ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会アニメーション第五話。

エマ・ヴェルデさんお当番回「今しかできないことを」放送!

 

あら^~

 

今回の感想は上記の言語で脳内が完全に埋め尽くされてしまい、まともに記事をアウトプットできそうにありませんので誠に心苦しいのですが、敢え無く休載という形をとらせて頂きたく……

 

とはなりませんが。

初見時には本当にそんなレベルで語彙力が破壊されておりました。

 

ですが今回は観れば観るほど味わい深い。

そんな印象です。

 

初回はエマ回として観ていたのですが、

2回目見返すとあれ、果林回では?となり、

3回目にはいいや、やっぱりエマ回だ。

となるような丁寧な作り込みに毎度ながら感服させられます。

 

さて、それではそろそろ書いて参ります。

例によって、光の先へネタバレ全開になりますので、あしからず!

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈


 

 

国際交流学科3年、エマ・ヴェルデ。

彼女は今年度虹ヶ咲学園へ編入してきたばかり。

 

エマがスクールアイドルに興味を抱いたのは「小さい頃」。

高校3年生になるのを機に一大決心して単身日本へ旅立ったことが伺えます。

 

ふと忘れがちですが、エマが小さい頃から憧れ続けたスクールアイドルでいられる時間は、既に1年もないのです。

 

今回、私が特に気になったポイントとしては、

エマの家族のシーンがまるでなかったこと。(言葉で語られはしたものの)

 

エマ・ヴェルデの個人回があるとすればまず間違いなく家族たちとの掛け合いシーンは出てくるだろうと、アニメ化前から考えていたのですが。

 

今回のタイトルを見てハッとさせられました。

そう、「今しかできないことを」。

 

エマが家族を思い出すことは、今しかできないことじゃないじゃないか!と。

 

彼女はこの青春(今)を駆け抜けているんだ――

 

 

そう気づきました。

(※画像はめちゃくちゃ好きなキャッチフレーズです。)

 

エマが「限られた時間の中で精一杯輝こうとするスクールアイドル」であるということを語らずに表しているんじゃないかと思いました。

 

「今しかできないことを」というフレーズで、常人の私はこの点を重視した話を展開してくるかと身構えたのですが。

 

これを踏まえた上で、第五話は更にその先に行ったと思います。

そのための存在こそが、「親友」朝香果林。

 

「今しかできないこと」がスクールアイドルであることは当然のこととして。

エマが日本で「友達と過ごす」ということもまた、「今しかできないこと」なのだと。

 

その対比のためにも今回「家族」が出演することはなかったのではないでしょうか。

 

 

唯一の回想シーン。ネーベちゃんはこの中にいるのかな?

 

 

さて、そんな「友達」の果林。

エマが虹ヶ咲学園に来て初めて出逢い、一緒に寮生活を送る無二の親友。

 

そんな果林は高校での2年間、必要以上に群れることを避けて孤高の美女であり続けたことが伺えます。

 

 

たまたまクラスに部員の子がいただけよ。

 

朝香 果林

 

ここで彼女は「友達」という言葉を使わないんですよね。

 

もちろん、果林は見てわかる通り、面倒見のいい頼れるお姉さん。

きっと他人からの人望は厚かったと思います。

しかし果林が心から友と呼べるような存在はいない、もしくは少なかったのではないでしょうか。

 

そんな果林が初めて自分から「親友」とまで公言するほどの存在がエマです。

 

 

――今日も、同好会?

 

朝香 果林

 

彼女はエマのために。と同好会での活動を手伝ってくれていました。

それはある種、初めてできた「親友」に対する依存心からの動機だったかもしれません。

 

しかし果林は「エマのために」という「言い訳」が、いつの間にかなくなっていったことに段々気が付いていたはずです。

 

 

果林ちゃんも一緒にやれたらいいのになぁ。

 

エマ・ヴェルデ

 

 

だったら入ろう同好会!

すっごく楽しいよ!

