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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

///   H A I H A I S M   ///-Hoi An 1
↑ ランタンの街ホイアン チャンプー通りで


ども!
サイゴン駅で統一鉄道「SE2便」に乗車したまま行方をくらませていた「なつむぎ」です。
諜報活動がばれて当局に拘束されたんじゃないかって心配してくれた方々には、ごめんなさい。

実はこの後、統一鉄道の終着地ハノイで病院送りになって、一金3000万ドンの手術の契約書にサインするハメになるんだけど、そのくだりはいずれまたね。

今日の記事はまだ元気な頃の話だよ。

*****

ベトナムの列車に乗った後は、タイの列車がキレイに見える。

そんな風な記事をどこかで読んだ事があって、だから結構なポンコツ車両を想像していた。でも統一鉄道の車両は思ってたほどオンボロじゃなかった。
4人コンパートメントの「Soft Berth」(つまり1等寝台車)を選んだからなのかもしれないけれど、清潔なシーツもあったし居心地は悪くない。それに、共産国の列車の車掌って言うとつい無愛想で高圧的なキャラクターを想像しちゃうけど、統一鉄道の車掌はフレンドリーだったしね。

それでも、いつもの夜行列車の旅と比べるとなんとなく眠りが浅かった。いや、なんとなくじゃなくて理由は想像が付くんだな。
理由の1つは保線の具合が悪いのかかなり揺れが激しかったこと。そしてもう1つは……



コンパートメントの中で、ボクのベッドは下段の1つで、上段の2つのベッドは中年のベトナム人男性が使っていた。ボクの隣のベッドの乗客は、サイゴン駅を出発してしばらくしても姿を現さなかった。

これは翌日になって分かったことなんだけど、隣のベッドの主は、ボクと同じ車両に乗っていた欧米人団体客のツアーガイドだった。彼は出発してしばらくの間、その団体客の世話なんかをしていたんだろうな。

列車がホーチミン市の市街を抜け、カーテン越しに窓から差し込む光も弱くなった頃、ボクらのコンパートメントはライトを落とした。彼がやって来るのを待たずにコンパートメントはほとんど真っ暗になっていたのね。
ガタギシ揺れる列車の中でボクが半分眠りに落ちようとしていた頃、扉を開け誰かが入って来る音がした。ボクは横向きに壁に向かって寝ていたから入って来た人の姿は見えないのだけれど、ヒソヒソと話をする2人の声が聞こえる。一人は男性、一人は女性。

しばらくして扉を閉める音がした。でも相変わらず2人のヒソヒソ声が聞こえる。そしてどちらかが、あるいは両方か、ベッドに横たわる音がする。

気になったな。

もっと早く身体の向きを変えておけば良かった。タイミングを逸してしまって今更寝返りを打つのはなんかはばかられるし、別にそんなに大変な事態にはなっていないだろうけれど、なんか見ちゃいけないんだろうってそんな風に感じた。

その内にヒソヒソ声は列車の音にかき消されるようになり、いつの間にか耳を澄ませても声は何も聞こえないようになり、気付かぬうちにボクは眠っていた。

*****

朝目覚めた時には、ボクの隣のベッドには30歳くらいの青年一人が寝ているだけだった。

朝の挨拶をした後、ツアーガイドの彼としばらく旅について話をした。
わざわざこの列車に乗るためにスケジュールを組んだのだとボクが話すと、彼も列車の旅が好きらしく、それならばこのサイトを見てみると面白いよと世界中の鉄道旅行についてまとめたサイトを教えてくれた。

ちょっと仲良くなったんだけどね。
でも、昨日の夜このコンパートメントに居た女性は何だったのかって、それは聞けなかったな。



前日の19時にサイゴン駅を出発した列車が1時間遅れて13時にダナンの駅に着いた時は、結構どんよりと疲れた気分だった。そんなこんながあったせいかな。
ダナンから南に30キロ程に位置する目的地のホイアンまでは乗り合いバスがあるんだけれど、とにかく早く熱いシャワーを浴びて身体をしゃっきりさせたかったものだから、30キロをタクシーで移動しちゃったよ。

