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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

ボクのブログの(今は)右の欄に国旗がたくさんならんでるところがあるじゃない?
これってどこの国からアクセスされたかが表示されるようになってるんだけど、今日やっと60カ国目が記録されました。60カ国目は「スロヴァキア共和国」です。

ようこそ、スロヴァキアからのお客様!

ってさ、むなしいな。
これさ、ボクなんだよな。
自分でアクセスして記録されちゃうのもなんかズルしたみたいで何だな。

    ・10カ国目 ●ここ
    ・初スペイン語圏 ●ここ
    ・25カ国目 ●ここ
    ・40カ国目 ●ここ
    ・50カ国目 ●ここ


ども!
チェコ共和国のプラハから、遅れに遅れて列車に揺られること5時間強。スロヴァキア共和国の首都ブラチスラヴァにやって来ました。
なつむぎ」です。



● Cotton Club Stomp by Bratislava Hot Serenaders

チェコとスロヴァキアってさ。
「え? 君たち、分かれてたんだぁ。全然そんな様子もなかったし、なんとなく上手くいってるのかなって思ってたんだよ」
なんて感じで、ちょっと間をおいて飲んだ友人に離婚したことを告げられた感じかな。

もしチェコとスロヴァキアが、「分かれはこうあるべき」という感じに円満な話し合いで分離して(いわゆる「ビロード離婚」ね)ブラチスラヴァが一国の首都にならなかったら、今日この街に訪ねてくることもなかったかも知れない。

この街がどんな街かあんまりイメージがなくってね。だから今回この街を訪ねるにあたって、いろいろと調べたんだよね。
はい。ググったり、ヤホったり、ユーツベったり。

で、見つけたのが上の動画だよ。驚いたよ。
デューク・エリントンは好きだし、映画コットン・クラブはサントラ盤まで買っちゃったくらいだけど、このオーケストラは知らんかった。
これって1920年代のオーケストラなのかい?
そう思った。 ワザと古っぽい映像にしたりしてさ。

彼らは今のミュージシャンで、20年代、30年代の曲がお気に入りで、このスタイルを守ってるらしい。ブラチスラヴァって面白そうな街だな。こんな風変わりな一面を持ってるんだなって、予習して感心した。

*****

ってな感じの、あまり実用的ではない知識を身につけてこの街にやって来ました。
キューバを目指して成田を発ってから6週間目を迎えてます。
この街は、こじんまりとした長閑な地方都市ってたたずまいです。

でね。ホテルについて、さてブラチスラヴァのお勉強と思ってあれやこれや調べていてたらね。

$///   H A I H A I S M   ///-Bratislava Hot Serenaders

明後日じゃないかぁ。
ボクがブラチスラヴァを発つ予定の日の夜じゃないかぁ。
Bratislava Hot Serenaders がコンサートをやるらしい。

どうしようかなぁ。
1日出発を遅くしちゃおうかなぁ。
いろいろと予約をしたり、取り消したり、あーしてこーして…… と、

悩ましい夜を過ごしてます。

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実はさ、キューバからも自分のブログにアクセスしたんだけれど、キューバの国旗は表示されなかった。これ、アクセスしたホテルのURLが「.cu」じゃなくて「.com」だったから、キューバからのアクセスって認識しなかったんだろうな。

残念!



「ボヘミア」ってお題で、どんな曲をBGMに選べばいいのかな?

ボヘミアン・ラプソディ?
葛城ユキのボヘミアン?
あるいは中森明菜で、ラ・ボエーム?

すみません。「ラ・ボエーム」にはしたんですが、
シャルル・アズナブールじゃなくてプッチーニの方を、マリア・カラスで。

ここ「ウォッカマティーニを。ステアでなくシェークで」に、テンポが似てない?

しばらく独り言でしか日本語をしゃべってないと、どんどんとおかしな事になって行くよ。

そうそう。マリア・カラスとミル・マスカラスって、似てないかな? これ、言葉の音のことね。

狩野英孝が、「ラーメン、つけ麺、ボクイケメ~ン」でブレイクした時、
故・筑紫哲也の「NEWS23」の中のコーナー「異論、反論、オブジェクション」を思い出したな。
これ、言葉のリズムのことね。

