2024年が始まりましたが、今年はどのような年になるでしょうか。
2023年も様々なことがありましたが、社会を揺るがしたことのひとつとして、故ジャニー喜多川氏による極めて性加害の問題がありました。
これにより、ジャニーズ事務所を巡る環境は一変、輝かしい帝国は瓦解し、ジャニーズという名も消え去りました。
この問題が深刻に捉えられ、対処されるようになったけとは間違いなく前進です。
しかし、この問題の経緯をみると、日本という社会への失望・絶望をなおも感じざるを得ないのです。
①ジャニー喜多川氏の悪行を知る人は少なくなく、また、裁判でも露見していたにもかかわらず、氏の死後まで厳正に対処されることはありませんでした。
死後、その名を落とすことにはなりましたが、どれだけ人を傷つけ、苦しめ、罪を犯しても、権力さえあれば、順風満帆に長い生涯を終えられることを証明する結果にもなりました。
②この問題が大きく取り上げられるようになったきっかけは、イギリスの公共放送BBCの番組でした。
すなわち、日本社会は自身の手で、日本の子供たちを性被害から守ることも、救うこともできず、外圧でようやく動き出したことになります。
③この問題の難しいところは、旧ジャニーズ事務所所属のタレントにどのように向き合うかでしょう。
ジャニー喜多川氏の罪について、彼らに連帯責任を負わせることは妥当でない一方、タレント活動を全てそのままとすれば、氏の行為を是認することにもなりかねません。
何を一番大切にすべきか、それを考えながら、悩みながら、被害者にも、タレントにも社会は誠実に向き合うべきでした。
しかし、行われたのは勢いに任せたようなタレントへの誹謗中傷、そして、反動のような被害者への誹謗中傷で、その中で被害者が自ら命を絶つ悲劇をさらに引き起こしました。
乱暴な言い方かもしれませんが、今まで特に問題にしていなかったものの、海外メディアが取り上げて、皆が声を上げ始めたので、とりあえず皆で一緒に悪そうな人を叩いてみた、というのが日本社会のこの問題への向き合い方だったのではないでしょうか。
社会を構成する一人一人の人権を守る重要性に無頓着な日本の社会は、ジャニー喜多川氏の行為がなぜ許されないのか、その理由さえ深くは理解できていないのではないかとも思えます。
一人一人の幸せに価値を置かない社会の限界というべきでしょうか。この状況が一朝一夕に変わることはないでしょう。
それでも、自分なりに幸せを追い求め、それに誇りを持って生きることが、社会を変えるためにできることだと思います。
本当の幸せはつながっていく、一人一人の幸せがつながっていく社会であるように。
(追伸)
昨年細々と撮った写真がたまっていました。



















































