小さな愛らしいホイアンの街についてはまた別の記事に書くとして、夕暮れ時のこと、街をぶらぶらしている内に小学生高学年くらいの少年が店番してる居心地の良さそうなレストランを見つけてね。その店でホイアン名物のカオラウという名のうどんを食べる事にしたんだ。もちろん生ビールも一緒。

そしたら店番の少年がタバコ吸ってるじゃん。こりゃ大人として注意しなくちゃならんかな、なんて思いながらよーく観察してみると、少年じゃなくて大人だった。

あ、そか。大人だったんだ。

って思った時に声が聞こえたんだけど、驚いたことに女の子でもあった。

少年っぽい女の子に会計をお願いしてさらに驚いたことには、生ビール1杯6000ドン(約24円)だった。
いやもっと驚いたことには、隣の店では5000ドンだった。
そして翌朝もっともっと驚いたことには、すこし街を外れた店では4000ドンだったんだ。

この街は、どんだけボクにビールを飲ませたいのやら。


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↑ ホイアンの街並みは中国色が色濃い


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おっと。問題なのはビールじゃなかった。前夜の声だけの女性についてなんだけど……

列車がダナン駅に到着する1時間くらい前、ツアーガイドの彼がコンパートメント前の通路で団体客の何人かと話をしている声が聞こえて来た。英語を勉強している友達なんだけど少し会話をしてもらえないかと、若い女性を紹介しているようだった。彼女は1等寝台車ではない別の車両に居たらしかった。

きっと昨夜の声の主に違いない。そう思ってコンパートメントから顔を覗かせ見てみると、なんとも可愛いらしい女性がたどたどしい英語で、自分は23歳で学校で経営を勉強していると話していた。

そう言えばツアーガイドの彼はこの地方の出身だって言ってたっけ。ホイアン観光をガイドした後しばらく休みを取って、家族の元で過ごすんだって言ってたっけ。


きっと、家族に紹介するつもりでガールフレンドを同行させていたんだろうな……
ベトナム女性のおっぱいが実は上げ底だったとしても、 ●ここ
そんなことでベトナムの旅を中断したりはしません。えぇ、決して。

だって「そこに鉄道があるから」

エベレスト登頂を目指すジョージ・ハーバート・リー・マロリー気分の「なつむぎ」です。

ホーチミンシティと首都ハノイの間1,726kmを2泊3日で結ぶ路線が通称「統一鉄道」で、こいつに乗ることが今回の絵さがしの旅での自分に対するご褒美の1つなんだ。

*****

列車に乗ることがご褒美? なんで?
って思う人もいるかもだけど、まぁボクは鉄ちゃんだから。鉄ちゃんの中でも「乗り鉄」だな。

旅行をしていて、次の街まで鉄道で行きたいんだって言うと、「バスにしなさいよ。バスの方が速くて便利ですよ」そう言われることが多い。

いや、ボクは列車に乗ることが好きなんですよ。飛行機より、バスより、タクシーより、何よりも好きなんです。

そんなことをあちらこちらで説明している内に、「鉄ちゃん」を一言で言える英単語はないのかなって思い始めてね。あれやこれやネットを彷徨っている内に、こんな単語に出会った。

siderodromophilia(サイダロドロモフィリア)

知ってた?

列車を怖がることを siderodromophobia(サイダロドロモフォビア)って言うらしいから、
あぁその反対ね、列車大好きなことね、ぴったしじゃんって思っていたんだけれど、

でもちゃんと調べると、この単語の本当の意味は……

機関車や電車や鉄道製品への性的嗜好

うわっ、うそ!

