朝6時には起きてホテルを出発。
7時半にはサーキットに到着しました。
早起きした甲斐もあって、渋滞はほとんどなし。
でも、この日鈴鹿サーキットに来た観客は16万1,000人という
過去最高の来場者数を記録したそうです。

決勝を前に超満員のグランドスタンド
さて、決勝を前に行われたのが、恒例のインテグラワンメイクレース。
レース自体はPPからスタートした和田選手が圧倒的な強さを発揮して
見事優勝。スタート直後の上位陣のクラッシュや、レース途中のクラッシュなどもあり、
なかなか見ていて楽しいレースでした。
レースはグランドスタンドで見ていたのですが、
気が着くとゴールした上位3台のマシンが目の前に。

そして、目の前で表彰式が始まったのでした。

そしてシャンペンファイト。みんな嬉しそうです。
来年から日本GPが富士に移ると、この恒例のF1前座のインテグラレースも
なくなってしまうでしょうから、事実上最後のレースだったのでしょうから、
喜びも倍増でしょうね。おめでとう!
こうして徐々に決勝に向けてサーキットは盛り上がっていきます。
次に行われたのが鈴鹿20周年記念メモリアルイベント。
3台の懐かしいF1マシンが登場しました。

奥からマクラーレンMP4/6 ドライバーはG.ベルガー!
続いてレイトンハウスマーチジャッド881にI. カペリ!
そして、ラルースローラランボルギーニLC90に鈴木亜久里!
いやぁ、懐かしいマシンですね。
ベルガーのMP4/6は91年の鈴鹿優勝車。
セナにファイナルラップで譲ってもらったんですよねぇ。
マーチジャッドにカペリという組み合わせもファンにはたまりません。
88年の日本GPで一瞬だけ首位を走ったマシンですね。
ラルースのマシンは言うまでもなく、
90年に鈴木亜久里が日本人初の表彰台を獲得したマシン。
この3台がパレードラン、と思ったら、亜久里のラルースのマシンは
トラブルで途中で止まってしまいました。まぁ、これも愛嬌ってことで。
でも残った2台でホームストレートでのバトルを再現してくれました。
20周年の鈴鹿にふさわしいイベントでした。
さて、イベントの後はいよいよ決勝です。

と、その前にドライバーズパレード。
クラシックカーに乗ったドライバー達がサーキットをパレード。
写真はドライバーズパレードに向かう琢磨選手です。

さて、いよいよ決勝に向けて臨戦態勢のSAF1のピットの様子。
この日のクルーは日の丸の鉢巻きをしています。感謝と書かれた鉢巻きです。

こちらピットからグリッドに向かうアロンソ。

同じくライコネン。

こちらは左近選手。

そして、いよいよ登場ミハエルシューマッハ。琢磨選手と並んでグリッドへ。

グリッド上でブリヂストンのエンジニアと何やら話している琢磨選手。

マシンに乗り込み、スタートを待つ琢磨選手。
段々とスタートの時が近付いてきます。

いよいよフォーメーションラップスタート。グリッドを離れる琢磨選手。

フォーメーションラップから戻って来たミハエル。緊張のスタートの時が迫ってきました。

同じくグリッドに戻って来たアロンソ。緊張感が高まります。

ホンダのバトン。こちらにも頑張って欲しい。

そして、琢磨選手もグリッドへ。いよいよスタート!
初めて目の前でF1のスタートというものを見たのですが、
凄いっすね。エキゾーストノートが高まったと思ったら
あっという間にマシン達は消えてなくなりました。

ホームストレートを駆け抜けるミハエル。
さて、レース結果や内容は今さら書くまでもないですが、
レース途中まではミハエルのいつもの勝ちパターンで、
2ポイント差をつけて最終戦ブラジル決戦かぁ、と思っていたのですが、、
何ていうか、サーキット全体がミハエルを応援している雰囲気があって、
もちろんアロンソファンもいましたが、圧倒的にミハエルの最後の鈴鹿で
勝って欲しいという観客の気持ちが伝わって来ていて、
2回目のピットストップが終わってトップに立った時も自然と拍手が沸き起こる
ような状況でした。
でもまさか、その直後にあんな事がおこるなんて…。
あのエンジンブローのシーンが映し出された時はサーキット全体が凍り付いたというか、
ため息だったり、悲鳴にも似たような声だったり、とにかく観客は落胆した感じでしたね。
本当にショッキングな瞬間でした。でもこれがレースですよね。
そして、アロンソがチェッカー。見事に優勝。

チェッカーを受けた直後のアロンソです。
SAF1の2台も見事に完走。あのマシンでよく頑張ってくれました。
チェッカーを受けた琢磨選手は両手を挙げながらピットの前を通過して
とてもうれしそうで、見ているこっちもうれしくなりました。

こちらは表彰台でシャンペンファイトをする3人。
マッサ、アロンソ、フィジケラ。
F1の表彰台をこんなに近くで見るのも初めての経験。
ここで日の丸&君が代が聞けたらよかったんですがね。
さて、表彰式も終わると誰かがグランドスタンド前にやってきます。

もちろん、この人!琢磨選手です!!
僕の目の前で観客に向かって手を振ってくれてスタンドは大盛り上がり。
最後は帽子をスタンドに投げ入れてくれました。
なんてファン想いな人なんでしょう。だから好きですよ、僕は。

思わず僕も「たくまーーー!」と叫んでしまいました。
完走おつかれさまでした。

レース後のグランドスタンド。一旦人がいなくなったと思ったら、、、

最後の鈴鹿を名残惜しんでか、たくさんのファンがやってきました。
あたりが暗くなり始めても、お客さん達はなかなか帰ろうとしません。
僕もできることならずーっとその場にいたかった。
鈴鹿から離れたくなかったです。

最後に鈴鹿を離れようと、ゲートの上を見ると「See you again」の文字が。
See you next yearではないけど、See you again.
また絶対鈴鹿にF1が帰ってくることを祈って。