ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会アニメーション第九話。

朝香果林さんお当番回「仲間でライバル」放送!

 

突然ですが、みなさんはラブライブ!のアニメの魅力ってなんだと思いますか?

 

曲。

キャラクター。

キャスト。

ストーリー。

スクールアイドル。

 

私見ですが、私はこの五つの要素が掛け算になって爆発的な魅力を生み出すのがラブライブ!だと考えています。

 

今回の第九話。

朝香果林の魅力×ラブライブ!とでも表現したくなるような珠玉の回。

上三つは言わずもがな。

とりわけ下の二つについて考えさせられました。

 

というのも。

上三つと比べて、「ストーリー」と「スクールアイドル」というものはラブライブ!独自のものであり、ラブライブ!をオンリーワンたらしめている要素ではないかと思うのです。

もちろん他の作品に「ストーリーがない」という批判的お話ではありません。

 

ラブライブ!のストーリーは、いわゆる「現実とシンクロ」しているという点が特に顕著で、それが2次元と3次元の融合の極値としてあると思うのです。(今回は「アニメ」の魅力として書いていますが、「ライブ」の魅力にも当てはまりますね)

 

今回はそんな、現実とのシンクロも色濃く出ていたような……。

アニメ化前の「虹ヶ咲」を思わせてくれるようなストーリーはまさしくラブライブ!

 

そして、私たちが追いかけ続けている「スクールアイドル」という概念。

今回はもはや「The School Idol Movie」を冠しても良いのではないかとすら思いました。

 

毎度のことながら、スタッフ様たちに感謝を。

 

さて、それではそろそろ書いて参ります。

例によって、光の先へネタバレ全開になりますので、あしからず!

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

みんなで一つのことに向かって悩んだり、言い合いしたり、笑ったり。

くだらないと思ってずっと遠ざけてきたことが、全部、楽しかった。

 

でも私は、「朝香果林」はそんなキャラじゃない。

 

朝香 果林(第5話より)

 

今回のお話は……もはや、少年漫画の世界でしたね。

 

 

今回、初見時に「敵役」として現れる、綾小路姫乃というキャラクター。

彼女の提案から、物語が動き始めます。

 

出来たばかりの同好会にとっては、悪い話ではないですよね。

 

綾小路 姫乃

 

最後まで観ると姫乃の言葉は100%の善意であることがわかるのですが初見時、そしてあの世界での会話として見るとこの誘いは限りなく「罠」として映ります。

 

散々話している通り、現時点で虹ヶ咲学園は「スクールアイドル弱小校」。

そこに現れる身内でも何でもない強豪校の一角。

 

 

こともあろうに提示されたのは毎年お台場で開催される「いろんなジャンルのミュージシャンが参加する」3,000人規模のイベント。

 

強豪校からしてもスクールアイドルがアウェーであることは変わりない。

そこに弱小校の虹ヶ咲を誘うメリットは?

 

 

虹ヶ咲を当て馬、前座にしようという思惑があるのではと、勘のいい果林は即座に考えました。

 

その「駆け引き」を前提に、果林は提案します。

 

 

今回のステージに立てるのはこの中の一人だけ。

誰が出るか決めましょうよ。

 

朝香 果林

 

互いに遠慮しあった結果や運頼み……そんな覚悟では潰される。

それに、それで「上に行ける」のか。

 

虹ヶ咲を守るためにも。

高めるためにも。

発言しないわけにはいかなかった。

 

特に、一度衝突して空中分解しかけたメンバーたちが「衝突」を恐れて言い出せない状況ならなおさらだ。

 

いずれにしても、今回は同好会が試されるライブになる。

だから、本気でそれに立ち向かえるメンバーを選ぶべきよ。

 

朝香 果林

 

 

この言葉に、誰も答えられない。目を合わせられない。

果林は思ったかもしれません。

 

もしかしたら、みんなに「成長したい」なんて考えはないのでは……?

仲良く楽しく、スクールアイドル活動をしていくことが、他全員の総意なんじゃ……?

