受動喫煙の完全防止を目指すブログ -6ページ目

フィリップモリスの独自警告文の続き

昨年の11月6日に、


フィリップモリスの独自「警告?」カード


という記事を書きました。その後、11月~12月くらいに、どのような小冊子が付いているのか見てみたいと思い、フィリップモリス社のタバコを購入しようと思っていました。


ところが、実際にコンビニなど、タバコを手にとって見れる店に行っても、そのようなタバコは置いてなく、次第に忘れていってしまいました。


そうしたところ、先日、知人がそのタバコを「拾って」きてくれました。タバコの箱のポイ捨てですね(笑)。


実物を見てはじめてわかったのですが、小冊子は、箱自体にくっついていて、その上からセロファンでくるまれているため、よく見ないと、小冊子があるかどうかわかりません。


ですので、喫煙者の方も、いちいちセロファンを取ってまで、その警告冊子を見るのかどうか疑問です。


写真を掲載します(クリックで大きくなります)。
警告

以前にも書きましたが、アメリカのタバコ会社であるフィリップモリス社は、訴訟対策なのか、比較的積極的に害を認めています。ホームページには「喫煙による健康への影響に不安がある方には、禁煙することをお勧めします。」と書いてありますので。


今後は、自分自身はタバコを吸わないのに、吸わされる人への啓蒙が必要だと思います。


JTはマナーマナーの連呼でどうしようもありませんので、フィリップモリス社が口火を切ってくれるといいのですが。


もっとも、そのようなことをするときは、タバコの製造をやめるときかもしれません。


「毒入り危険、吸ったら死ぬで。」


そんな商品が他にありますか??


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JTの組織票

先日記事 にした、神奈川県庁が「受動喫煙を防止するための公共的な場所での喫煙規制についてのアンケート」で、JTが組織票を入れていたことがわかりました。


読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070215-00000401-yom-soci


時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070215-00000079-jij-pol


毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070215-00000139-mai-soci


私は先日の記事の中で


「投票方法に問題がある」、「組織票だ」、などという声も聞かれましたが、私はこの結果を「結果として」受け入れることにしました。つまり、今後も持続的にタバコの害を訴え、一般の人への啓蒙と、タバコ利権者の活動の自粛要請をしていくつもりです。


と書きました。今回は「タバコ利権者の活動の自粛」を改めて要求したいです(組織票がばれて、正直みっともないです。これに懲りて、今後はこのようなことはしないことを期待します)。


ところで、ネットの情報には「賛成の票に組織票はなかったのか?」という否定的な意見も出ていました。そういう意味では、あるでしょう。だからこそ、神奈川県は「統計的なアンケートを実施する」としたのだと思います。


その結果、受動喫煙の防止を条例で制定すべき、となればいいと思います。先日の記事にも書きましたが、受動喫煙の防止を禁止する要素はないのですから、なんの問題もありません。


話を戻します。JTをはじめとする、タバコ利権者は今後のタバコ対策を考える時期に来ています。もう考えているでしょう。


タバコは将来のない産業です。誰が見ても明らかです。一方で、現時点ではタバコで生活している人もたくさんいるでしょう。そのような人々が反対してくるのも、当然のことです。


ですので、考えられるのは、ソフトランディングしかないと思います。数十年というスパンで考えるのです。例えば5年後から、タバコ価格を段階的に引き上げ、15年後には1000円にすることを決めてしまいます。その分、喫煙者も減っていくでしょうから、計画的にタバコ生産を減らしていきます。収入としては、価格を上げることで補います。


タバコの生産、販売者にも、値上げによって生まれた利益を使って、転業・廃業の補助を出します。もちろん、新規の参入は認めません。


そして、もし、予定より急速に喫煙者が減るようでしたら、税金で補填してもいいと思います。国としても、タバコが減るほうが、コストはかからないのですし、元は専売公社として、また、筆頭株主として、責任を追うべきだと思います。


なぜ、非喫煙者の税金まで、と考える方もいらっしゃると思いますが、そのくらいしないと、タバコは無くせないと思います。



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中央区の禁煙・分煙ステッカー

行政が、行政のHPで禁煙の施設(特に飲食店)を紹介することがありますが、東京都中央区もその一つです。


まず、中央区は路上禁煙です。

http://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/kankyo/matinokankyo/arukitabakozyorei/index.html