 

みんな本気でスクールアイドルやってて。

 

エマ・ヴェルデ

 

この言葉が、果林にとってどれだけ垂涎のものであったことか。

 

親友と一緒にスクールアイドル活動を通じて「青春」を駆け抜けること。

 

「青春」はあまりにも「熱い」。「青臭い」。

 

まるで少年漫画やスポーツ漫画の世界の話だ。

それは、「クールでかっこいい大人」には、似つかわしくない。

 

 

「周りの目」が彼女を「クールでかっこいい大人」たらしめるからです。

 

エマが部屋に来た時。

果林は「クールでかっこいい大人」であろうとします。

 

 

髪をかき上げ。

 

 

脚を組み。

 

 

落ち着き払ったオトナの女性。

 

だけどどんなに取り繕っても、部屋は片付いていない果林。

それは彼女の「取り繕わないパーソナルスペース」に、踏み込める唯一の存在がエマであるということも意味しています。

 

 

……ないわよ。興味なんて全然。

 

朝香 果林

 

クールなお姉さんな時、彼女は「自分のやりたい」から目線を逸らします。

 

 

もしかしたら嘘をつく時の癖かもしれません。

 

 

それと。もう、誘わないで。

 

朝香 果林

 

お願い、私を惑わさないで――

強い拒絶とともに、ついに果林は眼を閉じてしまいます。

 

閉じなければ、もう逸らしていられないから。

目の前の親友から。

自分の「やりたい」から。

 

 

人の視線から解き放たれ一人になった時だけ、

彼女は本当に見たいものを見ています。

 

だけど、それは決して他人に見せることはない。

熱い青春の世界へのあこがれは表立つことはないはずでした。

 

 

エマのために同好会のことを手伝うようになって。

そしたら、楽しかった。

みんなで一つのことに向かって悩んだり、言い合いしたり、笑ったり。

くだらないと思ってずっと遠ざけてきたことが、全部、楽しかった。

 

でも私は、「朝香果林」はそんなキャラじゃない。

 

クールで。かっこつけて。大人ぶって。

それが私なの。

 

なのに、今更……。

 

朝香 果林

 

それはもしかしたら「なぜあんな無駄な時間を……」という、

後悔の念も混じっているかもしれません。

 

朝香果林もまた高校3年生で、もう高校生としても、スクールアイドルとしても、刻限が目の前だからです。

 

だから、もう「次」を見据えなくてはいけない。

「大人」にならなくちゃ、いけない。

 

だけど。

 


朝香果林は17、8歳の高校生なんです。

散々「果林さん、本当に高校生?」みたいに言われても。

大人「ぶってる」のが果林なんです。

 

そんな彼女が、初めて親友と呼べる人に出逢って。

スクールアイドル同好会という青春の舞台に片足を踏み込んで。

 

 

それでもスクールアイドルへのあこがれも、

友達と一緒に遊びたい気持ちも、全部折り畳んで。

 

大人の世界の住人となる。
はずだった。

 

朝香果林の誤算。

それこそが「親友」のエマ・ヴェルデ。

 

 

みんなの輪に入れずに、意地を張ってしまう子がいる。

エマがそんな子に、手を差し伸べないわけがない。

 

 

いいんだよ。果林ちゃん。

どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられれば、それが一番だよ。

 

だから、きっと大丈夫。

 

エマ・ヴェルデ

 

その手を差し伸べたのは他でもない、

青春という今を全力で駆け抜けているスクールアイドル……エマ。

 

彼女は、遙か遠いスイスから。

高校生3年間の最後のたった一年を全力で駆け抜けるためにここにいる。

 

今更なんて言い訳は、この親友の前では通用しない。

 

 

そして、大好きを叫んでもいいんだよという赦し。

あの場所は、そういう遊び場だよと。

 

果林にエマという日差しが当たった瞬間。

ようやく、果林は「スクールアイドル、エマ・ヴェルデ」を直視します。

すなわち、「みんなの心をぽかぽかにするスクールアイドル」を。

 

 

ここまで兎角果林の視線に注目させて、

最後の最後でカメラが「果林の視線」になる演出がもう最高に素晴らしい!!

