朝の気配を向かえつつ、星景


今回の撮影地は山梨県。
南アルプス市の中野の棚田。

秋の田んぼの景色が目的です。



到着はいつもの深夜、夜明け前。



この日は弓状の月が群雲に隠れていました。

星景なので暗いですが、よく見ると月以外にも星の光も見えます。




南には富士山のシルエット。

右端にはせ掛けの稲穂を入れてみる。





朝が近づくと、上空の雲が染まった。

手前の棚田はシルエットに沈んでいる。




背後の空の雲は鮮やかに。

置いてある農機具は今日の仕事に備えて?




田んぼは刈り取り済みの場所と、これからの場所があった。

葉はまだ緑色だが、穂は膨らみ刈り取りを待つばかり。




この構図で朝日が出てくれていれば、

撮り方も変わるのだが。




東の低い所の雲が朝日を隠す。

手前のはせ掛けをもっと明るくした方がいいかも。



棚田なので斜面に広がる田んぼなのだが、

よくある崖っぷちに小さな田んぼが密集している様な感じでは無く、

緩やかな斜面にそこそこの大きさの田んぼが広がっている。


例えるなら、小さい座布団を密集させて並べてあるのと、

普通の布団を整然と並べてある。

そんな違い。


一枚一枚がそれなりの大きさがあるので、

小型の農機具なら使える。


それでも撮り歩くと斜面が地味にキツイ。




棚田には所々に彼岸花が。





空を仰ぎ見る。




今回の撮影地は山梨県南アルプス市中野の棚田。
秋の田んぼを撮りに行きました。



弓状の月が群雲に隠れている。









月の下には街の灯り。









暗闇の中、稲穂の向こうに富士山のシルエット。









空が焼けてきた。

地平低い所には雲。









刈り取り前の稲穂と、朝焼けの雲。









背後、北西の空は晴れている。









稲穂と朝の空。









東の空は雲に覆われて、棚田にも光は届かない。









刈り取り後の田んぼは土色。









はせ掛けと空の雲。









朝の寸景。









日の出頃の空とハセ掛けの稲。









棚田に紅一点。









稲穂と曼珠沙華。









青空に。





山頂付近は流石に標高が2000m弱あるので涼しいです。
曇っていて日差しがあったら暑いかも。

でも南側は雲で写真になりません。

北側は晴れていたので、こちら側ばかりになってしまいます。



遠くの景色は変わりにくいので、

手前に入れるもので変化を付けていきます。




池?がありました。





少し回り込むと、火口跡が見れるポイントへ。




なぜか石とは誰かが積み上げた物、と言う固定観念があって、

こんな山のてっぺんに誰が運び上げたのだろう?