ただ、よく見ると、繁華街以外は立ち止まって喫煙することには問題がないみたいですね(困ったものです)。さらには、罰則規定もなさそうです。


まあ、今回はそこがメインではありません。


中央区は、何らかの禁煙・分煙対策を行っている飲食店に対し、ステッカーを配布しています(厳密には、全飲食店へ送付したと、ニュースで見ました)。

http://www.city.chuo.lg.jp/press/puresuheisei18/puresu1205/index.html


以前は「タバコ対策は期待できそうにないな」と思っていた飲食店が、ランチタイムだけは禁煙になったりしているのですが、その際にこのステッカーを目にします。対策の根拠になっているのだと思います。


客に対し、「区の方針で」と飲食店オーナーが言えれば、事情は良くなるかもしれません。


東京都中央区に限らず、積極的に行政が受動喫煙防止に取り組んでくれれば、と思います。


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タクセン訴訟 第4回口頭弁論 報告

1月24日、東京地裁において「タクセン訴訟」第4回口頭弁論が開かれました。


原告、安井幸一さんは、1986年2月、酔った車内喫煙客に対して窓を開けたことでトラブルとなり、客の通報で被告「近セン」へ出頭し弁明書の提出をさせられました。被告から、トラブルについての「調査報告書」が第3回口頭弁論で提出され、初めて事実に反する通報であったことを知りました。


通報内容は「タバコを吸わせて貰うよ」というとイヤイヤ返事をし、タバコを吸い終わると全部の窓を全開にして嫌がらせをした。「遠くへ行くのならまだしも、近くでタバコを吸うようなのは客じゃない・・・降りろ・・」と言った。道順も指示に従わず迂回し何時もの倍ぐらいかかった。途中で「私は公共の仕事をしているから、他の客に迷惑が・・・」といっていました。そんなこと分かっています。厳しく注意し、結果を連絡ください等の内容でした。


安井さんは、通報内容を全く知らされずに客の言い分だけで是正と称する指導を受け、弁明書を始末書といって書かされたことに対して、客は酩酊の上に「窓を開けてください」と言っても無視して吸ったので「後のお客に迷惑ですから空けさしてください」と断って、運手席と後の客側を5センチほど開けたところ、激高して椅子を揺さぶり蹴飛ばし、自分の家が分からなり交差点で「右だ、いや、左だ」「俺のうちへ行け」といって、支離滅裂の指示を出し、結果的に迂回になったものである。やっと目的地についてからも30分も降りずに、暴言を吐き帽子を取って助手席に投げるなどして営業妨害をしたと、予め準備書面(2)において詳細に反論するとともに、準備書面(3)において、15項目にわたる求釈明をしました。


求釈明の内容は、処理基準に規定されている通報時の「録音テープ」と当該苦情内容の記載されている「所定用紙」の提出。安井さんが謝罪の意を示す始末書の提出を拒否すると、被告指導係りは「それなら、運輸局に報告するだけですから、しかし、始末書程度では済まないでしょう」と暗に不利益処分が待ち受けているかの言動を弄しているが、局へ報告するしないの裁量行為にかかわる法令上の根拠(内部処理基準を含む)は何か。当該条文、内部処理基準等を示せ等々で、被告を震撼させる内容と思っていました。


さらに、被告責任者、医学者、原告本人など5人の証人尋問申請書の3点を提出していました。


それに対して、被告も予め、(2)に対しては、次回、認否・反論を行うが、(3)に対しては、案の定「釈明を行う必要がない」と主張していました。


法廷で裁判長は、原告らの予想に反して「(3)の求釈明は、争点に関することで、裁判所としても知りたいから釈明をするように」求め、被告も釈明の承諾をせざるを得ませんでした。

そして、さらに予想に反して、次々回口頭弁論で「先ず原告本人尋問を行い、後(証人尋問)は結果(本人尋問してから)によって決める」と告げました。最後に裁判長は、安井さんの私的都合に配慮して安井さんの希望通り、次回口頭弁論日を4月25日16時と決めました。


