツリー。

新木道からだと見えにくくなります。

そう言う意味では、これまで撮ったものは貴重な存在になります。







振り返って見ると地蔵岳と霧に霞む白樺。

もう大分夕刻に近づいていますが、

夕陽色にはなりませんでした。





覚満淵 最奥部から。


覚満淵の西側は木道ですが、東側(駒ヶ岳の麓)は薮の中の砂利道です。


↑の辺りで折り返す人とそのまま一周する人といますが、

写真を撮る人は東側には、あまり行かない様です。

薮なので撮りにくいんです。






その後、今度は一瞬だけ鳥居峠に行ってみましたが、

ここは本当に何も見えませんでした。

小地蔵岳と駒ヶ岳に挟まれたV字型をしている場所なので、

覚満淵から流れて来た雲が通り抜けていくからです。



ささっと諦めて、最後に小沼へ。


小沼の駐車場も霧の中でしたが、

一応湖畔まで降りてみる事に。


降りる道の途中で、霧に霞む木々でも撮れないか、と。




思い通りの霧の中。





白樺も霧に霞みます。






夕刻なので、現像で色温度を調整してみました。






湖畔に着いた時は真っ白でしたが、

少し歩いていたら雲が薄くなったりしました。





最後にはこんな晴れ間も。

太陽はもう地蔵岳の向こう隠れてしまいましたが、

ギリギリ小沼まで回りきる事が出来ました。



狙っていた夕焼け色の景色は撮れませんでしたが、

雲の演出をたくさん見られたので良かった。


自然相手の趣味ですので、思わぬ景色に出会える事もあります。


紅葉の進み具合としては、昨年より1週間くらい遅い気がします。


ブログの諸事情により撮影と公開がズレていますので、

この記事が公開される頃には、もう数ヶ所終えているはず。


そして何よりも、この記事を見て行きたいと思われても

すでに過去の事となっているでしょう。

そのあたりにつきましては申し訳なく思っております。


あくまでも個人の趣味の記事なので

ご了承くださいませ。



赤城神社でお参りをしてから覚満淵へ。



覚満淵は赤城山の中でも雲の通り道。

着いた時には真っ白。








霧の中に立つ木立。









旧木道の曲がり角の草紅葉。









駒ヶ岳もうっすら霞んでいる。









大沼(北)方面。









旧木道は通行止めになった。









雲の流れが速いので、影も移動が早い。









覚満淵のシンボル。









覚満淵に背を向けると地蔵岳が見える。









鳥居峠方面の斜面。

霧(雲)が立ち込めている。








最後は小沼へ。



真っ白だったが、せっかくなので湖畔まで降りてみる。

道の脇の白樺も霧に溶け込みそうだ。












白と黄色と赤。

夕刻が迫っていたので、少し黄色みがかった色温度で。









湖畔に降りてみて少しだけ撮り歩いてみた。

一瞬の晴れ間で、霧に溶け込む周囲の紅葉が見えた。









小地蔵岳の斜面の紅葉。









帰る直前に晴れ間が覗いた。


湖岸の紅葉も見せてくれた。




大沼 北岸から


白樺牧場の後は、大沼北岸へ。

この時間帯がこの日のうちで一番晴れ間が多かった。


北岸には県営のキャンプ場があり、

道脇にはキャンプ場とは別に駐車スペースもある。


そのスペースに車を停めて、撮り歩きをした。





赤城山最高峰の黒檜山。

青空と白い雲、大沼の水鏡。








木の枝先の赤い木の実。








天高く〜。と言うイメージで縦構図で。









雲の流れが早いので、山肌に落ちる影もみるみる形を変えていく。










水量は夏の時とあまり変わっていない。

赤城山の水は麓の農業にも使われるので、

放水路で調整しているのかもしれない。


写真を撮る者としては、

湖岸を歩けるのでありがたい。





ウロウロと撮り歩いて車に戻る頃には

雲が多くなってきた。






大沼の碑がある事は、この日初めて知りました。



この後は赤城神社へ。

ここへ来たら、いつも赤城神社へお参りしていく。








※絵馬に書かれている個人名は

プライバシーの観点から

レタッチで消してあります









手水舎の水口。

雲に霞む大沼を背景に。







地蔵岳は完全に雲の中に。






神社の裏手から。








駒ヶ岳方面の斜面にも雲。



この後は覚満淵へ行く予定でした。

思ったより雲が出てきてしまったので、

秋の午後〜的な写真にはならなそう。



次回、覚満淵 編。


赤城山 四季探訪記 秋編 その2





白樺牧場の後は大沼北岸へ。








対岸の鳥居峠方面を雲が流れていく。









この時間帯が一番晴れていた。









秋の涼しい風と、まだ強めの日差しで

体感はとても気持ちいい。









まだ色づき始め。

緑と赤の景色。









流木や岩が汀にアクセントを。










色づきを切り抜く。









フィッシュアイで水平線を強調してみた。









赤城山最高峰の黒檜山をバックに。









楓も色づき途中。










県営キャンプ場付近の開けた場所。










大沼一周路。










湖岸の寸景 1









湖岸の寸景 2









大沼の碑












今回から、赤城山 四季探訪記 秋編です。

群馬県の赤城山。
某埋蔵金伝説とか、某アニメなどで
別の意味で有名ですが、
山あり、湖あり、湿原あり、神社もあります。
景色も素晴らしい所です。
要所要所に車で移動できるのもいい所。