 

 

また道一本間違えたかしら。

 

エマに助けてもらおうかしら。

 

朝香 果林

 

この後に描写される、果林の方向音痴エピソード。

最初は果林の要素の一つを果林回だから描いていると普通に流したのですが。

果林は「あの発言は間違いだったかも」と少し後悔していることを表しているのではないかと。

それこそ、エマに助けてもらわなくてはいけない事態になりかねないと。

 

しかし、道を間違えたと思った先で。

果林は思わぬ3人に出くわして。

 

 

並べられているスクールアイドル強豪校たちのグッズを目にし、「あなたのグッズはないの?」と尋ねます。

スクールアイドルの世界に踏み込ませた、あれだけ凄い「優木せつ菜」に。

 

 

ないですよ。

ちょっと悔しいですけどね。

 

……いつか、私たちも、ここに並べるようになりたいです。

 

優木 せつ菜

 

 

努力。

 

果林が「好敵手」だと思っていた存在は、ちゃんと「悔しさ」を胸に抱いている。

もっともっと上に行こうとしている。

それが堪らなく嬉しかったのではないでしょうか。

 

 

努力しなきゃ、ライバルに追いつけないからね。

……あなたたちのことよ。

 

なんていうか、手を抜けないのよ。

せっかく部活に入ったんだから、楽しみたいって気持ちもあるんだけど。

 

……だから、昨日は言い過ぎたかもしれないわ。

ごめんなさい。

 

朝香 果林

 

この果林の独白に、謝る必要などないと、正しかったと答えてくれた。

 

 

道を間違えたと思っていたけど。

ちゃんと辿り着いていた。

間違ってなかった。

 

みんなの想いは一緒だったから。

今回、歌うべき人は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、朝香果林だ。

 

 

そんな果林、そして虹ヶ咲学園の前に高く聳え立つ壁。

 

この人で溢れかえる会場中で、「虹ヶ咲」を知っている人がどれだけいるのだろう。

スクールアイドルを見に来ている人だけじゃない会場で。

周りがグループで出る中で、たった一人パフォーマンスをする、ソロアイドルとして。

 

 

……ビビってるだけよ。

 

我ながら、情けないったらないわね。

こんな土壇場でプレッシャー感じちゃうなんて。

本当、みっともない。

あんな偉そうなこと言ったくせに。

 

朝香 果林

 

虹ヶ咲学園の名を背負っての、果林のファーストライブ。

なんと強い逆風が吹いていることでしょう。

どれだけの恐怖と不安が襲い掛かることでしょう。

 

 

だけど、果林以外のみんなはもう知っているから。

 

ソロアイドルでも、一人じゃないから。

 

本当は果林だって気付いてる。

それが今、プレッシャーに押しつぶされて、わからなくなっているだけ。

 

だからこそ、果林に改めて、虹ヶ咲のバトンが託される。

第九話までの全ての想いを乗せて、アンカーとして。

 

 

このライブ会場に戦いを挑む。

どこまでも色鮮やかな虹ヶ咲の世界を見せつけに。

 

虹ヶ咲学園は。

 

仲間だけど、ライバル。

ライバルだけど、仲間!!

 

朝香 果林

 

友情。

 

 

最初はバラバラだった会場の色が、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会朝香果林のパフォーマンスに染まる。

それはまさしく、勝利のロイヤルブルー。

 

 

今回のお話は、友情・努力・勝利。

いわゆる少年ジャンプの三大原則と言われる、これらの要素がふんだんに盛り込まれた回だと思います。

 

「青春」はあまりにも「熱い」。「青臭い」。

まるで少年漫画やスポーツ漫画の世界の話だ。

 

それは、「クールでかっこいい大人」には、似つかわしくない。

 

第5話感想より

 

果林はそんな風に考えて、スクールアイドルの世界に踏み込めずにいたと私は第5話感想で書きました。

 

それがどうでしょう。

今回朝香果林はまさに、その少年漫画の世界の主人公そのものになっていた。

 

そして見返した時。

冒頭のモノローグで彼女はすべてを語っていたのだと私たちは理解するという。

 

ここは、本当の弱い私を抱きしめてくれた、大切な場所。

 

でも、もっと。もっと……!