と思ってしまいます。


まあ、実際には落ちて行かなかった石が残っているだけで、

噴火などで出来た岩が積み上がっている。

と言うのが本当の所なのでしょうけど。




北側も雲が出てきました。





なかなかいい構図の景色が無く、どんどん降りて

避難小屋がある稜線付近まで降りてきました。


避難小屋の手前に分岐があって、左手に行くと

予定通りの山腹の道を通ってロープウェイ駅へ行けます。




何も撮らないのもナンなので、見上げて雲と斜面を撮ってみます。







避難小屋。




避難小屋は分岐点より少し先、下にあるのですが、

ここまで来たからには撮っておきたい、と立ち寄りました。

外から眺めるだけです。




そして何を思ったのか、ここから降る道があったので

この道を行く事に。

予定変更しました。


コレが悲劇の始まりとも知らずに。



要は、この道もロープウェイ駅に行けるのだと勘違いしたんです。

でもこの道。実は麓までの登山道で、ロープウェイ駅にはいきません。


ロープウェイのチケットは往復を買ってあったので、

乗る気マンマンだったのですが、

しばらくは気づかずにズンズン降りて行ってしまい、

気づいた時にはもう引き返す余力ない程

降りてしまいました。


チケットが無駄になったのはいいとしても、

結構長い下りの登山道でしたので、

時間も体力も削られました。


しかもすでに空は曇り空。

写真もあまり撮れず。



悔しいのでなんかの花を撮っておきます。





そして下山して、朝居た展望台横の登山道入り口。





さらにロープウェイの麓駅まで石畳。





戻ってきました。




やはり悔しいので、道端の花。



教訓として、山での予定変更は危険を伴う。

しっかりと予定を立てて、予定通りに行動する。


遭難とかにならなくて良かったですが、

行き当たりばったりは良くありませんね。



コレで今回の撮影は終了。


6時間以上かけての車での帰路に着きます。


お疲れ様でした。




活動データ : 外部リンク

YAMAP






登山は登り切り、下山へ。





下りは登ってきた斜面の反対側を。










朝日岳に続く稜線。









降ってきた道を振り返る。









避難小屋。









朝日岳方面、日向と日影。









この道を降りて行こう。











朝日岳の斜面。樹々に覆われた岩肌。









名も知らぬ花を撮っておこう。









下山して。









岩畳を。











下山終了間際に。





乙女の滝から車で移動して
茶臼岳ロープウェイの麓駅へ。






とりあえず、ロープウェイが運行している所を撮りたくて、

一本やり過ごします。

20分間隔で運行しているので、

待ってもたかが知れています。




そして乗車。




ゴンドラの窓は茶色味がかっていて、

景色は上手く撮れませんでした。





山頂駅に到着。

乗車時間は5分くらい。


今度は山頂駅でゴンドラを入れて撮ろうと、

少し待ちました。


結果は、斜面の都合で、上手くゴンドラを入れる事が出来ず

諦めました。





那須岳(なすだけ)は、広義には栃木県北部に位置する那須連山の総称。

(特に茶臼岳や朝日岳、三本槍岳の三山の総称)