朝日新聞系って、ときどきオバカなだじゃれをかますのは何故だろう。アエラの吊り広告とか。

*****

おっと、冒頭から乱れっぱなしだ。

今日さ、モルダウ川にかかる橋の上から観光船を眺めながら、
ボクは今晩、いったいどこで食事をしたらいいんだろう
って、なにかちょっと寂しい気分でさ。

一人で旅するってのは寂しいものだよ。それがボヘミアンの定めのだ。それでいいのだ
なんて、気分的にカッコ付けてるんだか、ふざけてるんだかでいたら、ふと……

ここ、ボヘミアじゃん! って気づいたワケだね。

ついさっきまで、ボヘミアン・グラスの店の前を通っていながら、気づかなかったんだよな。

でね。ボヘミアンって言葉の持つイメージって、どんなかなって考えてたんだよ。橋の上で。アヴィニョンじゃなくてプラハの。

1 放浪者。たとえば旅芸人みたいなね。
  一定の土地にしがらみをもたない。だから自由だけど、どこか世界から切り離されちゃってる。

2 パリのカフェかなんかで芸術論か何かを戦わせちゃってる。
  すごく気位が高いのにだらしがなかったり。古い言葉だと「高等遊民」みたいな。

3 チェコ人(正しくは、チェコの中のボヘミア地方の人なんだろうけど)

なんで、この3つが一緒くたになってるんだろうな。
1と2は、違うようでどこか似てるような気がするけれど、なんでそれがチェコ人なんだろう。


ボクがここに来て、長く会話をしたチェコ人ベスト3は、宿の女主人と、朝食を部屋まで持ってきてくれるお姉さんと、それからベッドメイクをしてくれる、背が高くて、胸を3分の1くらい出して強調しちゃってる、なんかハスッパな感じの子。

昨日の事、雨が降ってるけれど蚤の市はやってるのかどうか知りたくて、たまたま廊下のソファーで休んでいた、そのハスッパ娘に尋ねてみたんだよね。

今日さぁ、コルベノバのフリーマーケット、やってるかどうか知ってる?
あのさ、チェコ人ってさ、ボクが言いたいのはボヘミアンなんだけど、よく旅行するの?
でさぁ、君、パリに行った事ある?

もちろん、この順番で、しかも何の前フリもなく質問ばかりしたワケじゃないんだけどね。

答えは……

----- 知らないわ。あたしはブルノの出身なの。ボヘミアじゃなくてモラヴィアよ!

結局、ボクの中の疑問は何にも解消されなかった。


さて、飲みに行くかな。
チェコの美味い生ビールを飲む事ができるのも、もうあとわずかだしね。
放浪するってことは、一人ビアホールにも慣れなくちゃならないってことだよ。

では、次の街で。


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わざわざフランクフルトを経由して来た街は、チェコ共和国の首都、憧れていた街プラハです。

だってボクにとってチェコは、
・人生の割と短い期間好んで聴いていたクラシック音楽で好きな作曲家「ヤナーチェク」の故郷であり、
・自分が建築設計を仕事にしたいと思っていたころ興味を持っていたアールヌーヴォーの画家
 「ミュシャ(ムハ)」の生誕地であり、
・そしてなんと言ってもビールの横綱「ピルスナー」発祥の地なんだもの。

もちろん、ボクは世界中のビールを等しく愛してますよ。
でもね、やっぱりチェコでビールを飲んでみなくちゃね、死ぬまでには。そう、ずーっと思ってた。

ってなワケで、ホテルで荷解きが終わってからプラハの街に慣れるために少し散歩をし、その時に見つけたビアホールに意を決して入りましたよ。
一人で居酒屋に入っても全然寂しくないなつむぎですが、でも「一人ビアホール」はハードルが高過ぎだよ。

人気で混雑しているビアホールに10分ほど待って入れてもらったんだけど、
・メニューがよくわかんなくて注文するが大変だったし、
・ボク一人だけ東洋人で、みんなはワイワイやってるのにボクだけ静かに食べてるし、
・ってか一人で騒がしく食べるって方法しらないし、
でもまぁ、ビールが飲めればそんな違和感なんて帳消しです。

マッシュルーム入りの芋のスープ(マッシュールームってのはキクラゲだった)と、
何か(あとでイノシシだと判明)の肉の煮込み料理に、クネドリーキって言う密度が高くてど~んと重い蒸しパンと、ほうれん草のソテーをクリーム状にしたものが付け合わせになってるものと、
それに生ビール2種類各1杯、合計2杯いただきました。

お支払いは270コルナ、約1400円でした。いやぁ、満腹、満腹。それに、チェコのビールに大満足!