 

朝香 果林

 

みんなで一つのことに向かって悩んだり、言い合いしたり、笑ったり。

そんな熱烈な青春の只中にいる果林。

 

1人の少女が、スクールアイドルとしてのファーストライブをするまでの過程を9話かけて見れたと思うと、贅沢で堪りません。

 

ところで。

「カリン」の花言葉ってご存知でしょうか。

カリンの花言葉は「努力」「豊麗」「可能性」「唯一の恋」など。

 

全部、第九話に詰まっていたと思いませんか?

 

朝香果林の魅力をここまで描きながら、完膚なきまでにラブライブ!をしているという。

これ以上ない、完璧な朝香果林回に拍手!!

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

さてここからは各キャラクターの気になった所を挙げたいと思います。

 

【高咲侑】

 

この観客席でたった一人でも。

ステージで輝かんとするあなたを一人にはしないと。

 

アイドルを応援する――「ファン」がいるべき場所に行ってくれるのが、最高すぎる。

 

 

あの日の「わたし」を見るあなた……またスクールアイドルが新しいときめきを生み出した瞬間ですね。

 

 

【上原歩夢】

 

「かわいい」にときめいてる歩夢ちゃんがかわいいです。

 

 

侑ちゃんとせつ菜ちゃんっていう私服が中学生男子みたいな子たちと一緒にいることでオシャレな歩夢ちゃんが際立ちますね。

 

 

おわかりいただけただろうか……

 

 

【中須かすみ】

こんなに幸せなお裾分けあります!?

 

それはそうと日々「かわいい」の研究に余念がないかすみんは本当素晴らしいです。

 

 

果林先輩へのエールを言い出す自称部長、流石です。

電撃組が結構要になっていたことも嬉しいですね。

 

【桜坂しずく】

 

強い表情してます。

第八話を経て、「ただのいい子」であることを止め始めた彼女の表情として見ると素晴らしいです。

 

 

【朝香果林】

 

これ……エマさん撮りましたよね!?

 

 

お馴染みのスクスタ衣装カットに加えてDiver Diva衣装も!!

スタイリッシュで素晴らしい!

 

実際のライブでも大量のレーザーを拝みたいですね。

 

 

あと、ラブライブ!のアニメで「実際のサイン」が出たのって何気に初めてじゃないですか?

 

 

【宮下愛】

 

Diver Divaの片割れが悔しがってたのもいいですよね。

ユニットのお話も……見たいですね……。

やはり2期を……!!

 

 

【近江彼方】

 

近江姉妹……尊い……

 

ここの会話を延々収録したラジオCD発売してほしい。

 

あと足の裏よきです。

 

 

【優木せつ菜】

今回は果林さん回なので。

↑ではこの子の話をするのは我慢していました。

 

書 き ま す ね。

 

 

もうね……なんなんですかね、このアニメ。

ついこの間、「制服優木せつ菜」でせつ菜推しを満足させておいて。

それが今度は「練習着中川菜々」ですよ!?

 

もうどれだけ私の大好きを溢れさせてくれるんですか!!

 

変身ヒーローみたいで正体明かさないのクセになってるの好きだよ菜々ちゃん!!

それはそうとちゃんと更衣室で着替えよう菜々ちゃん!!

 

 

^^

 

オタクせつ菜ちゃんだあああああああああああああ!!!!

私たちが待っていた世界の夜明けだああああああああ!!!!

せつ菜ちゃんとゲーマーズ行きたいよ!!

目ぇキッラキラでかわいい!!好き!!

 

 

出ました!

生徒会長で部長!!優木せつ菜!!頼れるね!

 

 

はいスカート丈短い!!

はい先生!中川さんやってます!!

 

 

そっと隣に座ってくれる彼女が好きです。

優しいその声色と表情が大好きです。

 

 

こういうかっこいい表情のせつ菜ちゃんも好きなんだ。

 

 

さぁ、次回は合宿よおおおおおおおおおおおおお!!

 

今回は優木せつ菜の「部長」感もかなり盛り込まれていて、満足度も高いです。

 

 

【エマ・ヴェルデ】

 

エマさんから果林さんへお返し衣装……!!

 

今回、エマさん含め全員が果林さんを助けてくれたのが素晴らしいですよね。

 

 

【天王寺璃奈】

 

璃奈ちゃんの家……であってますか?

