100年企業実践塾というお題で始まりました。


ここで一番重要なことに立ち返ります。


100年続けるのは何のためか?ということです。


100年という数字に意味は全くありません。


でも、会社である以上


「続ける」


ことが一番重要だと思っています。


どんなことがあろうと支える。


まず、その覚悟が大事だと思うのです。


会社は社会の公器だと言われます。


どんな影響力をもって社会に存在しつづけるのか?


この覚悟と勇気と責任がある人だけが、会社を経営する資格があるのだと信じています。


合っているか間違っているかは別として、僕はそう信じています。


従業員と言い合っても


お金で苦労しようとも


ずっと続ける覚悟。


これが会社の経営者であるためのライセンスだと信じています。


でも、覚悟と勇気と責任だけでは、やっていけないという現実がありますよね。


だから、もう一つ『知恵』という要素が必要なのかもしれません。


素晴らしい人格


素晴らしい技術


素晴らしい商品


これらがあっても、会社をたたまざるを得ない、破産した人を何人も見てきました。


だからこそ、それらを生かす『知恵』が必要なんだと思います。


このブログでは、


『財務』


という手段だけをお伝えしています。


『財務』は、経営者の覚悟を実現できる『知恵』の中の一つにすぎません。


財務が目的であってはならないと思っています。


100年続ける覚悟を現実のものとするためには、



事業承継


営業、マーケティング


などなど、多くの『知恵』が必要なんでしょうね。


僕は『財務』しか知りません。


しかし、『財務』ならば自信があります。


僕自身も、今社内の改革に取り組んでいます。


人と組織の改革です。


業務に使う「コンサルティングシート」に、スタッフが感じる改革案を書いてもらいました。


今週からすぐ実行中です。


これも、100年続ける覚悟があるからこそ!すぐ実行です。


本当は、感情が許さない場面もありました。


でも、自分だけのプライドなんてちっぽけなものです。


会社の利益になることは、素直に取り入れます。


人材と組織も、100年続くためには重要なことなんです。間違いなく。


事業承継も同じです。


跡継ぎに承継できない、承継したら税金が多額だったなど


そんな事案があったら、覚悟だけではやっていけないでしょう?


身が滅びようとも、魂を会社に残すんです。


そういう理念をもって、取り組んでいます。


僕は数字しか知りません。


だから僕が言えることは、まずは守りを固めるんです。


そして、攻めないと現状維持すら難しいんです。


それだけ。シンプルです。


その他の『知恵』は、この塾の仲間に聞いています。


そんな思いに賛同して共に知恵を学べる仲間を、名古屋限定で募っていきます。


あなたの会社を100年続かせましょう。

前回の続きです。


純資産の厚さ。


どうしたら厚くなるのでしょうか?


増資する。


利益を出す。


大きく分けると、この二つです。


特に「利益を出す」


節税すると、純資産の厚さは鈍ります。


だから、PL戦略が必要になります。


税金を100万払っても、キャッシュで2000万積み上がる。


こうイメージしましょう。


リスクは、前述したとおり利息だけです。


会社のキャッシュは、こうやって増やし続けるのです。


キャッシュフロー会計もストラックも重要ですが、それらよりもキャッシュの積み上げスピードが格段に上がります。


そのスピードアップのためのPL戦略です。


単純にいうと、利益計画を立てましょう。


例えば、どうやったら対売上の利益率を10%上げられるか?