いや、うそじゃない。日本語では「列車性愛」。
ネットの英語辞書で調べたら、sexual arousal from riding in trains(列車に乗る事による性的興奮)なんだってさ。

ボクはさ。人の性的嗜好についてはまぁ人それぞれだからって、かなり自由度の高い考えを持ってる方だって思っていたけれど…… それでも想像を絶する嗜好だよ。

知ったかぶりしてこんな単語を使わなくて良かったよ。
チケット売り場のお嬢さんに、イヤらしいものを見る目つきで見られるところだった。

ほんとだよ。
ボク、そんなつもりで列車に乗るんじゃないんだからね。
もしそんなんだったら 女房に鉄道の旅を許してもらえなくなるじゃん。

*****

ホーチミンシティ最後の日、システムが今ひとつわからない郵便局でなんとか無事に日本宛の荷物を発送できたしね。けちって船便にしてもらったら3ヶ月かかるって言われたけど。

いよいよご褒美の時間です。統一鉄道の旅はサイゴン駅からです。

南北統一以来、サイゴンはホーチミンシティと名前を変えたのだけど、駅の名前はサイゴンのまま。

///   H A I H A I S M   ///-Ga Sai Gon
↑ サイゴン駅(Ga Sài Gòn)正面
Ga ってのが駅のことなんだけど、フランス語の Gare から来てるんだって。

///   H A I H A I S M   ///-Ga Sai Gon
↑ こんなプラットフォームで、こんな列車。ホーチミンシティ最後の夕暮れ時のこと。

///   H A I H A I S M   ///-Bia Saigon
↑ サイゴンの名前は、ビールにも残ってる。


エロい気分は無しで、列車に乗り込みまーす!


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「雨上がりの夜空に」
 ♪ こんな夜にお前に乗れないなんて こんな夜に発車できないなんて
そうだなぁ。好みのタイプはだね……

おっぱいの大きい女性だろ…… それから、おっぱいの小さい女性だな。

----- あの、旦那さま。おっぱい、おっぱいって、小学男子でございますか?

ん? ちょっと前のブログネタに「あなたのタイプを10個あげて」ってのあったじゃん。
いろいろ考えている内に、ネタの締め切り過ぎちゃったよ。

----- タイプって言うのはその…… 姿形だけじゃなくて、性格とか、そういうものも含んだものでございましょ? それに10個でございます。

セバスチャン。2進法だよ。お前、知らないのか?
第一、おっぱいを10個にも細分化する必要はないだろう。

*****

ども!
本当はそんなにおっぱいにはこだわっていないです。10個に細分化すれば10個のどれもがオッケーだと思います。
実は生まれてこのかたずっと人工乳。牛のおっぱいしか飲んだ事のない「なつむぎ」です。


なんでこんな話題から始めたかって言うと、ベトナム女性のアオザイ姿でちょっとした新発見があったんだ。

2年前記事に、ベトナム女性の胸がこんなに大きいとは思わなかった、って書いたんだけど、 ●ここ
どうもそれが、

上げ底だったんだ。
ニセモノなんだ。
ペテンだよ。
つまりイカサマってワケだ!


----- まぁまぁ、旦那さま。そう興奮なさらずに。

いや、ホーチミンのホテルでのある夜のことなんだけどね……

----- おやまぁ。田中探偵からの報告が上がってるんでございますよ。行動を慎んで下さいまし。 ●ここ

ちがうよ、セバスチャン。早合点するなって。
なんかじんわりと疲れもたまってるみたいだから、のんびりバスタブにつかってリラックスしようと思ったんだ。
で、持って来ただけであまり読んでないガイドブックを手にバスルームに入ったんだよね。

そこにはこう書いてあった。

 「下着メーカーの調査によると、Cカップの人の割合が1000人に4人というベトナム女性。
  アオザイを着るときには、カップ付き下着を着用している人が多いとか」
 by 地球の歩き方