*****

さてね。ボクがわざわざフランクフルトから今回のヨーロッパの旅を始めたには隠れた小さな目的があったんだ。
それは、ヨーロッパ西端の首都リスボンからドイツのフランクフルトまでは列車で旅をしたことがあるので、この街から列車を乗り継いで東へ、東へ、ヨーロッパとアジアが出会うところまで行きたいってものだったんだ。

ところが、その隠れた小さな目的の1つが、早くも初日にして崩れてしまった。

ボクはフランクフルトからプラハまで列車を予約したつもりだったんだけど、乗り換え駅のニュルンベルクからプラハまではなんとバスだった。

不覚!

ボクはもともと、列車を予約するサイトで予約をしたんだよね。
で、受け取ったチケットにはちゃんと「train」って書いてある。
そして他の「train」と同じように列車番号が付けられている。

確かに小さく「bus」とも書いてあるんだけど、それは、ICE とか IC とか EC とか、つまり特急だとか急行だとかの種別を示す場所だったんだ。

だからボクは「bus」ってカテゴリーの列車があるのかなって思った。
そう思うのはちょっと無理っぽいかな? とは思ったけれどね。
でも、もしバスだとしても、出発する列車のプラットホームを示す駅の電光掲示板には「プラハ行きはバス乗り場」みたいな表示が出てるだろうって思ってたんだ。

ところがさ、そんな掲示は何にもない。
ホームにとまってるすべての列車の行き先を確認したけどプラハじゃない。
じゃぁバスだって思ってバス乗り場に行こうとしたけど、その表示がない。
ボクはドイツ語がからきしだめ。
駅のインフォメーションは長蛇の列。
乗り換え時間が、8分弱(フランクフルトからの列車が遅れたから)。

泡食ったね。

偶然通りかかった駅員に教えてもらったバス乗り場を目指して走りながら、
「こりゃ乗り遅れだな。プラハのホテルに連絡して1日遅れることを伝えて、ニュルンベルクで1泊しなくちゃならなくなるな」
って考えてたんだからぁ。

この分だと、ニュルンベルクからプラハまで、列車を乗るためにだけまた来なくちゃならないじゃないかぁ。

*****

ま、そうは言ってもさ。バスの旅も楽しかったな。

もちろん、窓側大好き「なつむぎ」だからね。予約は窓側の席にしたよ。でも、出発時間を遅れてバスに乗り込んでみると、ボクの席に若い女性が座っている。

----- いやぁ、お嬢さん。わざわざボクの席を暖めていてくれたのはうれしいけど、番号間違ってない?

----- あ、私○○番(ボクの隣の通路側の席)だけど?

って言いながら、それってダメなの? ってな表情するんだよな。

----- いや。お嬢さんが窓側が好きなのなら、ボクはこっちの席にいたしましょう。

なにせ、ボクは紳士ですから。当然「小娘」に窓側の席を譲ってやりましたよ。


でもね。2階建ての大型バスの2階の前方の席だったので、通路側の席でも景色はよく見えたな。
それにそのお嬢さんはドイツに留学しているペルー出身の学生で、周り中ドイツ語とチェコ語だらけだったから、ボクはちょっとホッとした。


人間万事塞翁が馬


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列車に乗る時は、絶対窓側、しかも進行方向。
乗り物大好き「なつむぎ」です。

子供っぽいって言われればそうなんだけど、今さら直せと言われても……

でもね、飛行機の時は通路側です。だって、トイレに行くたびに隣の人に気を遣うのはイヤでしょ?
まぁ、ビジネスクラスとかファーストクラスとかに乗れば、そんなこと考えなくてもいいんだけどさ。

*****

バンコクからフランクフルトまでのフライトは、ガラ空きでした。2~3割くらいしか乗客がいなかったかな。いや、もっと少なかったかも。
いつもの通り通路側に席を取っていたボクに、辻元清美内閣総理大臣補佐官似のCAが、窓側の席が空いてますよって勧めてくれてね。だから久しぶりに飛行機で窓側の席に座った。

今日は空いてるんですね。って言うと、彼女は、

----- Today, buy one, get two free.