安心安定安全経営のために、必死で考えるのです。


やってみるとわかりますが、豊かなキャッシュがあると本当に安心します。


少々のことがあっても、揺るがない自信がみなぎります。


正に、「守りの財務戦略」です。


私のクライアントは、みなそう言います。100%経営姿勢が変わります。


さて、PL戦略に重要なこと。


2つほど挙げてみますね。


まず、次期に見込まれる利益は、当期に回す。これは鉄則です。


粉飾という意味ではありません。


もし、次期でも当期でもあげられる利益があれば、当期に上げてください。


こんな場合を想定してください。


【当期に受注できる仕事はあるが、納税が多くなるから次期に回してしまおう】


【保険を解約すれば(払い済みにすれば)利益が上がるが、当期は見送ろう】


それならば、当期にしてください。


次期に利益が上がります、安心してくださいと言っても、だれも信用しません。


信用できるのは、確定決算だけです。


決算書は、最低2期引っ張ると言いました。


だから、早めにできるのであれば早めに良い決算書を作ってください。


次に、在庫は極限まで拾い、単価もしっかり評価する。


特に製造業ですが、製造経費もしっかり在庫の評価額に入れてください。


計算方法は、会計事務所が知っています。


会計事務所が知らなかったり、節税に走ろうとしたら、コメントください。


印紙、切手もしっかり拾ってください。


おまけですが、利益計画もしっかり練ってくださいね。


利益計画は、会社のキャッシュを豊かにする羅針盤となります。


理念の実現やビジョンの明確化のために、事業計画や利益計画が使われることもあります。


しかし、まずは現実のキャッシュでディフェンスしてください。


TODですよ。三角形を回してくださいね。


次に増資です。


金銭増資が好ましいですが、これも限界があります。


だから、僕はDESを良く使います。


債務の資本化です。


特に社長借入がある場合、使いやすいのです。


社長借入は、通称「疑似資本」とも呼ばれ、資本として見ることが多いのですが。


疑似資本とはいえ、負債は負債。資本は資本。


負債を実際の資本金とする方が、信用力が格段に増します。


注意点が二つ。


よく「社長借入」が、BSで「短期借入金」となっていることがあります。


この場合、その会計事務所は信用できないと考えてください。


金融機関は、あなたの会社をとても残念に思っていますから。


これはあなたの会社のキャッシュを枯渇する決算書です。これを専門家が知らないのですから。


最低でも、長期の負債にしてください。


二つ目、DESは高度な税務知識が必要だと考えてください。


特に、社長と現株主が違う場合、課税関係が出てきます。


これは、税理士にご相談ください。


私はどんどんクライアントにやっていますから、知っています。


これでも、金銭が伴わなくとも立派な増資ですよ。


ポイントだけを摘み上げてみました。


これで分かるのですが、いかに決算書の見せ方が重要かお分かりでしょう。


決算書にも、戦略的な思考が必要なんですね。


これにキャッシュフロー会計やストラック戦略を取り入れてくださいね。


キャッシュフロー会計やストラックも、私の得意とするところです。


ですが、これらの解説はよくありますから、他の専門家に譲ります。


ですが、決算書戦略は正に財務そのものです。


なぜなら、守りのトライアングルを回す意図で作るのですから。


これを解説する専門家は、まず存在しません。


実行してみてください。


実行したら、是非コメントでお知らせください。


経営者のみなさんにとって、知恵と自信になりますから。


僕のクライアントは、自信と安心に満ちています。


では、今日はここまでです。

一日お休みしました。


では、なぜ節税が豊富な資金を産まないのか?


