成瀬さかや栗原で燗酒試飲即売会
お燗酒が切れた。
dancyuや食楽の特集を見ながら何を買おうかとネットで情報検索していたときに、たまたま発見したのが成瀬のさかや栗原さん。
で、ちょうどお燗酒の試飲即売会をやってるという、まさに何かに導かれているようだ。
雲ひとつない好天のなか、遠足気分で出かける。
新百合ヶ丘の箱根そばで昼食後、お店へ。
なんかかっこいい店内。はせがわ酒店っぽい。
試飲会会場の地下は、壁一面にお酒が陳列されている。
熟成酒に力を入れているようだ。
食中酒探しスタート。
大七 生もと純米
安心の定番。あえて家で1升瓶買うこともないか 笑。
浦霞 純米辛口
これもやっぱりおいしい。でも家で(略
五橋 純米
これははじめて飲んだ。旨い。
あとから常温でも試飲させてもらったが、旨い。
美丈夫 純米
これもなかなかいい。
しかも2,100円! このへんから迷ってきた。
みやさか うまくち純米60
ちょっとうまくち過ぎかな。
宗玄 純粋無垢 特別純米
みやさかがちょっと甘い、と言ったら店員さんがすすめてくれたお酒。
旨い。バランスがいい。
能古見 特別純米
ちょっとおしい。
七田 七割五分磨き 18BY
旨い。一口飲んで購入を決めた。
小左衛門 3年熟成純米
ちょっと食中酒としては、強いかも。
東力士 どうくつ熟成12BY
最後の〆に。
ほかにも
南部美人 純米古酒
酒一筋 全麹純米2003
が試飲できたのだが、東力士で満足してしまったので終了。
七田と五橋をお買い上げ。
いい休日となった。
神田むら治屋でdancyu酒
再開。
風邪も治り、久々に外飲み。
会社の人とむら治屋へ。
入ると今日発売のdancyuが置いてある。
手にとってみると、「巻頭の若手4人衆のお酒揃ってますよ!」との店主むらじいの言葉で、とりあえずそのあたりからスタート。
飲んだお酒
山形正宗 純吟山田錦
石槌 緑ラベル
貴
その他のおすすめということで、さらにこの日は冷酒で攻める。
亀甲花菱 若水
風の森 純大キヌヒカリ
智則 佐香錦
来福 愛山
辻善兵衛 夢錦
どうやら中川さんからも仕入れているようだ。
気に入ったのは、最初の山形正宗。
最初の1杯目に、というリクエストに出してもらったのだが、フレッシュさだけでないうまみもあった。
石槌はこの中ではおとなしい部類で、家でゆっくりと飲みたい。
貴はやっぱりうまい。
花菱は私にはちょっと重いな。1杯飲みきれなかった。
風の森は米っぽさがいい。生だけど燗でも飲みたい系。
智則はフレッシュな感じ。これも燗してみたい。
来福、辻善兵衛までくると、ただただおいしかったというくらいにしか記憶がない。。
久々に呑む酒はうまいな。
でも当分、新酒、冷酒はいいや。
小伝馬町 地酒堂歌仙で楯野川、東北泉
会社で軽く飲んだ後、前に小伝馬町ひょうたんで飲んでいたときに、意気投合したおっちゃん2人組に教えてもらった店へ行く。
名物おやじがいるらしい。
小伝馬町近辺の細い路地裏にひっそりとある店。
ガラガラと磨りガラスっぽい引き戸を開けると、カウンターの奥におやじさんが座っとる。
カウンターが6席と、奥に4人テーブルが一つあるようだ。
お酒メニューを見ると、種類は多いが、山形や福島など東北の華やか系なお酒が目立つ。
天狗舞や菊姫までで、西日本系はない 笑。
ちょっと、店の雰囲気とは違うかも?
