財務から得られる効果は、ヘッダーの通りです。
かの孫さんですら、起業前はマネジメントゲームを極め、財務などの資料を読み漁り、現在も幹部の3~4割を「財務担当者」で固めています。
米国大手の通信会社を次々に買収する際にも、「営業する財務」と呼ばれる手法を使っています。
つまり、売上を伸ばすのには財務の知識は必須だということです。
ここで、よくある勘違いがあります。
上場企業の話だから、オレたち中小零細企業には関係ないでしょ!
雲の上の話だよ!
ということです。
だから、中小零細のままなのです。
いや、中小零細の良さはありますよ。
しかし、多くの中小零細企業が成長をしきれないのはなぜでしょう。
やれる範囲でしかやらないし、成長できていないのです。
いまある予想可能な成長線は、社長の本意なのでしょうか?
売上が伸びれば、計画生産が順調であれば、景気が良ければ会社は成長する
しかし、もしその成長にレバレッジがかかるとしたら?
その成長にレバレッジを利かしているのが、上場企業です。
つまり、上場企業「ですら」やっていることを中小零細も取り入れましょうよ
ということです。
「ですら」の前に、自分より小さい相手を当てはめて考えることって、良く考えると非常識です。
優等生がやっていること、成功している人がやっていること、尊敬している人がやっていること
そんな素晴らしい人ですらやっていることを、僕ら凡人が真似したらいいと思うのです。
では、財務とは?
定義は重要です。
僕は、こう定義します。
「攻めの戦略・守りの戦略の効果にレバレッジをかけること」
レバレッジとは、「テコ」のことを言います。
一の力に対して、何倍もの効果を生み出す手法です。
昨今、利益計画・経営計画をつくります!という事業者さんが増えてきましたね。
でもただ単に、ストラック表やキャッシュフローを織り込んだだけでは、財務とはいえません。
何のレバレッジも聞いていない、今予想しうる成長線を伸ばしたつまらない計画がほとんどです。
財務を織り込んだ計画とは、その計画に「レバレッジを利かす」のです。
攻めの効果も守りの効果も、3倍5倍10倍の成果を生み出すことが100年企業への基礎となります。
僕は、そんなクライアントをドンドン生み出してきました。
それに債務超過のクライアントですら金融機関の協力を得て、昨日計画通りに支社をつくることができました。
利益計画は、3~4年回収という計画です。
マイナスでも「法則」を知りさえすれば、会社はレバレッジを利かせて成長できるという実績があります。
今日はここまでね。