その前に、


【財務のトライアングル】


を理解せねばなりません。


そのトライアングルは、貸借対照表に表れます。


そのトライアングルとは、


投資


回収


調達


のトライアングルを回すことです。


さて僕は、貸借対照表を四つに分けて説明することが多いんです。


① まずは右下の「純資産の部」


② 次にその上、「負債の部」


③ ①の左、「固定資産」から下


④ 残り、「流動資産」


以前、こう言いました。


【会社の評価は、純資産の厚さが一番大事】


http://ameblo.jp/nunoikurojikeiei/entry-11916394043.html


これは、①です。


ここには、資本金という元手のほか、今まで稼いだ税引後の利益が積み立てられます。


ここは、トライアングルでいうところの「回収」に当たります。


よく「自己資本比率」という言葉がありますが、ほとんどの場合比率目標だけで終わります。


ここで終わってはいけません。


この「回収」を意味する①を積み立てることで、②の「調達」がしやすくなります。


そして、④の現預金に繋がります。


そして、豊富な資金で利益を稼ぎ①の回収にもどり、②の調達へ・・・・・


①②④のトライアングルをグルグル回すことを、守りの財務といいます。


ここで疑問ですが、①から現預金へすぐつながることも考えられますよね。


しかし、ここで思い出してください。


前回の例では、稼ぎだけでは貯めるのに5年10年かかるのです。


前回の例は、こちら。


http://ameblo.jp/nunoikurojikeiei/entry-11916394043.html


守りの財務も、後述する攻めの財務も


【今、すぐ、ここ】


が重要なのです。


だから、中小零細企業は、回収から調達を経由したほうが早いんです。


ここでさらに二つの疑問。


どれくらい軍資金を持つのか?


僕は、「月商の3か月分以上を持ってください」


といいます。


掛け払い1か月後、掛け売り回収その1か月後で合計2か月、余裕をもってもう1か月。


僕のクライアントでは、半年以上持っているところもザラにあります。


とにかく、持てば持つだけ良いのが、会社経営をする者の基本です。


なぜなら、金融機関にとって決算書は最低2年は引っ張り続けるからです。


良くも悪くも、2年~3年は引っ張るのです。


100年続けば、悪い決算書を出さざるを得ない時も、きっとあります。


そんな時、持っている現預金がモノを言うのです。


調達できる決算書のタイミングで、調達を最大限行うのが守りの財務です。


【銀行は晴れの日に傘を貸すが、雨の日に傘を取り上げる】


雨の日に助けを求めるからいけないんです。


晴れの日に、応援をしまくるのが正しい調達です。


もっというと、毎年純資産を積み上げ続けて、雨の年を作らないようにマネジメントするのです。


分厚い純資産があれば、一年くらい悪くたってカスリ傷程度です。


余談ですが、こんな話を聞いたことがあります。


「充分純資産が貯まっているから、必要なときに借りる準備をしておくんだ。だから借りずにおいておくんだ。」


これも間違い。


金融機関は、自行との取引実績を重んじます。


いつでも応援を得られるとは思わず、応援を得られる状態ならば応援を今すぐ得て、すぐ実績をつくりましょう。


もう一つの疑問。


結局借りているんだから、返すんでしょ?


そうです。


でも、会社の資金は前にも言いましたが、自分のお金だけである必要はない。


人のお金があっても良いのです。


あるだけで良い。持っているだけで良い。


それならば、リスクは利息だけです。


利息くらいなら・・・・・・稼げませんか?


そもそも資金が十分にあるので、利息をマネジメントしさえすればあまり気になりません。


やってみればわかります。


つい先日、こんな話を聞きました。


ある2代目税理士さんと会話をした時の話です。


「僕の親は、無借金で何十年も経営をしてきたことを誇っているんです。」


この考えでは、経営者に経営のアドバイスはできないと考えています。


つまり、①②④のトライアングルを知らない。


これでは、クライアントをすぐ資金難に陥れてしまいます。


足りなくなったから借りる、断られる、保証協会がなければ貸さない。


こんなことを毎年繰り返すだけ。


保証協会枠8000万円は、いずれ尽きてしまいますよ。


無借金というならば、「実質的に無借金」を教えるべきです。


例えば、


a 借入なしで、現預金1000万円持ってます!エヘン!


b 借入は5000万円あるけど、現預金6000万円持っています。どうだ?


どっちが【100年企業】でしょうか?倒産しにくいでしょうか?