お燗酒は大納川という秋田の酒のみ。
まずは店主におすすめを聞いて、楯野川の出羽燦々中取り純米をいただく。
おいしい。フルーティ。十四代系。最初の1杯には最適。
お通しは小鉢が4つ入ったお盆で出される。
あまり凝ったものはないが、定番のおつまみでこれで十分。
2杯目は日高見をお燗にしてもらおうと思ったら、冷酒のみとのこと。
やはり、おっちゃん2人組の情報通り、大納川以外はすべて冷酒で飲ませる店らしい。
まあ、いきなり初回の訪問でわがまま言うのもなんなので、もう1杯冷酒をもらうことにする。
東北泉の雄町純米。
こちらはちょい落ち着いた感じで、うまい。
ただ、口切りだったためか、もうちょい経ってからのほうが、よりうまそうだ。
しかも、お燗にしたほうがさらに旨そうなのだが。。
日本酒を飲まない連れが、飽きてきたっぽいので、この辺でおいとまする。
2合とお通しで3,000円くらいだったかな。
冷酒きっかり1合ずつを一人で飲みきるのはきついが、なかなか面白そうな店(おやじさんも)だし、冷酒派と来て、1合を分け合って飲んでいくには、いろいろ飲めて飽きないしいいかも。
もっともこのあと、なんか物足りなくて光壽に行って、さらに冷酒を飲むことになったのだが。
ダンディ山根社長とブレンド選手権-二升ガールズ第7回集会-
夏休み その3。
二升ガールズ 日置桜の会。
今回は光栄にも、妻がブレンド選手権の選手に選ばれたので、開始1時間前に行く。
あいかわらずナイスなウェルカム看板。
よく見ると「山笑う」に混じって、きわどいラベルも 笑。
早速ブレンド開始。
目の前に置かれた5本のお酒。
1.19BY 玉栄6割搗き原酒 60%
2.19BY 強力純吟原酒 55%
5.18BY 山田錦8割搗き純米 80%
6.17BY 強力純吟原酒 55%
9.5BY 玉栄純米 時の極 60%
理科の実験よろしく、メスシリンダーで分量を量りながら、5種類のお酒を混ぜ混ぜ。
できた!→飲む→強力加えよう→飲む→山田をもうちょいかな→飲む→時の極みをちょっと→入れすぎた!!
こんなんの繰り返し。
30分後。
いい加減酔って来て、本番開始前にもかかわらず、妻からもう飲むな宣告。
結局、選手権への出品酒は、注ぎ足し注ぎ足しを加えた、ブレンド比率にすると小数点以下になる厄介なものに。
さらに、強力ベースにしようとして名前を考えてきたのだが、いつの間にか山田錦が50%超えてるし、、、
完成品「猫力(にゃありき)」
山田錦8割搗きが54.5%。
17BYと19BYの強力を加え、さらに5BY玉栄を少量。
さて、やっとのことで会の始まり。
7.17BY 強力純大原酒 40%
で乾杯の次に、参加者に3種のブレンド酒を冷やとお燗で利いてもらい採点。
猫力もお燗してみると、なかなかいい感じに。
でも、あやや選手の「彩鏡」とくう選手の「山装う」はどちらも絶品でした。
「彩鏡」は、19BY玉栄を60%に、17BY強力と5BY玉栄を20%ずつ。
「山装う」は、17BY強力45%に19BY玉栄35%、さらに山田錦と5BY玉栄が加わる。
強力と玉栄の組み合わせを軸にするのがいいのかな?
ブレンド選手権の次は、日置桜の飲み比べ。
これまで登場の6本に、
3.19BY 強力生もと純米原酒 80%
4.18BY 山田錦生もと純米原酒 70%
8.16BY 強力生もと純米 65%
が加わる。
いや、もう飲めないって。。
酔っててメモすらとってないので、どれが気に入ったのが、今ではまったくわからん。
もったいない。。
もう一つのお楽しみであるお料理。
定番のれば焼はもちろんだが、一番気に入ったのは鳥だんごスープなべ?
かなりスパイスが効いていて、最初はカレーかなにかかと思ったほど。
夏にはもってこいの鍋でした!
会の最後は、結果発表。
わが猫力はチャレンジ精神賞? ということで「時の極」をいただきました!!
これでしばらくは、家で最高のブレンド酒が飲めるね。
今回の企画は、本当におもしろいものであるとともに、お酒の新しい楽しみ方を教えてもらえました。
むちゃくちゃなブレンドを許していただいたダンディ山根社長をはじめ、2升ガールズ&男子部の皆さんに感謝です。
浴衣買おっと。
清里で谷桜
夏休み その2。
お盆は清里へ1泊2日。
初日、昼に着いて「そば処さと」で昼食。
天ぷら、板わさ、にしん甘露煮などとともに地元のお酒「谷桜」本醸造を飲む。
飲みやすい普通のお酒。
お燗でのんびりとやっていたら2時間も居座ってしまい、田舎せいろを食って、萌木の森や清泉寮など定番を観光する。
宿は大泉にある「ユーフォニー」というペンション。
楽天トラベルで見つけたのだが、ワインが充実していて食事もおいしく、居心地がよい。
今回は残念ながらグラスワインにしたが、3人以上でボトルを頼むと楽しいはず。
ワインリストがハンパないっす。
翌日の帰りは、あずさ内で駅弁を堪能。
パッケージを開けると汽車の音がするのだが、これは携帯電話並みに他の乗客に迷惑だ。
ともかく、あずさは速いが、小海線はこの混雑時期でも1時間に1本あるかないかで、不便。
ピクニックバスがけっこう使えたのが◎。
これからの旅行は、脱マイカーだな。
外飲みつづき 十四代など
外飲み続きで、家の酒がたまる一方だ。
最近、神田界隈で飲んでて「それほど、まずい酒がなくなってきた」ような気がする。
宴会コース飲み放題付きなどの飲み会でも、そんなにひどい酒がでてくることはない。
まあ、いいことだ。
ただ、冷酒オンリーなのと、値段設定がどうなの? ってのは、しょうがないのかな。
神田のとある店で。
十四代 純吟山田錦 17,850円/1升。
幹事さんのGOサインで注文。
まあ、これで盛り上がれが宴会としては成功ってことなのかもしれんが。。
ちなみに、本丸は12,600円。
九平次の佐藤彰洋が25,200円!!