0.4%だよ。0.4%!
いや、ガイドブックにこんな情報まで載っていることにも驚いたけど、むしろ自分の眼力のなさに驚いた。


これじゃ、1,000万ドン用意して買った絵もニセモノかもしれないじゃないか…… ●ここ


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な~んだ。ネパールから西に向かうんじゃないんだ。バンコクまで戻って来ちゃったんだ。

そう思っていた皆さんこんにちは。

「幸せは歩いて来ない、だから歩いて行くんです」

ヤモリのお姫様のおかげで稼いだ金も使い果たし、バンコクから東に飛行機で1時間半、ベトナムのホーチミン市に来ました。

目的地に向かってまっしぐらってワケには、なかなかいかないんだな。

*****

どうしても清水の舞台から飛び降りる覚悟で買わなくちゃならないものと、今日出会っちゃって。
ATMからかなりの額を引き出したんだよ。まぁ軽く1,000万。

円じゃなくてもちろんドンですけどね。


一昨年家族でベトナムに来た時も思ったんだけど、こっちに来てまずは困ることが通貨の桁数が多いってことなんだ。 ベトナムの通貨はドンなんだけど、ちなみに今日のレートで1ドンがいくらかって言うと0.003885円なんだよね。
分かりにくいよね。つまり1円がだいたい250ドンになる。つまり1,000ドンが4円。

だからどうなるかって言うと、買い物のたびに、食事のたびに、とにかく桁が多い札を扱わなくちゃならなくなる。 しばらくは紙幣を見ながら指を折って0の数を数えることになる。

これ、旅行者にとっては感覚がつかめるまで結構大変なことなんだ。
いやベトナム人にとってもきっと大変で、お店のひとすら間違えたことがあったっけ。 ●ここ


ということで、ATMで引き出した1,000万ドン、邦貨で4万円ほど。
それを財布に入れて街を歩いたのさ。

*****

日本で4万円を財布に入れて街を歩いてもドキドキなんてしないけど、1,000万って数字がちらほらと頭の中にあるものだから、これがドキドキしたんだ。そりゃ価値としては4万円なんだろうけど、こちらでの使い出のことをことを考えると単なる4万円じゃないし。
その上ATMが気を利かせて小額紙幣を混ぜて出してくれるものだから、1,000万ドンは全部で76枚の札束になった。

大変な厚さで財布に入れるともうパンパン。田舎街の成金のおっさんがスナックに繰り出す時の財布みたいにパンパン。それをジーンズのポケットに入れてるものだから、ポケットもっこり。

なんかスリに狙って下さいって言ってるような感じでさぁ…… おしり押さえながらホテルまで急ぎ足で帰った。

その1,000万がこれ。

$///   H A I H A I S M   ///-1,000万ドン
↑ 1,000万くらいでがたがた言うなよ。オレがなんとかしてやるよ。 と言ってみた。


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世の中では物価を計る目安としてマクドナルドのビッグマックがいくらかで判断するってのがあるらしいけど、ボクはたいていビールの値段で判断するんだよ。
ホテルの近くのレストランでボクが飲むビールは1本5~60円。これから判断すると1000万ドンは4~50万円って感じ?
おや、なつむぎさん。こんなところでお会いしましたね。
それにしてもホテルの部屋にこんな若い娘を連れ込んじゃって…… いやはや、奥様にはどうご報告すれば良いものやら。


わ! 君は田中探偵じゃないか。今もボクのことを追っていたのか。ずいぶんとしつこいやつだな。まだ女房に雇われていたとは知らなかったよ。 ●ここ ●ここ ●ここ ●ここ ●ここ

そんなことより、なつむぎさん。なんか言い訳とかはないのですかね?
雇われた者として、私には奥様にご報告する義務があるんですから。


*****

いや、田中くんが信じてくれるかどうかは分からないけど、カトマンズのチベット仏教の中心地の一つ、ボダナートに行った時の話なんだ。
ついあれこれと見て回っている内に、中心にある仏塔から離れた細かい路地に迷い込んでしまった。するとね、

