行動する大家さんの会スタッフ -124ページ目

2隻目 更新料の問題

<“空気について考える”・・・その8/全12回>






次ぎは、2隻目、更新料”の問題です。


これも皆さん、既に裁判になっていることはご承知ですね。


高裁レベルで大家さん側の“12敗”、3つとも今最高裁で争われています。






これは1隻目の敷引きと似ていて異なる事案”であることが特に重要です。なぜならば、敷引きは、“自然損耗は誰が負担するか?”という、争点がはっきりしている事案であることに対し、この“更新料”は“消費者契約法10条の規定に反するか否か”が争点です。






更新料が最高裁で突破されると、同法同条の“拡大解釈”により、あっという間に“礼金・共益費・ハウスクリーニング”に飛び火することは確実です。






この問題の弁護団によると、これを商売にする弁護士がごまんとおり、一人当たり3億円のビジネスチャンスとなるそうです! (多少の誤解を恐れなければ、“サラ金を潰したのは〇護士”とも言えますから!)






<続く>

築18年とは思えない

昨日は、1月21日の”発足会”にも足を運んでいただいた”安藤泉さん”の物件見学に行ってまいりました。


もともとその著書でも有名な大家さんですが、物件をご案内頂きそれが”著作だけのものではない”ことを実感しました。それどころか、”これ、本当に築18年?”というのが正直な感想。


築浅といっても通るような外観、贅沢な空間の共有部分、植栽はもちろん、共有部の調度=ちょっとし置物(昨日はお雛様)、完璧な建物の配列、手入れされた中庭・・・・・どれをとっても脱帽ものです。


しかしそれは”結果”として現れたものではなく、18年前にこの建物を作り上げる際に込められた”安藤さんの気持ちの表れ”とお見受けしました。それが一番分かるのが、新婚さんにぴったりの”1LDK”。今でもリノベーションなど全く不要で、まさに”18年前に、20年先を見通した設計”と感じました。


藤沢で”高級分譲マンションを超えた賃貸マンション”を展開されている”秋本様”もご一緒しましたが、秋本様曰く、”建物への思いは同じ、ただ、私は数々の失敗の成果としてそれを学んだが、安藤さんは18年間前に最初からそれが身についている・・・・賃貸経営の天才”と称されておりました。 私も全く”同感”でした!


本日は、大変勉強になりました。

ありがとうございました。安藤様!

1隻目 敷引きの問題

<“空気について考える”・・・その7/全12回>






まさに、“やられっぱなしの大家さん”という感じですね。


それは先にも申しましたとおり、“何をやっても大家は何も反撃しない、どうせ「金持ち」なんだから、叩ける時に叩いておけ”という風潮です。






だから、“行動する大家さんの会”が必要なのです。






さて最初は“1隻目、敷引き”の問題です。


この問題は既に“ガイドライン”も制定され、“最高裁判決も敷引き無効”の判決が出ております。


つまり、ある意味“既に勝負あり(残念ながら大家の負け)”ですね。






しかし、そのガイドラインを全く知らない大家さんが今でも“50%以上”存在する(国交省アンケート結果)・・・・このような大家さん達が意図する/しないかは別として、結果として“チグハグな行動”をとってしまうことにより世間には“高慢な大家”というイメージを植えつけてしまう・・・・・






まぁ、これは大家さん個人個人の問題の部分が大きいので、私としてはこれ以上問題にするつもりはありません。






<続く>