このように、訴訟指揮は原告安井さんに好意的に進められています。


これから、人事異動の時期ですが、第一次タバコ病訴訟のような突然の裁判官の交代がないことを願っております。


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目立ちます! 「タバコを吸って、なにが悪い!」

最近ネットの広告で、「タバコを吸って、なにが悪い!」というのが目立ちました。


出所は、中嶋聡医師による「第7章 タバコと禁煙運動」から。こういうお医者さんもいるんですね。

 

http://www.nakama-clinic.or.jp/book_buruma07.html


先日、ビデオを見ました。


猿の檻に、猿の好物を塗ったストロを出しておきます。ストローを吸うとタバコの煙が出る仕掛けです。猿は、間もなく好物が塗ってなくても定期的に煙を吸うようになります。


猿もニコチン中毒になるという訳です。


喫煙者はタバコを「美味しい」からとか、ホッとして「ストレス解消」になるから、コーヒーと同じ「嗜好品」などといって、自分の意思で喫煙していると錯覚していますが、単なるニコチン補給作業であって、ニコチン中毒症状に他ならないとビデオを観て思いました。


その証明に、ニコチン成分を除いた煙だけにすると、猿は物足りなさそうに吸うのを止めてしまいます。


ビデオの講師は「タバコを吸うと、猿のようにニコチン中毒になりますよ」と学校を廻って、小学生に「大人になってもタバコを吸わないようにね」とボランティアで講演している方です。


私も猿のように長いこと喫煙していましたが、タバコを止めたという中嶋医師がビデオを観たらどう思うことでしょうか。


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神奈川県に逆質問

最近は仕事が忙しいため、記事投稿ができずに、申し訳ありません。本日、久々に書き込みます。


先日、神奈川県庁が「受動喫煙を防止するための公共的な場所での喫煙規制についてのアンケート」というものを、ネット上で行っていました。


その中で「(前略)神奈川県で、受動喫煙を防止するために条例で特定の公共の場所の喫煙を規制する(後略)」という問いに「賛成42%、反対49%」という結果が出ました。


その他の結果はこちらから↓

https://enquete.pref.kanagawa.jp/wrj/result?svyid=64vMdY


「投票方法に問題がある」、「組織票だ」、などという声も聞かれましたが、私はこの結果を「結果として」受け入れることにしました。つまり、今後も持続的にタバコの害を訴え、一般の人への啓蒙と、タバコ利権者の活動の自粛要請をしていくつもりです。


ところで、タイトルにある「神奈川県に逆質問」ですが、私は、神奈川県にこう質問したと考えています。


Q1. なぜ、今回このようなアンケートを実施したのですか?

Q2. 神奈川県は、県として、受動喫煙を防止する義務があると考えますか?


普通の考えができれば、上記2つの質問で、将棋で言うところの「詰み」です。条例を制定して、受動喫煙を防止するでしょう。


おそらく「タバコの煙に害があるから、まずは吸わない人を、他人の煙から守るべき。」という意見から、今回のアンケートが実施されたのではないでしょうか?


次に「条例ではなく、マナーで何とかならないか?」という意見も考えられたのでしょう。もし、マナーだけで的確に効果を発揮できる方法があったら、逆に教えて欲しいです。罰則がある路上での喫煙ですら、守られていないのですから。


となれば、県庁は、タバコの煙から(少なくともタバコを吸わない)県民を守る「義務」があります、よね?この論法であれば、


・タバコの煙に害があるかないか

・条例以外でいい方法があるかないか

・県庁は県民を守る義務があるかないか


ということになるのです。これはアンケートの必要は無いですよね?


もちろん、私の前提が崩れて、県がアンケートを実施した理由が


・最近タバコ問題がブームだから、なんとなく。

・タバコの煙に害は無いけれど、迷惑なものだから。

・県庁は仕事をしていますよ、というパフォーマンス。


などであった場合、アンケート実施の必要があるのでしょうけれど。県の今後に期待です。


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日本循環器学会のHP

先日、日本循環器学会のHP(http://www.j-circ.or.jp/ )を教えてもらいました。


その中で、禁煙推進委員会の各種映像を紹介しているページ(http://www.j-circ.or.jp/kinen/movie/index.htm )があすのですが、なかでも、「禁煙ムービー ニコチン依存編(前編・後編)」というアニメーションがよかったので、紹介します。


http://www.j-circ.or.jp/kinen/movie/Nicotine_izon.wmv
http://www.j-circ.or.jp/kinen/movie/Nicotine_izon2.wmv