----- キョ、キョ、キョ。探してるんだね? って声がする。

---- キョ、キョ、キョ。次の路地を右だよ。右だよ ってね。

振り向いて見てみると、大きなヤモリがこちらをじっと見つめているんだ。お前、しゃべれるのか? って聞くと、

---- キョ、キョ、キョ。 って鳴いた。

気のせいだとは思ったさ。でも、次の路地を右に曲がって行くと若い青年僧が崩れかけた家屋の前に一人座っていたんだ。話しかけてみると、今月自分はこの家を守る役目だって言う。家の中を覗き込むとたくさんの仏具やら教典やらが、ホコリにまみれて積み上げられていたんだな。
そこでボクは探していた13世紀の古いお経を見つけ、青年僧に頼んで譲ってもらうことができた。

帰り道、またさっきのところで声がする。

----- キョ、キョ、キョ。手に入れられたね。よかったね。

君かい? ヤモリかい? そう尋ねると、

----- そうだよ。ポカラから君の荷物にまぎれて付いてきたのさ。ボクは都会に出たいんだ。ポカラでボクのことを良く書いてくれたでしょ。君の家族もボクには好意的だし。君だったら、きっと連れて行ってくれるって思ったんだ。

都会って、東京まで行きたいの? ボクはいつ東京に戻るかわからないんだよ。

----- それならバンコクまで連れてってくれよ。ボクをポケットの中に入れてよ。

こうして、ボクはボダナートからそのヤモリをポケットに入れて旅することになった。


カトマンズ最後の夜、ボクは一仕事終えた気分でホテルにあるカジノに入った。まぁ、2~30ドル程度スロットマシーンかなにかで遊んで、気晴らしが出来たらおしまいにすればいいやって思ってね。

しばらくスロットマシーンで遊んでそろそろ飽きてきたかな、という頃に、

----- キョ、キョ、キョ。赤の27だよ。赤の27だよ。

ルーレットのこと? ま、それも一興だな。
そう思って、カジノで使おうを思っていた金を全てルーレットのチップに替えて赤の27にかけた。
これが的中した。

おどろいたな。ありがとう。そう言うと、

----- バンコクまで連れてってもらうお礼だよ。

こうしてまた振り出しのバンコクまで戻って来て、バンコクで一番由緒正しいこのオリエンタルに泊まっているってワケだよ。
バンコクには何度も来ているけれど、チャオプラヤ河沿いの眺めのいいホテルに泊まるなんてボクは初めてだからな、テンションがあがったさ。

*****

なるほど、テンションあがりましたか…… それで、若い娘を連れ込んだってワケですか。

田中くん、違うよ。話を最後まで聞けよ。

*****

ホテルの部屋に入って荷解きをして、そうだポケットのヤモリを出してあげなくちゃならないって思ったんだ。どこか居心地の良い場所を探して、放してやらなくちゃって思ってね。

そおっとポケットに手を入れて幸運のヤモリを手に取って、ベッドの上に乗せたんだよ。すると……

----- キョ、キョ、キョ。キスして。キスして。

どうしたものかそりゃ躊躇したさ。でも探してた教典も手に入れたし、これからちょっと贅沢な旅ができるだけの金も得た。そのお礼だと思ってキスをした。


一瞬、ヤモリがまばゆい光に包まれたんだ。それに目をくらまされている間に、ヤモリは16歳の美少女に変身して、ボクに微笑みかけていた。

----- ここまで連れて来てくれてどうもありがとう。私は明日であなたとお別れします。でもそれまでは一緒にいさせて下さい。

*****

まさにその時、君が部屋に入って来たってワケだ。

なつむぎさん。
良い話だ。実にいい話だ。

ただ、奥様もそう思ってくだされば、の話ですがね。



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この話の中にいくつホントがあるかなんて、考えちゃダメだよ。