前作『13歳からの世界征服』に続く本作は、中田考先生の死に方本。

人はどうせ死ぬ、死ぬなら長引かずに惜しまれて死ぬのが良い、それには新型コロナウイルス!という(笑)、中田先生以外が言ったら炎上間違い無しの暴言のオンパレード…なんだけど、これが実に冷静で客観的なデータと照らし合わせて導き出した、地に足ついた内容で。

「セカンドライフ」「アンチエイジング」とかいうキラキラワードで1ミリも啓発しない、老人のための、ということはいつか老人になる全人類のための自己完結本。

そうだったのか、キラキラ自己啓発本を読んで落ち込む、という経験は、高齢者も同じだったんだ!

これを読めば、老後を資本主義の食い物にしなくて済む、のだが、問題はどーやって爺さん婆さんにこれを読ませるか、ですよね…。敬老の日のプレゼントとかにどうでしょう?(笑)




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