僕は、今までたくさんの経営者にこの問いをしました。


経営者の全員が、bを選びましたね。


とにかく経営を続けることを重視するならば、安全安心安定を選びます。


これは、経営者以前に人間であることの心理ですから。


これをマネジメントするのが、守りの財務の基礎中の基礎になります。


守りの財務のためには、


【TOD】


トライアングルオブディフェンスを学ぶ必要があるのです。


今日はここまでね。

軍資金の調達の話から、一度決算書の話に移りますね。


どんな会計事務所に依頼しても、同じ決算書が出来上がる。


そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないですね。


しかし、僕にはこんな経験があります。


あるクライアントの軍資金の調達のために、懇意の銀行に本交渉の前に事前に決算書を提出しました。


このクライアントは、当期から弊社とご契約した新規クライアントです。


前期までは、他の会計事務所に決算書の作成を依頼していました。


この懇意の銀行は、僕と何度も財務の打ち合わせをしていますので、僕がやろうとしていることを暗黙のうちに理解してもらえています。


ツーカーの関係です。


それが前提で、銀行の支店長はこう仰いました。


「この税理士さんの決算書の作り方は下手ですね」


「(僕の)財務による決算書戦略を実行すれば、充分検討できるでしょう」


話が早いと助かるなあ、としみじみ思ったものです。


つまり、この決算書は軍資金の応援が得られない決算書ということを意味しています。


応援が得られる決算書と応援したくない決算書


信用だけ(プロパー)で応援したい決算書と保証協会等の保全付きで応援したい決算書


決算書には、こんな功罪があることをご存知でしたでしょうか?


財務を知っているのと知らないのとでは、こんなにも扱いが違うのです。


【銀行は晴れの日に傘を貸すが、雨の日に傘を取り上げる】という言葉があります。


ですが、決算書に財務の発想を取り入れるだけで、天気をマネジメントできるのです。


こんな大事なことを教えてくれる機会は、僕はあまり知りません。


だからこそ、僕はこれを一番訴えたいのです。


「その決算書で大丈夫なのでしょうか?」


決算書が会社の寿命を延ばしもするし、縮めたりもします。


財務を知らない決算書は、少しずつ会社の寿命を縮めていきます。


これも良く聞く一般的な勘違いなのですが


「そもそも会計事務所はそんなこと知っているもんだと思っていた。」


「経営の相談をどんどんできるもんだと思っていた。」


実は、税理士試験にも会計士試験にも、「財務」の試験はありません。


簿記、会計、税法、会社法、経済学など。


その中に財務という科目は全くありません。


そもそも、会計事務所は財務という仕事を使命としていないのですから。


だから、そんなことを求められても酷なんです。


では知っている知っていないの違いはなんでしょう?


試験合格後、自ら学び、経験した者だけが知っているんです。


では、どうやって知ってる知ってないを見分けるか?


とても簡単です。


財務を知らない人とは、次のような人です。


【節税スキームばかり話す人】


【節税が得意だと言っている人】


【節税でお金を残そうと言っている人】


それで間違いないと思います。


節税する人は財務を知らないだって?


節税しないとお金が出ていくから反対じゃないか?!


これが、「軍資金を調達できない決算書」をつくる発想です。


他人のお金で戦うことを許されない決算書です。


なぜでしょう?


その理由は。。。。今日はここまでね。


昨日に続き,軍資金の調達です。



今日の格言です。



【会社の評価は純資産の厚さが一番大事】



では、続けます。



会社に軍資金を蓄積するためには、



自分で儲ける



お金を借りる



が最も早く現実的な方法だとわかりました。



ここで、「自分で儲ける」について言いますと、例えばこんなことがあたっとします。



【ある日、不動産屋さんから良い情報が入りました。



『非常に良い物件があるよ!』



場所を確認してみると、立地的に素晴らしい。



確かにこの場所なら集客に困らないと確信できる!



保証金や礼金、内装費用をかけると5000万円はするなぁ



よし!しっかりお金を貯めてここにお店を出そう!】



どうでしょうか?



現在の自己資金がキャッシュで1000万であるとした場合、まずこのお金に手を付けるか?



といったら、ほとんどの人は手を付けないでしょう。



なぜなら、手元資金は運転資金。



日々の支払もあるし、支払日には大きな支払もあるし、余裕をもって置いておきたいものです。



余裕があるならば手を付けたとしても、全額使うのは無理ですよね。



とすると、ここでは必要額の全額5000万円必要だとしましょう。



この会社が順調に毎年1000万円利益を出せるとして、貯めるのに5年かぁ~



。。。。。。。



ではないのです。



貯まるのは、税引後の利益です。



あ、ここでは取りあえず利益=キャッシュとしますね。



半分税金だと仮定したら、1年後の純増額は500万円。



5000万円貯めるのに、10年かかる。



ですね。



だから一生懸命節税するんだよ!という声が聞こえてきそうですが、ちょっとお待ちください。



今日の格言も思い出してみてくださいね。



ところで貯めるのに5年でも10年でも良いのですが、貯める前にその不動産物件は他に取られてしまいますね。



チャンスは水の泡になってしまいます。



経営判断は家計と違うので、いくら小規模事業者であっても



いま!すぐ!