璃奈ちゃんが家で同級生と遊んでるシーンですよ!?

それだけで泣けてきますね……。

 

あの子もいつか、遊びにこれるといいですね。

 

 

【近江遥 with 東雲学院スクールアイドル部】

 

今年の東雲の一年強えわ……

お姉ちゃんのウインクが脳裏に浮かんでたりすると嬉しいですね。

 

このグループと渡り合った果林さんマジ半端ないッス……。

 

 

【綾小路姫乃 with 紫藤美咲】

 

姫乃さんが性癖に刺さりすぎて辛いんですが。

声もめちゃくちゃ良い…。

 

 

後ろ姿も立ち姿も好き。

和装スニーカーもアニメで見たくなります。

 

 

「ただのファンガール」として2回目を観るとめちゃくちゃ面白いし可愛いんですよね。

初見時の「敵」っぽさとネタバラしされてからのギャップが完璧で凄いと思います。

 

 

「朝香さんが出られるんですね」っていう台詞。

もしかして尊敬語じゃなくて可能の意味で「出られる」で使ってるんじゃないでしょうか……恐れ入ります。

 

「朝香さんが出られるんですね(!!やった!!やった!!!!)」

 

だと思ってみるとマジでかわいいのこの子。

日本語ってすごい。

 

 

だけど完全に「敵認識」されてるから、ちょっと高圧的に出られて。

姫乃さんからするとなんでこんな高圧的なのかわからないことでしょう。

(あれ、何か阻喪があったかしら……?リスペクトを伝えなきゃ……)

 

 

照れてる姫乃さんかわいい……。

美咲さんも、姫乃さんの魅力をありがとう!

 

もしかすると「唯一の恋」として、彼女がいたのかもしれないと考えるとこれまた面白い。

 

姫乃さんの想い、伝わって……!!

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

さて。

冒頭に私は、「ストーリー」と「スクールアイドル」の話をしました。

 

果林さんがライブをする状況は、現実の虹ヶ咲がパフォーマンスをする状況にとてもよく似ていて。

特に思い出されるのは、フェス……ラブライブ!フェス。

 1人に想いを託して仲間が送り出す構図は1stのアンコールも彷彿させる。

 

そして、冒頭のしずくの台詞がフラッシュバックしたんです。

 

最初の頃は同好会の存在すら知られてなかったのに。

 

桜坂 しずく

 

改めて、ラブライブ!のアニメの「現実とのシンクロ」を思い出させられました。

あぁ……もうどうしようもなくラブライブ!だ、と。

 

そして、スクールアイドル。

 

スクールアイドルはライバルであっても敵ではないのでは?

 

桜坂 しずく(第七話より)

 

そう、スクールアイドルは敵ではないんです。

 

このフェスに来ている方は、みんながスクールアイドルに興味があるわけではありません。いわば、アウェーのようなものです。

 

それでもスクールアイドルの魅力を知ってもらいたい。

私は、一人でそこに立ち向かうあなたを尊敬しているんです。

 

綾小路 姫乃

 

今回でいうところの「仲間でないライバル」姫乃ですら、広義の意味では仲間であるのが、スクールアイドルなんですよね。

 

最初、この少年漫画の敵なんだろうと思っていた他校のスクールアイドルとも手を取り合って、もっともっと高みへ向かって戦っていく。

 

「スクールアイドル」の素晴らしさを伝えていかんとする……まさしく「The School Idol Movie」じゃないか、と。

 

虹ヶ咲以外にもたくさんの魅力的なスクールアイドルがいるあの世界で。

フェスティバル開催へ向かう未来にも期待したい所です。

 

そんなこんなで。

個人回、終わっちまったなぁ……というお話をしようかなとも思ったのですが。

私はまだ真・優木せつ菜回が来ると信じていますので。

 

頑なに姿を見せない「放課後スクールアイドル」の衣装であの曲を歌い、スクスタ衣装カットを見せてくれるのだと信じています。

 

……ということで。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第九話感想を締めたいと思います。

 

毎週感想書いていきますので、気が向いたらまたお立ち寄りくださいませ。

それでは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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