สวัสดี ครับ
一昨日、昨日と、仕事仲間の建築設計者(所長のS氏と若手設計者のL君)がタイからやって来ていて、朝から晩まで打合せでした。いやあ、疲れた。
前に彼らに会ったのは、9月にボクがバンコクに行って打合せしたときで、日本はまだ暑くバンコクではまだ雨季だったのに、もう日本は晩秋。バンコクも気持ちの良い季節になってるんだろうなあ。行きたいなあ。
バンコクのオフィスで、急に激しく雨が降り始めた夕刻、「じゃ次は日本で」となる頃、実はタイ語をちょっと勉強してるんだと言うと、別れの挨拶はちょっと後回しにしてタイ語について少し話すことになりました。
タイ人の名前やニックネームの話しから、L君が「こんどタイ語のニックネームをつけてあげよう」ということになって・・・。
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タイの事を知っている人なら、タイ人が皆ニックネーム(タイ語ではチューレン ชื่เล่น)を持ってることを知ってますよね。でも日本人のあだ名と違って、親が本名と別に生まれた時につけるもののようなんですよね。
本名の方は、豊穣だとか、権威だとか、サンスクリット起源のなんだかありがたい名前なのに対して、ニックネームの方は、「豚」だとか「鳥」だとか、「ちび」だとか「ぽっちゃり」だとか、中には「ベンツ(車の)」だとか「イート(英語の)」なんて人もいたりするのですね。日本の感覚からすると、かなり奇妙。
知人のกล้วย(バナナ)というニックネームのタイ人女性に、どうしてバナナなのか聞いたことがあるのだけど、お母さんが彼女を妊娠している時すっごくバナナが食べたかったからなんだとか。
軽いノリだなぁ・・・
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2ヶ月ぶりに会ったL君はバンコクでの約束をちゃんと覚えていてました。で、ボクにつけてくれた名前は、
「ブー」
なんかね。
初めて「ブー」って呼ばれたときは自分の事を呼ばれたのかどうかピンと来なくて戸惑ったけど、響きは悪い感じじゃなかった。
ちなみに「ブー」は、尻上がりに発音する音(高声)で、高木ブーのブーとは発音が違ういますよ。意味は、日本の辞書によると「戦う」「アクション」で、彼の説明によると「aggressive」。
タイ文字では、บู๊
あはは、こんな「defensive」な男をつかまえてアグレッシブとはね~
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そうそう、それで思い出したのが、英語と同じく「攻撃的な」を意味するスペイン語の単語「agresivo」は、どっちかというと「乱暴な」「けんか腰の」ってなニュアンスで、人の性格を言う場合にはネガティブな印象なんだってこと。
英語では(特に米国では)アグレッシブであることは良いことだと考えられているみたいなので、ああ文化の違いなんだなって、これを教えられたときは思った。攻撃的、積極的なのが良いと思われる文化と、そうじゃない文化は、やっぱりありそうだもの。
最初L君からブーの意味を聞いたときには、なんか褒められているような気がしたボクは、なんだか今では気に入り始めているんだけれど、果たして微笑みの国のタイ人にとってบู๊は良いイメージなのかどうか・・・
少し心配です。
