拙著も編集してくださってる北尾修一さんが、過去に『クイック・ジャパン』で発表したルポと、現代を生きる小西麗さんの散文が交互に重なって、見たことないコラージュのような仕上がりの本に。
何しろ、ここに出てくる人たちが、みんなみんな超魅力的!!
『補聴器と黒人音楽』の豹ちゃんは、山田詠美の小説でブイブイいわしてそうな、芯のあるしびれるようかカッコ良さだし、奇妙な役者・KKもよかった。こんな男、絶対友達になりたくない!!(そう思わせてくれる人も、昨今そんなにいない)
この社会に希釈されないで、人間濃度を保ったまま生きまくってる人を見ると、うれしくなっちゃうんですよね。
……これ続編はあるんでしょうか。やっぱり気になります(笑)
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