タバコ問題は、よく、「喫煙者」対「非喫煙者」のような構造になりがちですが、実際には違って、「タバコ」対「人間(または生物)」なんだと思います。


私も父が昨年から卒煙継続中ですから、なんだか、上記映像が他人事のように思えなくて、心を惹かれました。


ぜひ、見てみてください。


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タリーズよりスタバ

私はコーヒーが好きで、特に、エスプレッソの牛乳割りが好きです。世間一般には「ラテ」と呼ばれていますね。


ラテの双璧といえば、スターバックスとタリーズでしょう。両方ともアメリカ・シアトルの発祥と聞いていますが、日本法人での、大きな違いは完全禁煙と完全分煙です。


ご存知のとおり、スターバックスは完全禁煙(屋外テラス席は喫煙可能のところが多いですが)、タリーズは完全に仕切られた喫煙席があります。


でも、改めて思うんです。「完全に仕切られている」ならば、入れないですよね。つまりは、喫煙席からの出入りで、多少は煙が漏れてきます。


確かに、仕切っていない場合に比べたら雲泥の差でしょう。でも、完全禁煙と比べても、雲泥の差があるような気がします。


本日のぞいた秋葉原のタリーズは、入り口付近からタバコ臭がしました。


そういう意味では、スターバックスのほうに軍配があがります。


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換気タクシー登場

12月24日の日本経済新聞(大阪版)に掲載された「アルファコーポレーション」開発のサイドバイザーは、先日コメントでも紹介しましたが、東京にも東京無線を中心に見られるようになり、1月13日、日本経済新聞(夕)に「ドア窓に苦肉の簡易装置」と掲載されました。


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後の両サイドの窓に付けられている。10センチほど窓を開けて走行中に外気を取り込みながら車内の空気を排出する仕組み。


同社による換気性能試験結果は、2分で車内空気の約9割を交換する。タバコの粉塵やウイルスは除去される。


この装置を「関西ハイタク事業共同組合」約4200台が取り付け「完全禁煙化しない仕組み」と銘打ち9月から「タバコ臭追放キャンペーン」を行っている。


東京無線でも4200台に取り付ける。「喫煙者の下車後、窓を開けて換気していたが、客を迎えるときに窓が開けっ放しだと悪い印象を与えるが、この装置で解消される」という。


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しかし、実際にみたところは玩具のような装置です。5分喫煙したとして、その2分後に車内の空気が9割入れ替わったとしても7分間は煙に曝される事になります。そして、停車中は換気性能もかなり落ちることでしょう。機会があったら実際に客になって確かめてみたいと思っています。


某会社で全面禁煙を検討したが「タクシーの中でゆっくり吸いたい」という愛煙家の要望に応えようと断念した。この装置は「たばこ対策で乗客を失うこともなく・・」と某営業部長。ここの社長さんは、以前、NHKニュース10で「客には多様なニーズがあり禁煙に踏み切れない」と話していました。


5月100%の禁煙化宣言した名古屋市でも一部の事業者がこの新サイドバイザーを導入しているとありました。新製品の登場で、せっかくのタクシー禁煙化の波が遅れないことを願っています。


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喫煙者もお客様

飲食店等に禁煙の要望をすると、必ず


「タバコを吸う方もお客様なので・・・(禁煙は難しい)。」


という返事が返ってきます。



いや、私は


「喫煙者の入店を断って」


とお願いしているわけではありません。タバコの煙を吸わされなければいいのです。



「タバコを吸う方もお客様なので・・・。」とおっしゃる経営者の皆さん、それならば、煙が漏れないようなしっかりとした喫煙所を作ってください。トイレと同じ要領で作ってくれればいいのです。


しっかりとした喫煙所も作らず、「タバコを吸う方もお客様なので・・・。」などという事は、「非喫煙者はタバコの煙くらいがまんして」と言っていることと同義です。


それに、そこで働く従業員のこともきちんと考えてあげてください。


禁煙店は儲からない、なんてことはありません。でなければ、世の中に禁煙店が増えている理由がわかりません。手作り厨房が閉鎖になった理由は「深夜帯」にお客が集まらなかったことが理由の一つ、と新聞で見ました。


少しずつ、多くの人々の意識を変えていくしかないと思います。


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