私のホームグラウンド的な場所の内では
冬に雪が降ってくれて、
四季らしさがハッキリと出てくれるお気に入りの場所。


秋も見どころ満載です。


まずは白樺牧場(跡)から。



この日は午後から。重役出勤!です(w

日没前の斜陽の光が撮りたかったので。


ですが思いの外、雲の流れが早く、雲の量も多くて

思った通りにはいきません。






雲の流れが早いので、青空が見れるタイミングも有って良かった。








赤城山名物の地蔵岳の頂上のアンテナ群。








赤城山全体としては、色鮮やかな燃える様な紅葉!

では無く、白樺など地味な木が多く燻銀のイメージ。

落ち着いた雰囲気の秋 です。







白樺牧場は随分前に閉鎖されたと聞きましたが、

羊が放牧されていました。

顔が黒いサフォーク種らしいです。






白樺牧場を見渡せる展望デッキから。

小さな茂みがたくさん出来ていて、

荒廃化が進んでいる様に見受けられます。








向かいの山肌。

黄や赤の木も有りますが、白樺の白とまだ緑の木が多くて、

派手さが無い印象です。






展望デッキの脇にあった低木。

これも紅葉?



今回も展示館の公開ペースに合わせているので

牛歩戦術(古っ!)です。


宜しければ、どうぞお付き合いくださいませ。



今回の撮影地は群馬県の赤城山。
毎年季節ごと(プラスアルファ有り)に訪れています。
今回は、その秋編 です。





白樺牧場。

この日は雲の流れが早く、変わりやすい天気でした。







羊がいました。








青空も。









羊はいましたが、牧場としては閉鎖されているらしい。

それでも名残の木の柵が雰囲気を残しています。










地蔵岳。








地蔵岳の山頂部を流れる雲。









白樺牧場の最奥方面。









紅葉情報では色づき始め、でしたが、

どうしてなかなか。









紅葉時期の白樺の白い幹は燻銀の美しさ。








地蔵岳の特徴である山頂の電波アンテナも

雲で隠されれば普通の山に見える。








牧場は小さな茂みがたくさん出来ていて

柵がなければただの荒廃地にしか見えない。









放されている羊は顔が黒いサフォーク種でしょう。

のどかに草を喰んでいました。









白樺牧場の展望デッキから。









燻銀の秋の木々。






今年は秋の紅葉の時期は短そうだと言う予報。

撮影に行ける回数も限られそうですが、

赤城山の四季探訪は欠かせないので、

まず一発目。


それに私の行動圏内の中では北側で、

標高も高いので、紅葉前線としては始めの方になります。


すなわち、ここから紅葉の撮影がスタートする訳です。


撮影に行ったら公開する。

と言うスタンスですが、ストックがある内は続きます。

ストックがある状態でも撮影に行きますし。


ストックが尽きて、季節外れや天候不良が続くと

撮影に行けなくなるので公開ネタが無くなります。


はてさて、今年の秋はどれくらい撮影を楽しむ事が出来るでしょうか。




橋とコスモス




朝日が眩しい中、撮り歩いて時間が経つと、
当然太陽も高さを増してくる。

そうすると朝の黄色味がかった空が青さを増してくる。

この日は午前中は快晴の予報。
少し雲が出ていたが、十分「快晴」と言っていいだろう。

秋らしい青空である。




コスモスは南北に流れる川に平行に、

文字通り川の字に畝が作られて植えられている。


途中、横断できる小径もあるが、

概ね長い列である。

その列ごとに植えられている品種を変えているらしい。


まあ、多種混合のエリアが多いのですが。







よく見てみると、同じ茎から出ている花は同じ色をしている。

それでこの色の混ざり具合なのだから、

違う品種を混合しているのか、

紫陽花みたいに土壌に影響されているのか。


それは私には分かりません。


ただ、黄色と白は品種が違うっぽい。





主題の花の形が美しく、周りが開けていて、

主題と周囲がハッキリ別れている状況を探すのは

結構大変なんですよ。







前ボケの使い方って難しいです。








The 吹上。


秩父の山並みと水道管橋を背景にコスモス。

自然風景を撮っていると、人工物に忌避感を覚えますが、

その場所に似合った物や雰囲気がある物は入れます。


この水道管橋は吹上のシンボル的な人工物ですので、入れてみました。







あのオレンジ色はキバナコスモスです。








こちらはイエローキャンバス。

市のHPに書いてありました。








比較的、無秩序感の無い構成を考えてみる。







背景にさりげなく小橋は入れてみました。

水路に水は流れていませんが、

木製の小さな橋ですし、

雰囲気的には有ってもいいかな、と。






撮影終了間際には、雲の団体様がお近づきに。








