２０２２年６月２１日（火）
夏至の日に
父の納骨を終えました。
心配して下さった心優しい皆様
本当にありがとうございました。
梅雨真っ最中にも関わらず
訪れていた間だけ晴天でした。
緑溢れ、広々とした霊園で
いろんな思いが頭の中を通り過ぎていきました。
人の命には限りがあること
全ての人間が生きているのは
偶然ではないこと
わたしが生まれてくるためには
父母がいて父母がいるためには
それぞれの祖父母が必要で
祖父母がいるためには
先祖が必要なこと
自分がここに存在しているのは
先祖が営々とつながって
いてくれるからこそ
お墓参りの本質は
そんなことで
自然に先祖に対する
感謝が生まれてきます。
だから、自然に
お墓に手を
合わせるのだなぁと。
そんな当たり前のことを
52歳になって改めて感じました。
私の晩年期は
天庫星（入墓の時代）なのですが
長く海外に住んでいたこともあって
これまでお墓に縁を感じなかったのです。
人は亡くなったら
その人の心の中で生きていく
お墓にはいない・・・・。
そんな風に思っていました。
でも
今回感じたことは
大切な人を失い
悲しみの中にある家族にとって
「納骨」は
気持ちを整理するための
一つの区切りとなる大切な行事だと
実感しました。
父の遺骨を無事にお墓に
納めることができ
天庫星らしく？
一つ役目を果たしたような
そんな気持になりました。
写真を撮ってきたので
よかったらご覧下さい♪
父自らデザインした墓石
空と海の文字とヨット
祖父の遺骨を納めるためにデザインして
海外に発注して彫ってもらった墓石
長男としての役目を果たしたいんだ
ポツリと話していたことを思い出します。
完成した時は、よほど嬉しかったのでしょう。
当時シドニーに住んでいる私にまで
写真を送ってくれました。
宮崎にいる親戚から祖父の遺骨を取り寄せ無事に納骨。
それから何年かして、最愛の弟もここに入りました。
そして、父・・・。
表現できない悲しみとは
反比例するように
文字だけが彫られている
まわりのお墓とは
ちょっと違っていて
龍高星らしさ
溢れでていました（笑）
こだわりの強さに
閉口したこともありますが
それは才能でもあります。
そうそう
皆さんはご自身の家系の
家紋をご存知ですか？
実は家紋とは欧米や中国・韓国にもない
日本独自の文化なのです。
皇室の菊の家紋や徳川の家紋などはご存知かもしれませんが
普段の日常生活の中ではなかなか目にすることがありませんよね。
これが我が家の家紋です。
数千通り～2万通り以上の種類があると言われる家紋の歴史は、なんと平安時代に遡ります。
お墓とは代々受け継がれるものですから
自分のルーツを知ることになりますね。
お墓参りに行く機会があれば
確認してみて下さいね。
弟の納骨の時は
辛すぎて見てもいませんでした。
19歳の時に日本の反対側にあるブラジルから
ここは自分の生きる場所じゃない、と
たったひとりで船で日本に戻ってきた父
何日も何週間も何ヶ月も
船の上から空と海を見て
祖国日本と想い
自分の人生について
考えたことでしょう。
刻まれたヨットがその時の様々な気持ちを表しているようで
どんなに不安だったかと思うと
ちょっぴり胸が痛くなりました。
お墓参りって
ご先祖様を大切にしたり
故人を想うだけではなく
生きている当人の為への
エールにもなるんだと
ようやく理解できました。
だから、人はお墓参りをすることで
清々しい気持ちになれるのかもしれませんね。
わたしと同じように
悩み苦しみながら生きている
弱い存在だった
時には、感情に任せて
我が子を傷つけてしまうことだってあったけれど
父は父なりに私たちを守ってくれた
今はそんな風に思っています。
辰巳天中殺ですから
大変な口下手で・・・。
その一方で、家族からの手紙やメモまで全部とってあるという
あまのじゃくな人でした。
言葉だけを信じちゃだめですね、、、。
算命学学び続けます。
私は、末代運の午未天中殺
まだまだこの世ですべき事がありそうです。
今はちょっと気が抜けた感じで
おまけに月の天中殺で
普段はしないうっかりミスも多く
凹む日々ですが
これからまたしっかり前を向いて
生きていきたいと思います。
人との出会いに感謝して
ご縁のある方と楽しく交流して
自分らしく楽しく活動していきますので
どうぞよろしくお願いします♡
いつも父に怒られてばかりいた私でしたが
泣いてばかりいないで
前向きな気持ちは忘れずにいるので
今ごろ天国で少しは褒めてくれているんじゃないかな。
パパ、こだわってカッコいいお墓を
作ってくれてありがとう！
男子三世代
また来るからね。
そう言って霊園を後にしました。
紫陽花がきれいに咲いていました。
皆さんの大切な人が
出来るだけ元気で
長生きしてくれるよう
願っています。
可愛かった弟（享年33歳）と
撮影：父（享年84歳）
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