の瞬時の判断と実行が必要です。



また、事業が上手く行かない場合も想定すると、手元資金は1000万じゃ足りないかもしれないという不安もありますね。



例えば東日本大震災の時、社会のみなさんが節電など自粛しましたよね。



人気が持続しないかもしれないですよね。



となると、会社にとって必要なことは



儲けだけじゃ、やっていけない



いま!すぐ!お金を調達できなければならない



そして、手元資金は手厚く持っていなければ不安なまま



の三つを、よく噛みしめなければなりません。



だから、自分のお金じゃなく、他人のお金で戦う選択肢がないと、会社は衰退します。



そして他人のお金を手元資金として持っていないと、不測の事態に耐えられません。



そして、いつもそんな心配がなく、いつでも安心安全安定した財務状況を作っておかなければなりません。



その安心安全安定した財務状況への道のりステップ1が、今日の格言



【会社の評価は純資産の厚さが一番大事】



なのです。



営業キャッシュを出来るだけ多くする努力もとても重要ですが、常に軍資金を調達できる財務状況



【会社の評価は純資産の厚さが一番大事】



を既に作っておくことが大事なんですね。



そして、手元資金については困ったときに調達するのでは遅い。



常に持っておく。持っておける準備が常にある。



これが大事です。



敢えて言うと



【特に使い道はないけど、とにかくたくさんキャッシュを持っておく】



ことが重要です。



なぜなら、不測の事態、例えば東日本大震災のような天災などが起こった場合、従業員がストライキを起こして営業が出来ないような場合。



そんなとき赤字が出たとします。



そのとき、金融機関からの天気予報のマークは少し曇ります。



二期連続赤字は致命的で、最も避けなければなりません。



そんなとき余裕で軍資金を持っておくと、いま!すぐ!の準備がもうできているから、安心です。



または、調達できる財務状況=純資産が分厚いから安心です。




でも、ただお金を引っ張ってくるだけじゃあダメですよ。


今日はここまでね。

さて、ブログ再開後、三回目となりました。



反応が上々で、嬉しい限りです。



今後も、お役にたてると幸いです。



さて、数回に分けて軍資金の調達のお話をします。



軍資金は戦においては兵糧。



「兵糧を断てば、戦は勝つ」というくらい重要ですよね。



まず冒頭で申し上げたいのは、



【軍資金は、あなただけのものでなくとも良いのです】



という発想を持ってください!



ということです。



敵の兵糧を奪う(現代ではありえませんが)



他国の味方から借りる



そうしながら軍資金を維持するのは、古今東西変わりません。



昔から、人のお金で戦っているのです。



しかし



「借金は悪だ」



とか



「できるだけ早く借金を返さなきゃ」



とか



「借金のせいで倒産した」



とかいう声が聞こえてきそうです。



これは洗脳です。早く洗脳を解いてください。



では言います。どういうことかと言うと、



借金は返さなくてよい。



というと語弊がありますね。



減らさなくてよいといった表現が正しいでしょう。



また借金のせいで倒産したという事実は、相手が闇金融でない限り今も昔もあり得ません。



通常の場合、倒産の原因は一つ。



赤字である。



それだけです。赤字だから倒産するのです。



黒字でもお金が減る?