 

 

 

エマのパフォーマンスに籠められた、

「一緒にあそぼ?」。

ずっとその目を見れずにいた果林が、

「うん、あそぼう!」としっかりと目を見て、手を取れたのだと。

 

 

やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う。

 

エマ・ヴェルデ

 

遅すぎるなんてことはない。

ならなきゃいけない自分なんていない。

 

そんな温かい光が差して、ぽかぽかになった瞬間。

 

 

クールでもない、かっこつけない、無邪気な子どもの頃みたいな。

温かい、いい笑顔だよ果林ちゃん!!

 

果林をスクールアイドルに導ける唯一の存在が、エマだったのだと。

恐らく果林はエマ以外の誰からスクールアイドルをやろうと言われても、決して首を縦に振ることはなかったと思います。

 

それはすなわち、せつ菜たちが果林の心を「熱く」したのだとしても。

「ぽかぽか」にすることができたのはエマだけなのだと。

 

 

アイドルになった私にどんなことができるのか。

 

エマ・ヴェルデ

 

エマというスクールアイドルが、できること。

人の心を抱きしめてあげられる、ひだまりのようなスクールアイドル。

 

そんな彼女をみて、また新しいスクールアイドルが生まれた。

 

彼女の歌声はきっと遠く美しい祖国まで響き渡って。

もっともっとたくさんの人の心をぽかぽかにしていくのだろうと。

 

そんな、エマにとってもまた始まりの第一話だったと思います。

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

さてここからは各キャラクターの気になった所を挙げたいと思います。

 

【高咲侑】

 

3話で観た時の心象風景を正確に璃奈ちゃんに伝えられるのが凄い。

そしてそれを完璧に編集して再現する天王寺はやはり天才。

 

編集作業中に、侑ちゃんが高速オタク早口で熱弁してるのを璃奈ちゃんが聞きながら横でカタカタ高速タイピングで編集してたんじゃないかと想像すると超楽しい。

 

「それでねそれでね!」「うん」カタカタ

「すごかったのこう炎がバーッ水飛沫がバーッって感じで!!」「わかる」カタカタ

「最高だったなぁやっぱりせつ菜ちゃんはうんたらかんたら~」「なるほど」カタカタターンッ

 

みたいなね笑

 

 

ジャージの着方のレベルが中学校二年生レベルなの。

やはり男子たるもの(?)ジャージは肩から掛けるべし。

 

 

【上原歩夢】

 

スタッフがリアリティを追求するあまり低評価1とかついてなくてよかった笑

 

 

女 神 降 臨

 

この人たちも多分女子高生なんだよね笑?

 

 

この絶賛コメントに対して照れないのが、なんかすごい成長してるというか。

スクールアイドルとして自信がついてるんだなぁと嬉しくなりましたね。

 

 

ぽむぅぅぅぅ

歩夢ちゃんは本当に表情が豊かでかわいいなぁ。

 

 

あゆむ の じゃれつく !

こうか は ばつぐんだ !

 

 

「みんな」を応援したくなっちゃってる侑ちゃんに対して「え?」っていう……

これ後半に向けて嫉妬ファイヤー的メーターが貯まってるんじゃないですか?

絶対この二人もう一波乱あるもの。

いやぁ楽しみです。

 

 

【中須かすみ】

 

ナチュラルに二人一緒にいるのイイゾ~。

 

 

あーよかった、ついてなかった笑

歩夢ちゃんの所を書きながら、なんかめちゃくちゃついてそうな予感がした笑

こういう細かなところにもスタッフの愛情がありますよね。

 

 

悪い顔してるかすみんもかわいいよ。

 

 

【桜坂しずく】

 

「演劇だったら衣装を着てイメージする」というところから自然な流れでライフデザイン学科服飾専攻の果林さんに話が飛ぶの美しすぎませんか?

 

今回かなり出番ひかえめなしずくちゃんすら、物語上欠かせない存在にする脚本が絶妙です。

 

 

【朝香果林】

 

エマさんに「この前はありがとう」って言われる冒頭のシーンですが。

果林さんがちょっと面食らってるのって……

 

「私、寮まで案内できなかったわよね……?」

 

っていう間なのでは……??