まさにボーナス時期ならでは。
そんな飲み屋のあとで、ちゃんとしたお店に行くとほっとする。
あるときは、ひょうたんでマスターと多摩独酌会の話などしつつ、十四代に負けず劣らず華やかなお酒から、ひこ孫のお燗まで。
あるときは、松の屋でどぶ燗にじゅんさい(温玉にキャビアが乗っかり、ところてんのようなタレが夏の燗酒にむちゃくちゃ合う)。
日が長いってのは危険だ。
サマータイムなどになったら、酒量が増えるだけでは??
第56回多摩独酌会 一蔵堪能-而今蔵-の巻
6/15に行った、第56回の多摩独酌会。
今回は而今のブラインド飲み比べ。
まずは生酒を6種。
大吟醸 斗瓶取り出品酒(生原酒)山田錦40% 自社保存9号酵母
純吟 無濾過生原酒 山田錦50% 自社保存9号酵母
純吟 無濾過生原酒 雄町50% 自社保存9号酵母
純吟 無濾過生原酒 千本錦55% 自社保存9号酵母
純吟 無濾過生原酒 八反錦55% 自社保存9号酵母
特純 無濾過生原酒 五百万石60%自社保存9号酵母
いきなりこの6種を20分で飲んで、気に入った順番や、予想をしていくのだが、どれがどれか全くわからん。
大吟くらいは、すぐにわかりそうなもんだが、けっこう迷った。
しかも飲んでいくほどに、わからなくなる。
むちゃくちゃ面白い!
結局、合っていたのは、大吟と雄町。
で、一番気に入ったのは、八反錦だった。
休むまもなく、次のグループ。
今度は火入れ6種。
大吟醸 斗瓶取り出品酒(火入れ)山田錦40% 自社保存9号酵母
純吟 火入れ 山田錦50% 自社保存9号酵母
純吟 火入れ 雄山50% 自社保存9号酵母
純吟 火入れ 千本錦55% 自社保存9号酵母
純吟 火入れ 八反錦55% 自社保存9号酵母
特純 火入れ 五百万石60%自社保存9号酵母
合っていたのは、大吟と千本錦。
千本錦は家で飲んだばかりだったのですぐわかったが、それ以外は、、、。
山田と雄町すら区別できないとは 泣。
気に入ったのは、山田錦。
次は酵母の違いを楽しむ4種。
純吟 無濾過生原酒 五百万石55% MK3三重酵母
特純 にごり酒生原酒 五百万石60% MK1三重酵母
特純 火入れ 五百万石60% MK1三重酵母
特純 火入れ 五百万石60% 協会901酵母
これは4種類区別できた。
気に入ったのは、にごりの生原酒。
次に、MK3を使った無濾過生原酒。
火入れの2種は燗で飲みたい、とメモってある。。
このへんになるとだいぶ酔ってて、結局酵母が違うとどう違うのかが書いてなくて、今では自分でもどのあたりが気に入ったのか、わからず残念。
最後のグループは、而今以外。
大西氏(というよりも而今くん、と呼ぶほうが、なんか合ってる)セレクトの気になる蔵元のお酒3種
貴 特別純米60火入れ
奈良萬 純米生酒 中垂れ
陸奥八仙 特純 中汲無濾過生
独酌会選んだ1種
屋守 中取り無調整生
そして新妻コーミさんのおうちのお酒2種
千代の光 もち純米火入れ
千代の光 真 特別本醸造
奈良萬、屋守がよかった。
千代の光は絶対お燗。
冷たい状態では比べられん。
こんな感じで試飲をしまくったあとは、而今くんとコーミさんが各テーブルをまわり、質問攻めに合うコーナーなど。
いろいろと話をされていて、一番驚いたのは、今年でまだ4年目だということ。
私が最初に而今を飲んだのは、2006年春の独酌会で純吟千本錦あらばしり。
自分の評価は2番手グループだった。
2007年春の独酌会で出品されていた純吟山田錦生は、鍋島についで2番目に気に入ったお酒だった。
(ブログつけてると過去に飲んだ酒の記録にもなって便利だな)
そのころは普通に買えたのに、今では小山商店でも予約しないと買えない人気ぶり。
いや、而今くん、すごいな。
少人数での造りということで、このハイレベルが保たれているようで、今後どうなっていくのかとても興味深い。