そうなる場合は、ありますね。



では、軍資金が増える三つの原因を挙げていきましょう。



一つ目、増資する。



自己資金で増資する場合、軍資金が増えます。



二つ目、自力で儲ける。利益をあげる。



この場合の利益は、「税引後の利益」です。



しかし利益があるのに、キャッシュを増やすこともあるし減らすこともあります。



だからキャッシュを出来るだけ増やすために、キャッシュフロー表やストラック表をつかって、資金の残りを増やす努力をします。



この「利益が出るのにお金が増えない」メカニズムのセミナーは最近流行していますから、聞いたことがある方は多いかもしれません。



三つ目は、先述の通り資金を借りる。



資金を借りるためには、「信用」が必要となります。



貸す側からすると、借り手が



「高確率で返してくれる」



「高確率で逃げない」



信用です。



実は、この三つしか軍資金を増やす方法はないのです。



この現実をまず強く認識しましょう。



というのは、軍資金の調達にあたって、日本では「自力で儲ける」以外は間接金融しかほぼ無理だということです。



特に中小零細にとっては、なかなかベンチャー出資とか、ファンドをつけるとか、多くの場合は現実的ではないですからね。



だから、中小零細にとっての「増資」とは、【社長の自腹を切る】。



これが現実でしょう。



ところで、たとえ資金の調達を伴わない増資であっても、



【守りの財務】



を発揮すると、2ステップで軍資金が増資額以上に何倍にも増えるのです。



「資金の調達を伴わない増資?」



「守りの財務?」



これは、後日お話しします。



もう一つ「資金を借りる」ですが、借り方を知らないで実行すると、あなたの軍資金の調達は殆どの場合失敗します。



100年企業を実践できる調達と、いずれ軍資金が尽きる調達の二つがあるのです。



よく「融資に強い会計事務所」とか、「経営に強い会計事務所」と謳われていますが、このほとんどが軍資金の調達方法をしらない。



資金を引っ張ってこればいいってもんじゃないんだよ!って突っ込みたくなります。



本当に融資に強い会計事務所は、プロパーで調達できる技を持った会計事務所です。



だから、その会社は100年続くことが出来るのです。



どういう意味か?これも後日お話しします。



今日はこれまでね。

「お仕事」という言葉の定義は、ありますでしょうか?



僕は、言葉の定義を大事にしています。



では、「作業」という言葉の定義はありますでしょうか?



「仕事」と「作業」の違いは分かりますか?



僕はまだ未熟者で、作業がほとんどです。



作業に忙しいので、現在「何を捨てるか」考え中です。



「作業」という言葉を定義するとしたら、僕の場合は



「決まったことをこなすこと」



と定義しています。



では、仕事とは



「決めること」



と定義しています。



そうなると、経営者とはなにか?というと



「決める人」



となりますし、経営とは



「決めるプロセス」



だと考えています。



では、ここで問題ですが、「何を」決めるのでしょう?



これが、財務戦略になんの関係があるのかとお思いかもしれません。



しかし、この決定如何によって、財務戦略はレバレッジを発揮するのです。



僕はこう考えています。



「経営者とは、ビジネスモデルを考えこれに時間軸・成長軸を当てはめて、決定する人」



これが、僕の考える経営者の定義です。



つまり、簡単に言うとビジネスモデルを決める人ということです。



これを、いついつにどれくらいの規模に成長させるか?も合わせて決定するのです。



ビジネスモデルとは、簡単にいうと「儲けるフローチャート図」のことです。



どのように顧客を囲い込み



どのように価値を提供し



顧客にどんな価値をもたらしてあげるか?



その過程で、自社がどこで儲けるか?



これがビジネスモデルです。



ビジネスモデルについては、実践塾で取り扱う予定ですので、また告知させていただきます。



このビジネスモデルがあると、財務は強力に機能し会社を発展させていきます。



こうして経営者、つまりCEO(最高経営責任者)が誕生しました。



そして、CFO(最高財務責任者)のタッグが誕生しました。



中小零細といえど、この二人はこれからの時代に必要なタッグパートナーです。



なぜなら、ビジネスモデルを実行するためには、多くの場合資金が必要になるからです。



会社拡大にともなって、資金が入るより出るほうが早くなります。



つまり、調達と投資・回収のマネジメントがバッチリ必要になってくるのです。



この役割を期待されているのが、会計事務所(税理士や会計士)なんですが。。。。。。



税務に囚われた彼らは、財務の判断を期待できないと考えてください。



財務とはなんでしたっけ?