とスクスタエピソードを見て思ってしまった。

 

 

そして……

 

 

 

 

 

応●えんは……触れざるを得ないよね笑

下手したら友達の達も怪しいのではないか……

 

先々週くらいには名探偵とか言われてた人なんですよね。

 

毎回本当に細かいところに色々な果林さんのボロが滲み出ていてすごいですよね。

いやぁ~忘れてましたこのスタッフのキャラクターへの理解度。アッパレです。

 

ふと気づいたときに「ん?」ってなる作りがとにかく絶妙です。

 

 

【宮下愛】

 

おばあちゃんの糠漬けで心がぽかぽかしてるのほんわかする。

 

あとこの練習着お腹壊さない?大丈夫?

 

 

「おっ流石現役モデル!センスいい!」

愛さんは他人のパーソナルな部分をちゃんと見ててそこをほめてくれる人だから素敵です。

 

虹ヶ咲は本当、「この台詞を一番違和感なく言う子」に話させるのが上手いなぁとつくづく思います。

 

 

【近江彼方】

 

ごろにゃ~。

 

 

おねむなのかなぁ?

 

彼方ちゃん、台詞数こそ少ないんですが、印象的なものが多いですね。

 

【優木せつ菜】

 

今週の推しの笑顔。

かわいいねぇ!!

 

 

服飾同好会の部員もたじたじになるレベルの美少女。

自慢の美少女優木せつ菜です。

 てか部員ちゃん背低くてかわいいね?

 

【エマ・ヴェルデ】

 

「エマ・ヴェルデ」という名の絨毯爆撃が突然降りかかったわけですが。

エマ推しのみなさん大丈夫ですか?

生きてますか?

 

 

上に加えてMVのスクスタ衣装カットも4枚と……とんでもないですよね。

 

 

「来て」

最近聞くことになったエマさんの鬼気迫る演技、素晴らしいですよね。

普段はほのぼのしてるけど、決めるときは決めるエマさん、素敵です。

 

 

このシーン、カメラのレンズを通した果林の視線を通したテレビの画面を通して私たちの目に届くというとんでもない状態になっているんですよね。

 

 

国際交流学科が地球の前で濃厚国際交流してるんですよ!!?

国際交流学科を開設した虹ヶ咲のお偉いさんも鼻が高いことでしょう。

 

あと、陸と海って……

ライトグリーンとロイヤルブルーですよね。

 

しっかし日本未来科学館のシーンの淡い緑光の映像美は見ていて気持ちがいいです。

撮影さんなのかな?ありがとうございます。

 

 

【天王寺璃奈】

 

今は多くは語らないでおきますが。

エマさんに妹たちみたいと言われて「なんかうれしい」と言う璃奈ちゃんほんま……。

ほんま……。

 

あと愛さんだけバッチリ璃奈ちゃんに視線送ってるのも素晴らしい。

 

次回は間違いなく天王山ですね。

 

 

【読モファンの子たち】

 

かわいいんですけど、それ以上に礼儀正しいのが素晴らしいですよね。

絶対育ちがいいとワンシーンでわかる。

握手もサインも写真も頼まずただ応えんしていることだけ伝えるファンの鑑。

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

最後に。

エマさんのPVの中で、一つだけ違和感を抱くシーンがあったのですが、

お気づきでしょうか。

 

 

このシーンですね。

 

 

Cパートで話した通り、あのPVは果林が撮影したもの。

 

その中に差し込まれる雄大なスイスの大自然。

これの意味する所は。

 

将来的に果林がエマの故郷を訪れて撮影するという、

未来の映像として差し込まれたのではないでしょうか。

 

もしかすると、「今しかできないことを」最後までやり遂げた後。

 

高校で出逢ったかけがえのない友達と過ごす時間は、「その先へ続いていくこと」にもなるんだよ、という未来への希望も詰まっているのではないでしょうか。

 

直前に家族から連絡があったって話してたから普通に家族が送ってくれた映像かもしれないけど、璃奈ちゃんのスーパーアイコラかもしれないけど!

このスタッフがわざわざ果林に「私が撮った」ってドヤ顔までさせてるので、妄想させてくだせぇ!

 

だってそう考えると、もうエモエモでうれしみが深くて草だよー尊い!ってなるじゃないですか!

 

……ということで。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第五話感想を締めたいと思います。

 

毎週感想書いていきますので、気が向いたらまたお立ち寄りくださいませ。

それでは!

 

 

 

 

 

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