忌野清志郎さんの名言集。
大人になってもこんなに少年みたいな人っているだろうか。少年は上のほうからえらそうに言葉を使わない。いつも目の前から、もしくはすぐ隣から、キラキラと世界に疑問を投げかけるみたいにことばを使う。で、言ってしまってから、それが的を得ていたりすると、ちょっと照れが入るところが好き（笑）。急にですます調になったりとかして。そういうとこに、人としての品ってものを感じます。
私が好きな言葉は、「どうしてもこれだけ伝えなきゃってことがない人は、歌わなくてもいいんだ、別に。ねぇ！」。
これ、いろんなことに置き換えられますよね。「どうしてもこれだけ伝えなきゃってことがない人は、書かなくていいんだ、しゃべんなくていいんだ、YouTuberとかしなくていいんだ、別に。ねぇ！」とか（笑）。あー、ホッとする。
何かを発信するのも大事だけど、たまには黙ってみなよベイビー。そこから何が見える？と問いかけられたような気がした。
●百万年書房の本