「攻めの戦略と守りの戦略にレバレッジをかけること」



です。



今後ここでお話しすることは、税務からドンドン逆行していきます。



税務的発想の経営は、会社を衰退させると考えてください。



僕は、納税を推奨していますから。



なぜなら、「100年企業実践塾」だからです。衰退させるなんてタブーです。



今日はここまでね。

財務から得られる効果は、ヘッダーの通りです。



かの孫さんですら、起業前はマネジメントゲームを極め、財務などの資料を読み漁り、現在も幹部の3~4割を「財務担当者」で固めています。



米国大手の通信会社を次々に買収する際にも、「営業する財務」と呼ばれる手法を使っています。



つまり、売上を伸ばすのには財務の知識は必須だということです。



ここで、よくある勘違いがあります。



上場企業の話だから、オレたち中小零細企業には関係ないでしょ!



雲の上の話だよ!



ということです。



だから、中小零細のままなのです。



いや、中小零細の良さはありますよ。



しかし、多くの中小零細企業が成長をしきれないのはなぜでしょう。



やれる範囲でしかやらないし、成長できていないのです。



いまある予想可能な成長線は、社長の本意なのでしょうか?



売上が伸びれば、計画生産が順調であれば、景気が良ければ会社は成長する



しかし、もしその成長にレバレッジがかかるとしたら?



その成長にレバレッジを利かしているのが、上場企業です。



つまり、上場企業「ですら」やっていることを中小零細も取り入れましょうよ



ということです。



「ですら」の前に、自分より小さい相手を当てはめて考えることって、良く考えると非常識です。



優等生がやっていること、成功している人がやっていること、尊敬している人がやっていること



そんな素晴らしい人ですらやっていることを、僕ら凡人が真似したらいいと思うのです。



では、財務とは?



定義は重要です。



僕は、こう定義します。



「攻めの戦略・守りの戦略の効果にレバレッジをかけること」



レバレッジとは、「テコ」のことを言います。



一の力に対して、何倍もの効果を生み出す手法です。



昨今、利益計画・経営計画をつくります!という事業者さんが増えてきましたね。



でもただ単に、ストラック表やキャッシュフローを織り込んだだけでは、財務とはいえません。



何のレバレッジも聞いていない、今予想しうる成長線を伸ばしたつまらない計画がほとんどです。



財務を織り込んだ計画とは、その計画に「レバレッジを利かす」のです。



攻めの効果も守りの効果も、3倍5倍10倍の成果を生み出すことが100年企業への基礎となります。



僕は、そんなクライアントをドンドン生み出してきました。



それに債務超過のクライアントですら金融機関の協力を得て、昨日計画通りに支社をつくることができました。



利益計画は、3~4年回収という計画です。



マイナスでも「法則」を知りさえすれば、会社はレバレッジを利かせて成長できるという実績があります。



今日はここまでね。

一年以上置いてしまいました。


しかし、ここで再開します。


全てを刷新したので、本気です。


とはいえ私自身は、やはり人情を捨てて生きられませんし、なにも変わっていません。


ですが、人情をみなさまに、どう「価値」としてお伝えできるか?が重要だと考えています。


その価値をストレートにお伝えしていきます。




ブログを休んでいる間に、私の周辺も変わりました。


そんなオリエンテーションから始めていきます。


財務コンサルティング会社を設立しました。


もともと税理士ですが、そもそも税理士は財務を知りません。


決算書の作り方を知りません。


私はこの間、クライアントの価値を最大限に伸ばす決算書の作り方を学びました。


決算書の価値をのばすと、資金調達が容易です。


年商1億2千万の会社にプロパー融資を8000万つけました。


つまり、毎年借り替えれば、この会社のキャッシュは毎年8千万以上を持ち続けるわけです。


それも保証協会枠を残しながら。。。。


その他、リスケ中の会社を見事再生させ、その会社の今現在は「借りてくれ借りてくれ」の嵐にさせています。


つまり決算書の作り方には、上手い下手があるのですね。



もう一つ、私の個人的な話ですが、再婚しました(笑)


これは、どうでもよいですか?!