狭義には那須連山の主峰の茶臼岳(標高1,915m)をいう。


wikiより。


今回は茶臼岳のみです。





ロープウェイの山頂駅からは足元は砂利の緩い坂道から。

その辺りからの下界の景色。


この時点でかなり雲が湧いてきています。




山頂に雲の隙間から日差しが当たっています。


雲の流れが速く、曇ったり明るくなったりします。


でも、徐々に雲の割合が多くなっていきました。




山腹の道。


山頂へ登ったら、反対側へ降りて

この道を戻って来ようと思います。




朝日岳の方は、どんどん雲に覆われてきています。





登り続けていくと、最初の緩やかな斜面から変わって

こんな斜面を登っていきます。


足元は大小の石で覆われていて

滑りやすい。




山頂はまだ青空。





と思って、登り着いたら雲の中。

本当の山頂はこの先です。




山頂に鳥居と祠。


ここが本当の山頂です。


まずはお参りして、登山の無事と

写真が撮れる幸せを感謝します。





山頂から反対側へ少し行くと、

火口跡が見れます。




山頂の反対側は晴れていました。


緑の山肌を駆け抜けていく雲の影が印象的です。


この後、反対側へ少し降りて、例の山腹の道へ行く予定です。






この後いよいよ茶臼岳登山へ出発します。
麓からはロープウェイで。

その後山頂まで登山となります。




ロープウェイは青空へ。









頂上駅は雲の上。









茶臼岳へ。









より高い雲。









山頂に日差し。









急斜面に。









岩だらけ。









朝日岳方面も雲。









山頂までもう少し。









頂上の御社。









頂上から向こうは晴れていました。









お鉢巡りの火口斜面。









火口跡。









雲が湧き上がってくる。









岩凌と緑の尾根。










今回の撮影地は栃木県那須塩原市。

目的は茶臼岳の登山(ロープウェイ)と
麓の沼原湿原と乙女の滝。



まずは十八番の星景(朝景)からスタート。





日の出直前に光芒が差しました。





そして日の出。





場所は茶臼岳ロープウェイ麓駅の少し上。

登山口がある展望台。



その後、沼原湿原へ。





沼原湿原は水気が無く、

またこの時間帯は雲が出て

いまいちパッとしませんでした。




そして乙女の滝へ。



乙女の滝は駐車場から降りてすぐ。




看板の脇から見下ろすとこんな感じ。

ここから階段を降りて渓流へ。




渓流横にコンクリート製の観瀑台があります。

滝の方に行く所にロープが貼ってあって、

立ち入り禁止と注意書きがありました。


きっと、もっと近くから撮りたいカメラマンたちが

立ち入って荒らしてしまった過去があるのでしょう。


私は大人しくコンクリート製の観瀑台で撮影します。




観瀑台はあまり広く無いので、

同じ様な構図しか撮れません。




それでもレンズを変えたりしながら、

撮っていきます。





そのうち、朝日が差し込んできました。

場所的な変化が出せないんだったら、

時間的な変化を出せばいいのです。



そしてこの後、いよいよこの日の本命。

茶臼岳登山へ出発します。



今回の撮影地は栃木県那須塩原市。
何ヶ所か廻りましたが、
まずは茶臼岳麓の展望台からの星景〜朝景。
そして沼原湿原と乙女の滝。




特徴的なオリオン座が東の空に。

その下はもう朝焼けが始まっていた。









街の明かりも少し見える。












左に鬼面山。

星の姿消え始め、薄く雲がたなびき始めた。









日の出直前。

一筋の光芒。









そして日の出。









夏の終わり、ススキの穂。








沼原湿原へ。



雲が覆い始めた。








木道が続く。









木道は湿っているが、湿原に水は無い。







そして乙女の滝へ。



清流は絹の様に。









日影の渓谷を流れる。









苔むした岩に朝日が当たる。









ようやくここにも朝が訪れた。









乙女の滝と朝日の兆し。





小さきものよ




池の平湿原の中にある唯一の水場。
鏡池へ。










360度。





そして三方が峰へ。








深い森では無いが、所々落葉松の中を通る。


強い夏の日差しの元を歩き続けた後の

日影が心地いい。





そして三方が峰へ続く階段。


対して長くはありません。




三方が峰、360度。



その後、駐車場へ向けて帰りますが、

途中見晴岳へ立ち寄り。



分岐点。

本当は立ち寄らず帰るつもりでした。

以前に来た事があって、大したことないと思っていたので

行かなくてもいいかな、と。



でも、この先100mと書いてあると、

行ってみても損はないかな、と思い行ってみました。




山頂。




確かに見晴しはありますが、写真的好奇心をそそられません。


引き返して雲上の丘経由で駐車場方面へ。





雲上の丘からは、さっきまでいた池の平湿原が見下ろせます。

逆に池の平湿原から見ていた、稜線の中の木々が少ない辺りが

この辺です。





見晴岳が2095m、雲上の丘が2110mなので、

こちらの方が高い。



この後は、樹林帯を登ったり降ったりしながら

周遊道入り口=駐車場脇へ。


薄暗い森の中の道で、

ガイドロープもあり、写真的に映えなかったので、

これ以降は撮れませんでした。



こうして、深夜から始まった

爽やかな高原での1日が終わりました。






鏡池。

湿原にある唯一の水場。









一本の白樺の幹が水面に映える。










そして三方が峰に向かう。









空への階段。









小さな釣鐘状の花。








三方が峰。南方向は東部町?









西側は上田市?









見晴岳









その後雲上の丘へ。









眼下に池の平湿原。









標高も2100mにもなると、下の池の平湿原に雲が出る。

それを見下ろせる丘だから雲上なのだろう。










雲だ出て来て日陰になる。









山の天気は変わりやすい。

特に朝方は晴れていても、

お昼頃には曇りになるケースが多い。