って。スーパーの特売かっつーの 笑

で、とにかく人が少ないから飲み物も何度も何度も持ってきてくれて、ボクは珍しくビールじゃなくてワインを飲んでいたんだけど、しまいにはグラスをもう一つ持ってきて一度に2杯注いでくれちゃったりした。
いいのかな? タイ航空。日本の航空会社みたいに、つぶれちゃったりしないでよね。

で、ワインをしこたま飲んだせいで、最初の食事の後からすっかり眠っちゃったんだけどね。起きて窓の外を見てびっくりした。
初めて見る光景なんだけど、ボクは火星にでも来ちゃったのかって思ったよ。

木が一本も生えていない裸の茶色い山が延々と連なっていて、その谷の部分にはおそらく川が流れているんだろうけれど、それらしい感じがしないんだ。緑がないから水の気配を感じない。
でも時々、本当にほんの時々、谷の部分に色の濃い部分が見えて、なんか集落があるんじゃないかなって思えるところがある。
そんな景色が2時間くらい続いたかなぁ。

次に気づくと広い水面が広がっていて、まるで海のようで、それがまた長い間続いていた。そしてその水面を越えると今度は見渡す限りの畑。

これってどこなんだろう。
最近の飛行機には一人一人の席にディスプレイが付いていて、現在の位置とか、高度とか、スピードとか見る事ができるものだけどね。旧式の装備の747で、そういう設備は付いてなかった。
だから、想像なんだけど…… これって、中央アジアとカスピ海の上空を飛んだのだろか。
地球儀が見てみたいなぁ。

*****

って、そんな風景を延々と見ることが出来たのは、雲がほとんどなく澄み渡った空だったから。
時々、青い空の遠くの方に、白い龍でも舞っているのかなって感じの一筋の線が見えることがあってね。それは、はるか遠くを飛ぶ飛行機の跡なんだな。

やっぱり、窓側っていいな。乗り物に乗るなら、やっぱり窓側だな。

って、そういう話し。


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ってなワケで、ボクは今フランクフルトに居ます。
ホテルに入ったのは夜の8時(と言っても、まだ明るかったけど)。
ここはまだまだ中継地だよ。本当の目的地には明日の朝、列車に乗って向かいます。

では、次の街で。
タイ人に「日本人の名前は長い」って言われたことがあってね。

いや、彼らだって普段は短いニックネームで呼び合ってるだけで、 本当のところ彼らの名前だって長い。思うに、日本人の名前は発音しにくくて余計に長く思えるんじゃないかな。彼らに「なつむぎ」なんて発音させようとしたら、きっと舌がもつれて悶絶すると思う。

もちろん、タイ人に「なつむぎです」って自己紹介したことはないんだけれどね。ボクの本名も似たり寄ったりなんで彼らには発音しにくい。だからボクには「ブー」というタイ語のニックネームがつけられちゃたワケだな。前にも書いたけど。 ●ここ


でもさ、長いって言ったらタイの首都の正式な名前だってかなり長い。
どうしてこうなっちゃったの?」的な長さなんだけど、せっかくだからウィキペディアからコピペしちゃうと、バンコクの正式名称は、

กรุงเทพมหานคร บวรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยามหาดิลก ภพนพรัตน์ ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์ มหาสถาน อมรพิมาน อวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

なんだそうで、こう読むんだってさ。

クルンテープマハーナコーン ボーウォーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット

長っ! ムエタイ選手のリストかっつーの。

あのね。
この話のキモは、この長い名前のどこにも「バンコク」って入って無いってとこね。
バンコクはニックネームなのか?「なつむぎ」と書いて「ブー」と読ませるようなものなのか?

*****

さて本題。
長い名前ってのは、いろいろと想像力をかき立てられるものがあるんだろうって思ってさ。
ボクも嫌いじゃないな……
なんて考えてる内に、3つの言葉が思い浮かんだんだ。

1 寿限無、寿限無……(途中略)……長久命の長助
  これ、ご存知の通り落語の中の人名ね。

2 Supercalifragilisticexpialidocious (スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス )
  これ、ご存知の通りメリー・ポピンズ中で歌われる歌の名前ね。

3 El Otorrinolaringólogo(エル・オトリノラリンゴロゴ)
  これ、たぶんご存知ないでしょ?
  スペイン語で、意味は「耳鼻咽喉科医」。 チャチャチャの曲名なんだよな~
  そしてボクが知ってる一番長いスペイン語の単語。
  (el は定冠詞なんで、単語の長さは19文字ね)



えへ。まだラテン気分が抜けてないボク。


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さて、バンコクも今夜が最後の夜。次回の記事は、次の街で。