こんな感じで、税理士という立場よりも優先しなければならない、会社を永続させる「100年企業実践塾」を立ち上げました。


税理士の発想は、会社を衰退させるからです。


J-CFO、つまり日本型最高財務責任者として、財務という手法を使ってあなたの会社の安心安全安定を実現し、ビジョン次第では5年で年商100億円企業まで成長加速させるスキームを伝授していきます。


・・・・とはいえ、そんな急成長で人の採用育成がついてこれないのでは?


という声が聞こえそうです。




もちろん業種にもよりますが、上記の実例は飲食業。


できるだけ人を雇用せず、育てる労力を省きながら成長させるのも、財務戦略のなせるワザなのです。


これについても、お伝えする機会がありましょう。



まずは、安心安全安定財務を達成する。


これが、J-CFOの最初の課題です。


これを守りの財務といいます。




是非、100年企業実践会のお仲間を募集しております。


名古屋で展開をしてまいりますが、私のKENTconsuktingは東京、大阪、北陸と展開しております。


疑問、質問、ご意見、ご希望をいただけると、なお社会性の高い皆が成功する塾に成長発展できると思います。



では、次回よりお楽しみに!!

ここ最近、とても大きな学びがあります



最近と言っても。。。。。そうだな~昨年末くらいから



何を得たのでしょう



世の中にはいろいろな学びがあります



この「学び」には二種類があると思っています



一つは座学



一般的には、お偉いさんの有難いお話を聞くこと



もう一つは実践



実践して経験を積むこと



どちらが尊いかどうかは別として、欲しいのは経験



「良いお話」だけでは、何の役にも立たんということです



たとえ「良い話」を人に伝えていくだけでもいい



さらに詳しく聞くために、本を買ってみるのでもいい



どんなことでもいいから、行動することです



行動したら気づきが生まれ、そして学びが生まれます



それが真の学び



だから失敗など、この世のどこにも存在しないのだ~!!



だから、真剣にエネルギーを注ぎましょう



本気になればなるほど、大きな学びが得られます



特に「未知の世界」に恐れちゃあいけないよ



必ず学びがあるから



自分の世界を広げてみようよ!



僕の今回の学びは、なりたい自分探しから始まりました



「会計事務所の常識」をぶっ壊したい



「会計事務所の常識」は、経営者を不幸にするから



でも、やりかたがわからない



やり方探しの旅が始まりました



今までの友人、世界観、地域、金銭感覚、常識や思い込み



全てその範囲外のところに身を置こうと思いました



不安はありました



「安定」を求めるどこかの自分が、それに抵抗しました



「いいじゃん!今のままで」って自分が言っていましたね



でももう一人の自分が言うんです



「これでいいのかよ?」って



いや、良くない



もっと喜ばれることがしたい



ぬのいさん、サイコーってなりたい



東京で学び、ハイクラスの人と出会い、優れた実績の人たちから学び・・・・・・



こうして、今までの安定を捨てました



それを、人に伝え、言葉にし、お金をたくさんつぎ込み、本を買い、再現性ある形に考え・・・・・・



といった行動を起こしてきました



セミナー形式で伝えると、聴講者から



自分もやりたい!!



っていう賛同者も現れ始めました



こうなりたいという人も出始めました



そうすると、本当の自分が喜ぶんです



本当の自分が「快」の旗を上げることに気づきます



人から見ると努力しているように見えるでしょう



でも、本人は決して努力はしてません



楽しいからです



ランナーズハイというやつなんだと気づきました



本当の学びとは?



自分の本当の声に気づき「快」のもとに行動し実践すること



これが腑に落ちると、税理士でも総理大臣でも何にでもなれます



本当の自分が求めていればですが(笑)



人に喜ばれる自分が好きです!



それを学びました