水道管橋が赤と白なので、色彩的には合う、のかな。








これは失敗作。

花の向きも悪いし、周りの風景も無い。

何を撮りたかったのか分からない一枚。


正直言って、こんなんバッカですよ。


デジタル時代になって、数千枚単位(SDカードの容量的に)、

撮れるので、迷ったら撮る。


フィルム時代には到底出来るわけもなかった撮り方です。


当然、一枚一枚、丁寧に撮るのは心がけていますが、

後から「あれも撮っておけばよかった」

と思わぬ様に、迷ったら撮る。

構図に迷ったら、両方撮る。

露出に、、以下同文。


とにかく撮って、後で良かった物だけ使う。

そんな撮り方になりました。


ただ、意味のない連写はしません。

風景写真でも霧が流れるシーンなど、

連写しないといけない時もあります。






今はとにかく歩いて、少しでも違う風景を見つける事。

を第一に心がけています。


今のモットウは

「風景写真は機動力」

です。










今年はとにかく天気が安定しない。

行きたい時に行けない。事が多いです。


それでも、そろそろ紅葉の季節に突入します。

天気予報とよく相談して、

出来るだけ行きたいと思っています。


これは義務感では無く、純粋な欲求として。

楽しみたいです。



場所は埼玉県鴻巣市の吹上の荒川河川敷のコスモス畑。
観光目的で植えられていて、結構な広さがある。

秩父の山並みも見えて、高い建物も少なく、
写真にはいい所。


紅葉が本格化する前の隙間時間に丁度いい被写体です。



キバナコスモス。








キバナコスモスと水道管橋。









普通の(?)コスモスを秋空と一緒に。











秩父の山並みと。








前ボケを使って。









イエローキャンバスと言う品種らしい。









コスモスの小径










月と。
















やはここ、吹上ならば、秩父の山並みと水道管橋。

同じ場所から焦点距離とピント位置を変えてみた。






カタログ写真も撮っておく。








引きの絵だけじゃなく。










いろいろな目線で。









品種も様々に。










橋も入れてみよう。






一輪で良し、群れてまた良し。

とは言うが、コスモスほどその言葉が嵌まる花もそうそうないと思う。


桜に良く使われる言葉だが、

桜は単色で引きで撮るとメリハリが無くなってしまう。


その点、コスモスは一輪ごとに色や形が違い、

茎や葉の緑も相まって色彩が豊か。

引きで撮れる様な広大な土地が必要だが、

こう言った河川敷にはうってつけ。


初秋の比較的暖かい時期が見頃だし、

時折り吹き抜ける風も気持ちいい。


酷暑の終わりと初秋の爽やかさを満喫した朝でした。




秋空に咲く


今回行って来たのは、埼玉県鴻巣市の吹上(ふきあげ)のコスモス畑。

荒川の河川内、いわゆる土手の内側、
に観光目的でコスモスが植えられている。

結構な面積に植えられており、
遠くには秩父の山影も伺える。



手前の赤いアーチは水道管橋のアーチ。

日本一長い水道管橋だそうだ。








水路?を跨ぐお洒落系小橋。









例によって夜明け頃に行ったので、日の出の景色。









実はこの前日、家族を連れて来ていたのだが、

前日は午後に行ったので気づかなかったが、

花が太陽の方を向いている事に気付いた。


この朝は日の出の東、前日の午後は南にある太陽の方を向いていた。

植物の事には詳しく無いので知らなかったのだが、

これって他の植物も同じなのだろうか?


動物とは違って動きはゆっくりだが、

植物も動くんだと感じた。





一概にコスモスと言っても何種類かあるらしい。

花の形や色が違う種類があった。


エリアで明確に分けているものもあれば、

雑多に混ぜてあるエリアもあった。






花だけをアップで撮ると、カタログ写真になってしまうので、

その場所なりの景色にしようと心がけているが、

これがなかなか難しい。


一応、背景に秩父の山並みを入れてみたが。



前日の日曜日に家族を連れて行った時には

車の置き場所をやっと見つけられた位に混んでいたが、

この日、月曜の日の出直後ともなればガラガラ。


デカい望遠レンズを抱えた人がいたが、野鳥狙いの方だろう。

私も野鳥は好きだが、何せ装備と腕が足りない。


風景写真を撮り歩いている時に、

たまたま撮れそうなら撮る、程度だ。


だから、野鳥専門の人の気持ちも分かる。

大きな音をさせて歩かれると迷惑この上無い。

なので、ゆっくりと歩く。

そもそも風景写真を撮るのに、大きな物音を立てる理由もない。


目的は違えど、同じ場所にいる者同士。

共存せねば。


それ以前に、他人様の土地にお邪魔させて頂いている身。

感謝の気持ちで撮影を楽しませていただきます。