先日、横浜市男女共同参画推進協会主催のトークイベントにて、ご一緒した丹野未雪さんの本。

非正規雇用で出版界を渡り歩く中、経験した無職期間と、有職期間の日記。

無職という言葉によるイメージの押しつけを、さらりと上手にかわして生きている、というわけでもなくて、時には「無職」に対する世間の反応というものをまともに喰らいながら、それでもなるべく楽しくやっていきたいんだよ、という姿勢が、読んでいて…なんつーか、嬉しくなった。

無職時における友人家族他人の対応、人から言われたこととそれについて感じたこと、役所やハローワークの記録も、詳細で面白いし、何より丹野さんのはっとするような言葉のチョイスに、そうだそうだとうなずきながら読んだ。

無職予備軍のみなさん(つまり全員)、無職の予習にどうですか。