Boa noite! (ボア ノイチ) と今日はポルトガル語でこんばんわ。
ちょいと酔っ払ってるので、文章はグダグダです。
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新大陸生まれの音楽を語るとき、黒っぽいとか、白っぽいとか、言うことありますよね。
で今日は、サンバの黒と白について話したいわけです。 というのも、サンバのミュージシャン2人のアルバムを、「ラテン・ブラジル」のテーマで近い将来紹介したいからなんですね。
突然話は変わりますが、ブラジルを本当に知るためには、3つのことを経験しなくてはならないのだそうです。 ご存知ですか?
1つ目は、カイピリーニャ(caipirinha)を飲むこと。
カイピリーニャとは、砂糖キビから作ったピンガ(pinga)という焼酎に、ライム汁と砂糖を入れたカクテルですね。ピンガの独特の風味とライムの清涼感がとてもいい。
2つ目は、フェジョアーダ(feijoada)を食べること。
フェジョアーダは、フェジョン(feijão)という名の黒豆と肉の煮込み料理で、ご飯の上にかけて、青菜の炒めたものとキャッサバの粉をかけて食べるのですよ。濃厚な味でボリューム満点。こんなの食べてるから、連中は一晩中遊ぶ体力があるんだな。
そして3つ目は、これが一番大切なのですが、モレーナ(morena)と恋をすること。
モレーナとは、黒人と白人の混血女性のこと。イパネマやレブロンの砂浜にいる(という)褐色の女の子たちですね。デヘ、ブラジルに行ってみたいなぁ。
残念ながらボクは、3つの内2つしか経験してないのです。さて、どの2つでしょうか?わかるかな?わかるかな?
って、1番目と2番目に決まってますよ。残念ながら。
さて、話はもどって、黒いサンバと白いサンバです。
まず紹介したいベッチ・カルバーリョは、白人女性。でも、そのノリと声は、黒人的ってよく言われています。
そしてもう一人、ジャイル・ホドリゲスは、黒人男性。でも、その洗練されたエンターテイメント性は、白人的って言われます。
そして、両方とも、とってもサンバ。
実は、ジャズではわかる気がするのだけど、サンバだと黒っぽいの、白っぽいの、の感覚が良くわからない。サンバはやっぱり褐色だな。モレーナの肌のようにね。
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さて、さきほど出てきたフェジョアーダですが、これにはエピソードがあるようです。
本来は捨ててしまう内蔵やくず肉の煮込みであったフェジョアーダは、もともと黒人奴隷の食べ物だったそうで、ところがある時、白人のご主人がそれを食べてみると、これがおいしい。その上栄養はあるし、ってな訳で、それ以来、黒人と白人との対立はなくなったとさ。めでたし、めでたし。
いずれにしても、サンバの世界では、黒と白の差はあまり関係がなさそうだ、というところから始て、うまくアルバムの紹介ができればいいのですけどね~
